笑い学研究
Online ISSN : 2423-9054
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19 巻
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
  • 町田 孝三郎
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 1-2
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
  • 高橋 恵子, 田松 花梨, 松本 宏明, 鮎川 順之介, 今泉 紀栄, 三道 なぎさ, 柳生 奈緒, 栗田 裕生, 長谷川 啓三, 若島 孔 ...
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 3-17
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    東日本大震災の発災後に被災者自身の手によって行われた「震災川柳」の取り組みについて、参加者が震災川柳の心理的効果をどのように認知していたかを明らかにし、今後の災害後の心理的支援を検討する手がかりを得ることを目的とする。本研究は、調査1(インタビュー調査)と調査2(質問紙調査)によって構成される。調査1では、震災川柳の役割には5つのカテゴリーがあることが示され、さらに、個人内/個人間において効用を持つことが考えられた。さらに調査2では、震災川柳を自ら詠む人(投稿参加)と発表される川柳を聞く人(傍聴参加)という参加形態と、心理的効果の認知との関連を検討した。その結果、投稿参加、傍聴参加ともに、震災川柳により「明るい気持ちになる」ことが分かった。これらのことから、震災という非常事態において、震災川柳が心理的支援の一つの形態として有効である可能性が示唆された。
  • 浦 和男
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 18-31
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    現在の笑い研究は、今という時間に視座を置く共時的な分析が中心を占めている。しかし、昭和3年に柳田國男が指摘したように、笑いを知るためには、日本人が何を笑ってきたのか、という時間軸上の流れを追う、通時的な分析も同時に行われる必要がある。それによって、日本人の伝統的な笑い、ユーモアが明らかになり、笑い、ユーモアとは何かを明らかにする手立てが用意されることになる。社会相、文化相は、これまでに十分な考察が行われてきたが、笑い相とも呼ぶことができる面の分析は、まだまだ不完全である。本稿では、明治期以降の近代的な笑いが熟成すると考えることができる昭和初期の笑い相について、昭和3年に出版された「現代ユウモア全集」などを通じて分析を施し、近代日本の形成と共に熟成した近代日本の笑い、ユーモアの姿を解明する。その笑い、ユーモアは、伝統的な日本の笑い、ユーモアと共通するものであることも論じる。
  • 戸板 律子
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 32-45
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    『世界一おかしなシャンソン史』は、ユーモア・シャンソンのグループであるシャンソン・プリュス・ビフリュオレによる、シャンソンの歴史を題材にしたショウである。シャンソン史というスケールの大きなテーマが、いかにして笑いのあるエンタテインメントになっているのか。まずその演目を史実と対照させてみると、シャンソンの変遷の大きな流れをおさえながら、周知のトピックだけでなく興味深い細部にも光を当てていることがわかる。次に笑いがどのように組み込まれているかをみると、グループの持つ様々な音楽パロディの手法と幅広いレパートリー、並びにデビュー当初から積み重ねてきた、音楽と笑いを融合した舞台構成の工夫が活かされていることがわかる。こうして、出演者はメンバーの3人のみながらバラエティ豊かな舞台表現となっており、笑い・ユーモアによって、シャンソンというフランスが誇ることのできる文化を、教養主義でも懐古趣味でもなく再発見できるものとなっている。
  • 松阪 崇久
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 46-55
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    動物の「笑い」に関するさまざまな記述を整理しながら、動物の行動を「笑い」と認める場合の基準について議論した。ある動物が「笑っている」ということを認めるためにはまず、その行動が生じる社会的文脈が、ヒトの笑いが生じる文脈と似ているということを示す必要がある。表情や音声などの行動形態の類似から、動物が「笑っているようだ」と思ってしまう例も多いが、それが見られる文脈にヒトの笑いとの類似性が認められない場合には、それを「笑い」と見なすべきではない。ヒトの笑いと進化的に同じ起源を持つ行動なのかどうかを問う場合には、行動の類似性だけでなく、種間の系統関係との対応についても検討する必要がある。ヒトの笑いと起源が同じと考えられる行動としては、仲間同士の遊びにおける類人猿の笑い声が挙げられる。
  • 吉田 昂平
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 56-66
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、Martin et al. (2003)のHumor styles questionnaireの(HSQ)日本語版を新たに作成し、内的一貫性を検証し、既存の木村他(2008)の尺度との比較を行った。調査参加者は、大学生とユーモアセミナー受講者の327人(男性165人、女性161人、性別回答不明1人)、年齢は18-83歳(平均年齢40.04、標準偏差23.73、年齢回答不明1人)であった。オリジナルと同一の4因子構造を再現し、各下位尺度において十分な内的一貫性を確認した。因子間相関と下位尺度間相関は結果がほぼ一致し、因子分析の結果を反映した尺度であった。そのため、木村他(2008)の尺度より適切な質問紙を作成できたといえた。各下位尺度の性差の結果がオリジナルと異なり、それについては、今後の課題とした。
  • 西田 元彦, 福島 裕人
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 67-74
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
  • 池田 資尚, 板村 英典, 池信 敬子, 森下 伸也
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 75-85
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    私たち人間は日常生活を送る中で「笑い」という行為を意識的あるいは無意識的に表出している。このような人間の「笑い」という現象を科学的に考察するためには、それらを客観的に把握する手法を構築することが求められる。本稿では、笑いが発生する際に反応の見られる「顔」、「喉」、「腹」の3つの身体部位に着目し、それらの動きを計測する「3点計測システム」を用いて、笑い発生時の各身体部位の反応の有無を検出することから笑いの客観的な分類を試みるとともに、それらの組み合わせから笑いを論理的に8つのパターンに分けて捉える「笑いの分類モデル」を導出した。「3点計測システム」の視座から人間の笑いを客観的に把握・分類することは、「笑い」の多様性に対して新たな視点を提起することにつながり、日々の生活の中で忘却されがちな私たち人間の笑いのあり方を自覚的に捉えるための契機になると考えられる。
