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クエリ検索: "サーベイランス"
9,648件中 1-20の結果を表示しています
  • 堀田 欣一, 松田 尚久, 斎藤 豊
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2021年 63 巻 2 号 165-171
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/02/22
    ジャーナル フリー HTML

    大腸内視鏡検査実施後の

    サーベイランス
    の大きな目的の1つは,検査実施後の大腸癌の罹患と死亡を抑制することである.大腸癌の罹患・死亡抑制効果と
    サーベイランス
    の負荷・コスト,検査のキャパシティーなどのバランスを加味して最適な
    サーベイランス
    ・プログラムを構築することが求められる.日本においては従来,臨床現場において欧米よりも頻回な
    サーベイランス
    がなされてきたが,新たに発刊された「大腸内視鏡スクリーニングと
    サーベイランス
    ガイドライン」において初めてリスク層別化に基づく
    サーベイランス
    ・プログラムが提唱された.今後,臨床の現場で広く普及することが期待される.

  • 広利 浩一, 田口 芙佳, 田根 香織, 澁谷 剛志, 後藤 里沙, 松谷 サディア, 菅原 宏美, 松本 光史, 田村 和朗, 前田 尚子, 金 昇晋
    日本乳癌検診学会誌
    2025年 34 巻 2 号 158-165
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
    ジャーナル 認証あり
    当院では2013年より,遺伝性乳がん卵巣がん症候群(hereditary breast and ovarian cancer:HBOC)に対する乳腺
    サーベイランス
    を開始し,2020年の保険収載以降,BRCA1/2病的バリアント保持者(pathogenic variant carrier:PVC)と診断される症例の増加に伴い,
    サーベイランス
    施行例も著しく増加している。本研究では,2013年から2025年に当院で
    サーベイランス
    を実施した女性PVC 71例を対象に,診療録に基づく後方視的解析を行った。
    サーベイランス
    は,年1回の乳房MRIおよびマンモグラフィ(MG),ならびに年2回の乳房超音波(US)を基本として実施した。中央値2.9年間の実施期間中に,6例(8.5%)で乳がんが発見され,うち4例は未発症血縁者,4例は初回
    サーベイランス
    での発見であり,5例は病期Iまでに診断されていた。病変の検出モダリティは,MRI単独2例,MG単独1例,MGとUSの併用2例,全モダリティで指摘された例が1例であった。本検討により,MRIを含む
    サーベイランス
    が,乳がんの早期発見に寄与し得ることが示唆された。
  • 小西 敏郎, 針原 康
    環境感染
    2004年 19 巻 2 号 320-322
    発行日: 2004/05/10
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 中島 卓利, 安武 晃一, 西崎 朗, 廣畑 成也, 堀田 和亜, 田村 孝雄, 石井 新, 神田 一, 桃井 美華子, 中江 史朗
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2000年 42 巻 8 号 1289-1297
    発行日: 2000/08/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    大腸腫瘍内視鏡的摘除後3年以内に2回の
    サーベイランス
    を施行した273症例を対象に,
    サーベイランス
    時に発見した腫瘍性病変の検討を行った.一症例あたり3.88±0.20病変摘除後,初回(平均8.73カ月後)の
    サーベイランス
    時に1.05±0.08病変,2回目(平均22,6カ月後)の
    サーベイランス
    時には0.58±0.06病変を認め,初回に比べ2回目は有意に減少していた(p<0.001).摘除病変の個数が多数になるほど
    サーベイランス
    時に病変が発見される割合が有意に高率となったが,摘除病変の紺織学的異型度,大きさとの問には明らかな関連は認められなかった.摘除病変に比べ,
    サーベイランス
    時に発見された病変では,低異型度,5mm未満,表面型,右側結腸の病変が有意に多くみられた.内視鏡的摘除時及び2回の
    サーベイランス
    の計3回の内視鏡検査で認めた全病変のうち
    サーベイランス
    時に発見した病変を新生・見逃し病変とみなすと,新生・見逃し率は全体で29.4%で,高度異型腺腫・癌または5mm以上の病変では9.0%であった.以上の成績よリ,内視鏡的摘除後の
    サーベイランス
    は少なくとも3年以内に行うべきであり,特に多発例では慎重な経過観察が必要であると考えられた.
  • 角野 忠昭, 小林 雅子, 梅田 由佳, 石山 進, 中積 泰人, 高田 重男
    医学検査
    2016年 65 巻 4 号 436-440
    発行日: 2016/07/25
    公開日: 2016/09/10
    ジャーナル フリー

