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クエリ検索: "ユニファ" 愛知県
20件中 1-20の結果を表示しています
  • 星合 和基, 田中 貴信, 只腰 哲章, 橋本 直明, 文田 清美, 野崎 乃里江, 岡崎 祥子, 水野 巖根, 長谷川 明
    日本補綴歯科学会雑誌
    2002年 46 巻 2 号 233-240
    発行日: 2002/04/10
    公開日: 2010/08/10
    ジャーナル フリー
    目的: バルビツール酸誘導体を触媒に用いた常温重合レジンによる比較的短時間で作業を行う場合の初期硬化時間, 重合時の加熱, 温水中での硬化操作などの初期硬化時の最適使用条件を追及し, その的確な使用方法の確立を目指して, 基礎的な検討を行った.
    方法: 常温重合レジンで作製された被着体に, 同一の常温重合レジンを筆積みし, 所定の時間放置した後, 温水中に所定時間浸漬して重合後, その剪断接着強さを測定した. その際の放置時間, 温水温度, 浸漬時間の接着強さに及ぼす影響を調べた. 同時に, 試料の破断面を走査型電子顕微鏡を用いて観察した. また, 各試料の破断状態を目視により分類した. 破壊の状態の判定は, 界面破壊, 凝集破壊, 混合破壊とした.
    結果: 放置時間が30秒では, 浸漬時間30, 45, 60秒の場合のいずれも温水温度の上昇とともに剪断接着強さが増加した. また, 走査型電子顕微鏡で凝集破壊像が観察された試料は, 剪断接着強さは約10MPa以上であることが確認された. 特に, 浸漬時間60秒の場合, 50°C, 60°Cの温水温度ですべての試料が凝集破壊像を示した.
    結論: バルビツール酸誘導体を用いた常温重合レジンは50°C以上の温水中で十分硬化することが確認された.
  • 第1報常温重合レジンとの比較
    高橋 研省, 岡崎 祥子, 田中 貴信, 星合 和基, 山田 恒, 若山 浩一郎, 長谷川 明
    日本補綴歯科学会雑誌
    2006年 50 巻 2 号 238-244
    発行日: 2006/04/10
    公開日: 2010/08/10
    ジャーナル フリー
    目的: 有床義歯の咬合採得に用いられる咬合床は, 口腔内環境で安定し, さらに, 十分な機械歯強度を有することが必要である. また, 咬合堤を支える基礎床は, 顎堤への適合性も良好でなければならない. そこで, 臨床で用いられている光重合レジンに着目し, 基礎床専用の光重合レジンを試作し, その機械的強度や適合性などを, 常温重合レジンと比較検討した.
    方法: 基礎床用光重合レジン (SBPL-S3) と常温重合レジン (オストロンII,
    ユニファ
    ストII) を用い, 3点曲げ試験, 衝撃破壊試験接着試験適合試験を行った.
    結果: 3点曲げ試験の結果では, 光重合レジンは40.9MPaの曲げ強さを示したが,
    ユニファ
    ストIIより小さい値であった. 衝撃破壊試験では, 光重合レジンは2.81KJ/m2, オストロンIIは2, 35KJ/m2であり同程度の破壊強さであった。接着試験では, 光重合レジン間にコンポジットプライマーを使用し, 24時間後に測定したものが他のものより接着強さが強く5.25MPaであった. 適合試験の結果では, 光重合レジンは最大0.20mm, オストロンIIは0.15mmの間隙量を示したが, 光重合レジンとオストロンII間, 加圧後の放置時間では, いずれも有意差は認められなかった.
    結論: 試作光重合レジンは. 基礎床用材料としての臨床応用可能な物性を有することが確認された.
  • 荒木 厚詞
    日本補綴歯科学会誌
    2022年 14 巻 3 号 313-316
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/07/28
    ジャーナル フリー

    症例の概要:患者は73歳の女性で義歯の不適合に起因する咀嚼困難を主訴に来院した.臼歯部に咬合支持がなく,いわゆるすれ違い咬合であった.適切な咬合平面を設定した後,上顎に根面アタッチメントを用いたオーバーデンチャー,下顎に歯冠外アタッチメントを用いた可撤性義歯による最終補綴装置を装着した.

    考察:オーバーデンチャーを使用することによって,歯根膜粘膜支持と咬合平衡を得て咀嚼機能および審美障害の改善を図ることができた.

    結論:適正な前処置の後に金属床義歯を装着することにより義歯の安定性が得られ,良好な評価と,長期の維持につながったと考える.

