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クエリ検索: "ビロードイチゴ"
16件中 1-16の結果を表示しています
  • 山中二男
    植物研究雑誌
    1984年 59 巻 6 号 185-186
    発行日: 1984/06/20
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー
  • 久保 満佐子, 細木 大輔, 松江 正彦
    日本緑化工学会誌
    2009年 35 巻 4 号 542-546
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/12/02
    ジャーナル フリー
    国営備北丘陵公園の切土法面でコナラ林の表土を植生基材に混合して吹付ける緑化を行い,利用した表土の埋土種子数と法面への飛来種子数,3 年間の法面植生を調査した。吹付けの際の表土混合率は10%,20%,30% とした。埋土種子数は木本のヒサカキやリョウブ,1 年生草本のヒメムカシヨモギ,多年生草本のヨウシュヤマゴボウなどが多かった。飛来種子数はムカシヨモギ属が最も多く,法面に生育するムカシヨモギ属の種はヒメムカシヨモギやヒメジョオン,オオアレチノギクがあった。法面では,表土混合率30% が当年から3 年目まで植被率80% 以上と高かった。施工当年から3 年目までいずれの試験区でもダンドボロギクやヨウシュヤマゴボウ,ヒメムカシヨモギ,コウゾリナが優占し,埋土種子数が多かったヒサカキやリョウブは試験区では生育しなかった。本調査地では,埋土種子や飛来種子に由来すると考えられる草本が施工当年から優占し,木本が旺盛に生育しなかったため,施工後3 年目も草本群落が維持されたものと考えられる。
  • 中村 剛, 石坂 知行
    日本緑化工学会誌
    2004年 30 巻 1 号 253-256
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/11/22
    ジャーナル フリー
    岡山県勝田郡内において,表土シードバンクを利用した植生基材吹付工の施工を行った。同県内のコナラ林内から採取した表層土を植生基材に10-40 %配合したものを,切土のり面に厚さ5 cmで吹付けた。施工後7ヶ月目には,22種の草本類と,18種の木本類が確認できた。このとき木本類の発芽本数は表土の配合量に比例した。施工後3年目には木本類が平均7 本/m2成立し,その多くは樹高1 mを超えた。
  • 山瀬 敬太郎, 藤堂 千景
    日本緑化工学会誌
    2016年 42 巻 1 号 200-203
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/01/30
    ジャーナル フリー
    生産性の低い針葉樹人工林を天然生の広葉樹林に誘導することは,将来的な森林管理における選択肢の一つである。そこで,伐採後に遷移中後期種の夏緑高木を植栽した場所で,3成長期間後に生育する植物種を調査し,植栽木を含む将来的な林冠構成種(照葉高木,夏緑高木)の生育状況を分析した。伐採地内合計362区の調査区(1×1 m2) における優占種は,植栽木由来の割合が調査区数の30~40 %であった。一方,植栽木由来を除いた植物種では,夏緑低木や林縁低木,籐本,多年草が多くを占め,優占種が夏緑高木や照葉高木である調査区数は5 %以下であった。以上のことから,針葉樹人工林伐採地において,遷移中後期種で林冠構成種による広葉樹林化をより確実に行う場合,植栽が必要であることが示された。
  • 久保 満佐子, 細木 大輔, 松江 正彦
    日本緑化工学会誌
