電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
選択された号の論文の644件中51~100を表示しています
  • 森 雄麻, 岸名 由貴, 國近 秀信, 竹内 章
    セッションID: 01-2P-13
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    説得力のある論理展開で英文パラグラフを構成することは,英語を外国語とする多くの学習者にとって困難な課題の一つである.本論文では,パラグラフライティングに関する知識が十分ではないユーザを対象とした,パラグラフ構成の作成支援,および,パラグラフ構成の候補からの選択支援について述べる.本システムは,まず,書きたい内容を整理するための環境を提供する.次に,パラグラフ構成の作成支援として,パラグラフの種類に応じた構成のひな形をユーザに提示する.また,複数の候補の中からの選択支援として,書きたい内容と作成したパラグラフ構成との対応関係を明示する.
  • 森本 順一, 徐 海燕, 史 一華
    セッションID: 01-2P-14
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    近年、教育・企業研修などでITを利用したe-Learningが注目を集めている。我々の研究室では、国際基準となっている関係データベースのSQL言語を習得させるために構築したSQL演習システムを開発し運用を行っている。しかし、現在のシステムでは学習者全員が同じ内容の問題を学習しているため、学習者自身がきちんと学習を行えたとは言えず学習者のレベルに適した学習システムとはいえない。現状況を改良するためにデータベースに手を加えることによって学習者の演習履歴によって学習者に適した演習問題を動的に変え学習者のレベルに合ったSQL演習システムの構築を行った。
  • 松崎 大祐, 史 一華, 徐 海燕
    セッションID: 01-2P-15
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    現在、企業・団体では顧客や製品情報等の管理にデータベースを用いることが必須となってきている。膨大な情報の管理の効率化など、利便性に富むことからリレーショナルデータベース、XMLデータベースが幅広く活用されている。また、このデータベースへの問い合わせ言語としてSQL、XQueryがある。これらの基本的な知識を持つことは、情報化社会では有益である。そのため我々は、実際に仮想のデータを用いたXQuery演習システムを構築した。本研究では特にSQLを学んだ学生を対象とし、SQLとの対応を持たせながら基本構文と様々な関数を用いたFLWOR式をステップアップ形式で学習できることを目的とした。
  • 松迫 和樹, 安部 祐樹, 田村 美帆, 桐村 健吾, 天本 優里, 吉原 正樹, 佐藤 慶三, 中島 誠, 伊藤 哲郎
    セッションID: 01-2P-16
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    日常の作業は個人作業から協調作業への移行や様々なパターンの協調作業間での移行を繰り返して進められる.このような移行は,ユーザ間の関わりの密接さに応じた協調作業レベルの変化により生じる.既存の協調作業支援の研究では,テーブル型ディスプレイを中心とした作業環境の構築に焦点が当てられ,上のようなレベルの違いに関する研究は十分でなかった.これまでに,個人作業で用いるアプリケーションをそのままテーブル型ディスプレイ上での協調作業に適用可能にするトレイを提案してきた.ここでは,WindowsOS上での作業支援環境の構築を目指したトレイのアーキテクチャについて述べる.
  • 安部 祐樹, 松迫 和樹, 田村 美帆, 桐村 健吾, 天本 優里, 吉原 正樹, 佐藤 慶三, 中島 誠, 伊藤 哲郎
    セッションID: 01-2P-17
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    日常の作業は個人作業から協調作業への移行や様々なパターンの協調作業間での移行を繰り返して進められる.このような移行は,ユーザ間の関わりの密接さに応じた協調作業レベルの変化により生じる.既存の協調作業支援の研究では,テーブル型ディスプレイを中心とした作業環境の構築に焦点が当てられ,上のようなレベルの違いに関する研究は十分でなかった.これまでに,個人作業で用いるアプリケーションをそのままテーブル型ディスプレイ上での協調作業に適用可能にするトレイを提案してきた.ここでは,WindowsOS上での作業支援環境の構築を目指したトレイの実装方法について述べる.
