新潟大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野
2022 年 29 巻 1 号 p. 26-27
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
I.目的
等尺性の舌挙上運動は,舌運動訓練として幅広く臨床に応用されている.我々は過去に,10秒間の持続的な舌圧測定時の舌骨筋活動特性を分析し,舌圧は維持される一方で,舌骨筋群の活動量は経時的に増加すること,各筋電位の平均周波数の徐派化が認められること,更に舌骨喉頭複合体の代償的な挙上が認められることを報告した1).本研究では,さらに舌筋活動を同時記録することにより,舌圧発揮時における顎口腔領域の筋活動を定量化比較し,その特徴を検証することを目的とした.
下顎運動機能とEMG論文集
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら