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クエリ検索: "クッシング症候群"
1,970件中 1-20の結果を表示しています
  • 宮里 実, 石戸谷 滋人, 斎藤 誠一, 荒井 陽一
    Japanese Journal of Endourology
    2013年 26 巻 1 号 41-44
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/07
    ジャーナル フリー
     【目的】副腎性
    クッシング症候群
    への治療介入に異論はない.一方,サブクリニカル
    クッシング症候群
    への積極的治療介入はいまだ十分なコンセンサスは得られていない.そこで,当院おけるサブクリニカル
    クッシング症候群の手術及び内分泌学的長期成績をクッシング症候群
    と比較しながら考察を加えた.
     【方法】1994年から2008年までの15年間に東北大学泌尿器科で腹腔鏡手術を行った
    クッシング症候群
    59例,サブクリニカル
    クッシング症候群
    55例の検討を行った.
     【成績】サブクリニカル
    クッシング症候群はクッシング症候群
    と比較して年齢が高かったが(46歳 vs. 58歳),高血圧,糖尿病,高脂血症,心血管系疾患といった関連併存疾患は2群間で差がなかった.サブクリニカル
    クッシング症候群
    において,術前認めた高血圧が67%,糖尿病が47%,高脂血症が20%改善して,HbA1Cも7.8から6.5へ有意に低下した.手術成績は,周術期合併症も含めて2群間で差がなかった.
     【結論】サブクリニカル
    クッシング症候群
    は,
    クッシング症候群
    特有の身体徴候はないが,コルチゾール自律分泌能があり,高血圧・耐糖能異常・高脂血症の合併頻度は高い.
    クッシング症候群
    同様に症状改善が期待できるため,積極的に治療介入すべきである.
  • 佐藤 敬悦, 宮形 滋, 西沢 理, 原田 忠, 土田 正義
    日本泌尿器科學會雑誌
    1988年 79 巻 8 号 1463-1468
    発行日: 1988/08/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    クッシング症候群
    のうち, 副腎腺腫は全体の約60%を占める. そのほとんどは片側性で, 両側性副腎腺腫性
    クッシング症候群
    はまれであり, 文献上本邦では6例のみが報告されているに過ぎない. 今回私たちは, 7例目と思われる症例を経験したので報告した.
    患者は37歳女性で肥満が主訴であった. 内分泌検査では, 副腎に自律能を持つ病態が示唆された. 腹部CT, 副腎シンチグラフィー, 副腎静脈造影, 副腎静脈サンプリングから両側副腎腺腫と診断した. 腹部正中切開で副腎に到達, 両側腺腫を摘除し, 組織所見にて確定診断した. 本例を加えたこれまでの7例の報告では, 全例女性であり, 症状, 診断, 治療は, 片側腺腫の場合と変わらなかった.
    両側副腎に自律能を持つ
    クッシング症候群
    では, 腺腫と副腎節性過形成を鑑別する必要がある. 後者は, 下垂体腺腫による瀰漫性副腎過形成の一部が自律能を持つようになった病態である. 内分泌学検査では, 腺腫とほぼ同じ態度を示すので鑑別は容易でない. 画像診断では, 副腎静脈造影で, 腺腫は hypervascular region を, 過形成は hypovascular region を示すことが多い. しかし, 病変が2cm以下と小さい場合, 鑑別は困難で, 総合判断が必要である. 結節性過形成では潜在する下垂体腺腫を検索しなければならない.
    クッシング症候群
    の診断には, これらのまれな疾患がある事を常に念頭におく必要があると思われる.
  • 小出 章, 寺西 正, 鈴木 宏志
    日本臨床外科医学会雑誌
    1992年 53 巻 7 号 1712-1716
    発行日: 1992/07/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    副腎皮質腺腫によるCushing症候群は,一側性,単発性によるものがほとんどである.今回われわれは両側多発性副腎腺腫によるCushing症候群の1例を経験したので報告する.症例は, 39歳女性,主訴は肥満と高血圧.中心性肥満,満月様顔貌,皮膚線条, buffalo humpを認め,内分泌学的検査,腹部CT,副腎静脈造影,副腎シンチ等の検査にて両側副腎腺腫によるCushing症候群と診断し,上腹部横切開にて両側副腎全摘術を施行した.摘出標本は,右側に15×10×10, 30×20×20mm,および左側に13×10×10mmの計3個の被膜を覆われた境界明瞭で割面黄褐色の腫瘍を認めた.病理組織では,大型のclear cellの領域と充実性のcompact cellの領域が不規則な地図状に混在しており,典型的なadenomaであった.両側副腎腺腫によるCushing症候群は本邦では自験例を含め8例と稀であり,結節性過形成との鑑別において留意すべき疾患である.