    2009年 35 巻 4 号 532-536
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/12/02
    ジャーナル フリー
    関西・中四国地方の尾根,谷,斜面のコナラ林の表土を7 月に,アカマツ林の表土を2 月に,アベマキ林の表土を3 月にプランターに撒き出し,実生出現法で1 年間の発芽数を調べて埋土種子数を推定した。1 リットル当たりの発芽数は,尾根のコナラ林で9.8 個,谷のコナラ林で13.5 個,斜面のコナラ林で29.7 個,アカマツ林で45.6 個,アベマキ林で27.6 個であった。コナラ林とアカマツ林の表土ではヒサカキとリョウブの埋土種子が多く,アベマキ林の表土ではカラスザンショウとヒサカキが多かった。発芽数および発芽種数を月ごとの変化でみると,7 月に撒き出しを行ったコナラ林の表土では,撒き出し当年の夏と翌春の2 回にわたり発芽し,2 月に撒き出しを行ったアカマツ林の表土と3 月に撒き出しを行ったアベマキ林の表土では,当年の夏に多く発芽した。本結果は,7 月よりも2 月や3 月に撒き出しを行った方が短期間で多くの発芽数や種数を把握できることを示唆している。
  • 足立 高行, 桑原 佳子, 高槻 成紀
    保全生態学研究
    2016年 21 巻 2 号 203-217
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/07/17
    ジャーナル オープンアクセス
    過去10年でシカ(ニホンジカ)が増加した北九州において、シカによる植生変化が直接・間接にテンの食性に及ぼす影響を示すために、福岡県南部の籾岳において2004年から2014年までの11年間に採集した7,091個のテンの糞を分析した。シカが増加した11年間にテン糞中のシカの毛の出現頻度は上昇する一方、キイチゴ類や一部の昆虫の出現頻度は低下した。出現頻度は果実が75.6%と最も高く、次いで昆虫類が27.5%、哺乳類が12.4%で、そのほかの8食物群は5%未満であった。果実は5、6月に約60%、9月以降は90%以上と非常に高頻度であった。昆虫類は7月に90%、9月まで40-50%で、それ以外は20%程度であった。哺乳類の出現頻度は春に約40%で、その後減少した。出現頻度が高かった(<5%)果実はサルナシ、ムベ、クスノキ、キイチゴ属、サクラ属、ムクノキ、ヒサカキであった。これらには、サルナシやムベのように果実が大きく、色が地味で、匂いの強い哺乳類散布タイプのほか、キイチゴ類、ヒサカキなどのように果実が小さく、色彩の豊かな鳥類散布タイプもあった。これらの多くは林縁に生育する植物であった。
  • 藤井 伸二
    植物地理・分類研究
    2019年 67 巻 2 号 137-144
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/03/26
    ジャーナル オープンアクセス
  • 村上 雄秀
    生態環境研究
    2005年 12 巻 1 号 Body2-
    発行日: 2005/12/30
    公開日: 2018/04/10
    ジャーナル フリー
  • 村上 雄秀
    生態環境研究
    2000年 7 巻 1 号 Body4-
    発行日: 2000/12/30
    公開日: 2018/04/10
    ジャーナル フリー
  • 鶴崎 幸, 山川 博美, 伊藤 哲, 重永 英年, 佐々木 重行
    日本森林学会誌
    2020年 102 巻 4 号 225-231
    発行日: 2020/08/01
    公開日: 2020/11/26
    ジャーナル フリー