  • 田崎 潔志, 藤田 毅
    セッションID: 01-2P-19
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    ウェブコンテンツ管理システムのWikiは誰でも自由に編集ができ、簡単な構文を用いて整形されたウェブページを作成できる。この特徴は個人でのメモやグループでの議論にも利用できるが、場合によっては利用制限を行う必要がある。我々は複数のグループが同じWiki上で活動を行えることを目的とし、独自にPukiWiki用のグループ管理機能を開発した。このグループ管理機能にはグループの作成、メンバーの管理、ページ単位の閲覧や編集の制限機能を用意した。
  • 豊國 菜々, 益吉 和哉, 劉 佳, 佐藤 慶三, 中島 誠, 伊藤 哲郎
    セッションID: 01-2P-20
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    近年、Web上には子ども向けの絵本が多数紹介されている。絵本を読むためのインタフェースはWebサイトによって異なるが、子どもはインタフェースが同じ方が読みやすい。本研究では子ども電子図書室の絵本の蔵書数を増やすためにWeb絵本を同一のインタフェースで読めるブックリーダを開発した。子ども電子図書室とは子どもが電子絵本を読んだり、探したりできる電子テーブルを設置した児童図書室である。Web絵本をURLにアクセスすることで、データを保持することなく、ブックリーダの形式に合わせて読めるようにした。実験の結果、冊子体絵本とWeb絵本を区別なく読めるという評価が得られた。
  • 兒玉 清幸, 飯田 隆義, 有田 敏充, 吉田 和幸
    セッションID: 01-2P-21
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    ネットワークを管理するには、その構成を常に把握していなければならない。しかし、近年のネットワークは爆発的に大規模・複雑化しており、絶えず変化する学内LANのようなネットワークのトポロジを常に把握することは非常に困難である。そこで我々は、大分大学学内LANのルータ、Layer3スイッチから構成情報を自動収集し、ルータ、Layer3スイッチとサブネットの接続状況を視覚的に表示するシステムを作成した。しかし、従来システムでは低スペックマシン上では、その表示に問題があった。 本研究では、低スペックマシンでの動作を目的とした『Servlet型ネットワーク構成情報表示システム』について述べる。
  • 飯田 隆義, 兒玉 清幸, 有田 敏充, 藤田 俊輔, 吉田 和幸
    セッションID: 01-2P-22
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    我々は、ネットワークのトポロジ情報の把握を支援するために、ネットワーク構成情報表示システムの開発を行ってきた。ネットワーク構成を外部公開する際に、ネットワークを概要図として基幹ネットワーク部分のみ公開することが多く、簡単に作成ができると便利である。また、本システムで収集しているlayer2のトポロジ情報の収集については、数本のリンク情報をまだ得ることができていない。しかし、グラフ編集ツールによって既存のグラフを加工し、100%正確なグラフに仕上げることは可能である。本論文では、本システムとデータを交換できるグラフ編集ツールを提案し、ネットワークの概要図を簡単に生成するために必要となる機能の提案を行う。
  • 原田 慶一, 山本 邦雄, 乃万 司
    セッションID: 01-2P-23
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    近年、一人のユーザが扱うファイルが爆発的に増加し、しかもそのファイルの種類や内容が日々変化する事態となっている。しかしながら現在も一般のユーザは、従来のフォルダ型のファイルシステムを直接扱ってこれらのファイルを分類整理している。この問題を解決するためタグ管理が注目されており、Windows Vistaなどでも導入されている。しかし、単にタグを導入しただけでは、ユーザがファイルの全体像を把握し容易に操作できる助けにならない。そこで我々は、ファイルをタグで扱え、ファイルシステムを一覧でき、各ファイルに手軽にメモを付加できるシステムを提案する。本発表では現在までの実装を紹介すると共に、今後の改良の方向性について議論する。
  • 松村 麻理, 前田 佐嘉志, 鶴田 直之
    セッションID: 02-1A-01
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    本研究の目的は、拡張現実感などのコンピュータビジョンの技術を統合し、未来型番組映像を誰でも手軽に作成できる作成支援システムの開発を行うことである。未来型番組映像とは、別の場所で撮影した複数のシーンの映像やCGの画像を、幾何学的・光学的に校正して、一つのシーンであるかのように合成した番組映像のことを指す。本発表では、研究全体の概要について述べ、カメラのアイリス調節を自動で行い光学的校正の精度を改善する方法について詳しく報告する。環境光の異なる画像を光学的に校正して、同じ環境光のもとで撮影したかのように補正する実験では、1画素あたりの画素値の誤差は59.3から18.6に改善した。
  • 水戸 三千秋, 高田 健太郎, 尾郷 晴美
    セッションID: 02-1A-02
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    2値画像の線図形情報を,直線分を要素図形として分離・抽出し、その他の図形がこれらから階層的に定義された図形として認識することを試みている. まず、入力画像を4方向ランという特徴量をもちいて単一の要素図形候補となる部分にセグメンテーションし、これから直線分と非線分要素、それらの間の接続情報などを抽出し、次に、これらの情報を元に、形定義データベースに基づいてより複雑な図形を認識する。 今回は、線幅の細い曲率の緩やかな線情報が直線分と折れ線分により良好に抽出されることを示した。
  • 李 虎栄, 王 海鵬, 鎌田 清一郎
    セッションID: 02-1A-03