  • 五十嵐 清美, 飯野 佑一, 前村 道生, 高橋 徹, 堀口 淳, 武井 寛幸, 長沢 雅裕, 大木 聡, 坂元 一郎, 菅野 雅之, 石川 進, 横江 隆夫, 森下 靖雄
    北関東医学
    1997年 47 巻 5 号 325-329
    発行日: 1997/09/01
    公開日: 2009/10/15
    ジャーナル フリー
    解離性大動脈瘤発症を契機に発見された副腎腺腫由来の
    クッシング症候群
    の1手術例を経験した.症例は高血圧加療中の44歳女性で, 突然の前胸部痛で発症し, 胸部CTでDeBakey I型の解離性大動脈瘤と診断された.保存的降圧療法による経過観察中に左副腎腫瘍を指摘され, 精査の結果副腎腺腫による
    クッシング症候群
    の合併が判明した.まず上行大動脈置換術を先行し, 次いで6週間後に左副腎腫瘤摘出術を行い, ともに結果は良好であった.病理学的に腫瘍は良性の副腎腺腫であった.
    クッシング症候群
    に解離性大動脈瘤を合併した症例は極めて稀なことから, 若干の文献的考察を加えて報告した.
  • 柴田 久美子, 永田 雅彦
    獣医臨床皮膚科
    2002年 8 巻 4 号 87-92
    発行日: 2002年
    公開日: 2007/02/15
    ジャーナル フリー
    皮膚科を受診した
    クッシング症候群
    の犬40例を対象とし医原性
    クッシング症候群
    (以下医原性)21例と自然発生
    クッシング症候群
    (以下自然発生)19例の臨床像を比較検討した。
    クッシング症候群
    の臨床徴候として多飲多尿75%(医原性71.4%,自然発生78.9%)と脱毛62.5%(医原性61.9%,自然発生63.2%)が最も頻発する症状であることが明らかにされた。他の臨床徴候としは全身症状,皮疹ともに自然発生で高率に認められる傾向があった。
  • 石原 隆, 内平 文章, 辰己 学, 森 徹, 五十嵐 哲也, 高山 英世, 石川 稔晃
    日本内分泌学会雑誌
    1977年 53 巻 9 号 1082-1093
    発行日: 1977/09/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    Adrenal nodular hyperplasia is a rare clinical condition, and its pathogenesis is still under debate.
    Recently we encountered a patient with Cushing syndrome due to huge bilateral adrenal nodular hyperplasia.
    A 51 y.o. male, pilot, had been healthy and rather fat (body weight 75 kg) until 1971 when he was noticed to have glycosuria and hypertension. Since then, despite antidiabetic therapy, he lost weight gradually reaching 61 kg. Since August 1975 general lassitude and hypodynamia have been associated. Because of recently onsetted severe anorexia and continuous fever of 38°C he was admitted to our hospital on Nov. 7, 1975.
    On his admission, mild buffalo hump, muscular atrophy of extremities, left pleural effusion, facial edema and abdominal distension were observed. However, plethoric moon face and cutaneous striae were not seen. Laboratory findings demonstrated some inflammatory changes of unknown origin, and moderate hyperglycemia and hypertension. Serum K was 3.4 mEq/l. Loss of weight, bloody pleural effusion and elevated LDH (640 Wr U) were suggestive of malignancy, however, no malignant lesion was found.
    Treatment by insulin, antibiotics and aldactone were started, and after 4 weeks he become afebrile and pleural effusion also disappeared completely. After cessation of aldactone, hypopotassemia (2.2 mEq/l) and clinical manifestations of Cushing syndrome became evident.
