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221件中 1-20の結果を表示しています
  • *永田 祐里, 原 博章
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  • *原 博章, 勝山 絵美
    会議録・要旨集 フリー
  • 石原 彰子
    日本歯周病学会会誌
    2017年 59 巻 2 号 77-86
    発行日: 2017/06/30
    公開日: 2017/07/25
    ジャーナル フリー HTML

    本報では,重度慢性歯周炎の患者に対して,生活背景を問診し患者に気づきを与えセルフケアの向上につなげ,歯周基本治療で良好な結果が得られた症例について報告する。

    患者は39歳女性で,上顎右側臼歯部の咬合痛を主訴に来院した。初診時の臨床所見は全顎的に歯肉の退縮と発赤・腫脹を認め,エックス線所見では全顎的に重度の水平性骨吸収があり,臼歯部には一部垂直性骨吸収を認めた。歯周組織検査ではプロービングポケットデプス(PPD)7 mm以上の割合が41.9%,プロービング時の出血(BOP)部位の割合が92.2%であった。

    医療面接では,患者が歯科への強い不信感を持っている点を受け入れ,これまでの生活背景と口腔内の変化を振り返った。患者教育については,本人だけでなく家族全員の歯周治療を行うことによって治療意識を高め,歯周炎が進行した原因を一緒に考えることで患者に気づきを与えセルフケアの向上につなげた。

    同時にハンドスケーラーを用いたスケーリング・ルートプレーニング(SRP)を行い,歯肉縁下の感染源の除去に重点をおいて歯周基本治療を進めた。再評価を行って臨床的に改善の不十分な部位についてはその原因を考察し再SRPを行い,歯周状態の改善・安定を得ることができたことを確認し,サポーティブペリオドンタルセラピー(SPT)に移行した。3年後,PPD 4 mm以上の割合は4.8%,BOP部位の割合は1.8%になり良好な経過を得ている。

  • 第5報 アルファルファミール30%配合による肉豚の飼養
    吉本 正
    日本養豚研究会誌
    1972年 9 巻 3 号 103-109
    発行日: 1972/12/28
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    肉豚におけるマメ科牧草の利用性が高いことに着目して, アルファル
    ファミール
    を, 30%添加した飼料を用い, その発育および飼料の利用性を検討し, さらに, と体の品質に及ぼす影響を調べるため本試験を行なった。
    供試豚は, 対照I区4頭, 対照II区4頭に対し, 試験区は6頭として合計14頭を用い, 70日令より196日令までを, 飼養試験期間とし, その後は, と殺解体して, と体の品質を検討した。
    対照I区の飼料は, 基礎配合飼料を100%給与したが, 試験区より給与養分量が高くなるので, 養分の近似した配合飼料を給与する区を設け, これを対照II区とした。試験区は, 基礎配合飼料を70%とアルファル
    ファミール
    を30%添加したものを給与した。飼料は, 自由採食させ週1回, 残食を測定して摂取量を算出した。
    その結果, アルファル
    ファミール
    を給与した豚は, 対照I区, 対照II区と近似した発育を示し, 統計的に有意差はなかった。飼料要求率は, 対照I区より低かったが, 対照II区よりもすぐれていた。と体成績も, 対照区と差異がなく, 良好な数値を示していた。
    これら発育およびと体の成績は, 海外における同様な試験成績よりも, 良好な値を示しており, アルファル
    ファミール
    の質が良好であれば, 豚はよくこれを消化吸収し, アルファル
    ファミール
    を30%添加しても, 穀実を主にした飼料と同様な増体を示すことが認められた。
  • 青木 史江, 石原 彰子
    日本臨床歯周病学会会誌
    2022年 40 巻 1 号 131-136
    発行日: 2022/06/30
    公開日: 2023/05/25
    ジャーナル オープンアクセス