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    POLSARデータを用いた橋高度の測定方法を提案する。de-orientation理論と分類パラメータを用い,Pi-SARのポライメトリックデータでの橋目標の1次、2次と3次散乱の画像生成原理を分析し、画像での位置を判断する。またフィルタリングとクラスタリング処理を行い,SAR画像からそれぞれの散乱画像を抽出し、2次散乱と3次散乱の画像距離によって橋の高度を測定する。最後に日本のナルト大橋のPi-SAR画像と中国の東海大橋のALOS-PALSAR画像を利用してその高度を測定し、実際高度と比較して本手法の有効性を示す。
  • 山道 赳士, 黒川 不二雄
    セッションID: 02-1A-04
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    化学プラントや火力発電所などの広大な施設では,突発事故や自然災害による火災,侵入者等を早期に,確実に発見するために,CCDカメラより得られた動画像にディジタル処理を加えることによって火災等の異常を自動認識する火災煙検知動画像処理システムを提案し,構築している。従来の形状特徴を用いた煙認識アルゴリズムについては,小さい煙と低速の車のように移動軌跡の形状が類似する場合に識別が困難である問題や,多数の照合パラメータを用意しなければならず,メモリ容量や処理速度などに影響する問題がある。これらの問題を解決するため「形状特徴」の変化量に着目し,移動物体から煙を認識するシステムを考察した。
  • 岩崎 洋一郎, 川田 真也
    セッションID: 02-1A-05
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    赤外線サーモグラフィから得られる温度動画像を用いた車両位置とその静動状態を認識する手法を提案する。本手法を用いることにより、円滑な交通流、渋滞流の判別ができ、さらに、事故、車両故障などの突発事象の発生を検知できる可能性がある。また、温度画像を使用するため、環境変化にロバストで24時間の自動監視が期待できる。時空間温度画像の時間軸での画素値変化から、走行車両領域を特定する。また、画像フレーム毎にHaar状特徴によるパターン認識を適用し車両位置を特定する。走行車両領域と車両位置情報とを統合して識別することにより、各車両の位置情報とその静動情報が得られる。
  • 福冨 正弘, 内田 誠一
    セッションID: 02-1A-06
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    時系列パターン認識の方法として,各フレームで認識すなわちラベリングを行い,最終的にクラスラベル数の多数決によってクラスを確定する方法が考えられる.これは各フレームでセグメンテーションを行っていると見ることができる.セグメンテーションの問題は,エネルギー最小化の問題と捉えることができ,エネルギー最小化の手法として,グラフの最小切断(グラフカット)アルゴリズムが注目されている.そこで本稿では,グラフカットを用いた時系列パターンの認識手法を提案する.本手法の検証のため,時系列パターンとしてオンライン文字パターンを使った実験を行い,その有効性を示した.
  • 志久 修, 林 信吾
    セッションID: 02-1A-07
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    文字列に生じている射影歪みの補正方法について述べる。文字列画像から水平方向と垂直方向の消失点をそれぞれ推定し、それぞれの消失点を通る2直線により、文字列に外接する四角形を求める。求めた四角形を射影変換により長方形に補正する。デジカメで撮影した文字列画像に対する実験により、本方法の有効性を示す。
  • 一橋 広之, 瓜生 勝, 須崎 健一
    セッションID: 02-1A-08
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    近年文書作成ソフトの多様化により、重ね・回転・中抜き文字列など、文字列に様々な飾りを加えることが可能になった。しかし、これらの文字列をOCRソフトにより認識させようとしても正しく認識することはできない。 我々はこれまでに重ね文字や回転文字、中抜き文字などを認識する誤差逆伝搬法を基にした複写学習法を提案し、有効性を示してきた。 本研究では時系列パターンを学習することができるエルマンネットワークを用いて、重ね文字列を認識する複写学習型エルマンネットワークを提案し、認識実験を行ったのでその結果を報告する。
  • MBAITIGA Zacharie
    セッションID: 02-1A-09
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    The present paper describes a self-generation ART-1 neural network for Latin alphabet recognition algorithm; where the pre-processor is first constructed by forming seventh alphabet letters on a 3×3 square grid (pixels) . These letters are then changed into a binary input vector by converting the grid of pixels into a sequence numbers for the pre-processor to specify the inputs for the networks. Next the gradient-descent method is used to move down the large error-surface created by delta rule by changing each of the weights by an amount that is proportional to the negative of the slope.
