大分工業高等専門学校紀要
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55 巻
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 法専門家業界の現状と「相談のちから」から考える
    久保山 力也
    2018 年 55 巻 p. 1-6
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    法律相談の機会拡大の一方,市民の法的相談力は向上していない.従来法専門家は市民との間にパターナリスティックな関係を形成してきた.この構造に問題はないのであろうか.法専門家を取り巻く環境は激変しており,法専門家と市民の関係性のあり様にも変化の兆しがある.この機をとらえ一挙その関係のパラダイムを転換させるために,法的相談力の育成が強く求められる.  この点,法の教育によるところが大きい.法的相談力は大きく2つの能力群に分けられるが,これらは教育プログラムによって十分育成可能である.具体的にどのような教材がありうるか,検討する.市民の法的相談力向上により既存の構造は揺さぶられ,望ましい関係性の構築へとつながっていくと考えられる.
  • 学習指導要領・教科書の分類を含めて
    朝美 淑子
    2018 年 55 巻 p. 7-10
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    本研究は、英語教育活動で促進されつつある「英語ディベート」について実践研究したものである。これまでの研究活動の中で、高等教育を受ける学生がどの程度ディベート経験を有しているのかという調査は具体的に行われていない。また、どの程度の経験に基づいて検定教科書が作成されているのかということも調査されていない。今回、学生に中学校までのディベート経験を問う調査をしたところ、約半数の学生がディベート経験しているものの、そのほとんどが国語であり、英語ディベートに関しては、未経験者であった。このような現状の高等教育の学生たちが使用する検定教科書は、英語学習者のレベルに合ったものであるのか、各社の検定教科書を比較していくものである。
  • Tomek ZIEMBA
    2018 年 55 巻 p. 11-15
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    The summer Olympics are the most watched and anticipated sporting events in the world. With the next summer games coming to Tokyo in 2 years time, and the Rugby World Cup in one year, as well as the World Masters in Kansai in 2021, many international sporting events are being held in Asia, and specifically Japan. In preparation for Japan’s leading role, the 2018 PyeongChang winter Olympic and Paralympic games were held in South Korea earlier this year in February and March respectively. Through participation in as an NOC/NPC Assistant through both games, personal growth and perceptions on volunteering for international sporting events were measured, and its potential and expectations for students and the general Japanese population from here forward are discussed.
  • 山本 通, 安藤 開
    2018 年 55 巻 p. 16-20
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    500円硬貨の偽造防止にも使われる潜像加工は,遊戯用コインの偽造防止対策としても検討されており,企業のロゴマーク等の高級感が必要なものや顧客の注意を惹くものへの活用も期待される.しかし,切削で潜像加工を行ったという研究はほとんど無い.その理由の一つに,その実現の難しさがあると考えられる.例えば,市販のCAMには潜像加工を行うための機能はなく,NCデータを作成するのは容易ではない.また潜像加工では,微細加工が必須となるため,高い知識や技能が必要であることが想定される.そこで,本研究では,5軸マシニングセンタ(以下,5軸MCという)を使って潜像加工を実現するためのシステムの開発を行い,実際に加工サンプルを製作することで,切削による潜像加工に必要な設備,手順や課題を明らかにした.その後,一般的な3軸マシニングセンタ(以下,3軸MCという)でも潜像加工が実現できるシステムの開発を行い,その有効性と課題について検証した.
  • 前 稔文, 佐野 博昭, 上野 崇寿, 嶋田 浩和, Zdenek PROCHAZKA, 安藤 りほ, 伊東 雄一郎, 河野 李奈
    2018 年 55 巻 p. 21-26
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
  • 山本 佳奈, 永田 玲央, 米津 裕人, 福島 卓哉, 立花 久美子
    2018 年 55 巻 p. 27-31
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    深刻化する環境問題を解決し,現在の自然環境を後世に伝えるための人材の育成は,持続可能な社会を構築する上で特に重要である.我が国における環境教育において,学校は環境保全に関する体験,学びの場をあらゆる人々に提供することが推奨されている. これに伴い人々の環境保全意識を高めるため,身近な水環境である河川を利用した公開講座を開講した.本報告ではこの講座の概要および実施結果と,受講生の環境保全に対する意識が受講前後でどのように変化したかをまとめた.
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