    Endocrinological examinations revealed increased urinary 17-OHCS excretion (17.5-32.1 mg/day) and hypercortisolism with no diurnal change, while urinary 17-KS remained within normal limits. His adrenals did not respond to metopyrone and 8 mg dexamethasone, but an exaggerated response was seen by ACTH administration.
    Plasma ACTH. which was reported after surgery, was 10 pg/ml. Adrenal scintigraphy by 131-I adosterol showed typical head light sign.
    Through drip infusion pyelography and retroperitoneal pneumoroentogenogram, a tumor-like shadow in the left suprarenal region and another round shadow in the right infrarenal region were observed. There was some suspicious shadow in the right suprarenal region also, but this was not certain.
    From these observations, ectopic ACTH secretion from a right lower abdominal tumor or adrenal nodular hyperplasia were considered. On February 18, 1976, bilateral adrenalectomy was performed. Both adrenals were greatly enlarged but well capsulated and had multinodular appearances. They weighed 141 g (l) and 85 g (r), respectively. The tumor-like mass in the right lower abdomen contained yellow pus and was an abscess.
    Histologically, a tumor-like hyperplasia of the adrenal cortex was confirmed. Major cells had bright cytoplasma and were rich in lipid granules which are typical properties of glucocorticoid secreting cells. Besides, sporadic distributions of reticular and glomerular zone derived cells were also observed.
    The postoperative course has been quite good, and 37.5 mg of cortisone acetate and 0.25 mg of decadron have maintained his health until Dec. 1976. No apparent rise of plasma ACTH or beta-MSH has been noticed.
    Such a huge nodular hyperplasia exceeding 200 g has never been reported before, and this case seemed to represent advanced features of this condition. Compared with the data of 19 previously reported cases, adrenal nodular hyperplasia appears to have the following characteristics : long duration of the disease (1-45 years), increased urinary 17-OHCS but rather normal 17-KS, unresponsiveness to metopyrone (6/9) and 8 mg dexamethasone (12/14), responsive to exogenous ACTH (11/17), and low plasma ACTH (7/8). These characteristics are commonly seen in cases with large tumors, including this case. However, in cases with small tumor effectiveness of metopyrone and 8 mg dexamethasone, and sometimes elevated plasma ACTH are reported, suggesting the likelihood of simple adrenal hyperplasia. In a middle-sized case reported by Choi (15 g),
  • 田村 幸生, 椎橋 孝, 野上 貞雄, 長谷川 篤彦
    獣医臨床皮膚科
    2003年 9 巻 4 号 171-175
    発行日: 2003年
    公開日: 2007/02/06
    ジャーナル フリー
    自然発生性
    クッシング症候群
    の犬で,Demodex canis, Staphylococcus intermediusMalassezia pachydermatisの感染を認め,主として
    クッシング症候群
    に対する治療を行ったところ,それらの感染による皮膚症状は消失した。
  • 古家 琢也, 米山 高弘, 鈴木 昭夫, 山内 崇生, 川口 俊明, 高橋 伸也, 高橋 信好, 鈴木 唯司, 浜田 和一郎
    日本泌尿器科学会雑誌
    1998年 89 巻 10 号 803-807
    発行日: 1998/10/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) 1968年から1994年までに弘前大学医学部尿泌尿器科において,
    クッシング症候群
    に対して副腎摘除術を受けた12例について, 術後ステロイドホルモン補充療法の離脱時期の決定における rapid ACTH 試験の有用性の検討を行った.
    (対象及び方法) 症例は男性3名, 女性9名で, 年齢は19歳から61歳 (平均34.3歳) であった. 術後ステロイドホルモン補充療法終了時まで, 経時的に rapid ACTH 試験を行った. rapid ACTH 試験はACTH1μgを静注し, 投与前, 投与後30分, 60分, 90分, 120分, 180分に採血し血漿コルチゾール値 (F) を測定した.
    クッシング症候群
    では健側副腎機能が抑制されていることを考慮し, ACTH静注後のFの最大増加値 (ΔF) が5μg/dl以上を回復の指標とした.
    (結果) 術前Fの基礎値は13.7~20.8μg/dlで, 全例日内変動は消失していた. 術後のステロイドホルモン投与期間は, 7~33ヵ月, 平均15±9.2ヵ月であった. 血漿ACTH及びFの基礎値が正常に回復するまでの期間は, それぞれ3.4±2.9ヵ月, 12.2±8.2ヵ月で, ACTHの回復がFに比べ早い傾向が見られた.ΔFの上昇はFの基礎値の回復とは一致せず, やや遅れて上昇した.