  • 石井 大道
    分析化学
    2000年 49 巻 12 号 929-940
    発行日: 2000年
    公開日: 2001/06/29
    ジャーナル フリー
    一般に小型化には多くの利点があり,科学·技術では分析化学の分野を含めて,広い範囲で利用できることが長い間にわたって認識されてきた。その構成部品の微小化は,各種の分析機器について広範囲にわたってその改善のために多くの研究がなされている。市販のフレキシブル溶融シリカキャピラリーチューブはその内径(0.005~0.500mm)が均一であり,良好なフレキシビリティーのため,分析機器の小型化には好都合な性質を持っていることを知ることができた。この論文では,この溶融シリカキャピラリーチューブの活用について,(1)マイクロと超マイクロのHPLC,(2)回転かくはん技術を用いた中空カラムLC,(3)マイクロ超臨界流体クロマトグラフィーと
    ユニファ
    イドフルイドクロマトグラフィー(unified fluid chromatography),(4)超マイクロFIA,(5)マイクロと超マイクロの光度滴定法,導電率滴定法,pH滴定法,に関して報告する。溶融シリカキャピラリーチューブは,マイクロと超マイクロ分析機器の構成材料として,充填と中空のカラム,フローセル,反応管,連結管,試料採取管,ビュレット,ピペットなどとして使用することができた。
  • 萩原 純孝, 寺田 星乃, 花井 信広
    顎顔面補綴
    2021年 44 巻 2 号 42-47
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    Maxillary defects caused by surgical resection of the jaw can sometimes significantly impair vital functions such as articulation and food intake. When functional restoration, such as that achieved with a dento-maxillary prosthesis (prosthetic reconstruction), is selected for maxillary resection, an intraoral apparatus is required to improve the residual disorder. In our department, the intraoral apparatus is prepared before surgery, and intervention is started early for cases in which prosthetic reconstruction was determined at the preoperative clinical conference with departments related to head and neck surgery. The present case suffered from an edentulous unilateral maxillary defect, an obturator was fabricated twice using the method of directly relining the base plate, which was made using a polyethylene terephthalate (PET) sheet (by means of the base plate relining method), and early restoration of oral function was achieved. Since the base plate relining method facilitates repeat fabrication, it seems useful for managing maxillary wounds. The prosthetic reconstruction method was established with multidisciplinary medical staff. The perioperative prosthetic management method is reported from the perspective of a dental clinician engaged in oral functional restoration.
  • 浜野 寿久, 中垣 憲和, 三輪 實, 武野 明義, 長坂 信司
    日本歯科理工学会誌
    2011年 30 巻 6 号 400-409
    発行日: 2011/11/25
    公開日: 2017/05/08
    ジャーナル フリー
    1-シクロヘキシル-5-エチルバルビツル酸(CEBA),ジラウリルジメチル塩化アンモニウム,ビス(アセチルアセトナト)銅(II)からなる3元系のラジカル重合開始機構を解明するために,ESRスピントラッピング剤に,5,5-ジメチル-1-ピロリン-N-オキシド(DMPO)を用いて,ベンゼン溶液中で反応させて,ESRスペクトルを測定した.スペクトルには,12本線が観測され,超微細結合定数を算出すると,13.3,9.0及び1.5Gであった.それらは,それぞれ窒素,β水素及びγ水素に帰属された.DMPO-OO・アダクトとDMPO-H・アダクトが3元系の開始ラジカル種として見出された.酸素存在下では,CEBAの第5位の水素が引き抜かれた.DMPO-OO・アダクトの活性能は,DMPO-H・アダクトのそれより高いことがわかった.
  • 江場 久哲, 庵原 耕一郎, 立花 克郎, 鈴木 一吉, 堀場 直樹, 中村 洋, 中島 美砂子
    日本歯科保存学雑誌
    2011年 54 巻 6 号 432-441
    発行日: 2011/12/31
    公開日: 2018/03/20
    ジャーナル フリー
    感染根管治療における無菌化は,治療の成否に大きく関与する.しかしながら,根管は閉塞・狭窄,湾曲,側枝・副根管の存在などにより,しばしば根管拡大・清掃が困難で貼薬剤が到達できず,完全無菌化が困難となり治療期間の延長を余儀なくされる.さらに根管拡大形成による歯質の損失は,歯の破折・抜歯の要因となり,予後に大きな影響を及ぼす.そこで本研究では,短時間で根管内を完全に無菌化する方法の開発を目的として,ナノバブルと超音波を併用することにより,根管内の薬剤を象牙細管深くまで浸透させるための最適な導入条件を検討した.粒径0.2〜0.3μmのピークを示すナノバブルを用いた場合,濃度5%は10%に比べて,また超音波の電圧30Vは31Vに比べて,イヌ抜去歯の象牙細管深部への薬剤導入が有意に多量に認められた.また,イヌ抜去歯の象牙細管内にgreen fluorescent protein (GFP)で標識されたEnteyococcus faecalisを感染させ,72時間後に処置を行い,さらに48時間培養後に150μmの厚みの切片を作製し,共焦点レーザー顕微鏡にて無菌化を検討した.その結果,薬剤アンピシリンを根管内に注入して5%ナノバブルと超音波電圧30Vを120秒間適用することにより,薬剤のみやナノバブルと超音波のみに比べて有意にGFP蛍光の減少がみられた.以上のことから,ナノバブルと超音波を併用することで,象牙細管内に薬剤を深く浸透させ,根管内を短時間に無菌化できる可能性が示唆された.
  • 痴呆の要介護高齢者への応用
    斉藤 美香, 石山 直欣, 渡辺 郁馬, 白田 千代子, 那須 郁夫
    老年歯科医学
    1999年 13 巻 3 号 183-188
    発行日: 1999/03/31
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
