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クエリ検索: "ヘマトクリット値"
7,787件中 1-20の結果を表示しています
  • 関口 敦, 森田 高志, 深谷 隆史, 会田 治男, 片倉 健二郎, 田畑 喜朗, 笹川 繁, 織田 豊, 見目 恭一
    体外循環技術
    1995年 21 巻 2 号 68-72
    発行日: 1995/07/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    人工心肺中
    ヘマトクリット値
    を予測する上で,大きな因子となる循環血液量を中心に変動因子を統計的に検討した。対象は,1993年1~12月に当施設で行った無輸血充填の成人体外循環症例122例で,人工心肺直前の動脈血
    ヘマトクリット値
    は37.6±3.9%(27.5~47.3%),開始後は19.8±2.7%(15.0~26.8%)であった。この実測値から逆算した人工心肺中循環血液量は,体重当り4.4±1.1%(2.7~8.7%)と一般値より低く,肥満度,人工心肺前
    ヘマトクリット値
    ,疾患で差が認められた。人工心肺中の
    ヘマトクリット値
    をより正確に予測するためには,肥満度,人工心肺前
    ヘマトクリット値
    ,疾患などにより誤差があることを十分認識した上で,循環血液量を体重の5%程度に想定するのが,比較的容易に誤差を少なくする方法の一つと考えられた。
  • 名倉 博史, 山之内 博
    日本老年医学会雑誌
    1992年 29 巻 12 号 918-921
    発行日: 1992/12/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    貧血下に発症した老年者脳梗塞8例について脳梗塞の発症要因を検討し以下の結果を得た.
    1) 貧血下脳梗塞は脳梗塞の約2%に認められた.
    2) 貧血下脳梗塞はその発症様式により突発完成型と血栓型に分類されそれぞれ同数であった.
    3) 突発完成型は悪性腫瘍やDICを背景に有していることが多く非細菌性血栓性心内膜炎による塞栓症がその原因と考えられた.
    4) 血栓型では梗塞側の血管に高度の狭窄性病変を認めることが多かった.
    以上老年者の貧血下における脳梗塞例の多くは発症時貧血以外の要因を有しており突発完成型は悪性腫瘍を, 血栓型は梗塞側血管の高度の狭窄性病変を示唆するものと考えられる.
  • 高橋 高三, 伊佐 良信, 篠岡 久夫
    水産増殖
    1966年 14 巻 1 号 11-15
    発行日: 1966/06/25
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    香川県屋島湾における小割養殖のハマチ黒変病魚および健常魚の計52尾について, 昭和39年7月から10月までの約4ケ月間にわたって,
    ヘマトクリット値
    , 血液比重ならびに血漿蛋白量を測定した。
    1. 初期の黒変病ハマチは
    ヘマトクリット値
    , 血液比重および血漿蛋白量がいずれも健常魚より低く, 明らかに貧血症を呈していた。
    2. Benedenia seriolaeを駆除するための淡水浴後約1ケ月間に, 健常魚の平均
    ヘマトクリット値
    はいったん高くなってから低下するという特徴的な変動を示した。
    3.
    ヘマトクリット値
    および血漿蛋白量の個体変異幅は魚群の健康状態が比較的安定なときより, 不安定な状態と思われるときに大きい傾向がみられた。
  • 小泓 雄一, 渡邉 宣夫
    生体医工学
    2019年 Annual57 巻 Abstract 号 S169_2
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    血液粘弾性における粘性項、弾性項は凝固過程において増大することが報告されており、凝固能の新しい評価方法として期待されているが、これまで実証されていない。加えて、

    ヘマトクリット値
    は血液粘度に深く関係することが知られている。そこでまず、本研究は
    ヘマトクリット値
    が血液粘弾性に及ぼす影響を検証することを目的とした。抗凝固作用としてクエン酸ナトリウムを添加した豚血液を遠心分離し、
    ヘマトクリット値
    を何通りかに調節した血液サンプル(Hct:0、20、40、60、80、100[%])を作成し、レオメータ(DHR-2、TA Instrument)を用いて粘弾性を計測した。その結果、粘性項と弾性項の比率で表わした位相差は、