    (考察) 血漿ACTH, F値の上昇のみで副腎機能の回復を判断するには不十分で, コルチゾールが正常域に達しても厳重な観察が必要であり, ステロイドホルモン離脱時期の決定に rapid ACTH 試験は有用であると思われた.
  • 佐藤 悠佑
    日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
    2020年 37 巻 4 号 263-269
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/18
    ジャーナル フリー HTML

    クッシング症候群
    の多くは副腎腺腫から過剰にコルチゾールが分泌されることによって生じ,高血圧や糖尿病などを呈する。網羅的な遺伝子変異解析により,
    クッシング症候群
    を生じる副腎腺腫において,半数以上の症例にプロテインキナーゼAの触媒サブユニットをコードするPRKACA遺伝子の変異が生じていることが知られるようになった。変異は全て206番目のロイシンに生じており,変異によって触媒サブユニットと調節サブユニットの結合が阻害され,サイクリックAMP非依存性にプロテインキナーゼAが活性化している。また,およそ2割の症例ではGNAS遺伝子が変異しており,合計で7割の症例において,プロテインキナーゼAの活性化に関わる遺伝子に体細胞性変異が生じている。一方で,サブクリニカル
    クッシング症候群
    ではCTNNB1遺伝子に高頻度に変異が生じているとされ,症候性の
    クッシング症候群
    とは独立した病態であることが推測される。

  • 内海 孝信, 神谷 直人, 今本 敬, 市川 智彦, 鈴木 啓悦
    日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
    2016年 33 巻 1 号 27-31
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/20
    ジャーナル フリー HTML
    クッシング症候群
    /サブクリニカル
    クッシング症候群
    (CS/SCS)は,副腎皮質からコルチゾールの慢性的な過剰分泌により引き起こされる病態であり,長期間に渡る高コルチゾール血症の影響で,高血圧や低カリウム血症,耐糖能異常・糖尿病,肥満,心血管系疾患,筋力低下,横隔膜拳上による呼吸機能の低下,骨粗鬆症・病的骨折,易感染性,精神神経症状など周術期管理の上で様々な問題を抱えていることが多い。また,視床下部CRH-下垂体ACTH系が抑制され,非病変部の副腎皮質も萎縮しコルチゾール産生が強く抑制されているために,副腎摘除術後は副腎不全の状態にある。CRH-ACTH系が回復し内因性コルチゾール産生が正常化するまで,術後はステロイド補充が必須となる。本稿では,われわれ外科医が担当するCS/SCSの周術期管理および術後ステロイド補充に関して詳述する。
  • 大村 昌夫, 西川 哲男
    日本内科学会雑誌
    2006年 95 巻 4 号 695-701
    発行日: 2006/04/10
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    副腎静脈サンプリングは副腎ホルモン過剰分泌部位の診断法であり, 原発性アルドステロン症や原発性アルドステロン症の合併が疑われるコルチゾール産生腺腫の診断に有用である. 両側副腎静脈から採血を行いACTH刺激後30分のアルドステロン値が1,400ng/dl以上でアルドステロン過剰分泌が, 非腫瘍側コルチゾール値が300μg/dl以下でコルチゾール産生腺腫が診断可能であり, 本法でホルモン過剰分泌部位を正確に診断することは副腎疾患の治療法決定に重要である.