    唾液による口腔内の自浄作用は, 唾液腺から分泌される唾液によって口腔内を清潔に保っ自然の清掃作用である。しかし高齢者においては, 加齢変化やさまざまな疾患あるいはその治療薬により, 唾液分泌量は減少すると言われている。そのため, 口腔内自浄作用をはじめ他の作用も低下する。
    そこで要介護高齢者の口腔ケアの一環として, 唾液分泌量を促し, 口腔内自浄作用を改善するマッサージ法を考案し, 試行した。
    被験者は板橋ナーシングホーム利用者で, 高度の痴呆を有する無歯顎者のうち, 各フロアの看護主任に今回の研究目的にあった人々の選出を依頼し, 24名を対象にした。日中2時から4時の間に安静時唾液を採取して性状を調べた。次にコットンロールを用いて60秒間の安静時唾液分泌量を求あた。その後で我々が考案した口腔内マッサージ器で頬部唾液腺相当部に60秒間刺激を与え, 刺激唾液の性状と分泌量を調べて, 安静時と比較した。
    その結果, マッサージ刺激後には, 唾液分泌量の増加が認あられた。なお被験者の常用薬と, 唾液分泌量は今回の調査では特別な関係は認められなかった。また唾液の性状にっいては, 安静時に比べ改善された。
    以上より, 今回我々が考案したマッサージによる機械的刺激は, 唾液の分泌量増加や, 性状の改善に有用な方法であると結論づけた。
  • 橋本 和佳, 山本 一道, 横山 隆, 鈴木 清剛, 竹市 卓郎, 穂積 英治, 山本 司将, 阿部 俊之, 伊藤 裕
    日本補綴歯科学会雑誌
    2000年 44 巻 5 号 690-695
    発行日: 2000/10/10
    公開日: 2010/08/10
    ジャーナル フリー
    In principle, a stabilization-splint covers the entire dental arch, and the occlusal contact should be equally distributed around the arch, but in our clinic, we sometimes make solid posterior contact at the specific area by adding self-curing resin on the occlusal surface of the splint. Since a stabilization splint that covers the entire dental arch is comparatively large, it is not easy to make equally distributed occlusal contact due to inaccurate impression, polymerization shrinkage, and technical errors on occlusal adjustment.
    It seems that the condyle motion in wearing an occlusal splint is a factor that infers the prognosis of temporomandibular disorders, but it is not entirely clear. When the splint does not have equally distributed occlusal contact, the temporomandibular joint may possibly have an excess load. To solve this problem, our experiment was conducted to study the displacement of the mandibular condyle during clenching, with a stabilization splint and with a device whose occlusal surface was modified.
    The results of the experiment were the following: When the subject clenched on the right first molar with the stabilization splint, with a 1.0-mm-thick pivot by adding self-cure resin on the occlusal surface at this area, the right mandibular condyle significantly moved latero-inferiorly. When the subject clenched on the right second molar with the stabilization splint, with a 0.5-mm-thick pivot, the right mandibular condyle significantly moved antero-superiorly. There was no significant difference except for the above two conditions.
  • 三興製紙(株)富士工場
    三興製紙株式会社
    紙パ技協誌
    1978年 32 巻 11 号 619-627_1
    発行日: 1978/11/01
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
  • 星合 和基, 田中 貴信, 長谷川 信洋, 川北 雅子, 藤波 和華子, 藤田 三奈子, 岡崎 祥子, 平井 秀明, 太田 功
    日本補綴歯科学会雑誌
    2003年 47 巻 5 号 797-806
    発行日: 2003/12/10
    公開日: 2010/08/10
    ジャーナル フリー
    目的: 下顎前歯部舌側歯槽面においては, 部分床義歯の義歯床および大連結子をいかに設計するかが問題となる.本実験では同部の血流動態に着目し, 安静時の状態および義歯を設置した状態を想定した加圧時の状態を, レーザードップラー血流計を用いて測定した.
    方法: 測定には特製のスプリントを使用した.測定点は左右犬歯間の舌側歯槽面に設定した18点で, 同部の無圧状態の安静時血流量と加圧時血流量とを測定した.加圧に関しては歯槽面を上下的に3分割し, 3部位すべてを加圧する全加圧, 上部だけ加圧する上部加圧, 下方2部位を加圧する下方加圧, 下部だけを加圧する下部加圧の4条件とした.また, 同時に測定点の粘膜厚径を, 超音波粘膜厚径測定器を用いて測定した.
    結果: 舌側歯槽面の安静時血流量は, 歯種別では差は認められなかったが, 高低別では差がみられ, 口腔底部は歯肉縁部の約1.8倍の血流量であり, 底部になるほど血流量は増加した.加圧時血流量は, 測定部位間で下部はほかの加圧部位と比較して血流量が多かった.加圧条件では, 下部加圧と全加圧で差が認められ, 下部加圧ではすべての部位で血流量が増加し, 全加圧では下部のみ増加した.舌側歯槽面の平均粘膜厚径は0.83mmであった.
    結論: 下顎前歯部歯槽面は血流の観点からみると, 安静時は近遠心的には差がなく, 高低別では下部ほど血流量が多く, 加圧時には上部のほうが下部に比べて影響を受けやすい.
  • 白石 浩一, 熊野 弘一, 中村 好徳, 岩井 孝充, 若杉 俊通, 高田 雄京, 樋口 鎮央, 武部 純
    日本補綴歯科学会誌
    2017年 9 巻 4 号 374-382
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/21
    ジャーナル フリー

