最大感度制約に基づく周波数領域における多変数PID制御器の設計

山本 祐士; 佐伯 正美

doi:10.11509/sci.SCI08.0.303.0

第52回システム制御情報学会研究発表講演会

セッションID: 7U2-3

DOI https://doi.org/10.11509/sci.SCI08.0.303.0

会議情報

主催: システム制御情報学会

最大感度制約に基づく周波数領域における多変数PID制御器の設計

*山本祐士, 佐伯正美

著者情報

キーワード: PID制御, 制御系設計, ループ整形

会議録・要旨集フリー

詳細

抄録

PID制御器は，構造が簡単で調整パラメータが3つと少ないので，実システムに広く適用されているが，多変数系に対するPID制御器の設計法は確立されていない．そこで，H$_\infty$制御問題の評価関数を満たす多変数PID制御器の設計法を提案している．従来では混合感度問題を扱っており，重みの選定と設計の反復計算の試行錯誤が必要となるため，今回，重み関数を用いずに感度・相補感度関数を評価基準とした設計法を用い，有効性を検証する．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）