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クエリ検索: "アサノ大成基礎エンジニアリング"
31件中 1-20の結果を表示しています
  • (1)レベルに応じた3つの処分方法―安全確保の基本的な考え方
    佐々木 隆之, 河西 基
    日本原子力学会誌ATOMOΣ
    2025年 67 巻 1 号 14-18
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/01/10
    解説誌・一般情報誌 認証あり

     原子力発電所から発生する低レベル放射性廃棄物は,放射能レベルに応じて,浅地中処分(トレンチ処分,ピット処分)及び中深度処分による埋設処分が考えられている。日本原子力学会の標準委員会は,これら低レベル放射性廃棄物に関する規制基準や審査ガイド等の改訂状況,埋設処分の事業化の動向,関連技術の進展やニーズ等を考慮し,改定が必要と判断された既存の3つの日本原子力学会標準(浅地中処分施設(ピット処分,トレンチ処分)の検査方法,中深度処分施設の埋戻しと施設の管理方法,及び中深度処分施設の安全評価手法)の改定に取り組み,2023年に発行した。本報告は,日本原子力学会2024年春の年会の企画セッションにおいて紹介された3つの学会標準の改定内容と,それを取り巻く標準策定の背景・経緯を含むシリーズ連載である。本稿はその導入として,標準の構成と改定の経緯,及び安全確保の基本的な考え方について紹介する。

  • 本間 勝
    応用地質
    2024年 64 巻 6 号 333-342
    発行日: 2024/02/10
    公開日: 2024/04/26
    ジャーナル フリー

    日本の傾斜地造成の歴史はその地域の産業構造や開発当時の経済動向と密接な関係が窺える.一方で,土地の貨幣的価値(地価)はその災害危険性を考慮しているであろうか.主に古典派経済学や不動産科学が検討してきた地代論研究は農業における土地の肥沃度の差異で地代を論じることもあった.現代に置き換えて考えれば,土地の価値を扱う「不動産鑑定評価基準」における不動産の「効用」について熟考する余地がある.個別の土地の物性評価や地域特性に関係する居住安全性や農地の収穫性といった価値を「効用」として考えた価値への反映や居住地の適地利用が改めて必要である.

    現在のような社会環境において公共の安全を担保するためには,価値への再考と共に法規制による調整が重要である.

  • ―事故時の緊急時対応,汚染拡大防止対策等の技術蓄積―報告書の概要紹介
    白土 博司, 大西 有三, 河西 基
    日本原子力学会誌ATOMOΣ
    2025年 67 巻 3 号 163-174
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/10
    解説誌・一般情報誌 認証あり

     土木学会エネルギー委員会は,東京電力福島第一原子力発電所(以下,「1F」)の事故対策において,主に土木分野の技術や技術者がどのような役割を果たしてきたかについて取りまとめを行った題記報告書(以下,「報告書」)を2024年4月12日に公開し,併せて報告書の概要報告会を実施した。事故発生直後よりわが国が一丸となって,さらには国際的に広範な支援・協力を得た総力を挙げての取り組みにより,比較的早期に1Fの安定化が達成されるとともに,継続的な汚染水処理対策,環境負荷低減・廃棄物対策の実施,さらに現在は廃止措置に向けての取り組みへと進展が図られてきている。本稿では,汚染水処理対策工などの汚染拡大防止対策工がほぼ全て完成して稼働を開始した2018年12月までに公表されている情報に基づき,主に土木分野の活動について体系的な調査・取りまとめを行った報告書の概要を紹介する。

  • ご縁と出会いを大切に
    平山 光信
    地下水学会誌
    2024年 66 巻 4 号 321-328
    発行日: 2024/11/30
    公開日: 2025/02/21
    ジャーナル フリー
  • 大森 将樹, 栗本 修史, 佐藤 幹, 山口 勝史, 早川 和也, 小西 真治
    インフラメンテナンス実践研究論文集
    2025年 4 巻 1 号 258-267
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/02/22
    ジャーナル フリー

     佐世保市にとんねる横丁と呼ばれる,戦中に作られた地下壕を現在も店舗等として活用している市場(戸尾市場)がある.店主は,地下壕の地主である佐世保市へ借地料を支払い,毎年審査を受けて店を運営している.地下壕の上には,統合によって廃校となり,今は,地元のNPO法人が運動施設として運営管理しているグラウンドや旧校舎,旧体育館があり,市街地に位置することもあって利用者は多い.廃校が決まるころから学校跡地をどのように活用するか市,地元,が継続的に協議・検討をしている.本論文では,市場を存続させた場合に問題となる地下壕の健全性を評価するために行った調査や評価の手法と結果について述べる.また,この歴史的な地下構造物を維持管理するための今後の点検手法等を提案する.