    ヘマトクリット値
    が増大するにつれて減少し、粘性項も減少する傾向が見られた。
    ヘマトクリット値
    の増大に伴い血液粘度は増加する事が知られる。また、本研究における粘弾性の位相差では
    ヘマトクリット値
    の増大に伴い粘性項は減少した。したがって、血液流動において粘度と粘弾性の位相差は相反する性質であることが示唆された。

  • 松井 晃, 小池 龍平, 古山 義明, 中村 譲, 山岸 正明, 野村 耕司, 山田 靖之
    体外循環技術
    1996年 22 巻 1 号 73-75
    発行日: 1996/02/26
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    体外循環用ヘマトクリット/酸素飽和度モニターCDI-100に対する検討を行った。SvO2および
    ヘマトクリット値
    共,実測値との差が大きく較正が必要であった。較正後のSvO2は実測値と比較しやや高値を示す結果となったが,
    ヘマトクリット値
    は良好な結果を示し有用に活用できると考えられた
  • 奥田 晃久, 田口 英昭, 渡邊 拓也, 新田 郷, 安孫子 進, 安藤 理香, 石井 宣大, 仁田坂 謙一, 橋本 和弘
    体外循環技術
    2005年 32 巻 4 号 446-448
    発行日: 2005/12/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】自己血回収装置の回収,洗浄速度の違いによる回収血中の赤血球数,白血球数,血小板数,
    ヘマトクリット値
    ,遊離ヘモグロビン値,ヘパリン値を比較検討した。2004年11月から2005年4月までに施行した心拍動下冠状動脈バイパス術を対象とし,回収,洗浄速度を高速群10例,低速群10例で行った。その結果,低速群では赤血球数,
    ヘマトクリット値
    において有意に高値を示した。高速群では遊離ヘモグロビン値,白血球数において有意に低値を示したが,赤血球数の欠損,
    ヘマトクリット値
    の低減が見られた。このことから回収,洗浄速度は状況に応じた条件設定をする必要があると考える。
  • 自己血輸血のみにて手術を行なうためには
    福井 明, 木村 健一, 高折 益彦, 鍵山 光庸, 村上 幸司, 藤原 綾, 山田 光樹
    日本臨床麻酔学会誌
    1992年 12 巻 7 号 703-709
    発行日: 1992年
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    過去9年6カ月間の自己血輸血施行159症例の臨床経験をもとに,術中出血量が1,785±685mlであった手術症例において,自己血輸血のみでは対処できず,同種血輸血を行なった症例には,術前・術後のいかなる因子が影響しているか検討した.
    術後1日の
    ヘマトクリット値
    ,術前
    ヘマトクリット値
    ,希釈式自己血と回収式自己血返血後の
    ヘマトクリット値
    ,赤血球洗浄利用率(回収血液の非溶血率),術前血清鉄値,体重当りの術中出血量,手術時間,体重,体重当りの術後6時間の出血量の順に影響していることが認められた.また術前・術後の鉄剤投与の有無が影響することが認められた.
    同種血輸血施行の決定は,術後の
    ヘマトクリット値
    のみで決定されていたが,今後はその変化,出血量,血清鉄値などや,モニター所見を加え,総合的に患者の代償機能を判定して定めるべきであると思われた.
  • 高倉 康, 川上 浩文, 藤林 哲男, 杉浦 良啓, 原田 純, 後藤 幸生
    日本臨床麻酔学会誌
    1993年 13 巻 3 号 288-291
    発行日: 1993/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    麻酔管理中発生したアナフィラキシーショック症例中,
    ヘマトクリット値
    の測定が施行された3症例をretrospectiveに検討し,術中のアナフィラキシーショック時の
    ヘマトクリット値
    およびその値をもとに計算して得られる喪失循環血漿量値の意義を検討した.その結果,アナフィラキシーショック時には少なくとも1L以上の血漿の血管外漏出が起こっており,このような緊急時に際しての
    ヘマトクリット値
    の測定は,ショックの程度,治療状況を判定できる簡便な検査の一つとして臨床上有意義であると考えられた.
