ゲーテに「外国語を知らぬものは自国語も知らぬ」という言葉があるが、それをもじって「無意識を知らぬものは意識も知らぬ」と言ってもよいだろう。「夢は無意識を知るための王道である」というフロイトの言葉を持ち出すまでもなく、筆者は自身が受けた教育分析とこれまでの心理臨床の経験を通して「夢」を知ることは顕在意識だけでなく、潜在意識(無意識)を知るために有意義であると考える。ところが、これまでに本学会で「内観中の夢」を論じた報告は少ない。筆者は2002年以降、内観中に内観者が見た夢に耳を傾けてきた。
そこで、そろそろ自験例を報告してもよい時期がきたと考えてまとめることにした。
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