  • 佐藤 みなみ, 田淵 芳浩, 安部 憲広, 瀧 寛和
    セッションID: 02-1A-10
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、ネットワークを利用した自律移動ロボットのシステムの構築を目的としています。全てのセンサ情報が無線LANを介して近くのアクセスポインに送られます。 これにより、新しいプロセスを加えるとき、ロボットの機構を変化させることなく、外部のコンピュータで分散処理を行うことが可能になりました。現在、2台のネットワークカメラを用いて、周囲の環境認識を行っています。2台のカメラ画像を処理し、ステレオ視を行うことで、周囲を立体的に捉え、ロボットの障害となる物体のみを検出し、回避を行っています。
  • 溝上 竜太郎, 安部 憲広, 田淵 芳浩, 瀧 寛和, Shoujie He
    セッションID: 02-1A-11
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は,複数の移動ロボットを,画像処理により同時に自律制御させることを目標としている.まず,ネットワークカメラを搭載した移動ロボットを利用した.このカメラから受信した画像に床面を抽出する処理を施し,ロボット一台における自律的な障害物回避を実現させた.その後,複数ロボットの同時制御を実現するため,物理則に従う三次元仮想空間を生成し,その中に仮想ロボットを複数存在させることで,ロボット制御の模擬実験システムを作成した.さらに,そのシステムに仮想カメラや仮想センサを作成し,ロボット制御の動作模擬を行い,複数ロボットを同時制御するための方法を検討している.
  • 早川 健志, 鹿嶋 雅之, 佐藤 公則, 渡邊 睦
    セッションID: 02-1A-13
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    現在、自動車ドライバを事故から防ぐためのサポート技術として、道路ひょうしきの検出・認識や障害物の検出などが盛んに研究されている。しかし、運転中のドライバに必要以上の情報を呈示することで、注意が散漫になることが考えられる。そこで我々はドライバの状態、特にドライバの視線方向検出に基づく適応的な情報呈示が必要であると考え、目領域における2値画像のx、y方向の累積射影を特徴量とし、部分空間法により視線方向を検出する方式を考えた。2名の被験者に本手法を適応して6方向の視線方向を検出する実験を行い有効性の確認をした。
  • 谷 卓哉, 坂本 博康, 福島 重廣, 廉田 浩, 坂田 年男
    セッションID: 02-1A-14
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    人の表情の認識・計測は社会的な関心や需要が高まっている分野である.本報告では、正準相関分析を用いて顔表情画像と主観評価データを解析し、顔画像から表情を計測する方法を提案する.表情画像はimage-basedなデータとして扱い、注視特性を組み込んで使用する.また、主観評価データはRusselの感情円環モデルを採用し、快-不快および覚醒-沈静の2座標軸で各表情画像を主観評価したデータを用いる.4種類(笑,怒,泣,驚)の表情を含む顔画像のデータベースに13名の被験者による表情画像の注視特性を組み込んだ計測実験を行った結果を示し,本提案手法の有効性を述べる.
  • 佐々木 哲哉, 末田 直道, 大城 英裕, 金子 睦雄, 後藤 貴文, 井芹 史明
    セッションID: 02-1A-15
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    現在,自動解析付心電計は医療機関に広く普及し,その中でもホルター心電図検査は24時間で10万心拍以上となるデータを分析するため,自動解析は不可欠となっている.本研究ではホルター心電図における不整脈の形態診断を目的とし,波形の特徴抽出手法と学習診断手法について述べる.特徴抽出には周波数解析の一つであるウェーブレット変換を用いて波形から周波数特性の抽出を行う.また,学習診断には隠れマルコフモデルを用いることで,正常な心拍とされる波形と,異常な心拍とされる波形のモデルのパラメータを学習し,尤度の比較をすることでホルター心電図波形の診断を行い,心電図解析に役立てようと考えている.