    スギ人工林の下刈り要否の判断基準を提示することを目的に,福岡県八女市において毎年下刈りが行われた競合植生の異なる林地の植栽木と競合植生を多点調査した。その結果,下刈り1年後の競合植生の再生高は優占する植物タイプにより異なり,ススキタイプの再生高が他の植物タイプより高かった。一方,出現頻度の高かった3種(ススキ・ヌルデ・アカメガシワ)では,各々下刈りの累積回数による再生高の変化は認められなかった。スギ樹冠の梢端部が競合植生による被覆から抜け出すスギ樹高は競合植生の類型によって異なり,ススキが優占する植生類型よりもその他の方が低かった。以上より,毎年下刈りによる競合植生の再生高の低下はほとんどなく,植物タイプごとの再生高の違いが要因で,植生類型ごとに下刈り要否の判断基準は異なることが明らかになった。下刈り直前に林分内のスギ植栽木の本数割合90%以上が競合植生より高くなるには,前年の成長休止期のスギ樹高が,ススキが優占する植生類型で2.2 m以上,それ以外で1.4 m以上必要と評価された。スギの多くが競合植生に覆われない状況を維持するためには,目安としてこの樹高まで毎年下刈りが必要と考えられる。

  • 高槻 成紀
    哺乳類科学
    2017年 57 巻 2 号 337-347
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/02/01
    ジャーナル フリー

    テンMartes melampusが利用する果実の特徴を理解するために,テンの食性に関する15編の論文を通覧したところ,テンの糞から97種と11属の種子が検出されていることが確認された.これら種子を含む「果実」のうち,針葉樹3種の種子を含む89種は広義の多肉果であった.ただしケンポナシHovenia dulcisの果実は核果で多肉質ではないが,果柄が肥厚し甘くなるので,実質的に多肉果状である.そのほかの8種は乾果で,袋果が1種(コブシMagnolia kobus),蒴果が7種であった.蒴果7種のうちマユミEuonymus hamiltonianusとツルウメモドキCelastrus orbiculatusは種子が多肉化する.それ以外の蒴果にはウルシ科の3種とカラスザンショウZanthoxylum ailanthoides,ヤブツバキCamellia japonicaがあった.ウルシ科3種は脂質に富み,栄養価が高い.ヤブツバキは種子が脂質に富む.果実サイズは小型(直径<10 mm)が70種(72.2%)であり,色は目立つものが76種(78.4%)で小さく目立つ鳥類散布果実がテンによく食べられていることがわかった.「大きく目立つ」果実は8種あり,このうち出現頻度が高かったのはアケビ属であった.鳥類散布に典型的な「小さく目立つ」果実と対照的な「大きく目立たない」な果実は3種あり,マタタビとケンポナシの2種は出現頻度も高かった.生育型は低木が41種,高木が31種,「つる」が15種,その他の草本が9種だった.これらが植生に占める面積を考えれば,「つる」は偏って多いと考えられた.生育地は林縁が20種,開放環境が36種,森林を含む「その他」が41種であった.こうしたことを総合すると,テンが利用する果実は鳥類散布の多肉果とともに,サルナシ,ケンポナシなど大きく目立たず,匂いで哺乳類を誘引するタイプのものも多いことが特徴的であることがわかった.

  • 佐藤 重穂, 前藤 薫, 宮田 弘明, 鴻上 泰
    森林応用研究
    2004年 13 巻 1 号 25-36
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2018/01/16
    ジャーナル フリー
    高知県の四万十川森林計画区において,モデル森林の生物多様性のモニタリング指標とするために,希少植物の生息情報をまとめた。高知県レッドデータブックで希少種とされた種の中から森林依存種を抽出し,人工林と二次林での生育の可否を判断した。四万十川森林計画区の希少植物は456種であったが,この中で森林依存種は1999種で,森林依存種の占める割合が高かった。二次林には森林依存性の希少植物の7割以上の種が生育し,希少植物の生息地として重要であると考えられた。森林依存性の希少植物に対する森林管理法の影響について検討した。
  • 石田 弘明
    植生学会誌
    2014年 31 巻 2 号 165-178
    発行日: 2014/12/25
    公開日: 2017/01/06
    ジャーナル フリー

    1. ニホンジカ(以下,シカ)の生息密度が高い兵庫県朝来市では,中国原産の落葉高木であるニワウルシが夏緑二次林とスギ人工林の伐採跡地に逸出し優占群落を形成している.本研究では,このようなニワウルシ群落の種組成,構造,主な成因を明らかにすると共に,ニワウルシ群落の今後の動態を予測することを目的とした.

    2. ニワウルシは伐採跡地に数多く逸出し,夏緑二次林伐採跡地とスギ人工林伐採跡地のそれぞれで1000 m2 以上の優占群落を形成していたが,その隣接地に分布する夏緑二次林とスギ人工林の林内では樹高1.5 m 以上のニワウルシはまったくみられなかった.