  • 宮里 実, 石戸谷 滋人, 斎藤 誠一, 荒井 陽一
    日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
    2014年 31 巻 3 号 171-174
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/31
    ジャーナル フリー HTML
    副腎性
    クッシング症候群
    は,副腎皮質からの糖質コルチコイド(コルチゾール)が過剰分泌される病態で,特有の身体的特徴(中心性肥満,満月様顔貌,皮膚線条)を有し,糖尿病,高血圧,骨粗鬆症などの重篤な内科的疾患を併存する。サブクリニカル
    クッシング症候群はクッシング症候群
    特有の症状はないが,同様に糖尿病,高血圧などの併存疾患を有する。身体的特徴,内科的併存疾患,腹部CTで副腎インシデンタローマの存在でそれら疾患を疑う。ACTH,コルチゾール,尿中17-OHCSと17-KS測定でスクリーニングを行い,デキサメサゾン抑制試験によるコルチゾールの日内変動消失やその尿中代謝産物の高値で確定診断にいたる。悪性さえ除外できれば,腹腔鏡下副腎摘除術は,治療の第一選択である。
  • 熊谷 康佑, 今井 晋二, 菊地 克久, 杜多 昭彦, 児玉 成人, 松末 吉隆
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2007年 50 巻 3 号 505-506
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/08/21
    ジャーナル 認証あり
  • 山西 歩, 大西 香蓮, 古板 規子, 中村 光佐子
    産婦人科の進歩
    2018年 70 巻 2 号 97-104
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/06/29
    ジャーナル 認証あり

    クッシング症候群
    は月経不順や不妊症の原因となることが知られているが,無月経を主訴に受診する患者のなかで
    クッシング症候群
    が占める割合は非常に稀である.続発性無月経を機に副腎腫瘍による
    クッシング症候群
    と診断した症例を経験したので報告する.33歳0妊で,12歳の初経以来月経は順調であったがとくに誘因なく無月経となり,プロゲステロンテスト,エストロゲン・プロゲステロンテストでも消退出血を認めなかった.テストステロン高値を契機に
    クッシング症候群
    を疑い精査を行ったところ,DHEA-S(dehydroepiandrosterone sulfate)高値と造影CT検査で副腎に直径8cmの巨大腫瘍を認め,デキサメタゾン抑制試験で抑制を認めず,副腎腫瘍による
    クッシング症候群
    と診断した。右副腎摘出術を施行され,腫瘍はadrenal cortical adenomaで良性の最終診断であり,術後1カ月で自然に月経が再開した.本症例では子宮体部筋層が著明に萎縮しており,子宮頸部と卵巣には萎縮を認めなかった.これらの所見が高テストステロン血症により女性生殖器に惹起された変化であるか考察する.またPCOS(polycystic ovary syndrome)と
    クッシング症候群
    の鑑別について考察する.副腎腫瘍による
    クッシング症候群
    は続発性無月経の原因としては非常に稀であるが,鑑別を要する機会は多い.身体所見とともに血清学的な検索を行い,鑑別を進める必要がある.〔産婦の進歩70(2):97-104,2018(平成30年5月)〕

  • 柳瀬 敏彦
    日本内科学会雑誌
    2018年 107 巻 9 号 1766-1771
    発行日: 2018/09/10
    公開日: 2019/09/10
    ジャーナル フリー
  • (プレクリニカルクッシング症候群の1症例)
    森本 彩, 菅 一成, 井坂 剛, 吉田 博, 佐々木 敬
    日本未病システム学会雑誌
    2004年 10 巻 2 号 303-307
    発行日: 2005/03/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    健診の腹部超音波検査にて右副腎腫瘤, インシデンタローマを指摘された66歳男性症例について報告する。インシデンタローマとは, 副腎疾患を疑われていない症例に偶然発見された副腎腫瘤を指す。精査の結果, コルチゾールの自律的な過剰分泌が認められるものの
    クッシング症候群
    に典型的な身体徴候は欠いており, プレクリニカル
    クッシング症候群
    と診断した。本症例については, 腫瘍径が3cm大と大きいこと, また全身性肥満, 耐糖能障害, 高血圧などの症状を認めたため, 右副腎摘出術を行うに至った。インシデンタローマおよびその中の1つに該当するプレクリニカル
    クッシング症候群
    について, 最近の知見を踏まえ報告する。
  • 江藤 仁香, 古賀 徳之, 坂本 章, 川副 信行, 佐渡島 省三, 小野 山薫, 加藤 秀典
    日本内科学会雑誌
    1999年 88 巻 5 号 893-894
    発行日: 1999/05/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    症例は69歳,女性.下腿の色素沈着,浮腫のため入院.内分泌学的検査,各種画像検査の結果,両側副腎腺腫によるCushing症候群と診断.左側副腎全摘,右側副腎部分切除術を施行.組織学的検査にて左に黒色腺腫2個,右に黄色腺腫1個を認め,組織コルチゾール含有量も両側高値であった.両側副腎腺腫で,片側が黒色腺腫であったCushing症候群はきわめて稀であり,報告する.