  • 進士 喜英, 松岡 永憲
    地下水学会誌
    2022年 64 巻 1 号 151
    発行日: 2022/02/28
    公開日: 2022/05/22
    ジャーナル フリー

    第62巻第1号(2020年2月)に訂正事項がありますので,お知らせいたします。

    訂正箇所:p98表3およびp108(30)式

  • 進士 喜英, 松岡 永憲
    地下水学会誌
    2020年 62 巻 1 号 89-111
    発行日: 2020/02/28
    公開日: 2020/04/08
    ジャーナル フリー
  • *高橋 浩, 半田 宙子, 杉山 歩, 辻村 真貴
    日本地球化学会年会要旨集
    2018年 65 巻
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/11/21
    会議録・要旨集 フリー

    水試料のDICの分析では、塩化第二水銀を用いた殺菌処理により、生物活動による変化を抑える手法が用いられてきた。ここでは、様々な問題が多い水銀による殺菌を代替する物質として、塩化ベンザルコニウム(BAC)についての検討を行った。 これまでに、海水では若干効果が落ちるものの、陸水においては高い効果が見込まれるがわかっている。そこで、海水がBACに対して影響を与えるのかについて検討と他の陸水試料による追加検証を行った。人工海水にBACを添加して、DIC濃度やδ13Cの変化を測定した結果、実験開始後30日程度は値の変化が見られなかったが、45日以降で、わずかながらDIC濃度の増加とδ13Cの減少が確認された。陸水試料に関しては、生物活動を高めるために糖(試料のδ13Cに応じてスクロースと甜菜糖を選択)を添加した上で、BACの添加の有無によるDIC濃度やδ13Cの変化の違いを測定した。

  • *古川 祐希, 小澤 愛美, 植田 勇人
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2019年 2019 巻 R4-P-4
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/08/28
    会議録・要旨集 フリー
  • *戸田 亜希子, 田中 達也, ブライネス パトリック, 戸谷 成寿, 太田 久仁雄, 國丸 貴紀
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2015年 2015 巻 R23-O-6
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/03/31
    会議録・要旨集 フリー
  • 熱田 真一, 孫 躍, 太田 岳洋
    応用地質
    2019年 59 巻 6 号 430-445
    発行日: 2019/02/10
    公開日: 2019/12/24
    ジャーナル フリー

    建設発生土に含まれる自然由来重金属等の評価において,水-岩石反応に着目した溶出機構の検討が重要である.

    本研究では,溶出検液のpH領域が異なる自然由来重金属含有土をもとに,実際の鉱物組成及び化学組成と,pH-Eh図等の熱力学的検討に基づく理想的な固相種と溶存種の相平衡の変化から重金属等の存在形態に沿った砒素の溶出機構の検討を行った.

    固液比一定条件下での溶出量試験は,水-岩石反応時間をふまえた振とう時間ごとの砒素溶出量を分析し,pH領域が異なる自然由来重金属含有土における溶出時間と溶出率を検討した.また,pH-Eh図上で溶出機構を評価し,固相種の溶解度と,溶存種の鉱物表面での吸着等を基に,水-岩石反応に基づいた短時間でできる簡便な溶出機構の評価方法について提案した.

    土槽実験では,地下水中の還元条件下で水-岩石反応を考慮し,間隙率,推定透水係数に基づいて固液比と流れ場条件での溶出機構を検討し,砒素が亜砒酸塩(H3AsO30)として溶出する機構と,その後の移流による砒素濃度変化を明らかにした.