  • 原田 義富, 川口 剛, 三宅 秀敏, 永田 亮一
    セッションID: 02-1A-16
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    医師による胸部X線像からの肺がん診断を支援するための画像処理手法として、対側差分と呼ばれる方法がある。この方法は、胸部X線像をある軸で折り返して左右反転像をつくり、両者の差分をとることによって結節を強調する。対側差分によって結節を強調するためには、画像を折り返すときに用いる軸(左右肺の中心軸と呼ぶ)の求め方が重要である。画像を折り返したとき、右肺の肋骨と左肺の肋骨が重なるような軸を求める必要がある。本稿では、左右肺の中心軸を求めるための新たな手法を提案する。そして、この手法を用いる対側差分法は、被写体がねじれている場合でも結節強調に有効であることを実験によって示す。
  • 永田 亮一, 川口 剛, 三宅 秀敏
    セッションID: 02-1A-17
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    胸部〓線像から胸郭境界を検出するための新たな手法を提案する.この手法は,まず,画像の左半分(右胸部)から肋骨側面部下縁上の画素と同じ勾配方向をもつ画素を抽出した後,これらの画素の連結成分を求め,連結成分の最左点列をマージすることによって右胸郭境界点列Rを求める.また画像の右半分(左胸部)から,同様な方法で左胸郭境界点列Lを求める.そしてRとLのそれぞれにカーブフィッティングを適用して得られる曲線を,右および左胸郭境界とする.従来の胸郭境界検出法が,上肺部の境界検出に失敗することが多かったのに対して,提案手法は上肺部も含めた胸郭境界を,画像に依らず安定して検出できることが実験によって確かめられた.
  • 中田 裕紀, 里中 孝美, 内村 圭一, 胡 振程
    セッションID: 02-1P-02
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    凶悪犯罪や窃盗の増加に伴い,公共機関や一般の住宅などにおける入出管理の徹底が求められており,バイオメトリクス認証への関心が高まっている.バイオメトリクス認証の中でも顔認証は非接触であり,また人が行う最も自然な個人識別手法である.しかし、一般的に顔認証は他の認証法に比べ顔の傾きの変化などにより撮影環境を一様にするのは難しい。そこで本研究では画像の回転・スケール変化に頑健で,近年盛んに研究報告がなされているSIFT(Scale-Invariant Feature Transform)特徴に注目し、これを顔認証に適用することでその有効性を検証した。
  • 中島 章博, 鹿嶋 雅之, 佐藤 公則, 渡邊 睦
    セッションID: 02-1P-03
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    近年指紋や静脈認証などの生体認証が普及してきているが,特殊な設備を必要とするものが多く,また,身体的特徴を用いる場合は,複製されてしまった場合に変更が出来ないという課題を有する.本稿では,生体認証の中でも行動的特徴に分類される筆跡を個人認証に用いる方法について述べる.筆跡はWebカメラを入力媒体とし,指先を追跡することで抽出する.得られた筆跡を形状・筆記方向・筆速の観点から比較検討し,個人を認証する事とする.提案手法を用いる事で,特殊な設備を必要とせず,行動的特徴を認証に用いることにより複製されても変更をする事を可能にし,生体認証における課題を解決できると考えられる.
  • 宮崎 有史, 黒川 不二雄
    セッションID: 02-1P-04
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    近年,個人認証技術として注目されるバイオメトリクス認証の一部である話者認識システムは, FFT(高速フーリエ変換)を用いたものと,時間領域における母音波形の形状から個人の特徴を抽出するものの2種類がある。近年は認識率の高さから殆ど前者を用いているが,本研究では一般生活への普及を第一に考慮し,低コストで実現可能な後者を用いて,認識率向上への研究を進めている。本研究で用いるアルゴリズムは,母音波形を複数の領域に分割し,特徴量を抽出したものを行列として表している。そこで今回は,領域を様々な数に分割し解析を行い,分割数と認識率との関係の考察を行った。
  • 池田 千廣, 首藤 巧至, 山田 興, 内田 誠一
    セッションID: 02-1P-05
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    本研究では,画像中の複数話者の分離識別のための,話者の口唇の開閉状態認識を目的としている.一名の話者の口唇だけが開状態と認識された場合,その間の音声はその話者単一によるものとわかる.したがって,その音声情報を音声認識装置の話者適応等に活用できる.口唇の開閉認識に先立ち,まず顔領域を検出するために,AdaBoostに基づく方法を用いる.ここで,AdaBoostとは複数の弱識別器での識別結果を重み付多数決することで,高精度の認識結果を得られる方法である.顔検出の後に,再びAdaBoostに基づく識別器により,口唇の開閉状態を認識する.発表では以上の枠組みで口唇状態認識実験を行った結果についても述べる.
