システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
第54回システム制御情報学会研究発表講演会
セッションID: T311
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生物の運動知能の構成論的理解 -冗長系から群れへ-
*松野 文俊
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抄録
生物の巧みで不思議な動きには驚かされる。講演者は、蛇と蟻を対象として、それらの運動知能を構成論的アプローチで理解し、人工物の制御に応用することができないかと考えている。もし、数式モデルと制御系の構築・シミュレータ開発・その機能を実現する実機開発など工学的な手法で生物の運動知能の理解にアプローチすれば、生物実験では見えなかったものが見えてくることも期待できる。その結果として、生物の理学的研究に何らか影響を与えることができるかもしれない。蛇と蟻、一見全く異なるように思えるが、個体同士の拘束と目的の共有およびシステムの冗長性といった観点で見ると共通の土俵で議論できるのではないかと考えている。本講演では、生物の運動知能の理解の構成論的アプローチに関してご紹介できればと考えている。
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© 2010 システム制御情報学会
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