    MRSAは,現在においても院内感染上問題となっている菌である。今回我々は,適切かつ効率的な感染対策を行うため,70歳以上の入院患者を対象にMRSA

    サーベイランス
    を実施し,MRSAの保菌リスク因子及び
    サーベイランス
    効果について検討した。
    サーベイランス
    の結果,高齢者施設からの転院患者でMRSAの陽性率が59.0%と有意に高値であり,MRSA保菌リスク因子であることが確認された。
    サーベイランス
    実施後,年間のMRSA検出率が減少したことから,
    サーベイランス
    はMRSA院内感染防止に有効であると考えられた。今後は,施設からの入院患者に対し,積極的にMRSA
    サーベイランス
    を行うか,あるいは接触予防策を実施することで,さらなる院内感染対策につながると考えられる。

  • 阿島 美奈, 岡垣 篤彦, 西村 美樹, 上平 朝子, 山崎 邦彦, 吉崎 悦郎, 勝 順子, 白阪 琢磨
    環境感染
    2005年 20 巻 2 号 112-118
    発行日: 2005/06/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    サーベイランス
    は, 病院感染の発生状況を把握し, 分析した情報をケア提供者にフィードバックすることによって, 感染予防対策の評価と改善を行うための活動であり, 病院感染管理上は対象を定めた
    サーベイランス
    が重要となる. しかし, 手作業と伝票の集積に頼った
    サーベイランス
    では, 実施に時間と労力を要するため担当者の負担が大きく, しかも報告書記載の不備や報告の遅延が生じれば不正確な
    サーベイランス
    となる. 当院では省力化と正確性を目指して, 既存の院内LANシステムを活用した
    サーベイランス
    システムを構築した.
    サーベイランス
    の対象として中心静脈 (以下CV) カテーテル関連血流感染 (以下BSI) を定め, 病院全体におけるCVカテーテル関連BSIのベースライン把握と, 感染管理
    サーベイランス
    を継続的に実施した. 本システムでは, アクセス権限を持つ感染管理者が病棟などの端末から院内LANを通じてサーバーにアクセスし, 感染情報をリアルタイムで入手でき, さらに当該患者を病棟配置図で識別できるので, 実際の感染管理上で有益性が高い. コンピューターネットワークを活用した本システムの導入は, 効果的な感染管理を少ない労力で効率よく実施する上で有意義であった.
  • 渡邉 都貴子
    日本環境感染学会誌
    2016年 31 巻 3 号 151-157
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/18
    ジャーナル フリー
     2013年,The Centers for Disease Control and Prevention (CDC)は,成人の入院施設に於いて,これまでのventilator-associated pneumonia (VAP)
    サーベイランス
    を,ventilator-associated events (VAE)
    サーベイランス
    に変更するとし,VAEの定義を発表した.定義が発表されてからも,
    サーベイランス
    の方法や定義について多くの変更がなされた.一方,VAEの疫学,VAEとVAP
    サーベイランス
    の関連,VAEのリスクファクター,予防策について多くの研究が発表された.この論文では,VAE
    サーベイランス
    の定義の最新版と,最近発表されたVAEに関する研究をレビューし要旨を述べる.
  • 川久保 実和, 徳永 徹二, 小針 伸一, 箱崎 幸也
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2013年 55 巻 5 号 1633-1642
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/28
    ジャーナル フリー
    【目的】全大腸内視鏡検査(TCS)における至適
    サーベイランス
    時期を検討した.
    【方法】1985年~2004年に初回TCSを実施し,5年以上経過観察出来た1,548例(年齢中央値:47歳,男性:94%,5~10年未満観察:1,028症例,10年以上観察:520症例)を対象とした.初回所見にて正常群,微小腺腫群,腺腫群,癌腫群に分類し,5mm以上腺腫/癌腫発生の危険因子や累積発生率から至適
    サーベイランス
    TCS時期を検討した.当院での初回TCS時の10mm以上腺腫と癌腫の占める割合は7.5%であり,これを許容範囲内として検討した.
    【結果】1.腺腫群は正常群,微小腺腫群に比較し,異時性腫瘍発生率が5~10年未満の観察期間では有意に高率(P=0.001,P=0.0037)であったが,10年以上観察では有意差はなかった.2.全男性での腫瘍発生の独立危険因子は,50歳以上,5mm以上,2個以上の3項目であった.危険因子別の累積発生率から許容範囲7.5%となるのは,50歳代で腫瘍が2個以上症例では3.2年,40歳代症例や50歳代で腫瘍1個以下症例では4.6~7.6年であった.
    【結論】壮年男性においては3~5年毎の
    サーベイランス
    TCSが効果的と考えられた.
  • 小美野 勝, 吉松 和彦, 西村 和幸
    日本環境感染学会誌
    2019年 34 巻 5 号 246-253
    発行日: 2019/09/25
    公開日: 2020/03/25
    ジャーナル フリー