  • 大野 敬弘, 鹿嶋 雅之, 佐藤 公則, 渡邊 睦
    セッションID: 02-1P-06
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    近年、銀行ATMなどでは暗証番号として、4桁の数字が多く利用されている。しかし一方ではカードの偽造や、暗証番号入力時の盗撮はあとをたたないのが現状である。 本研究では可動性の高い部位として手形状を用いたセキュリティキー入力システムについての研究を行うことを目的とする。手形状認識に必要なパラメータとして、手の開閉、指の本数、指の種類の3種類のパラメータを取得し認識を行う。認識された手形状を暗証番号の替わりにして、セキュリティキーとするものである。手形状認識及びセキュリティキー入力実験を行い、提案法の有効性を示した。
  • 龍野 寛樹, 鹿嶋 雅之, 佐藤 公則, 渡邊 睦
    セッションID: 02-1P-07
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    動画像処理・認識技術を用いることにより, 非拘束環境下で個人認証を行うことを目的に研究を行っている. 従来は背景差分結果を縦軸方向, 横軸方向それぞれに投射し, その結果から人物領域を検出した後, 体型特徴, および行動習慣性特徴を抽出し, それらをBayes統合識別を行うことで認証を行ってきたが, 頭部領域抽出の性能が不十分, 体型の類似した人物の識別が困難という課題があった. 今回は頭部領域抽出法を改良すると共に, 新たに頭部領域の輝度・色差を特徴として加えることで認証率の向上を図り, 室内での評価実験により有効性を確認した.
  • 黒岩 由梨, 小林 秀行, 中島 翔太, 芹川 聖一
    セッションID: 02-1P-08
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    任意図形抽出の一般的な手法として一般化ハフ変換(GHT)がある。しかしこの手法には処理時間や必要なメモリが膨大化する上、交差を含む図形に適応不可という問題がある。本研究ではこれに代わる新たな手法として、一次元ヒストグラムを用いた任意図形検出法を提案する。本手法はPolytope法と一次元ヒストグラムを用いたもので、ヒストグラムの分布は図形を表すパラメータの変化に応じて変化する。最も適したパラメータ取得時に、ヒストグラムの最頻度値が最大となる。Polytope法を用いてその時の図形パラメータを探索する。その結果、膨大なメモリ空間を要さず交差を含む図形も検出が可能となった。
  • 釘宮 香織, 今村 仁美, 肥川 宏臣, 二村 祥一
    セッションID: 02-1P-10
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    本文は,全方位カメラを用いた位置認識システムについて述べる.提案する位置認識システムは,複数ある学習画像の輝度のヒストグラムを求め,離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform :DFT)により振幅スペクトルに変換する.そして,振幅スペクトルの上下限値を作成し,入力画像の振幅スペクトルデータと比較することで認識を行っている.また,振幅スペクトルを用いることで,方向変動にロバストな認識を行うことが可能となる.本研究では,大分大学キャンパス内の位置認識実験を行い,提案手法の有効性を検証する.また,提案手法のより詳細な特性を評価するために,学習地点からの位置変位に対する認識率の変化について検証する.
  • 小野 善太郎, 内田 誠一
    セッションID: 02-1P-12
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    撮影地点既知の画像群により入力画像の撮影地点を同定する方法について,その予備的検討結果を報告する.位置同定法は,まず収集した画像及び入力画像を小ブロックに分割,入力画像と収集した画像のブロック同士を比較し,最近傍となったブロックの撮影地点をそのブロックの認識結果とする.そして,入力画像全てのブロックの認識結果から多数決により最も多くの結果を出した地点を入力画像の認識結果とする手法を用いる.各地点の画像にはそれぞれの特徴があり,その特徴を小ブロックに分割して評価することにより,入力画像と収集した画像の,撮影位置や撮影方向等の多少の違いを吸収して,正しい認識結果が得られると期待できる.
  • 川野 裕希, 内田 誠一
    セッションID: 02-1P-13
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
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    背景差分領域を手がかりに複数の人物をトラッキングする場合,人数分の差分領域が得られる場合と,オクルージョンにより人数分以下の差分領域が得られる場合がある.本研究では,オクルージョンの有無に応じた評価方法の変更による,オクルージョンに対して頑強なトラッキング法を検討する.より具体的には,各フレームにおける人物位置およびオクルージョンの有無を,動的計画法に基づくアルゴリズムにより全フレームに渡って最適化する.最適化に当たっては,オクルージョン有の状態と無の状態で異なる評価方法を用いることでトラッキング人数の誤りを避ける.2名を対象とした予備実験により,その有効性を示した.
  • 挾間 洋平, 大城 英裕, 行天 啓二
    セッションID: 02-1P-14
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では,多視点面投影交差法を用いたバスケットボール選手の位置推定について提案する.従来,各視点の情報をフィールド上に投影することで接地点推定を行い,選手位置を推定していたが,フィールド上に影・光の反射がある場合や,選手が走る・跳ぶ等して地面から離れた場合は,正確に推定ができない.本手法は,フィールド上より高い位置にあるフィールド補助平面と選手の接地点を推定することでこの問題を解決する.本手法の検証ため,バスケットボールの試合を複数のカメラで撮影した多視点映像を用いて,選手位置推定の実験を行い,本手法の有用性を検証した.