  • 高田 勝広, 中里 孝之, 小野 幸二, 本田 博信, 山根 哲夫
    日本家禽学会誌
    1980年 17 巻 6 号 299-305
    発行日: 1980/11/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    中国産のニセアカシア葉 (Robinia Pseudoacacia. L) の養鶏飼料としての価値をデハイドレィテドアルファル
    ファミール
    を対照として検討した。
    リーフミールの成分は, CP 19.7%, C. Fat 3.5%, C. Fib 10.9%, C. Ash 12.1%, カルシウム2.1%, リン0.2%, 総カロチノイド色素含量28.2mg/100g, 代謝エネルギー含量1074kcal/kgであり, デハイドレイテド•アルファル
    ファミール
    と比較すると, CPが若干高く, C. Fib が半量であり, 総カロチノイド系色素および代謝エネルギー含量は差はなかった。
    ブロイラー専用種のひなを用い, リーフミールおよびデハイドレィテド•アルファル
    ファミール
    を各5%配合した飼料を給与し生物試験を行なったが, 両区の増体量, 飼料摂取量, 飼料要求率のいずれにおいても有意の差が認められなかった。さらに白色レグホン種雌を用い卵黄の着色効果について検討した。その結果リーフミールとデハイドレイテド•アルファル
    ファミール
    は同程度の着色効果を有することが分かった。またリーフミールのとうもろこしに対する相対着色効果は約84であった。
    以上の結果より, リーフミールは使用量を5%以内とした今回の実験では, デハイドレィテド•アルファル
    ファミール
    の代替原料として使用できることが分かった。
  • 田先 威和夫, 茗荷 澄
    日本畜産学会報
    1966年 37 巻 7 号 236-245
    発行日: 1966/07/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    β卵黄着色剤としてのβ-apo-8'-carotenoic acid ethylesterおよびCanthaxanthinの効果を試験し,次のような結果を得た.
    1) 黄色トウモロコシを主体とする飼料で飼われている鶏に,カロチノイドを含まない白色トウモロコシ主体の飼料を与えると,卵黄色は急速に褪色した.なお,57%以上の黄色トウモロコシが飼料中に含まれれば,十分な卵黄色を示すものである.その際に,アルファル
    ファミール
    やβ-apo-8'-carotenoic acid ethylesterのような着色剤を与えても,その効果はみられなかつた.
    2) 白色トウモロコシ主体の飼料に,アルファル
    ファミール
    やβ-apo-8'-carotenoic acid ethylesterを添加すると,その卵黄着色効果はみられるが,アルファル
    ファミール
    3%,またはβ-apo-8'-carotenoic acid ethylester 2 ppmの添加では,十分な着色とはいえなかつた.アルファル
    ファミール
    を4%に増したり,β-apo-8'-carotenoic acid ethylesterを3~5 ppm添加にすると,卵黄色はさらに改善されるが,しかしその色はレモン様黄色で,黄色トウモロコシ給与による橙黄色とはやや異るものであつた.このように黄色トウモロコシによる橙黄色は,それに含まれるzeaxanthinによる所が大きいものと考える.
    3) β-apo-8'-carotenoic acid ethylester 2 ppmの添加は,卵黄色発現に対して黄色トウモロコシ20%配合の約1/2の力価に相当した.
    4) 肉眼測定による卵黄色度の判定は,卵黄色を光電光度計を用いて測定した吸光度と高い相関(γ=+0.86±0.03)があり,肉眼鑑定もかなり確実であることがわかつた.
    5) Canthaxanthinも卵黄色発現に有効であるが,その色は赤色味が多いことが欠点と考えられた.したがつて無カロチノイド飼料にβ-apo-8'-carotenoic acid ethylesterと併用添加することは有効と考えられる.