  • *隅田 匠, 市来 政仁, 坂口 有人
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2023年 2023 巻 T13-P-4
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/10
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】  プレート境界地震の震源断層表面のアスペリティは,数 km~数 100 kmの規模である(例えばYamanaka and Kikuchi, 2004 など).スロー地震の発生域も同様に数10 kmから数100kmの規模である(Obara and Kato,2016).これまでに過去の震源断層の露頭がいくつも報告されているが,露頭における断層岩研究と現世の地震観測研究とを対比するには,ある程度スケールを合わせる必要がある.震源断層の露頭がどれくらい広がり,どのような不均質性を有するのかを少なくとも10 kmスケールで議論できることが望ましい. 四国四万十帯興津メランジュの構造的上位の境界断層である興津断層ではシュードタキライトの発見が報告されている(Ikesawa et al., 2003).この興津断層は底付け付加によって形成されるデュープレックス構造の上部デコルマであるルーフスラストに位置する.興津メランジュの構造的下位の境界断層は,デュープレックス構造底部のフロアスラストは海洋地殻に直接接しているプレート境界断層にあたる.このフロアスラストでは,部分溶解した可能性があるカタクレーサイトが報告されている(向江ほか,2021).  興津メランジュと,その境界断層を10 km以上にわたって走向方向に追跡し,その断層岩の分布や状態を明らかにすることは,現世の震源断層と対比するうえで重要である. 【結果と考察】  これまで興津メランジュの北東部では玄武岩が複数層シート状に分布しており,海洋底層序を複数回繰り返すデュープレックス構造を形成していると確認されている.また,興津メランジュの黒色頁岩が北東走向で北あるいは南に急傾斜の構造を持ち,興津断層は興津メランジュの構造にほぼ平行に走る(Ikesawa et al., 2003).  本調査でこれまで未調査地域であった興津メランジュの南西部を調査し,興津断層の南西端の構造情報を取得した.北東部のようにシート状の玄武岩層を確認することはできなかったが,極々一部で玄武岩露頭が確認できた.興津断層の南西端はN60°W18°Nであり,周辺の興津メランジュの黒色頁岩は東西走向で北あるいは南に急傾斜を示す.つまり,興津断層は南西端では興津メランジュの古い構造方位と大きく斜交している.これは興津断層が,興津メランジュの大規模なデュープレックス構造の形成ステージよりも後のステージに再活動したせいかもしれない.  調査の結果,興津メランジュと興津断層は従来考えられていたエリアよりも広く分布していることがわかった.その分布域は約18 Kmに及ぶことが確認された.断層露頭も断続的に追跡可能と思われる.これは現世の震源断層や地震観測によって観測されるアスペリティと対比可能なスケールであるといえる. 【引用文献】Ikesawa, E., Sakaguchi, A., and Kimura, G., (2003) Pseudotachylyte from an ancient accretionary complex: Evidence for melt generation during seismic slip along a master decollement? Geology, 31, 637-640. 向江知也・坂口有人(2021)高知県四万十町興津メランジュで発見された沈み込みプレート境界断層.日本地質学会学術大会講演要旨,第128学術大会 Obara, K., and Kato, A., (2016) Connecting slow earthquakes to huge earthquakes. Science, 353, 253-257坂口有人(2003)四万十付加体興津メランジュの震源断層の特徴と流体移動に伴うセメンテーションによる固着すべりのアナログ実験,地学雑誌Journal of Geography 112 (6) 885-896Yamanaka, Y., and Kikuchi, M., (2004) Asperity map along the subduction zone in northeastern Japan inferred from regional seismic data. Earthquake Research Institute, 109, B07307.

  • 杉山 歩, 井原 哲夫, 永翁 一代, 辻村 真貴, 加藤 憲二
    地盤工学ジャーナル
    2021年 16 巻 1 号 13-21
    発行日: 2021/03/01
    公開日: 2021/03/02
    ジャーナル フリー

    高レベル放射性廃棄物の地層処分や地中熱利用等に関連して,地質環境の基礎データの収集・整理が進められている.近年の国際動向をみると微生物情報を収集していく必要性が認識されつつある一方,未だにその知見は限られている.深部地下水における微生物の基礎情報を他の水質情報と共にデータベース化していくためには,微生物解析手法を体系化し,データ集積を進める必要がある.本報は北海道幌延町浜里沿岸域に位置する大深度掘削井から採取した深部地下水を対象に行った微生物解析の結果と一度の採水で効率的に地下水中の微生物に関する基礎情報,すなわち微生物数,群集構造,活性,群集構成を評価する手順を示した.

  • 富岡 祐一, 浅井 和由, 柏谷 公希, 山中 勝
    地下水学会誌
    2024年 66 巻 2 号 123-124
    発行日: 2024/05/31
    公開日: 2024/06/22
    ジャーナル フリー
  • 進士 喜英
    地下水学会誌
    2019年 61 巻 4 号 299-300
    発行日: 2019/11/28
    公開日: 2020/03/08
    ジャーナル フリー
  • 野村 貢, 芥川 真一, 佐藤 毅
    土木学会論文集F4(建設マネジメント)
    2017年 73 巻 4 号 I_33-I_44
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/05
    ジャーナル フリー
     斜面工事を行う場合や斜面施設の管理者は,関係市民や工事関係者の安全を確保するため計測システムを性能規定化する必要性がある.計測システムの設計者は,さまざまなセンサーデバイスやアウトプットツールを用いて計測システムを構築するが,これまで各プロセスおよび全体の計測システムについて要求の性能を保有していることを容易に説明できる方法がなかった.本研究は斜面工事に着目し,計測システムの性能を規定した.さらに各プロセスと全体システムの性能を評価する方法を提案し,FMEAを用いることで簡便に計量化する手法を提案するとともに,閾値の提案,実工事での検証結果から実用性があることを証明した.
  • これまでの研究動向と今後の展開
    齋藤 光代, 安元 純, 杉山 歩
    地下水学会誌
    2020年 62 巻 4 号 525-545
    発行日: 2020/11/30
    公開日: 2021/02/11
    ジャーナル フリー

