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クエリ検索: "スピリチュアリティ"
1,386件中 1-20の結果を表示しています
  • —「スピリチュアリティの覚醒」の概念分析—
    中谷 啓子, 島田 凉子, 大東 俊一
    心身健康科学
    2013年 9 巻 1 号 37-47
    発行日: 2013/02/10
    公開日: 2013/02/18
    ジャーナル フリー
    本研究は,日本における
    スピリチュアリティ
    の概念を明らかにするための先行的研究である.
    スピリチュアリティ
    が人間の内面に本来備わる目に見えないものという前提に立ち,「
    スピリチュアリティ
    の覚醒」,すなわち,
    スピリチュアリティ
    が顕在化する契機に着目し,その概念を明らかにすることを目的とする.
    研究デザインは,文献研究である.国内の学術論文を網羅するため3種類の検索データベースを用いた.キーワードを「
    スピリチュアリティ
    」「スピリチュアル」「覚醒」「危機」「クライシス」「概念」「グリーフ」「悲嘆」「日本人」に設定し文献を抽出し,その記述内容を分析フォームに整理しデータ化した.このうち,「
    スピリチュアリティ
    の覚醒」の概念が抽出されたデータを,Walker & Avantの概念分析の手法を用い分析した.その結果,「
    スピリチュアリティ
    の覚醒」の先行要件12種類,属性5種類,帰結9種類が明らかになった.また,考察の結果,
    スピリチュアリティ
    の覚醒は,快・不快といった様々な出来事を契機に発生し,その結果として,自己の意識を拡張したり心身の回復,さらには大いなるものへの感謝と慈しみといった自己の成長をもたらすことが示唆された.さらに,このような機会は,生涯を通して,誰にでも起こり得ること,内的自己と超越的存在との関係といった2つの方向性のある探求であることを示唆した.さらに,人間は,「
    スピリチュアリティ
    の覚醒」によって,生涯にわたり成長や変化の機会を得ることができ,こころとからだの相関の中でQOLを高めていくことが可能であることが示唆された.
  • 湯本 理子, 佐藤 悦子
    日本地域看護学会誌
    2012年 15 巻 2 号 73-80
    発行日: 2012/12/31
    公開日: 2017/04/20
    ジャーナル フリー
    目的:本研究は,
    スピリチュアリティ
    評定尺度(SRS)を用いて,A県内の訪問看護師のもつ
    スピリチュアリティ
    に影響を及ぼす要因を明らかにすることである.方法:A県内の全訪問看護ステーション40か所の訪問看護師244人に対し,無記名自記式アンケート調査を実施し,183人から返信が得られ,うち回答に欠損のない173人(有効回収率70.9%)を解析対象とした.調査項目は,訪問看護師のもつ
    スピリチュアリティをスピリチュアリティ
    評定尺度(SRS)を用いて測定した.先行文献より抽出された
    スピリチュアリティ
    に影響が想定される要因11項目との関連についての分析はt検定,多変量解析は数量化I類によった.結果および考察:平均年齢は44.0歳(±7.8),訪問看護師の経験年数は7.7年(±5.6)であった.訪問看護師としての
    スピリチュアリティ
    の平均得点は46.8点(±8.7)で正規分布に近い分布を示した.
    スピリチュアリティ
    に影響を与えていると思われる11項目との関連は,多変量解析の結果,最も影響していた項目は「スピリチュアリテイに関心がある」「(スピリチュアリテイの)研修会に参加したことがある」であった.本研究において,
    スピリチュアリティ
    に影響していたものは,「年齢」や「経験」ではなく,訪問看護師の
    スピリチュアリティ
    に働きかけていくためには,それへの関心と学習の機会が重要であるといった示唆を得た.
  • 堀江 宗正
    宗教と社会
    2021年 27 巻 153-155
    発行日: 2021/06/05
    公開日: 2023/06/24
    ジャーナル フリー
  • 田内 香織, 神里 みどり
    日本看護科学会誌
    2009年 29 巻 1 号 1_25-1_31
    発行日: 2009/03/20
    公開日: 2011/08/30
    ジャーナル フリー
    【目的】 本研究は終末期がん患者のケアに携わる看護師の
    スピリチュアリティ
    とスピリチュアルケアの関連性を明らかにすることを目的として実施した.
    【方法】 看護師295名を対象として,無記名自記式質問紙調査を行った.質問紙の主な内容は
    スピリチュアリティ
    評定尺度とスピリチュアルケア測定尺度,基本的属性で構成した.
    【結果】 基本的属性は,平均年齢30.6±8.1歳,経験年数8.3±6.7年であった.特定の信仰を有する者は8.3%(仏教2.6%,キリスト教2.2%など)であった.最終的に
    スピリチュアリティ
    とスピリチュアルケアとの因果関係モデルが示された.
    スピリチュアリティ
    やスピリチュアルケアについて学ぶこと,臨床経験を積むことによって看護師自身の自己に対する意味感や価値観が高まる.この意味感や価値観は看護師の
    スピリチュアリティ
    を高め,スピリチュアルケアの実践につながっていた.
    【結論】 スピリチュアルケアに最も強い影響を与えていた要因は
    スピリチュアリティ
    であり,
    スピリチュアリティ
    の高い看護師はスピリチュアルケアをより積極的に行っていることが示された.終末期がん患者のケアに携わりながらも
    スピリチュアリティ
    やスピリチュアルケアを学び続けることによって看護師が自分自身の
    スピリチュアリティ
    を意識し,スピリチュアルケアをより積極的に実践できるようになると考えられる.
  • ―エキスパートインタビューに基づいて―
    安井 優子
    保健医療社会福祉研究
    2021年 29 巻 29-45
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2022/03/25
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は、緩和ケア・終末期医療における医療ソーシャルワーカー(以下MSW)のSpiritual Sensitivityの構造を明らかにすることである。エキスパートMSW4名を対象に実施したインタビュー内容をKJ法により構造化した。その結果、宗教の有無には拠らず、原体験に根ざしたいのちに対する価値観と人間を超えるもの・世界との内なる対話を源流とした【全人理解に基づく「人間の限界自覚」と「人間を超えるものへの信頼的態度」】を核に、クライエントもMSWも同じ全人として互いの

