理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
理学療法想定場面におけるフレーミング効果を意識した声かけの言い回しの違いによる視覚的文字教示が患者の意欲に与える影響について
─肯定的と否定的な言い回しによる比較─
喜多 一馬池田 耕二
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2019 年 34 巻 3 号 p. 353-357

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抄録

〔目的〕理学療法時の肯定的,否定的な声かけの言い回しの違いによる視覚的文字教示が患者の意欲に与える影響をランダム化した枠組みで明らかにすること.〔対象と方法〕対象は,入院患者 102 名(男性 31名,女性71 名,年齢 75 ± 12.3 歳)とした.紙面によるアンケートにて,トイレ,歩行,疼痛,理学療法全般,退院の5つの場面を想定し,各場面で肯定的,否定的な2つの言い回しを設定し,意欲の向上がみられるかを調査し,比較した.〔結果〕歩行を除く4つの場面において,肯定的な言い回しによって患者の意欲の向上を認めた.〔結語〕ランダム化した枠組みの調査においては,いくつかの場面で肯定的な言い回しで,患者の意欲を向上させることが示唆された.

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© 2019 by the Society of Physical Therapy Science

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