オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会論文誌
Online ISSN : 2424-1563
Print ISSN : 1884-6939
12 巻, 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 2022 年 12 巻 1 号 p. i-
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/27
    ジャーナル オープンアクセス
  • THE EMOTIONAL INTELLIGENCE PERSPECTIVE
    Manh Dinh Phan, Yoshiki Matsui
    2022 年 12 巻 1 号 p. 1-18
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/27
    ジャーナル オープンアクセス
    This study aims at exploring the relationships between the emotional intelligence of leaders and the intention to introduce IoT-based products (or product innovation) and the moderating role of different moderators on the above relationships. The paper uses the survey-based methodology and SEM analysis technique with sample collected in Vietnam. The findings show that there is the positive impact of emotional intelligence of leaders on the intention to introduce IoT-based products at firms and there is the moderating role of different moderators moderating the above relationships. Our study is among the first demonstrating the impact of leaders’ personal characteristics in driving IoT adoption and more broadly innovation at companies. The second theoretical contribution is that our research findings have introduced two new moderating variables for business research on the impact of personal traits of leaders on innovation (with the case of IoT-based products). The implications from this research are also presented.
  • 日本のものづくり企業の探索的事例分析
    福澤 光啓, 椙江 亮介, 朴 英元, 石 瑾
    2022 年 12 巻 1 号 p. 19-37
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/27
    ジャーナル オープンアクセス
    近年,企業活動のグローバル化とデジタル化の進展により,サプライチェーン・マネジメントや全社的な情報の流れの効率化が喫緊の課題となり,日本企業において価値創造に関わる多様な活動間の調整を効率的に行うため基幹系IT システムの導入と運用が進められてきた.本研究の目的は,日本のものづくり企業5 社の探索的な事例研究にもとづき,基幹系IT システム導入と運用の実態,および共通してみられる重要な課題を解明することにある.本稿の意義は,IT システムの進化という視座から,新たなIT システムや既存IT システム,ものづくり組織能力を統合する際に生じる問題の特徴とその克服に向けた企業活動の動態的なプロセスを明らかにしたことにある.さらに,基幹系IT システムの導入・運用の進化プロセスを総合的に分析する枠組みを提示したことも重要な貢献である.
  • 鉄道車両のデザイン業務の外部委託マネジメント
    北林 孝顕
    2022 年 12 巻 1 号 p. 38-53
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/27
    ジャーナル オープンアクセス
    近年,複雑な製品システムにおいても,コーポレートブランド構築のための製品デザインを重視した開発が求められている.しかしながら,過去の研究の多くは,消費財開発を対象としており,ユーザーの関与度合いが高い,複雑な製品システム開発に対して,それらの知見を安易に適用するのは妥当ではない.本稿では,複雑な製品システムの一つである鉄道車両の開発におけるデザインマネジメントの実態を記述し,外部委託マネジメントの視点で分析することによって,複雑な製品システム開発におけるデザインマネジメントの特徴,特に地域ブランド構築を重視しているユーザーはデザイン業務の外部委託をどのようにマネジメントしているのかを考察した.分析の結果,ユーザーとデザイナーの2者間ではなく,デザインの専門家であるアドバイザーも含めた3者間の協業でデザイン業務を進めることによって,開発のフロントローディングを推進できる可能性が示唆された.
  • 暗号化通貨からスマートコントラクトの応用へ
    崔 宇
    2022 年 12 巻 1 号 p. 54-82
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/27
    ジャーナル オープンアクセス
    産業界やサプライチェーンの分野において,自律分散型のシステム・パラダイムの象徴であるブロックチェーンに対する関心と期待がますます高まっている.一方,新しい経営システム・アーキテクチャとして捉え,ブロックチェーンが如何に作動し,企業のビジネスプロセスや日々の業務運営にどのように変革をもたらすかについて具体的に説明する文献は少ない.本研究は,ブロックチェーン技術が誕生してから約10年が経った今,そのメカニズムと基幹技術について様々な領域の文献レビューを通して,ブロックチェーンの3つの発展段階におけるそれぞれの代表例を取り上げ,ビットコイン,イーサリアムとHyperledger Fabricの各々の作動原理を分析する.オペレーションズ・マネジメントの視点から,それらの特徴や現行のシステムにもたらしうる影響と変化について,図式化しながら詳細に説明する.また,ブロックチェーンのエッセンスとも言えるコンセンサスアルゴリズムについて,ブロックチェーンのメインフレームワークであるパブリックチェーン,プライベートチェーンとコンソーシアムチェーンにそれぞれ適合したアルゴリズムを紹介する.さらに,ビジネスプロセスやサプライチェーンにおける適用シナリオと実例について解説する.
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