  • 古垣 達也, 平松 祐司, 高橋 宏, 木原 真一, 中山 凱夫, 榊原 謙
    体外循環技術
    2004年 31 巻 1 号 28-30
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】Modified Ultrafiltration(MUF)施行中の患者体温低下予防を目的に,2002年からMUF回路に輸液加温装置を組み込み使用している。今回,小児開心術65症例を対象に,輸液加温装置を使用したH群(n=25)と非使用のN群(n=40)を,体重別にAグループ(<5.0kg),Bグループ(5.0~10.0kg),Cグループ(10.0kg<)に分類し,MUF施行前後の液量バランス,
    ヘマトクリット値
    ,末梢皮膚温度の変化を比較した。その結果,液量バランス,
    ヘマトクリット値
    ,末梢皮膚温度の変化に統計学的な有意差はなかった。しかし,液量バランスではH群のすべてのグループで除水量が多かった。
    ヘマトクリット値
    の変化はH群のAグループが最も大きく,末梢皮膚温度変化は,H群のBグループが最も大きかった。MUF中の輸液加温装置の使用によってより良好な末梢循環が維持される可能性が示唆され。
  • 千坂 正毅
    昭和医学会雑誌
    1980年 40 巻 4 号 493-500
    発行日: 1980/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    ペントバルビタール麻酔犬に於いて, 脱血と同時にゲラチン修飾液を輸液し, 平均動脈圧を一定に保った.心搏出量, 動脈血pH血中乳酸, 焦性葡萄酸, およびL/P比, base excess, ならびに死亡率からみて,
    ヘマトクリット値
    25%までの血液希釈は生体にとって安全であるが,
    ヘマトクリット値
    10%の高度希釈は, 有害に作用し, 危険であることを示した.また
    ヘマトクリット値
    20%前後の血液希釈を1時間維持した後, 還血した場合, 循環動態は正常化されるが, 血清総蛋白量, ヘモグロビン量,
    ヘマトクリット値
    , 血中乳酸値base excessなどの回復は十分でないことを認め, 還血だけでは十分ではなく, 赤血球, アルブミンなどの成分輸血の併用の必要性を示唆している.
  • 東儀 英夫, 山之内 博, 小川 真, 内山 伸治, 田渕 正康, 村上 元孝, 亀山 正邦
    日本内科学会雑誌
    1977年 66 巻 3 号 271-276
    発行日: 1977/03/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    連続剖検432例(年令: 60~92才),うち脳硬塞76例について,脳硬塞における血液
    ヘマトクリット値
    の病因的意義を検討し,次の結果を得た. 1)脳硬塞の頻度は,
    ヘマトクリット値
    が45%を越えると著しく増加する. 2)その増加の程度は,脳底部動脈の粥状硬化の高度な例ほど著しく,かつ高令者でより著しい傾向が認められた. 3)深部硬塞は皮質硬塞に比し,へマトクリット値の高値による頻度の増加がより著しい. 4)脳硬塞の予防という点からみて,老年者では
    ヘマトクリット値
    45%以下,高令者では40%以下に維持することが望ましい.以上から,血液へマトクリット値は脳硬塞の重要なrisk factorであり,とくに脳動脈硬化が高度の例,高令者でその重要性が増すと結論した.
  • 進藤 多妃子, 伊藤 政志
    日本農村医学会雑誌
    1988年 36 巻 5 号 1051-1056
    発行日: 1988/01/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    真性多血症のように血中の赤血球濃度が異常に高い場合に脳卒中を起こす危険性が高いことはよく知られていることである。最近社会環境の変化に伴い, ストレスによる多血症や, 喫煙によると思われる多血症が増加してきている。さらに, 農村地帯の栄養改善の効果めざましく, 今までとくに貧血を問題にしてきたが, 今後はむしろ多血症に目を向ける必要があろう。血中Ht値の上昇は, 血液粘度の上昇をも意味しており, 動脈硬化の高い高令者においては、脳梗塞発症の直接的な引き金となり, 重要なriskfactorである。
    常時高Ht値を示す者のriskは非常に高く, 70才以上の高令者ではHt49%以上群は脳卒中発症率50%, Ht52%以上群からは100%であった。高令者ほど脱水などによるhaemoconcentrationに弱く, わずかのHt値の上昇でも発症につながる。脳卒中予防の立場から, 高令者のHt値は43%以下が好ましいと考える。
  • 天野 宏志, 竹島 由実子, 新田 正憲, 馬淵 司, 得地 豊治, 屋木 敏郁
    日本獣医師会雑誌
    1992年 45 巻 7 号 467-470
    発行日: 1992/07/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    乳牛の
    ヘマトクリット値
    の変動と年齢, 分娩後の月数, 乳量, TDN, DCP充足率および気温 (高温期と低温期) との関係について検討したところ, DCPを除く他の項目に影響していることが認められた. 特に, 高温期の
    ヘマトクリット値
    が低温期より有意 (P<0.01) に低かったが, これは水分摂取量が高温期に増加することも影響していると考えられた.そこで, 夏期における内的外的要因を考慮にいれた
    ヘマトクリット値
    の標準値を作成するため上記の要因を変数とした重回帰式を求めたところ, 重相関係数は0.364 (p<0.01) であった.
    したがって,
    ヘマトクリット値
    の乳期と飼養管理による差をみいだすには年齢乳量および気温による補正が必要と思われた.