    スピリチュアリティ
    を響き合わせながら苦しみの意味を共に指向する態度や、自らも1人の全人として自己存在の根源的意味を指向する態度と相互に影響し合う構造であることが明らかとなった。今後は他の領域のソーシャルワーカーのSpiritual Sensitivityについても調査を重ね、今回発想された構造をさらに検証していく必要がある。

  • 酒井 禎子, 大久保 明子, 岡村 典子, 阿部 正子, 戸田 幸子
    Palliative Care Research
    2011年 6 巻 1 号 216-221
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    看護師が
    スピリチュアリティ
    を考える体験をした臨床場面とその内容とはどのようなものであるかを明らかにすることを目的とし, 4病院・1緩和ケア病棟の看護師に質問紙調査を実施した. 835名の看護師から回答が得られた結果,
    スピリチュアリティ
    を考えた体験を持つ看護師は全体の2割程度であった. 看護師は, 病と共に生きる, あるいは死に向かう患者の姿から人間の強さや人生を考えるとともに, 生と死にまつわる超越的な出来事を通して,
    スピリチュアリティ
    を考えていた. また, 臨床で困難と感じた患者へのケアなどを通して, 心身領域にとどまらないケアへの考えを深めていた. このような人の生と死や超越的なものへの看護師の関心は, 日本人の
    スピリチュアリティ
    の構造を反映していると考えられるとともに,
    スピリチュアリティ
    の概念を自身の体験と関連させながら理解を深める看護教育の必要性が課題として示唆された. Palliat Care Res 2011; 6(1): 216-221
  • 豊里 竹彦, 伊波 佑香, 與古田 孝夫, 古謝 安子, 平良 一彦
    心身医学
    2012年 52 巻 12 号 1129-1136
    発行日: 2012/12/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    本研究は地域高齢者の抑うつ傾向に焦点を当て,身体的健康,ソーシャルサポートおよび
    スピリチュアリティ
    の側面から包括的に検討を行い,高齢者のうつに対する予防的方略に資することを目的とした.調査は,沖縄県A村の65歳以上高齢者の50%にあたる475名を層化無作為抽出し,分析対象とした.調査内容は,基本属性,身体的健康,提供・受領サポートおよび高齢者用
    スピリチュアリティ
    評定尺度を設問した.基本属性を制御変数,提供サポート,身体的健康および
    スピリチュアリティ
    を独立変数とした多重ロジスティック回帰分析の結果,身体的健康および
    スピリチュアリティ
    との有意な関連を示し,良好な身体的健康や高い
    スピリチュアリティ
    が抑うつ傾向となるリスクを有意に低めた.本結果より,地域高齢者の抑うつ傾向には身体的健康と
    スピリチュアリティ
    が関連し,精神健康の維持・向上に身体的健康および
    スピリチュアリティ
    を含めた包括的な取り組みの必要性が示唆された.
  • ホルヘ・フェレール, 中川 吉晴, 吉嶋 かおり
    トランスパーソナル心理学/精神医学
    2012年 12 巻 1 号 73-89
    発行日: 2012年
    公開日: 2019/08/08
    ジャーナル オープンアクセス
    本論文は、身体化された
    スピリチュアリティ
    (embodied spirituality)の意義について論じたものである。身体化 された
    スピリチュアリティ
    は、身体と性をふくむ人間の属性をすべて統合したものにもとづいている。また本論文は、 身体化された
    スピリチュアリティ
    を、身体から切り離された(脱身体化された)
    スピリチュアリティ