    3. ニワウルシ群落には在来の先駆性木本種や夏緑二次林の主要構成種がわずかしか生育していなかった.この主な要因はシカによるこれらの種の採食であると考えられた.一方,ニワウルシについてはシカの採食はまったく認められなかった.このことは,ニワウルシがシカの不嗜好性植物であることを示している.

    4. ニワウルシ群落の主な成因は,1)夏緑二次林とスギ人工林の皆伐によってまとまった面積の陽地が形成されたこと,2)ニワウルシの競合種の定着と成長がニホンジカの採食によって阻害されたことであると考えられた.

    5. ニワウルシ群落の上層(高さ1.5 m 以上)を構成するニワウルシのサイズ構造は一山型であった.また,年輪解析の対象としたニワウルシ(胸高直径1.6-15.0 cm)はいずれも2002-2005 年に侵入したものであり,夏緑二次林の伐採跡地に分布するニワウルシ群落では2006-2013 年に侵入したニワウルシの上層への加入がほとんど起こっていないことが示唆された.これらのことから,種子由来のニワウルシがニワウルシ群落の内部で持続的に成長・更新することは不可能であると考えられた.

    6. 夏緑二次林の伐採跡地に分布するニワウルシ群落の内部には幼個体が数多く生育していた.これらの幼個体の発生由来を調査した結果,その大半は根萌芽由来であることが示唆された.このようなニワウルシのラメットバンクはニワウルシ群落の更新にある程度寄与しうると考えられた.

    7. 調査地でみられたニワウルシの最大樹高は15.0m であったが,樹高成長の頭打ちは認められなかった.ニワウルシの最大樹高は20-30 m と報告されているので,調査地に生育するニワウルシの林冠木は今後も樹高成長を続け,いずれは林冠高が20-30 m に達するような高木林を形成する可能性が高いと考えられた.

  • 辻 大和, 和田 一雄, 渡邊 邦夫
    霊長類研究
    2011年 27 巻 1 号 27-49
    発行日: 2011/06/20
    公開日: 2011/07/28
    [早期公開] 公開日: 2011/06/20
    ジャーナル フリー
  • ―熱帯系シダ草原の群落体系―
    村上 雄秀, 西川 博章, 勝山 輝男
    生態環境研究
    2015年 21.22 巻 1 号 1-41
    発行日: 2015/12/28
    公開日: 2021/07/20
    ジャーナル フリー

    A comprehensive phytosociological study of Kozu Island in the Izu Islands was carried out. As a result, 22 associations, 20 communities, and 1 plantation, a total of 43 vegetation units, were classified. On Kozu Island, the vegetation height of forests reduces significantly with increasing elevation. Forests with vegetation height of 10 m are not seen at elevations of 200 m or more, and only scrub vegetation height of less than 5 m is seen at elevations of 400 m or more. But on Mikura Island of the Izu Islands, forests of 25 m height have reached 500 m above sea level. A factor to be mentioned is that the mountainside near 400 m elevation at Mount Tenjosan has become a steep slope on Kozu Island. The most recent eruption of Kozu Island was 1,177 years ago, and that of Mikura Island was 6,300 years ago. For this reason also there is a difference in the successional stage of the primary succession. In Alnus sieboldiana scrub on Kozu Island, endemic species of the Fossa Magna Region accounted 49.2% of all occurrences in 17 species. On the Izu Peninsula, there were 3.6% of all occurrences in 30 species. Due to the fewer competing species on Kozu Island, it has been estimated that the environment is suitable for speciation. The vegetation system of tropical fern grassland in Japan and Malaysia, including Kozu Island, was considered. We described a new class: Blechno-Dicranopteridetea, one new order, one new alliance, and four new associations. A new association, Gleichenio-Dicranopteridetum linearis occupies a large area of the mountainside of Mount Tenjosan on Kozu Island.

  • 村上 雄秀
    生態環境研究
    2004年 11 巻 1 号 Body2-
    発行日: 2004/12/30
    公開日: 2018/04/10
    ジャーナル フリー
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