  • 大豆皮とアルファルファミール
    阿部 麻夏美, 朝比奈 稔, 筏 圭太朗, 武石 勝, 石川 信幸, 堀 弘義, 小牧 弘
    ペット栄養学会誌
    2004年 7 巻 Supplement 号 25-26
    発行日: 2004/07/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    本試験では,飼料中の繊維源としての大豆皮(SBH)・アルファル
    ファミール
    (AMD)がウサギの一般成分と繊維性炭水化物の消化率等に及ぼす影響とコレステロール(CHO)の出納と血漿中CHOに及ぼす影響について明らかにした。AMD:SBH含量は,1区で50:10%,2区で40:20%,3区で30:30%の3飼料区を設けた。各区の平均体重がほぼ同等になるようにウサギを配分し,2週間ごとに採血し,消化試験は最後の2週間を実施した。消化試験の結果,SBHの添加量を増加させると一般成分の消化率とDEにおいて負の相関が認められ,CHO出納の結果から中性脂肪が蓄積され,血漿中の善玉コレステロール(HDL)の増加傾向を示唆した。AMDの添加量を増加させると,中性脂肪の排泄増加が認められたが血漿中中性脂肪は増加傾向を示唆した。血漿中はCHO,HDL以外は正の相関(P<0.05)が認められた。
  • 鷹津 秋生, 稲葉 元, 寺島 福秋, 伊藤 宏
    日本畜産学会報
    1985年 56 巻 6 号 505-511
    発行日: 1985/06/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    オーチャードグラス乾草摂取めん羊から採取したルーメン液(微生物)の凍結乾燥標品を調製し,標品中に保持される飼料消化能の活性について検討した.採取したルーメン液を直ちに-20°Cまたは-70°Cで凍結した後凍結乾燥機で乾燥し,標品を調製した.脱気蒸留水で標品を元の量に復元したものまたは新鮮ルーメン液に人工唾液を加えて培養液として,セルロース(ろ紙粉末),オーチャードグラス乾草,アルファル
    ファミール
    ,フスマ,大麦およびトウモロコシを基質としin vitro消化試験を行なった.いずれの標品もセルロースを全く消化しなかったが新鮮ルーメン液では32%のin vitro消化率(IVDMD)を示した.2種類の標品によるIVDMDはアルファル
    ファミール
    を除くすべての基質においてほぼ同じ値を示した.オーチャードグラス乾草およびアルファル
    ファミール
    の標品によるIVDMDは新鮮ルーメン液によるそれより明らかに低かったが,フスマ,大麦およびトウモロコシのIVDMDは両者でほぼ同じ値を示した.標品による培養液中のVFA濃度はいずれの基質においても新鮮ルーメン液のそれより有意に低かったが,乳酸濃度は著しく高かった.以上の結果は標品中にはデンプン分解菌群の活性は保持されるがセンイ分解菌群の活性は保持されないことを示している.
  • 秋葉 征夫, 三浦 秀樹, 堀口 雅昭
    日本家禽学会誌
    1987年 24 巻 4 号 220-229
    発行日: 1987/07/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    ブロイラーの成長速度の増加に従って,脂質代謝異常を伴った種々の代謝障害が近年発生している。脂肪肝と脂肪の過剰蓄積はブロイラーにおける典型的な脂質代謝異常であり,ブロイラー産業に多大の経済的損失をもたらしている。産卵鶏に魚粉,酵母,アルコール蒸留粕あるいはアルファル
    ファミール
    を給与すると脂肪肝の発生が抑制されることをすでに報告したが,ブロイラーの脂肪肝および脂肪の過剰蓄積に対する飼料の影響はこれまで報告されていない。そこでブロイラーの肝臓脂質量,腹腔内脂肪量そして肝臓と脂肪組織における脂質代謝に対する各種飼料給与の影響を検討し,あわせて血漿コルチコステロン濃度を測定した。