    と対比して論じ ている。脱身体化された
    スピリチュアリティ
    は、身体からの分離や昇華にもとづいており、人類の宗教史のなかに蔓 延している。さらに本論文は、生きたパートナーとしての身体にアプローチし、それによって自分の霊的生(spiritual life)を共創造(co-create)するとはどのようなことなのか、ということについて述べている。そして、完全に身体 化された
    スピリチュアリティ
    の10の特徴を概観する。最後に論文を締めくくるにあたって、身体化されたスピリチュ アリティの過去・現在と未来の可能性について、いくつかの考察を付しておく。
  • 竹田 恵子, 太湯 好子, 桐野 匡史, 雲 かおり, 金 貞淑, 中嶋 和夫
    日本保健科学学会誌
    2007年 10 巻 2 号 63-72
    発行日: 2007/09/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究は高齢者版の
    スピリチュアリティ
    健康尺度を開発し,その妥当性と信頼性を検討することを目的とした。A県内の2地域に在住する高齢者を対象に質問紙調査を実施した。764名より回答を得,そのうちの
    スピリチュアリティ
    およびQOLに関する項目に欠損値のない532名を解析対象とした。統計解析では,高齢者版
    スピリチュアリティ
    健康尺度(18項目)の因子モデルとして,第一次因子を「生きる意味・目的」「死と死にゆくことへの態度」「自己超越」「他者との調和」「よりどころ」「自然との融和」の6因子、また第二次因子を「
    スピリチュアリティ
    」とした6因子二次因子モデルを仮定し,そのモデルのデータへの適合度を確認的因子分析により検討した。結果,本尺度の構成概念妥当性を支持するものであった。ついで,PGCモラール尺度で測定されたQOLを外的基準とする
    スピリチュアリティ
    とQOLとの因果関係モデルを構築し,そのモデルのデータへの適合性を構造方程式モデリングで検討した。結果は,
    スピリチュアリティ
    がQOLの下位概念である「孤独感・不満足感」「心理的動揺」「老いに対する態度」に有意な関連性を示すと同時に,本尺度の構成概念妥当性を裏付けるものである。また本尺度の信頼性も適切な数値を示していた。この結果は,高齢者のQOLの維持・増進に関連した介入方法を考案する上で
    スピリチュアリティ
    を測定することの重要性を示唆しているものと解釈できた。
  • *宮下 麻美, 大塚 泰正
    日本心理学会大会発表論文集
    2021年 85 巻 PR-005
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/30
    会議録・要旨集 フリー

    日本人登山者は,日本独自の山岳信仰の影響を受けて登山者特有の

    スピリチュアリティ
    観をもっている可能性がある。本研究では,登山行動に関する
    スピリチュアリティ
    を「登山行動を通して見出された,内的自己や自然・他者とのつながりと価値観」と定義し,日本人登山者の
    スピリチュアリティ
    の構成要素を探索的に明らかにすることを目的とした。成人一般登山者13名(男性7名,女性6名,平均年齢41.8歳)を対象に,機縁法による半構造化面接を実施した。インタビュー調査の結果を,KJ法を援用して分類したところ,登山者の
    スピリチュアリティ
    を構成する26のカテゴリーが生成された。これらを中谷・島田・大東(2013),竹田・太湯(2006),和・廣野・遠藤・満石・濁川(2014)による日本人の
    スピリチュアリティ
    の構成要素と比較したところ,本研究で見出された26のカテゴリー全てを含むものは認められなかった。特に,「人生の深い洞察」,「達成感」はいずれの先行研究においても見出されなかったことから,これらは登山者特有の
    スピリチュアリティ
    観である可能性が示唆された。