  • 山口 明満, 笹生 正人, 大滝 正己, 野尻 知里, 美濃地 忠彦, 田村 栄稔, 跡部 正明, 北村 信夫
    人工臓器
    1986年 15 巻 2 号 981-984
    発行日: 1986/04/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    1984年5月より1985年4月までの1年間に当科において施行された開心術を対象とし, 無輸血群をI群, 無血体外循環で術中術後に輸血を行った群をII群, 充填血体外循環群をIII群とし, それぞれの術前の体重,
    ヘマトクリット値
    , 体外循環時間, 総輸血量, 体外循環中の
    ヘマトクリット値
    の推移, 肝炎発生につき検討をくわえた。術前の体重および
    ヘマトクリット値
    は3群間に有意差はなく, 体外循環時間が有意にIII群になるほど長く, 体外循環時間が無血体外循環可否の大きな一因と考えられた。またIII群では有意に輸血量が多く, 肝炎発生の一因と考えちれた。体外循環中の
    ヘマトクリット値
    は3群間に有意な差はなく, 症例の重症度, 予想される体外循環時間を十分に考慮することにより, 安全かつ効果的に無血体外循環が施行され, また体外循環回路, 限外濾過の併用, 術中の多少の工夫も本法を可能ならしめる一因であると考えられる。
  • 福井 明, 木村 健一, 藤田 喜久, 高折 益彦
    日本臨床麻酔学会誌
    1993年 13 巻 7 号 654-660
    発行日: 1993/12/05
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    不測の大量出血が発生したが,輸血用血液の入手が十分でなく晶質液,代用血漿,ならびに加熱ヒト血漿蛋白を大量・急速に使用し,麻酔中の最低
    ヘマトクリット値
    が10%以下(8.5±0.8%)に低下した症例を6例経験した。この低
    ヘマトクリット値
    状態は152±38分間持続し,収縮期血圧は最低42±7mmHgを記録したが,全例とも救命することができた。
    本症例のごとく極度の血液希釈状態に陥った場合,患者を救命するにはまず循環血液量の維持に最大の努力を払うことが重要と思われた。
  • 渡邊 次夫, 浅井 泰博, 小山 慎郎, 河邊 太加志
    日本公衆衛生雑誌
    2002年 49 巻 4 号 344-351
    発行日: 2002年
    公開日: 2015/11/26
    ジャーナル フリー
    目的 乳幼児期の鉄欠乏性貧血は精神運動発達の遅れの原因となるが,早期発見し治療することで精神運動発達が改善することが示されている。しかし日本における乳幼児期の鉄欠乏性貧血の有病率は明らかでなく,スクリーニングを検討する価値があるほど多いかどうか不明である。本研究の目的は,地域の乳幼児における鉄欠乏性貧血の有病率を調べることである。
    方法 [デザイン]横断研究。[設定]愛知県新城市,南・北設楽郡の一部(稲武町,東栄町,設楽町,津具村,豊根村,作手村),岩手県東磐井郡藤沢町で実施した初回の乳幼児期の鉄欠乏性貧血のスクリーニング。[対象者]各市町村のスクリーニングで,参加を呼びかけた 6~18か月児。[測定項目]皮膚穿刺により毛細血管血を採取し,
    ヘマトクリット値
    を測定した。
    ヘマトクリット値
    が低値(スクリーニングの初期[岩手県東磐井郡藤沢町,および南・北設楽郡の一部の東栄町と稲武町]においては
    ヘマトクリット値
    36%以下,その後は
    ヘマトクリット値
    34%以下)の場合は要精査として静脈採血を施行し,ヘモグロビン値を測定した。ヘモグロビン値が11.0 g/dl 未満の場合を貧血とし,保護者の希望する医療機関に紹介し,鉄剤処方を依頼した。1 か月の鉄剤投与でヘモグロビン値が1.0 g/dl 以上上昇した場合を鉄欠乏性貧血とした(治療試験)。
    結果 161人がスクリーニングに参加した(参加率57%,161/283)。毛細血管血の
    ヘマトクリット値
    の平均値±標準偏差は35.9±2.2%であった。貧血の有病率は 8%(13/161,95%信頼区間,4~13%),治療試験による鉄欠乏性貧血の有病率は 4%(7/161,95%信頼区間,2~9%)であった。各市町村間で,
    ヘマトクリット値
    の平均値,貧血と鉄欠乏性貧血の有病率に有意差はなかった。また,
    ヘマトクリット値の要精査基準値の変更の前後でヘマトクリット値
    の平均値と貧血の有病率,鉄欠乏性貧血の有病率に有意差はなかった。
    結論 本研究の対象市町村では乳幼児の貧血,鉄欠乏性貧血は多く,スクリーニングの導入を検討する価値がある。乳幼児において鉄欠乏性貧血が多いことが,日本で一般的にもみられるかを調べるためには,より大規模な代表性のある乳幼児を対象とした研究が必要である。
  • 中沢 浩二, 村田 克己
    動脈硬化
    1985年 13 巻 3 号 531-534
    発行日: 1985/08/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    We have observed 10 patients of cerebral infarction and one of myocardial infarction at aged home in Fujieda from 1981 to 1984. Tweleve risk factors were examined before and after the starting of stroke as follow: age, T-cholesterol (T-CHO), triglyceride, HDL-cholesterol (HDL-CHO), CRFI=(T-CHO—HDL-CHO)/T-CHO, uric acid, blood sugar, hematocrit, electrocardiogram, and ocular fundus index.
