内観研究
Online ISSN : 2435-922X
Print ISSN : 2432-499X
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巻頭言
特集
特集1 内観の基礎と歴史
特集2 内観面接者の在り方
特集3 病院臨床における内観療法の導入から展開まで
原著論文
  • -教育プログラム開発のために-
    高橋 美保, 李 暁茹
    2021 年 27 巻 1 号 p. 45-59
    発行日: 2021/09/01
    公開日: 2021/09/25
    ジャーナル フリー

     本研究は、内観面接者の資格認定制度化を受けて、内観面接者に必要な知識やスキルを体系化し、教育プログラムを開発するための研究の一環として実施された。高橋・李(2020)で明らかにされた第2世代の内観面接者が若手内観面接者として抱いた困難を受けて、それらの困難について、第1世代がどのように理解し、対処してきたかを明らかにすること目的とした。内観面接経験20年以上の熟達内観面接者約4名の協力を得てインタビュー調査を行い、KJ法で分析を行った結果、≪面接者のあるべき姿≫≪内観の枠≫≪内観中の対応≫≪面接者の葛藤≫≪面接者の学び≫≪研修所協会の存在≫≪若手面接者の育成≫≪内観の危機≫の8つのカテゴリが得られた。これらのカテゴリの内容から、内観の枠の意味付け、内観中の対応―面接の基本、面接者の葛藤―面接者が気を付けるべきこと、面接者の学びと若手育成の必要性―内観研修所協会の存在について考察された。

短報
  • 尾上 了三, 塚﨑 稔
    2021 年 27 巻 1 号 p. 61-67
    発行日: 2021/09/01
    公開日: 2021/09/25
    ジャーナル 認証あり

     本報告は、注意欠如多動症(ADHD)と診断された患者に対して内観療法をおこなった1事例である。不注意、衝動性などのADHD特性を考慮すると集中内観は多大なストレスを伴うことが予想されたが、内観面接者の受容的かつ柔軟的な関わりによって集中内観を遂行でき、それが患者にとって治療転機となった。内観療法に加えデイケアで内観的認知療法(以下NBCT)を行い1年が経過した後のYG性格検査と半構造化インタビューにより、患者の心理的変化や職場内対人関係の変化を検証した結果、内観療法によって得られた自己イメージの変化は、その特性と継続的なデイケアへの参加によって長期間良好な影響を与えることの可能性が示唆された。

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