  • 井筒俊彦の分節理論, アニミズム, 創造的退行の観点から
    横洲 有咲, 宮田 裕光
    宗教/
    スピリチュアリティ
    心理学研究

    2024年 2 巻 1 号 14-25
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー
    スピリチュアルな体験は, 本質的に個人的なものであり 主観的体験の一形態である。このことは
    スピリチュアリティ
    に関する科学的研究を困難にしていると考えられてきた。しかしながら 主観的体験は それが個人的であるという点にこそ体験としての本質があり その個人性に沈潜することで普遍的な思想に接続されうると考えられる。 このような立場から主観的体験を探求することは 個人を超え出て 普遍的地平に接触する方法になりうる。さらに 主観的体験としての
    スピリチュアリティと普遍性を結びつける観点からスピリチュアリティ
    を論じることで
    スピリチュアリティ
    という現象を万人に開かれた普遍的な問いとして捉え直すことが可能になると考えられる。本論文では こうした個人的体験に内在する普遍性という立場に基づいて 学術的な
    スピリチュアリティ
    研究の展開可能性を考察する。本論文で<霊性>と表記する
    スピリチュアリティ
    は 内的体験を透徹することを通じて 普遍的地平と接触する力動を指す。このような体験は 著しく個人的であるがゆえに個人を超越する 「超 個人的人間学」にも相当すると考えられる。こうした<霊性>の生成過程を 東洋思想の要となる概念である「無」に至る過程を構造的に示した 井筒俊彦による分節理論から考察する。さらに 文化人類学における「アニミズム」や心理学の理論である「創造的退行」に着目することで 分野横断的に遍在する<霊性>的営みを明らかにする。個人に即した動的プロセスとしての<霊性>を自らの体験に引き受けることで
    スピリチュアリティ
    本来の生命感を損なわずに
    スピリチュアリティ
    の実証科学的研究を幅広い学問領域で展開できるようになることが期待される。
  • *尾崎 勝彦, 平野 文男, 狩谷 明美
    日本森林学会大会発表データベース
    2022年 133 巻 T2-1
    発行日: 2022/05/30
    公開日: 2022/06/21
    会議録・要旨集 フリー

    背景・目的;

    スピリチュアリティ
    ーは、人間らしくある為の根源的なものだが、末期患者等、大きな喪失体験時に表出する。本報では、注意回復要素との関連を通して環境が
    スピリチュアリティ
    ーに影響を及ぼす可能性を検討する。

    方法;大学・専門学校生257名(女性165名、男性73名、不明19名、平均年齢21.0歳(SD=3.7))を対象とし、都市駅前、寺院庭園、山林、平地林、渓流風景を評価させた。評価測度は日本語版注意回復尺度、および濁川ら(2016)の日本人青年における

    スピリチュアリティ
    ー評定尺度5 因子中の3因子「自然との調和」「生きがい」「見えない存在への畏怖」の設問文に「この場所では」という接頭句をつけたものであった。分析は注意回復要素との相関分析、および各因子を従属変数とした風景(環境)による分散分析であった。

    結果と考察;拡がりを除く注意回復要素とは、風景全体で中程度からやや高い正の相関(r=.33~.74,p<.001)であった。分散分析では、見えない存在への畏怖を除いて注意回復要素とほぼ同様な等質サブグループを得て、

    スピリチュアリティ
    ーへの環境影響可能性が示唆された。

  • 佐野 和規, 加藤 哲文
    学校メンタルヘルス
    2013年 16 巻 2 号 140-151
    発行日: 2013年
    公開日: 2021/03/04
    ジャーナル フリー

    【問題と目的】本研究は,学校現場での自傷行為への対応方法を探るため,青年期の自傷行為と

    スピリチュアリティ
    及び死生観との関連を追究したものである。自傷行為と
    スピリチュアリティ
    ・死生観との関係についての研究はこれまでほとんどなされていない。また,学校現場での自傷行為への対応方法もまだ明確になっていない。特に,定時制高校では,自傷行為の経験率が高く,方法論の早急な確立が求められている。

    【方法】定時制高校の生徒266名(男子130名,女子136名)に対して質問紙による調査を行った。高校生用

    スピリチュアリティ
    尺度と死生観尺度を用い,因子分析,高次因子分析,共分散構造分析を用いて自傷行為との関連を検討した。

    【結果】

    スピリチュアリティ
    の1つである「超越的意義づけ」因子と死生観に関わる「死への防衛」因子が自傷行為の抑制要因として働いていた。反対に,もう1 つの
    スピリチュアリティ
    因子である「情動的つながり」と死生観に関する「死への肯定的関心」因子が,自傷行為の促進要因と関連していることが確認された。