  • 山田 ひとみ, 宮本 啓子, 照屋 亮, 馬場園 哲也, 尾形 真規子, 岩崎 直子, 佐中 真由実, 神戸 雅子, 伊藤 悠基夫, 小田桐 恵美, 岩本 安彦
    糖尿病
    2001年 44 巻 9 号 757-760
    発行日: 2001/09/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は32歳女性. 生来健康. 妊娠8週尿糖陽性. 妊娠15週に75gブドウ糖負荷試験にて糖尿病型 (2時間血糖値221mg/dl) を示したが放置, 妊娠24週頃より高血圧, 尿蛋白, 浮腫が出現. 27週に妊娠中毒症状が増悪し, 胎児切迫仮死のため緊急帝王切開術が施行された. 児は超未熟児 (900g) で新生児合併症として, 呼吸窮迫症候群, 高血糖, 低力ルシウム血症を認めたが, 奇形はなかった. 術後母体は, 糖尿病性ケトアシドーシスとなり, インスリン治療が開始された. 出産2カ月後, 浮腫の持続と筋力低下, 右側腹部痛を主訴に当センター初診, 満月様顔貌, 高血圧, 低力リウム血症, 両側肋骨骨折, 血中コルチゾールの上昇, ACTHの低下, 両者の日内変動の消失, 腹部CT所見より左副腎腫瘍による
    クッシング症候群
    と診断した. 腹腔鏡下腫瘍摘出術を施行, 腫瘍は副腎腺腫であった, 腫瘍摘出後, 血中コルチゾールは正常化, ブドウ糖負荷試験も正常型となった.
  • 柴田 洋孝
    日本内科学会雑誌
    2023年 112 巻 11 号 2129-2135
    発行日: 2023/11/10
    公開日: 2024/11/10
    ジャーナル フリー

    クッシング症候群
    は,体内に糖質コルチコイドが慢性的に過剰な時に起こる疾患である.外因性の糖質コルチコイド治療により生じることは多く,問診により除外する.内因性に副腎からコルチゾールの過剰分泌によっても生じる.糖質コルチコイドの過剰作用により,皮下出血,野牛肩,皮膚の菲薄化,赤色皮膚線条などのクッシング徴候を呈する時に疑われる.スクリーニング検査は,24時間尿中遊離コルチゾール高値,夜間血清コルチゾール高値(≧5 μg/dl),1 mgデキサメタゾン抑制試験による血清コルチゾール≧5 μg/dlのうち2つ以上で陽性と判定する.病型診断は,血漿副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)濃度が測定感度以下であればACTH非依存性(副腎性),ACTH濃度が測定可能(正常~高値)であればACTH依存性
    クッシング症候群
    であり,下垂体性クッシング病と異所性ACTH症候群の鑑別を行う.治療は原則として原発巣の摘出術が第一選択であり,手術不能例や転移例には薬物治療を行う.

  • 辻 研一郎, 佐々木 誠, 古川 正人, 酒井 敦, 宮下 光世, 藤井 秀治
    日本臨床外科医学会雑誌
    1997年 58 巻 12 号 2971-2975
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/02/20
    ジャーナル フリー
    正所性の副腎皮質腺腫は
    クッシング症候群
    の1つとして多い疾患であるが,異所性の腹腔内副腎皮質腺腫は文献を検索しえた範囲では極めて稀である.今回われわれは切除しえた副副腎原発の巨大副腎皮質腺腫の1例を経験したので報告する.症例は74歳女性.平成6年9月ショック状態を伴う急性腹症にて当院に救急搬送. CT, MRIにて,少量の腹腔内出血,腫瘍内出血を伴う18cm大の後腹膜腫瘍を認めた.保存的に経過を観察した後,平成7年2月血管造影にて流入動脈(L2~5の腰動脈),流出静脈(下大静脈)を把握できたので,同年3月切除術を施行した.腫瘍は18cmの大きさで病理学的には副腎皮質腺腫であった.副腎皮質は腎と同様に中胚葉性腹腔上皮から生じ,発生学的見地から異所性に副腎皮質腺腫が発生するのは稀である.
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