    手術部位感染

    サーベイランス
    において,感染管理担当者が創部の直接観察を行うことが望ましいとされているが,実施している施設は42.1%で過少報告の可能性が示唆されている.過少報告では手術部位感染(Surgical Site Infection,以下SSI)症例を拾い落とすこととなり,
    サーベイランス
    の質を大きく低下させる.当院では,外科医師と病棟看護師で行う直接観察により過少報告に陥っている可能性が示唆されたため,2016年の外科症例を後方視的に再判定した.また2017年には感染管理認定看護師(Certified Nurse in Infection Control,以下CNIC)による直接観察を実施し,SSI判定を医師とともに行った.2016年のSSI発生率は498名中13名(2.6%)であったが,再判定では44名のSSI発生(8.8%)があり,6.2%の過少報告であった(p<0.001).2017年は,医師が単独で判定した症例は133名中13名(9.8%)であったが,CNIC判定では21名(15.8%)のSSI発生があり,6.0%の過少報告であった(p=0.099).CNICによる直接観察は,
    サーベイランス
    の精度を高める有効な手段であることが示唆された.

  • 小林 寬伊, 森山 由紀, 黒須 一見
    日本環境感染学会誌
    2013年 28 巻 3 号 178-179
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/05
    ジャーナル フリー
  • 森兼 啓太
    環境感染
    2003年 18 巻 2 号 265-270
    発行日: 2003/05/15
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    サーベイランス
    は「結果 (outcome) を改善することができる人々に必要な情報を提供できることを目的として, 特定の疾患や出来事 (event) についての発生分布や原因に関するデータを, 収集, 統合, 分析する組織的な手法」と定義されている. 病院感染の
    サーベイランス
    にあたっては, 感染率を算出するための分母となるべき母集団のデータと, 分子である感染例のデータをとって分析する. その目的は, 感染率を現場にフィードバックし, 対策を施すことにより, 提供する医療ケアの質を向上させ, 究極的には感染率を低下させることである.
    病院感染
    サーベイランス
    を実施することで病院感染が減少するというevidenceが存在する.それを根拠にしてアメリカでは1970年代から全国的な病院感染
    サーベイランス
    が展開されている. その展開の過程で, 費用対効果の面から全病院的
    サーベイランス
    は捨て去られ, 感染発生頻度が比較的高い項目, 感染制御による利益が大きい項目, 等に焦点を絞った対象限定
    サーベイランス
    が行なわれている. ヨーロッパやオーストラリアなどでもアメリカと同様の全国的病院感染
    サーベイランス
    が確立されつつある. 日本でも諸外国の経験というevidenceに基づき, しかも日本の現在の医療システムに適した全国的病院感染
    サーベイランス
    の確立へ向けて着実に前進していかねばならない.
  • 藤本 卓司, 芝 イク子
    環境感染
    1999年 14 巻 3 号 196-199
    発行日: 1999/08/31
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    市立堺病院では1997年10月から胃手術の創感染
    サーベイランス
    を開始した.その結果および市中病院のおいて創感染
    サーベイランス
    を実施する意義について検討したので報告する.
    対象は創感染
    サーベイランス
    開始前の1996年10月から1997年3月まで,
    サーベイランス
    開始後の1997年10月から1998年3月までに当院で実施した胃手術のすべてである.外科医師, 病棟看護婦を対象に, 創感染とその予防の具体策,
    サーベイランス
    の意義, 方法などの学習会を実施した後,
    サーベイランス
    を開始した.
    創感染率は
    サーベイランス