    4週齢のブロイラー雄ヒナを供試し,トウモロコシ-大豆粕(CS)飼料を基礎として,魚粉,トルラ酵母あるいはアルファル
    ファミール
    をそれぞれ10%配合した飼料および肝臓薬であるNKK-100を500ppmの濃度で添加した飼料を9週齢時まで給与した。なお,すべての飼料は代謝エネルギーと粗蛋白質含量がすべて同一(3, 250kcal/kg, 18.0%)になるように調製した。
    9週齢時の体重に飼料による差異は認められなかった。魚紛またはトルラ酵母給与では肝臓脂質量と腹腔内脂肪量はCS飼料に比較して変化しなかったが,脂肪組織におけるホルモン感受性リパーゼ活性の上昇が認められた。アルファル
    ファミール
    あるいはNKK-100を給与したブロイラーでは,肝臓におけるトリグリセリド量と腹腔内脂肪量が減少した。この減少に伴って,肝臓における脂肪酸合成酵素活性の低下,脂肪組織におけるリポプロテインリパーゼ活性の低下とホルモン感受性リパーゼ活性の上昇が観察された。肝機能を推定するために測定した血漿GOT活性には飼料のちがいによる変動はみられなかった。血漿コルチコステロン濃度はアルファル
    ファミール
    あるいはNKK-100給与により低下し,また腹腔内脂肪量と血漿コルチコステロン濃度の間に正の有意の相関関係(r=0.355, p<0.05)が求められた。これらのことから,ブロイラーにおける脂質蓄積の主要因の一つは血漿コルチコステロン濃度の上昇であり,アルファル
    ファミール
    あるいはNKK-100の給与はブロイラーの脂肪肝の発生と脂肪の過剰蓄積に対して抑制的に作用することが確められた。
  • 山上 善久, 笹子 謙治
    日本家禽学会誌
    1995年 32 巻 5 号 363-369
    発行日: 1995/09/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    凍結乾燥した数種類の野菜屑および人工乾燥アルファル
    ファミール
    を産卵鶏に定量給与(5g/日•羽)して,卵黄色および卵黄中のレチノール含量を調べた。
    また,ニンジン茎葉を牧草乾燥成形機(伊達鉄工所製)でウエファーにしたものを粉砕し,飼料中に3, 6, 9%添加して産卵鶏の生産能,卵黄色および鶏卵の風味などに対する影響を検討した。
    1. 卵黄色は,低カロチノイド飼料を給与すると退色がおこり,約2週間経過したところで淡い黄色に一定した。次に,この低カロチノイド飼料に野菜屑,アルファルファ
    ファミール
    などを添加して給与すると,卵黄は濃厚な黄色に着色されていき,約10日間経過した時点から後の卵黄色調は安定した。
    2. 生卵黄色のロッシュ•カラーファンナンバーによる評点は,ジャガイモ茎葉>ダイコン茎葉≧ニンジン茎葉•ブロッコリー茎葉>サツマイモ茎葉>アルファル
    ファミール
    >ニンジン根の順となり,これらは統計的に有意であった。また,ゆで卵にしたときの卵黄色およびプリンの色調は,給与飼料によるb*値のばらつきが生卵黄に比べ大きくなったが,その黄色の濃さの順位は生卵黄と同じ傾向にあった。
    3. 卵黄レチノール含量は低カロチノイド飼料の370μg%に対しニンジン根は最高の600μg%を示し,サツマイモ茎葉•ジャガイモ茎葉•アルファル
    ファミール
    •ダイコン茎葉•ニンジン茎葉•プロッコリー茎葉などは500~460μg%の範囲にあり,ニンジン根や各種茎葉の添加により著しく増加した。
    4. ニンジン茎葉ウエファーを飼料に3, 6, 9%添加したところ生産卵量は変化しなかったが,飼料摂取量は添加率を高めるにつれて増加する傾向がみられた。
    5. 黄色トウモロコシ59.3%,コーングルテンフィード1.53%を含む飼料にニンジン茎葉ウエファーを3~6%添加することによって卵黄色はロッシュ•カラーファンで8.4~8.8となり,市販の鶏卵と同じくらいの色調が得られた。
