日本情報科教育学会誌
Online ISSN : 2434-6845
Print ISSN : 2189-0668
14 巻, 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
論文
  • 大西 洋
    2021 年14 巻1 号 p. 21-28
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/02
    ジャーナル フリー
    共通教科「情報」では,各科目で導入の単元が設けられ,他の単元で個別の問題解決方法を学ぶ.だが,各単元の内容面での関連性が明確でないため,多様な問題解決の方法のうち,これらを扱う合理的な説明に乏しい.本稿では,Peirce の推論分類と探究段階に関する理論に基づいて各単元の特徴を整理し,共通教科「情報」の授業を体系的に展開する指針を提案する.その上で,刊行予定の「情報I」の教科書の記述を分析し,本発表で提案する指針と比較した結果を紹介する.
  • 本多 佑希, 岸本 有生, 漆原 宏丞, 兼宗 進
    2021 年14 巻1 号 p. 29-38
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/02
    ジャーナル フリー
    近年,情報社会は急速に発展しており,プログラミング教育の重要性が高まっている.高等学校でも,2022年度からの新課程「情報I」でプログラミングが必修になり,モジュールなどプログラムの構造化が扱われる.本論文では,スマートスピーカーのアプリケーションを開発するプログラミング教材を提案する.生物の分類など,生徒が想像できる身近な例を対象に,オブジェクト指向の継承を用いてスマートスピーカーに与える知識をプログラムする.知識はシソーラスのように階層的な構造であることから,クラス階層を用いて表現することができる.本稿では提案する教材の紹介とともに,高校生のスマートスピーカーのプログラミングの授業と,初学者がオブジェクトの階層構造を用いてプログラミングが行えるかを確認するために実施した大学生の授業について報告する.
  • 井手 広康
    2021 年14 巻1 号 p. 39-44
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/02
    ジャーナル フリー
    近年では,プログラミング教育における学習効率の向上や,教員への負担軽減を目的として,さまざまなプログラミング教育サービスが教育現場で活用され始めている.しかし,従来のような講義形式のプログラミング教育とプログラミング教育サービスを活用した授業を比較した文献は少なく,どのような教育効果があるのか明らかとなっていない.そこで本研究では,プログラミング教育サービスの一つであるLife is Tech!社の「Life is Tech! Lesson」(HTML/CSSを使用してWebサイトを作成するブラウザ型の教材)を導入し,授業実践を行った.本研究の目的は,昨年度実施した講義形式のプログラミング教育とプログラミング教育サービスを使用した授業におけるARCS評価シートと事後アンケートの結果を比較し,教育効果の違いを検証することである.
レター
  • ‐小中高のプログラミング教育接続の観点から‐
    石塚 丈晴, 弘中 大介, 堀田 龍也
    2021 年14 巻1 号 p. 47-53
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/02
    ジャーナル フリー
    2022年度より高等学校の情報科にプログラミングの内容が含まれる「情報I」が必履修として実施される.一方で,小学校では2020年度よりプログラミング体験が実施されており,小中高すべての児童生徒がプログラミングを学習することになる.そこで本稿では,中学校・高等学校でのプログラミング学習にスムーズに接続するための小学校プログラミング教育のカリキュラム設計のための指針を提案することを目的とする.小学校段階でのプログラミング教育の目的は,プログラミングそのものよりも,プログラミング的思考の育成にある.プログラミング的思考はプログラミング体験を通して学ぶことが適切である.筆者らは,プログラミング的思考の要素の一部である「順序」「分岐」「反復」の概念自体は小学校低学年の教科で学習していることに着目し,それらをプログラミングと関連して身に付ける学習を低学年から継続的に実施することを提案した.
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