    開始前後で30.8%から9.7%へ減少した.症例の大半を占めるNNIS危険指数1の群では27.3%から8.0%へ減少したが, CDC基準値5.6%に比べると高値であった.創感染に係わる因子の中では手術時間, 予防的抗生物質の投与開始のタイミング, 投与日数に有意な変化が認められた.手術時間は5時間59±112分から4時間25±88分へと短縮した.抗生物質を出棟時あるいは執刀時, すなわち手術直前に開始した症例は12%から61%へ増加し, 投与日数は5.3±2.7日から3.7±1.5日に短縮した.
    創感染
    サーベイランス
    は日本においてまだ広く行われていないが, これを実施することにより各医療施設での危険因子が明らかになり, 創感染の減少に寄与しうると考える.
  • 森兼 啓太
    環境感染
    2004年 19 巻 2 号 297-300
    発行日: 2004/05/10
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    2000年11月から消化器外科手術を対象に手術部位感染 (SSI)
    サーベイランス
    を開始した.
    サーベイランス
    の対象は当科で施行される開腹術で, 開胸を伴うものや腹膜炎などの汚染手術は除いた. また, SSI
    サーベイランス
    開始前の比較対象として直近の10ヵ月, すなわち2000年1月から10月までの診療録調査を行なった. NNISのデータベースおよび過去のデータとの比較に際しては, NNIS Risk Index Scoreによるリスク調整を行ない, Standardized infection ratio (SIR) を算出した.
    サーベイランス
    の対象の大部分を占める大腸手術に関する解析では,
    サーベイランス
    開始直後の6ヵ月間のSSI発生率は低下し, それに続く6ヵ月間の発生率は開始前の発生率に対して有意に低下した. SSI
    サーベイランス
    を実施する傍ら, データ解析結果のフィードバックを通じてSSIを減少させる実際的な方策を議論し, 術中抗菌剤追加投与の徹底, 腹腔内洗浄, 手袋の交換, 閉創の工夫などを介入として行った. これらの活動が結果として質改善につながったと考えられる. SSI
    サーベイランス
    を通じて外科手術の質改善活動が行われ, SSIが減少した.
  • 山本 弥寿子, 岡村 弥妃, 松山 裕美, 金子 景香, 宇野 摩耶, 三好 雄一郎, 清藤 佐知子, 高橋 三奈, 高嶋 成輝, 青儀 健二郎, 大住 省三
    日本乳癌検診学会誌
    2020年 29 巻 1 号 21-25
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/06
    ジャーナル フリー
    近年,がんゲノム医療の保険診療化,マルチジーンパネルの登場,遺伝学的検査がコンパニオン診断として行われるようになる等,腫瘍領域における遺伝医療は大きく変化してきている。それに伴い,遺伝性乳癌卵巣癌症候群(hereditary breast and ovarian cancer syndrome,以下HBOC)の診断を受ける患者数も増加すると予想される。遺伝性腫瘍診療の重要な目的の一つは
    サーベイランス
    による新規がんの予防もしくは早期発見であるが,この診療の対象には未発症を含む血縁者も入っており,
    サーベイランス
    の需要は相当数あると見込まれる。その一方,遺伝性腫瘍診療の体制は充分とは言い難く,
    サーベイランス
    に至ってはなおさらである。 当院では従来より認定遺伝カウンセラーを中心としたチーム医療を行っており,遺伝カウンセリングから
    サーベイランス
    まで一貫して自施設で行えるように徐々に体制を拡大,遺伝性がん診療科の診療の一貫として2018年9月より
    サーベイランス
    外来も開始した。 当院でのHBOC
    サーベイランス
    状況を後方視的に検討し,その現状や課題,対策について報告する。
  • 嶋 雅範
    日本外科感染症学会雑誌
    2019年 16 巻 6 号 642-648
    発行日: 2019/12/31
    公開日: 2020/02/14
    ジャーナル フリー

    人工呼吸器関連肺炎(ventilator-associated pneumonia:以下,VAP)の発生率を低減するため,National Healthcare Safety Network(以下,NHSN)は,成人のVAP