    6. 卵豆腐の3点比較法による識別試験により,ニンジン茎葉ウエファー9%給与鶏卵とその無給与鶏卵との間に風味の違いが統計的に有意になったが,嗜好選択傾向は明確でなかった。ゆで卵の風味に対するニンジン茎葉給与の影響は明らかにならなかった。
  • 齊藤 広子
    日本不動産学会誌
    2016年 29 巻 4 号 125-134
    発行日: 2016/03/28
    公開日: 2017/03/28
    ジャーナル フリー
  • 谷本 昭直, 川崎 晃, 村田 武久, 守屋 進, 岩本 敏雄
    日本家禽学会誌
    1969年 6 巻 1 号 46-50
    発行日: 1969/01/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    肉用種鶏給与基準設定に関する試験の過程において出血性異常ビナの発生が認められた。これはふ化直後およびふ化末期において脚, 趾, 大腿部, へその周囲および眼窩周囲に皮下出血がみられ, 臨床, 解剖検査および Prothrombin time の測定結果からビタミンK欠乏症が疑われた。
    この出血性異常ビナ発生の母鶏群の産卵状況, その他には外見上何ら異常は認められなかったが, 母鶏群のProthrombin time の測定では異常を認めたため, 母鶏から種卵を介して移行するビタミンKが不足し, 出血性異常ビナの発生をきたしたものと推察できる。
    このような出血性異常ビナの発生した母鶏群に, ビタミンK補給源としてアルファル
    ファミール
    あるいはビタミンK剤を添加した結果, 出血性異常ビナの発生はほとんど防止できた。また, ふ化した出血性異常ビナは, ビタミンKを含む良質の飼料を与えることにより, ヒナの状態は好転し正常に発育した。ビタミンKの要求量は, 生産性を高めるため改良された現在の産卵鶏, 肉用鶏においては若干高まり, 特に, 鶏種, 系統, 日齢および環境条件によるストレスなどにより要求量が異なってくるものと考えられる。
  • 上久保
    ビタミン
    1953年 7 巻 366-
    発行日: 1953年
    公開日: 2017/12/20
    ジャーナル フリー
  • III. めん羊において,飼料の煮沸処理が第一胃内揮発性脂肪酸の産生に及ぼす影響(in vivo試験)
    小島 洋一, 川島 良治, 上坂 章次
    日本畜産学会報
    1969年 40 巻 1 号 5-11
    発行日: 1969/01/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    第一胃内の細菌によるVFA産生が,飼料を煮沸することにより急速に行なわれ,さらにそのVFA組成にも影響のあることを前報のin vitroの試験で認めた.そこで本報では,我国の肉牛肥育において普通行なわれているような飼料の煮沸処理を行ない,それをめん羊に与えた場合,第一胃内のVFA産生ならびにその第一胃内性状にいかなる影響を及ぼすかを,4頭の去勢成めん羊を用い,3回の試験を行なって,検討した。
    1日1頭当りの給与飼料は,第1試験では,ひき割り大麦900g,アルファル
    ファミール
    100g,稲わら200g,第2試験では,ひき割り大麦700g,アルファル
    ファミール
    100g,稲わら300g,第3試験では,圧片大麦700g,アルファル
    ファミール
    100g,稲わら300gであった.それらのうち大麦にだけ煮沸処理をほどこして給与した.
    めん羊の第一胃内のVFA総量は,第1,第2試験では,飼料煮沸の影響はなく,第3試験では煮沸により減少する傾向がみられた.このVFA組成は,第1,第3試験では飼料を煮沸することにより,プロピオン酸が減少し,C2/C3が大きくなる傾向がみられたが,第2試験では,煮沸により酢酸が減少し,プロピオン酸が増加し,C2/C3は低下する傾向がみられた.