  • 山田 英徳
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 86-95
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    欧米では80年代ごろから笑いが治療法の一つとして認識されるようになった。また、笑いは病院や老人ホーム、小児病棟や福祉施設などで、心や身体の病気に対し癒しの効果を上げている。しかし、笑いの生理学的な分野からの解明や実践的試みがされてきているが、脳機能からアプローチした研究はほとんど皆無である。そこで、我々はこの笑いに注目し、特に微笑みというものが相手に対してどのように影響を与えているのかについて、脳血流量の測定を行った。その結果、検者が被検者に微笑みかけるだけで被検者の前頭前野の脳血流量が上昇することが分かった。そこで、初対面の人、顔見知りの人、親しい人など被検者と検者の関わる度合いによって、微笑みが相手に与える影響についてどうなるかを研究した。我々医療従事者は、患者さんと関わるときに微笑みかけることがある。医療従事者と患者さんとの関係において、この微笑みがどのようなものなのか考えてみる。
  • 小向 敦子
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 97-108
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    「ぽっくり死」や「ぴんぴんころり」は、シニア層を中心に用いられている造語である。同時に彼らにとっては、標語ともなっているようで、近年ぽっくり寺参りが流行し、ピンコロ商品が売り上げを伸ばしている。しかし百寿者が4万人を超える世界第1位の長寿王国である日本で、それこそ百年も長く生きた後に、ぽっくり・ころりと死ぬことが本当に本望なのだろうか。この方向を目指すことが、本当に正解なのだろうか。平均寿命が短い他国で天逝する人であれば、死にたくないのに死ぬのが精いっぱいで、仕方ない。だが「石の上」という名の「老年期」にも30年鎮座し、老いがいを享受した熟練シニアの死は、彼らと一緒にされるべきではない。では一体何がなされるべきなのか。世界王者の宿命でもあろうが、模倣することができるモデルのいない私たちに、手を差し伸べてくれたのは、やはりユーモアであった。ユーモアが逝き方の質を変える、その可能性を模索する。
  • 丸毛 美樹
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 109-121
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
  • 伊藤 理絵
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 122-127
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    笑いに関する質問紙調査を通して、大学生および大学院生(以下、大学生)における笑いの性差について検討した。24の質問について、19歳〜25歳の大学生108名(男性50名,女性58名)の回答を分析、比較した。6男性の平均年齢は20.82歳(SD=1.38)、女性の平均年齢は20.43歳(SD=0.62)であった。その結果、女性は男性よりも、人をバカにする笑いを好ましく思っていなかった。また、女性は、笑うことは健康につながると思っており、「笑い」を色に例えると暖色系だと感じる傾向がみられた。一方、男性は、異性を笑わせたいと思う欲求が女性よりも強いという結果が示された。本調査は、大学生という発達段階の一部の対象者を取り上げた結果ではあるが、笑いやユーモアの研究を進めるにあたっては、対象者の男女構成比に配慮し、得られた結果についても性差の影響を考慮に入れる必要性が示唆された。
  • 白石 よしえ
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 128-140
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    予備校という教育現場で20年以上教えてきたが、「『笑い』のある授業はクラス運営に有効である」と常に感じており、それゆえ「笑い」を意識して授業を行ってきた。この研究ノートでは、「笑いを教育現場に持ち込めば、なぜ、クラス運営がうまく行くのか」という疑問に対して、動機づけ理論の1つである「反転理論」の立場から、そのメカニズムを論じることで答えたいと思う。
  • 松本 治朗
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 141-147
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
    神戸市にて実施されている9ヶ月の乳児検診の方式に従い、同検診を筆者の診療所で受けた母児83例を対象とした。検診時に母親の笑いの感情についてフェイス・スケールを利用して評価した。これにより笑いの感情を持つ母親52人(笑い群)および笑いの感情を持たない母親31人(非笑い群)の二群に分けた。この両群において子育て上どのような違いがあるのかについて分析を試みた。すなわち早期産の発症、母親の心配事の有無、分娩様式、出生時および9ヶ月における児の体重、喫煙の有無、あやすと初めて笑った時期、授乳方式に違いはないかについて検討した。その結果、母親がよく笑う感情を持っていることと子育ての心配が少ないこと、および育ちも健やかなこととの関連性が示唆された。
  • 葛西 文夫
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 149-151
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル 認証あり
  • 佐藤 建
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 152-154
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル 認証あり
  • 三橋 真人
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 155-157
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル 認証あり
  • 中村 友実
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 158-159
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル 認証あり
  • 印南 博之
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 160-162
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル 認証あり
  • 松本 治朗
    原稿種別: 本文
    2012 年19 巻 p. 163-167
    発行日: 2012/07/21
    公開日: 2017/07/21
    ジャーナル オープンアクセス
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