  • 宮原 聡史, 鶴田 直之, 前田 佐嘉志
    セッションID: 02-1P-15
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    テレビ会議システムの高度化を目指して、人物追跡のための画像特徴を動的に抽出する方法について提案する。本研究では、〓ポータブルなシステムを想定し、設置場所がその都度変わること、〓会参加メンバーはその都度変わること、を仮定する。以上の仮定より、画像特徴を事前に学習することは困難なので、Deva Ramananら(2006)が提案するように、追跡に有効な特徴を動的に発見する必要がある。そこで、動的特徴抽出における画像特徴どうしの類似性の判定部分にSpectral Clusteringを用いることによって安定性を向上させる方法を提案する。発表ではプロトタイプの実装方法と性能評価について述べる。
  • 平田 雄也, 松尾 正輝, 黒崎 正行, 尾知 博
    セッションID: 02-2A-01
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    近年,デジタルシネマを家庭でも見たいという要求が高まりつつある.その要求を実現するためにデジタルシネマのデータ伝送を無線で行う必要がある.無線の伝送方法としてのパケット伝送では速度を向上させることが難しいためデジタルシネマのような大容量のデータを伝送するためには,ストリーム伝送が必要である.しかしながら,ストリーム伝送では,伝送路誤りが動画の画質に影響を及ぼしてしまう.本報告では,JPEG2000で圧縮した符号化画像の伝送路誤りに対する画質への影響について評価する.
  • 森本 豪一, 高野 茂, 岡田 義広
    セッションID: 02-2A-02
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    本研究の目的は,出版物,Webページ,データ放送コンテンツなどの既存のデジタルコンテンツ画像からデータ放送コンテンツの記述言語であるBMLファイルを自動的に生成するシステムの開発である.提案システムは,まず既存のデジタルコンテンツ画像を入力とし,この入力画像から矩形領域を抽出し,各矩形領域が画像か文字領域であるかを判定する。最終的に,コンテンツのレイアウト情報であるスタイルシートを取得する.実験では、実際のデータ放送コンテンツを入力画像として与え、そのスタイルシートからBMLファイルを生成し、元のコンテンツの再現性を検討した.
  • 篠崎 佑介, 加治佐 清光
    セッションID: 02-2A-03
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    可逆符号化方式であるCALICとAGSPについて比較した結果を報告する.AGSP (Accurate Gradient Selection Predictor) はCALIC (Context-based, Adaptive, Lossless Image Coder)の予測に斜め方向を追加し,独自のTexture, GradientおよびError Energyより構成されるコンテクストによる予測値修正を行い,エントロピー符号化するものであり,CALICよりさらに良い圧縮率が得られるとされている.本報告では,AGSPの予測と予測値修正の効果を測定した実験結果を報告する.
  • 樋口 雄太, 古賀 祐一郎, 黒木 祥光
    セッションID: 02-2A-04
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    任意形状符号化を行う手段として,SA-DCT,パディング法等が挙げられる.SA-DCTは任意形状に合わせてDCTを行う手段であり,パディング法は任意形状領域内画素を用いて領域外画素を埋め矩形ブロックを作成する手段である.パディング法には,LPEや,Shenらの提案する領域外画素と同数の変換係数が0となる手法が存在する.また古賀・黒木らは,領域内画素値を補正することで任意形状符号化を実現する手法を提案している.しかし,古賀・黒木らはまだ提案法の実装を行っていないため,往来法との比較が実現していない.本研究では,Shenらの提案法と古賀・黒木らの提案法をそれぞれ比較し,検討を行う.
  • 窪山 雄太, 古賀 昭浩, 黒木 祥光
    セッションID: 02-2A-05
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    H.264/AVCでは,動きベクトル予測やイントラ予測を行っており,それらには多数のモードが存在するため,その中から最適なモードを判定する必要がある.しかし,判定の際に原画像と予測画像に生じるコスト関数をすべてのモードで計算し,それが最小になるモードを採用するため,多くの計算が必要となる.本研究ではモード判定に用いる基底を確率論的考察により選出し,その基底へ射影することによって候補モードの削減を行い,高速にモード判定を行うものである.