    このように,第一胃内VFAへの飼料煮沸の影響が異なって現われるのは,給与飼料中の穀類配合割合の多少,ことにその粗繊維と可溶無窒素物との量比,ひいては濃厚飼料と粗飼料との量比によるものと考えられた.すなわち,第1,第3試験のように発酵されやすい炭水化物を多量に給与した場合には,煮沸した大麦の投与により,第一胃内でかえって異常発酵をおこし,比較的可溶無窒素物が少なく,粗繊維が多い飼料を与えられた第2試験においては,煮沸した大麦の投与により,第一胃内の発酵がむしろ促進され,in vitro試験におけるとよく似たVFA組成の変化をしめしたものと考えられた.
  • 篠原 久, 萱場 猛夫, 水間 豊
    日本草地学会誌
    1989年 35 巻 3 号 247-253
    発行日: 1989/10/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    実験小動物種間で繊維質飼料利用特性を明らかにする目的で,アルファル
    ファミール
    単一と市販の3飼料の計4飼料を給与した場合の成長と飼料の消化能力について,モルモット,シリアンハムスター,マウス,ラットおよびチャイニーズハムスター間で比較検討した。その結果,草食動物のモルモットはアルファル
    ファミール
    単一の給与下で43日以上生存できなかったが,乾物摂取量は高繊維質飼料より多く,乾物消化率,CWC消化率も高かった。マウスやラットはアルファルファを摂取できない個体が半数以上もおり,摂取した個体も生存に必要な量には至らず,試験開始より10日以内にすべてが死亡した。シリアンハムスターと同種のチャイニーズハムスターはアルファルファ飼料を摂取するものの生存を維持する量は確保できずにマウスやラットと同様に死亡した。これらの動物種は高繊維質飼料条件では乾物量を多く摂取することによって,低い乾物およびCWC消化率を補って可消化乾物摂取量を確保したものと考えられた。これに対して,シリアンハムスターはアルファル
    ファミール
    単一給与下でも成長し,成熟に達した。このことはシリアンハムスターが乾物およびCWC消化率でモルモットよりも低いものの乾物摂取量を増加させて必要な可消化乾物摂取量を確保した結果であると考えられた。このように,供試した動物種の中でシリアンハムスターはアルファルファ飼料の利用性に関しては特異的であることが示唆された。
  • 田邉 亮一, 安藤 四郎, 池田 敏雄, 秋田 富士, 神部 昌行, 小澤 明仁, 佐藤 正寛, 古川 力, 西田 朗, 中井 博康
    日本養豚学会誌
    1992年 29 巻 1 号 1-6
    発行日: 1992/03/10
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    梅山豚およびLW・D豚にアルファル
    ファミール
    を多給した場合の内臓形質の変化について, 梅山豚26頭, LW・D豚14頭を用いて検討した。アルファル
    ファミール
    添加によって, TDN70, 60, 50%の飼料を調製し, 自由摂取により給与した。供試豚は体重90kgで絶食後屠殺した。屠殺後, 各臓器の重量, 腸の長さを測定した。測定データの解析には最小二乗法を用いた。
    内臓総重量, 腸間膜, 大網膜, 胃, 大腸の重量は, 梅山豚の方が有意に重かった (大腸重量のみP<.05, 他はP<.01)。大腸の長さも梅山豚の方が有意に長かった(P<.01)。心臓, 肺, 脾臓の重量は, LW・D豚の方が有意に重かった (脾臓のみP<.05, 他はP<.01)。胃の重量, 小腸の重量, 長さには有意差はみられなかった。TDN水準の低下につれて, 肝臓, 盲腸の重量が有意に重くなり (いずれもP<.05), 心臓の重量が有意に軽くなった (P<.01)。
    いずれの測定項目においても, TDN水準と品種の組み合せによる交互作用の効果は有意にならなかった。
  • 谷口 幸三, 三宅 聡, 小櫃 剛人, 山谷 洋二
    日本畜産学会報
    1991年 62 巻 3 号 253-262