    The difference between the cerebral infarction group and 66 persons of control group showed a significant increase of blood sugar 92mg/100ml in stroke patient and 86mg/100ml in control group. Significant differences were observed between male and female as follows:
    1) Male is lower than female on CRFI 0.67 compared in female 0.77. HDL-CHO (61mg/100ml) were noted in male and 44mg/100ml in female (p<0.005). UA, 7.8mg/100ml in male and 6.0mg/100ml in female (p<0.05). Hematocrit, 43.8ml/100ml in male and 36.8ml/100ml in female. Diasolic blood pressure 80mmHg in male and 73 mmHg in female.
    2) Male is lower T-CHO (173mg/100ml) than female (202mg/100ml), and TG 94mg/100ml of male to 169mg/100ml of female (p<0.05).
  • 宮原 正行
    日本輸血学会雑誌
    1995年 41 巻 3 号 239-243
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 東儀 英夫, 山之内 博, 小川 真, 内山 伸治, 田渕 正康, 亀山 正邦
    日本内科学会雑誌
    1976年 65 巻 12 号 1415-1420
    発行日: 1976/12/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    脳出血27例,脳硬塞34例の剖検例について脳卒中発症の月別頻度,発症時の状況,発症1カ月以内前から発症後2日以内までにおける血液
    ヘマトクリット値
    ,血清電解質,尿素窒素の変化を検討し,次の結果を得た. 1)脳出血,脳硬塞の発症は, 3~4月, 9~10月の季節の変り目に頻度が高かつた.この時期は老年者,とくに高血圧を有する老年者の平均血圧が1年間のうちで高く,あるいは動揺の激しい時期に一致した. 2)脳出血は入浴中あるいは入浴直後に起こすものが多く,脳硬塞は睡眠中あるいは起床時気づかれたものが多かつた. 3)発症前に比し発症後の血液
    ヘマトクリット値
    が上昇を示した症例は,脳出血,脳硬塞の約3/4の症例に認められ,尿素窒素の上昇は2/3の症例に認められた.血清総蛋白値は脳出血例の56%,脳硬塞例の80%に上昇が認められた.一方,血清K値は脳出血例の73%,脳硬塞例の60%が低下を示した.以上の所見から,脳卒中の発症要因として血圧の上昇,激しい動揺,血液
    ヘマトクリット値
    の上昇などが重要であると考えられた.
  • 岩城 秀平, 山本 泰伸, 小山 美季, 横田 通夫, 坂本 喜三郎, 猪飼 秋夫, 長門 久雄, 角三 和子, 西岡 雅彦, 藤本 欣史
    体外循環技術
    1998年 25 巻 1 号 60-64
    発行日: 1998/11/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Elliottらは,小児の血液希釈および低体温体外循環に伴う組織浮腫を少なくするために,Modified Ultrafiltration(MUF)を行った。我々は組織浮腫が著明に現れる新生児において,その有用性を検討した。1996年12月から1998年7月までの新生児症例のうち,体外循環から離脱した21例を対象とした。MUFはElliottらの方法に準じて行った。その結果,
    ヘマトクリット値
    ,ヘモグロビン量,総タンパク量,アルブミン量はMUF後有意に上昇し,30分後に有意に低下した。収縮期体血圧,平均血圧はMUF後有意に上昇し,30分後には有意な変化は見られなかった。CVP,LAPは変化しなかった。MUFにより血行動態の改善が得られた。MUFによる急速な血液濃縮は,
    ヘマトクリット値
    を上昇させ,膠質浸透圧上昇により,組織間質からの水分移動が起こった可能性が示唆された。
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