    サーベイランス
    として2013年に人工呼吸器関連イベント(Ventilator-Associated Events:以下,VAE)
    サーベイランス
    を開始している。VAE
    サーベイランス
    は,患者予後と相関していることや,判定が簡便で電子化が期待できるなどの利点がある。一方でVAP
    サーベイランス
    結果と相違があることや,発生率の解釈が不明確であること,結果が人工呼吸器の管理方法に左右されるといった問題点もある。VAE
    サーベイランス
    は,肺炎だけでなく人工呼吸器を使用することによって起こる合併症すべてに焦点を当てた
    サーベイランス
    である。導入には人工呼吸器の設定を患者の状態にあった設定に管理できるような体制が望まれ,導入後も人工呼吸器管理を全般的に管理していく必要がある。VAE
    サーベイランス
    を活用するには,感染管理担当者だけでなく,さまざまなチームや職種と協働し発生率の低減に向け活動するべきである。

  • 渡邉 真治
    ファルマシア
    2019年 55 巻 12 号 1131-1133
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/01
    ジャーナル フリー
    感染症における
    サーベイランス
    は、その病原体の発生状況や変化を継続的に把握することを目的とし、その情報を感染症対策に役立てることである。世界中でヒトの間で流行する季節性インフルエンザは、世界保健機関(WHO)を中心とした
    サーベイランス
    ネットワークが構築されており、世界中のインフルエンザウイルスを監視している。日本も国内の
    サーベイランス
    だけでなく、世界のネットワークの一員として
    サーベイランス
    に参画し、ウイルス株の性状解析を通して、ワクチン株選定や抗インフルエンザ薬に対する耐性株の検出を行い、情報を共有している。
  • 小林 寬伊, 黒須 一見
    日本環境感染学会誌
    2012年 27 巻 3 号 234-235
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/05
    ジャーナル フリー
  • 山本 健久, 大橋 毅夫, 杉山 恵, 古場 裕司, 長谷川 専, 筒井 俊之
    獣医疫学雑誌
    2008年 12 巻 1 号 23-24
    発行日: 2008/07/20
    公開日: 2010/09/10
    ジャーナル フリー
    BSEは生前診断法が確立されておらず,臨床症状が明瞭でないことや,潜伏期間が4~5年に及ぶことから,各国における本病の浸潤状況を把握するためには一定の規模の
    サーベイランス
    を実施する必要がある。このため,OIEが定める国際基準においては,各国が実施するべきBSE
    サーベイランス
    の規模(検査頭数に基づくポイント)が定められている。また,これらの
    サーベイランス
    の結果から本病の有病率を推定する手法(BSurvEモデル)が,EU各国等が中心となって開発されている。
    しかしながら,
    サーベイランス
    の結果を評価するためには,
    サーベイランス
    結果の定量的な分析のみならず,
    サーベイランス
    を実施した獣医システムやコンプライアンスの高さなど,結果の信頼性に関する評価も重要と考えられる。このため,本研究では,定性的な問題を評価する際に用いられる手法であるAnalytical Hierarchy Process (AHP)法を応用して,
    サーベイランス
    の質的側面の評価手法の開発を試みた。
  • 大日 康史, 山口 亮, 杉浦 弘明, 菅原 民枝, 吉田 眞紀子, 島田 智恵, 堀 成美, 杉下 由行, 安井 良則, 砂川 富正, 松井 珠乃, 谷口 清州, 多田 有希, 多屋 馨子, 今村 知明, 岡部 信彦
    感染症学雑誌
    2009年 83 巻 3 号 236-244
    発行日: 2009/05/20
    公開日: 2016/07/23
    ジャーナル フリー
    2008 年7 月7~9 日に行われた北海道洞爺湖サミットにおいて,バイオテロ,あるいは他の健康危機事案の早期探知を目的として症候群
    サーベイランス
    を実施した.
    サーベイランス
    は,医療機関で行った疑似症定点以外に,調剤薬局
    サーベイランス
    ,救急車搬送
    サーベイランス
    ,OTC
    サーベイランス
    ,一般住民の健康状態監視を行った.症候群
    サーベイランス
    は,サミット開催2 週間前6 月23 日から閉会後2 週間の7 月23 日まで実施した.調剤
    サーベイランス
    は,薬局での処方箋枚数から,一部は完全自動でデータ取得を実施し, 一部はインターネットのWEB 登録への手入力で実施した.救急車搬送の
    サーベイランス
    は,救急車搬送の出動記録からの完全自動方式と手入力方式を併用した.OTC
    サーベイランス
    は,薬局での売り上げデータを2 社の民間企業から購入した.一般住民の健康状態監視は,民間調査会社とモニター契約を結んでいる個人に対してパソコンあるいは携帯電話を通じての健康状態の報告を求めた.取得したデータに対して,自動的に解析を行い,その結果をもとに,保健所が調査を行うかどうかの判断を,北海道庁,道立衛生研究所,国立感染症研究所,厚生省との電子メールのやり取りで行い,週末も含めて毎日10 時までに実施した.また,日報およびその概要の配信はおおむね10 時半までに行われた. 調剤薬局
    サーベイランス
    は23 薬局が完全自動化のシステムに,また71 薬局が手入力のシステムに参加した.救急車搬送
    サーベイランス
    は洞爺湖を管轄する消防本部及びサミット対応のために設置された統括警戒本部では完全自動のシステムが使用されたが,他の7 消防本部で手入力で実施された.OTC
    サーベイランス
    は79 薬局から収集されたが,一日遅れで,また解析を自動化することはできなかった.インターネットによる健康状態の調査は472 世帯が参加し,解析,還元も完全自動で行われた.幸いにしてサミット期間中特筆される健康危機事案は認められなかったが,救急車搬送
    サーベイランス
    が探知した異常に対して7 回保健所が調査を行った. このシステムは実施可能で有用である事が示された.特に,救急車搬送
    サーベイランス
    は感度が高かった.症候群
    サーベイランス
    は,完全自動化されることが最も望ましいが,サミットにおいては一部手入力あるいは手動による解析を行わざるを得なかった.常時稼働で完全自動システムの構築が症候群
    サーベイランス
    の次の目標である.
  • 阿南 直美, 山城 秀仁, 高橋 俊司, 菅野 のぞみ, 賀来 満夫, 青柳 哲史, 森兼 啓太, 中島 啓喜, 小野 由可, 長田 ゆかり, 松尾 収二, 西 功, 草野 展周, 能勢 資子, 田仲 祐子, 野上 智, 宮本 仁志, 村上 忍, 平松 和史, 三浦 慎和, 森永 芳智, 栁原 克紀, 上地 幸平, 前田 士郎, 吉田 立
    The Japanese Journal of Antibiotics
    2019年 72 巻 3 号 219-244
    発行日: 2019/09/25
    公開日: 2024/06/20
    ジャーナル フリー