    発行日: 1991/03/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    羊の小腸内デンプン消化に及ぼす給与飼料の影響,特に繊維成分の影響を調べることを目的として実験を行なった.第四胃および回腸末端にカニューレを装着した羊4頭を供試し,給与飼料には糧飼料源として細切したイタサアンライグラス乾草あるいはアルファル
    ファミール
    ペレットを,デンプン源として粉砕トウモロコシを用い,粗濃比を7:3と3:7(可消化エネルギー比)とする都合4種類の飼料処理を施した.各飼料給与時における胃,小腸,大腸での各成分消化率を測定し,さらに第四胃内に精製デンプン(コーンスターチ)を平均113g/日注入し,デンプンの腸内消化と繊維量との関係を検討した、その結果,粗飼料割合が高いと経口摂取デンプンの胃内消化率は低下し,またデンプン移行量に対する小腸内消化率も低かった.一方,経口摂取デンプンの大腸内消化率は,糧飼料割合が高い場合に,高くなったが,全消化管消化率は,胃内消化率の占める割合が高いために低くなった.注入デンプンの小腸内消化率は,濃厚飼料多給下でアルファル
    ファミール
    ペレットを給与した場合を除けば,絵与飼料によって75~86%の範囲内で変動し,小腸移行繊維量が増えると低下する傾向にあった.しかし濃厚飼料多給下のアルファル
    ファミール
    ペレット給与により,小腸内移行繊維量が最も少なかったにもかかわらず,注入デンプンの小腸内消化率は45%にまで低下した,その際,回腸内容物中のα-グルコシドのうち高分子分画が増えたので,小腸内でのα-アミラーゼ作用の弱かったことが示唆された.注入デンプンの大腸内消化率は,小腸内消化率が低いほど代償的に高くなる傾向にあり,全腸管消化率は飼料処理による影響がなかった.以上のことから,羊の全腸管内でのデンプン消化率は給与飼料の影響をあまり受けないが,小腸内消化率は影響を受けやすいと考えられる.
  • 粂野 文雄, 西松 一郎
    日本畜産学会報
    1968年 39 巻 4 号 162-167
    発行日: 1968年
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    1. ルーメン細菌の洗滌菌体を使い,各種飼料をinvitroで分解させ,乾物減少率,揮発性脂肪酸生成量を測定した結果,めん羊による消化率との間に高い相関が得られた.すなわち乾物,可溶無窒素物,有機物等の見かけの消化率およびTDNはin vitro乾物減少率および揮発性脂肪酸生成量と1%水準で有意の相関を示した.
    2. 飼料原料について同様の培養法で揮発性脂肪酸生成量と乾物減少率を求めた結果,TDNの文献値との間に1%水準で有意の相関が得られた.
    3. in vitroの揮発性脂肪酸生成量と乾物減少率とは極めて類似した傾向を示すので,飼料の栄養価の評価には測定の容易な乾物減少率を使つた方がよい.
  • 秋田 富士, 神部 昌行, 森 淳, 安藤 四郎, 池田 敏雄, 田邉 亮一, 佐藤 正寛, 古川 力, 西田 朗, 中井 博康
    日本養豚学会誌
    1991年 28 巻 4 号 255-260
    発行日: 1991/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    梅山豚 (26頭) の粗飼料利用性を検討するため, アルファル
    ファミール
    の配合割合を変化させることによりTDN水準を70%, 60%および50%に調整した飼料を用いて, 生体重30kgから90kgまで飼育し, その時の発育形質および飼料摂取量と飼料要求率についてLWD豚 (14頭) を対照として調査した。その結果, 1日平均増体重は, 梅山豚がLWD豚に比べ有意に小さく (P<0.01), TDN水準の高い区ほど大きかった (P<0.01)。またTDN70%区に対する60%区の比率をみると両品種とも90%前後であったが, 70%区に対する50%区の比率では, 梅山豚は60%であるのに対しLWD豚は70%と10%も梅山豚が低く, 梅山豚はLWD豚より, TDN水準の低い粗飼料の多い飼料に対する増体が劣っていた。梅山豚はLWD豚に比べ飼料効率に劣り, TDN水準の高い飼料区ほど飼料効率が優れていた。
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