笑い学研究
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《研究ノート》個人が問題に対峙した場面で発揮する「ユーモア・マインド尺度(Humorous Mind Scale:HMS)」の開発と信頼性・妥当性の検証
名取 柊真小岩 広平内山 彩香若島 孔文
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ジャーナル オープンアクセス

2025 年 32 巻 p. 37-48

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抄録
本研究では,問題に対峙した個人が,どれだけその問題をユーモラスに受け止めようとするかという心性に着目した新たな心理尺度である「ユーモア・マインド尺度」を開発し,その信頼性と妥当性を検証することを目的とした。日本の大学生154名(M = 19.85,SD = 1.21)に質問紙調査を行い,既存の知見に基づき作成された尺度項目や,関連が想定された私的自意識,享楽志向,再評価方略,自己高揚的ユーモアについて調査した。因子分析の結果,作成した尺度について「余裕ある態度」と「ユーモア発揮への効力感」の2因子が抽出された。それぞれの因子について,α係数は.86と .78を示し,信頼性が認められた。さらに諸変数との間に仮説通りの有意な相関関係が示されたことから,収束的妥当性があることが示唆された。これらの結果をもとに,本尺度は一定程度の信頼性・妥当性がある尺度として結論付けられた。
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