    2014年に全国の15医療施設において種々の臨床材料から分離された好気性グラム陰性菌18菌属種,1,220株の各種抗菌薬感受性測定および一部の耐性因子の遺伝子検出を行い,経年変化も含めた疫学動向を調査した。

    セファロスポリン系に対する薬剤感受性からextended spectrum β-lactamase(ESBL)産生株と判定された菌株の割合は,Escherichia coli, Klebsiella pneumoniae, Klebsiella oxytoca, Proteus mirabilis の各菌種においてそれぞれ22.4%, 6.3%, 5.8%, 12.2%であった。ESBL産生E. coliの分離率はこの10年で増加してきたが,2014年は前回調査の2012年と同程度であった。ESBL産生K. pneumoniaeの分離率はE. coliと比べて低値であるが,2006年の2.4%から緩やかに増加している。検出されたESBL産生E. coli の遺伝子型としてはCTX-M typeが主流であり(34株中33株,97.1%),CTX-M typeの33株中26株はCTX-M-9グループであった。また,これまでの

    サーベイランス
    では検出されていなかったSHV-12型ESBL産生E. coli が1株検出された。ESBL産生E. coliにおけるlevofloxacin耐性株の割合は82.4%であった。

    2014年臨床分離ブドウ糖非醗酵グラム陰性菌において,抗菌薬感受性は2012年分離株の感受性測定結果から大きく変化していなかった。Multidrug-resistant Pseudomonas aeruginosa の分離率は1.0%, multidrug-resistant Acinetobacter は分離されず,これまでの調査同様,低い水準を維持していた。

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