中学校技術科機械領域のロボット製作授業で,「ミ二四駆」の改造を導入学習として取り上げ,ビデオ視聴による導入学習とともに考察を加えた。具体的には,中学校3年生2クラスで,導入の方法による創意工夫の発揮状況や,情意及び願望について生徒の変容を調査し分析した。結果,「ミ二四駆」を用いた導入学習は,生徒の創意工夫する場面が設定でき,実体験を通して一時的に学習の楽しさが高まった。しかし,2単位時間の導入学習では観点別学習状況評価に影響を及ぼさないことや,遊びが優先すると以後の学習内容に興味を失わせることが明らかになった。
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