バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
体内埋込型ブレイン・マシン・インターフェースによる機能再建
平田 雅之
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2018 年 42 巻 2 号 p. 89-94

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抄録
頭蓋内電極を用いる体内埋込ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)は刺入針電極型と脳表電極型があり,埋込手術を必要とするが,高い性能を達成できるため,機能代替を目的とした臨床応用に適している.我々は,脳形状にフィットする脳表電極で頭蓋内脳波を計測し,これを機械学習の手法を用いてリアルタイムに解読して.ロボットアームと意思伝達装置の操作を行う有線型のBMI システムを開発した.このシステムを用いて,有線接続で脳表電極型BMI の臨床研究を行い, 重症ALS 患者がロボットアームと意思伝達装置を操作できることを明らかにした.現在,ワイヤレス体内埋込装置を開発しており,1 年以内にワイヤレス体内埋込装置を用いた長期間埋込による臨床研究を,重症ALS 患者を対象として開始する計画である.
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© 2018 バイオメカニズム学会
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