  • 房 大政, 唐 海江, 鎌田 清一郎
    セッションID: 02-2A-06
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    本論文では,動画像を対象とし,時空間勾配を利用した3次元予測による可逆圧縮法を提案する.これは,従来GAP,MED などの水平および垂直方向のエッジに着目した予測方式に対して,エッジの方向をより細かく捉えた,2次元空間勾配を利用した静止画像圧縮法を拡張し,3次元時空間勾配を利用した動画像圧縮へ適用したものである.この際, 前フレームに対して動き補償(MC)を適用することで時間方向の相関を効果的に利用し,3次元予測の効率を高めている.実験の結果,符号化レートはJPEG-LSをフレーム毎に独立に適用した場合を13~38%下回るなど,可逆符号化方式として優れた性能であることが確認された.
  • 勝間 裕章, 西村 敏博
    セッションID: 02-2A-08
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    現在、画像評価手法としてはPSNRが広く用いられている。PSNRは二枚の画像の差異を数値化したものであり、その値が大きくなるほど2枚の画像間の差異が小さいということになるので、如何に元画像に近いかを定量化する目的画像圧縮手法の評価などに用いられる。しかし、PSNRはあくまで各画素における輝度の差を数値化したに過ぎないため、PSNRの値と人間の主観的な評価が一致しない場合が見られる。 そこで、本研究では画像の品位を評価することを目的として、輝度勾配に注目して、鮮鋭度とノイズの観点からその性質を調査した。また、同時に同条件でのPSNRとの比較も行った。その結果、輝度勾配によって鮮鋭度を検討できる可能性が示唆されたものの、ノイズ混入時は異なる挙動を示し単純な比較は難しいという結果を得た。
  • 施 展, 西村 敏博
    セッションID: 02-2A-09
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    The signal-to-noise ratio (SNR) is the most popularly used measure both for assessing the quality of images and for evaluating the noise which polluted the image. But SNR has some localization. A group of images might be looked differently by human eyes. The aim of our research is finding out a method to evaluate the noise with same SNR.Our proposed method is aiming at the spacial distribution of noise and human eye characteristics on color.
  • Hwang Kunsu, 西村 敏博
    セッションID: 02-2A-10
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    In CMOS image sensor, 1/f noise is determined by width and length of gate at the circuit. Reducing the 1/f noise, a correlative multi sampling and an autocorrelation method have been used, mainly. Nevertheless, a correlative multi sampling has a practical problem of limitation which is the band of applied frequency. Because of the problem, an autocorrelation method is used for the reducing of 1/f noise better than correlative multi sampling. General noise reduction filters along with the smoothing effect. In this study, the autocorrelation method based on adaptive algorithm is proposed to reduce the smoothing effect at the edge of image.
  • 劉 秉徹, 朴 賢敬, 西村 敏博
    セッションID: 02-2A-11
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    The speckle is caused by the constructive and destructive interference of back scattered signals due to tissue inhomogeneity. Recently, several speckle reduce anisotropic diffusion(SRAD) filtering algorithms have been applied to ultrasound images attempting to reduce speckle. These approaches provide a useful tool to reduce speckle noise in 2D ultrasound image wavelet based on multi-scale decomposition. In this paper, a new edge preserving and de-speckling adaptive SRAD filter is proposed. The new approach attempts to select the speckle scale function in the ultrasound images of a wavelet decomposition that identifies speckle scale on each layer. Our proposed method shows overall improvement in speckle reduction and edge enhancement.
  • 張 登, 柳 済群, 西村 敏博
    セッションID: 02-2A-12
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    Previous papers about random telegraph signal (RTS) noise mainly focus on its characteristics on time domain or its power spectra density. Few attentions have been paid to the distribution of RTS noise on a CMOS image sensor array (CIS) and how it influences the quality of motion pictures produced by that CIS. In this work, Gaussian noise and RTS noise in pinned-photodiode CMOS pixels are modeled on spatial domain at first; then its influence on motion pictures is estimated; conclusions that how the spatial distribution of RTS noise reacts on the quality of motion picture will be drawn finally.
  • 原口 峻, 高尾 伸照, 野田 秀樹, 新見 道治
    セッションID: 02-2A-13
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    インターネットが普及し,画像の通信が日常で行われる昨今においては画像圧縮技術がより重要なものとなった.画像圧縮技術の代表としてJPEG圧縮があるが,これは非可逆圧縮であるため,画像の劣化が生じてしまう.モノクロ画像のカラー化法を利用したJPEGカラー画像の画質改善手法が提案されている.同手法ではJPEG画像の比較的劣化の少ない輝度成分に着目して色差成分を再推定しているが,クオリティファクタの高い画像では逆に劣化してしまうという問題点がある.そこで,そのような画像でもある程度の改善が見込めるように,過剰な推定値を抑制する関数を導入した.その結果,従来手法よりも幅広い画像に対して改善を行うことができるようになった.
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