    本稿では,地下水と生態系との関係についての既存研究の動向を把握するとともに,今後の課題や展開を明らかにすることを目的とし,あらゆる物質循環および生態系に関与する「微生物」の地下水中での動態に加え,地下水に影響を受ける生態系(Groundwater Dependent Ecosystems: GDEs)のうち,特に,地下水流出域に相当する沿岸海域に分布し,物質循環や生物多様性の保全にとって重要な役割を果たす「藻場」と「サンゴ礁」生態系に着目し整理した。微生物については,従来地下水の飲料水適用や汚染浄化を主要な観点とした研究が多く行われてきたが,近年では地下水流動と微生物動態の関係などに着目した研究も徐々に進んできている。また,藻場やサンゴ礁については,海底湧水(Submarine Groundwater Discharge: SGD)の影響が顕著な地域を対象とした研究により,藻場に対しては,SGDが栄養塩の供給源として海草や海藻類の存在量増加に寄与する反面,種の多様性は低下させる傾向にあること,また,サンゴ礁に対しては,SGD経由の栄養塩供給が増加して海域の富栄養化を招いた場合,ある種の藻類の増殖やサンゴの骨格密度や繁殖能の低下を引き起こし,結果としてサンゴ礁の脆弱性を高めることが報告されている。ただし,いずれについても,地下水との関係については未だ科学的に未解明な部分が多く,多様なサイトにおける調査結果の蓄積や新たな手法の適用に加え,生物地球化学,微生物学,および生態学などの分野の研究者が地下水学を通じて連携し,更なる理解を深めていくことが重要である。

  • 濱野 太宏, 冨樫 聡, 上原 健人, 藤縄 克之
    土木学会論文集C(地圏工学)
    2014年 70 巻 1 号 54-66
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/02/20
    ジャーナル フリー
     地盤の熱物性を求める目的で実施される熱応答試験の解析結果に,地下水流動や土壌水分が与える影響を定量的に評価するため,地下水位および浸透流量が調整でき,熱応答が測定できる室内実験装置を製作し,熱応答実験を実施した.飽和帯が卓越し,地下水流動が無視できる条件下での実験結果を用いて逆解析より求めた熱伝導率を,同様の環境下にある原位置試験より得られた結果と比較したところ,ほぼ同程度の値が得られた.そこで,浸透流量や地下水位を変えて熱応答実験を実施したところ,浸透流量が増大するほど,また土層の飽和度が高くなるほど見かけの熱伝導率が増大した.さらに実験により,地下水位が同じでも,不飽和帯における土壌水分の多い排水時の方が,土壌水分の少ない吸水時に比べて,見かけの熱伝導率が大きくなることが明らかになった.
  • 八木 裕人, 伊川 耕太, 長内 博昭, 高岸 智紘, 井上 宏基, 藤沼 修
    河川技術論文集
    2023年 29 巻 185-190
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/31
    ジャーナル フリー

    国土交通省下館河川事務所が管理する鬼怒川・小貝川では,近年,堤防への竹の侵入により,除草工事及び堤防点検・巡視への支障,竹の根が堤体機能へ及ぼす影響が懸念されている.

    本調査では,堤防に侵入した竹の抑制等の対策を試みるとともに,竹が繁茂する堤防において堤体への影響を把握するため,竹の根の実態を確認し,堤体への影響を検討した.その結果,堤防に侵入した竹の根は,侵入源である高水敷側が最も多く,天端に近づくほど少なくなり,根の深さは40cm程度までで,堤体内部への影響は小さいことがわかった.また,堤防に繁茂する竹については,除草の回数を3回以上とすることで対処が可能であり,視認性が確保でき,竹を抑制する可能性もあることが考えられた.

  • 田中 靖治, 後藤 和幸, 宇田 俊秋, 野原 慎太郎
    地下水学会誌
    2024年 66 巻 2 号 85-101
    発行日: 2024/05/31
    公開日: 2024/06/22
    ジャーナル フリー

    原位置トレーサー試験は,地下環境下での地下水溶質の移行特性を知る上で非常に有効な手段と考える。著者らは,これまで主に割れ目を有する岩盤に適用可能なトレーサー試験装置や,試験結果の評価手法を開発してきた。今回それらの有用性を確認するため,瑞浪超深地層研究所の花崗岩の単一割れ目を対象にトレーサー試験を実施した。試験で得られた破過曲線の再現解析から,割れ目の開口幅,分散長,割れ目表面やマトリクスに対する収着係数などの溶質移行特性を推定できた。一方,原位置で採取した岩石試料を用いたバッチ式収着試験も実施した。そして,土岐花崗岩について,トレーサー試験とバッチ試験から得られる収着係数値の差異を示した。

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