    【考察】このことは,学校現場で自傷行為の予防改善に関する教育を行っていく場合,生徒の死への防衛意識を尊重することの必要性,健康的な

    スピリチュアリティ
    を活用することの有効性を示唆している。

  • 島薗 進
    宗教研究
    2010年 84 巻 2 号 331-358
    発行日: 2010/09/30
    公開日: 2017/07/14
    ジャーナル フリー
    現代世界では世俗主義に抗して宗教的な世界観の回復を望む潮流がある。(1)伝統宗教の復興、(2)
    スピリチュアリティ
    の興隆、(3)制度領域での宗教性の台頭、という三つの側面から考えることができるが、この論文では主として(2)の現象に注目し、歴史的な展望の下に見直し、興隆の要因について問う。「宗教から
    スピリチュアリティ
    へ」と捉えられることが多い現象だが、「救済宗教から
    スピリチュアリティ
    へ」と理解するのが適当ではないかと論じる。伝統宗教の外で展開する「新しい
    スピリチュアリティ
    」と伝統宗教の中の
    スピリチュアリティ
    の強調との間に連続性があるとも論じる。また、宗教と新しい
    スピリチュアリティ
    の関係を的確に捉えるために、両者の仮説的定義を試みる。そして、宗教と
    スピリチュアリティ
    が緊張関係にある側面を含むのは確かであるとしても、両者が相補的と見なした方がよい面もあると示唆している。このような視点は救済宗教が他のタイプの宗教と共存してきた東アジア宗教史に親しんできた者にふさわしいものであるとも論じる。
  • 石川 勇一
    トランスパーソナル心理学/精神医学
    2008年 8 巻 1 号 24-31
    発行日: 2008年
    公開日: 2019/09/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 安藤 満代, 谷 多江子, 小笠原 映子
    日本看護研究学会雑誌
    2011年 34 巻 1 号 1_101-1_106
    発行日: 2011/04/01
    公開日: 2016/03/05
    ジャーナル フリー
     本研究は,精神障害者の
    スピリチュアリティ
    ,気分,および患者にとっての病気の意味について調べた。入院中の患者13名が1回約60分の面接に参加した。面接者は精神看護学の教員だった。患者は,
    スピリチュアリティ
    を測定するためのFACIT-Spと気分を測定するためのPOMSに回答し,「病気の意味」について語った。内容分析のためにFACIT-Spの得点によって患者を高低群に分けた。気分については,標準と比較して「抑うつ感」が高く,「活力」が低かった。FACIT-Sp高群からは「病気への肯定的認知と人生の受容」「満足感のある生活」「病気の原因探索と対応」「過去の振り返り」が,FACIT-Sp低群からは「家族への負担感」「病気のつらい症状や治療」「社会的な不利」「人生の再構築」が抽出された。これより,
    スピリチュアリティが低い患者に対してはスピリチュアリティ
    向上のための介入が必要かもしれない。
  • 尾崎 真奈美, 奥 健夫
    心身医学
    2006年 46 巻 10 号 915-918
    発行日: 2006/10/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 濁川 孝志, 遠藤 伸太郎, 和 秀俊
    トランスパーソナル心理学/精神医学
    2015年 14 巻 1 号 43-62
    発行日: 2015年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、星野道夫の著作から日本人が志向するス ピリチュアリティの一形態を探り、同時にスピリチュ アリティの多様性について考える試みであった。星野 道夫の著作から
    スピリチュアリティ
    に関連する文章を 抽出し、それらの文章を対象にKJ法を用い、星野道 夫が描いた
    スピリチュアリティ
    の概念構造を読み解い た。この手法は、これまでに無い新たなアプローチで あり、
    スピリチュアリティ
    の多様性を示す一助になる と考えられた。分析の結果、【万物の繋がり】、【自然と の調和】、【古い知恵の継承】、【輪廻】、【年長者への敬意】、 【目に見えない存在の価値】の6項目が、星野道夫の示 した
    スピリチュアリティ
    観の構成因子として生成され た。星野道夫が現在でも多くの日本人の支持を得てい ることを考えると、これらの内容は日本人が好むスピ リチュアリティの一形態かも知れない。同時に、多様 性を持つ
    スピリチュアリティ
    概念構造の一形態と言えるかも知れない。
  • 弓山 達也
    宗教と社会
    2020年 26 巻 108-109
    発行日: 2020/06/30
    公開日: 2022/06/04
    ジャーナル フリー
  • 田中 正隆
    アフリカ研究
    2011年 2011 巻 78 号 103-106
    発行日: 2011/03/31
    公開日: 2013/12/19
    ジャーナル フリー
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