    目的:本研究では,3Dプリンタ方式であるレーザー積層造形法にて製作した支台装置に対し,適合精度,維持力を検討し,臨床応用の可能性を検討した.

    方法:レーザー積層造形法では,専用のCo-Cr合金を使用した.まず,支台装置に用いる際の最適なアンダーカット量を検討した.実験材料には,レーザー積層造形法用Co-Cr合金,金銀パラジウム合金,鋳造用Co-Cr合金を使用し,断面が半円形でテーパーのついた棒状の試料を用いて,片持ち梁試験を行い,支台装置として使用する際の適切なアンダーカット量を模索した.次に,下顎第一大臼歯を模した金型を用いて,コンピュータ上で支台装置を設計,製作し,その適合精度と維持力を鋳造法と比較,検討した.

    結果:片持ち梁試験の結果から,レーザー積層造形法を用いて製作した支台装置(エーカースクラスプ)の適正なアンダーカット量は,0.14 mm であった.レーザー積層造形法を用いた支台装置は,鋳造法と同程度の適合精度と維持力を示した.

    結論:レーザー積層造形法を用いて製作された支台装置は,鋳造法と比較しても遜色がなく,臨床応用に際して適応可能であることが示唆された.

  • 荒井 健弥
    燃料協会誌
    1967年 46 巻 9 号 669-679
    発行日: 1967/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Nowadays the problem of air pollution has come to be very troublesome problem in our daily life, and many people, i, e plant operators, engineers, smoke-control officers, executives and others are doing their best to abate and control air pollution.
    In this report, the auther described the technology to control air pollution in petroleum refineries.
    That is, chapter 1 and 2 state the law to control air pollution, and the administrative guidance by the whole investigation to control industrial public nuisance.
    Chapter 3 and 4 state main air pollution sources and sulfer balance at petroleum refineries.
    Chapter 5 and 6 state the technology of desulfurization and sulfer recovery.
    Chapter 7 states the future trends for abating air pollution.
  • 藤田 将典, 庵原 耕一郎, 堀場 直樹, 立花 克郎, 中村 洋, 中島 美砂子
    日本歯科保存学雑誌
    2014年 57 巻 2 号 170-179
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/07
    ジャーナル フリー
     目的 : 当研究室では, イヌ抜髄後の根管内に歯髄幹細胞を自家移植して歯髄を再生させることに成功している. しかしながら, この歯髄再生治療を感染根管治療に応用する際には根管内の無菌化が必要である. 一方, ナノバブルと超音波を併用することで薬剤を象牙細管内に深く浸透させ, 根管内を短期間で無菌化できる可能性が示唆されている. したがって本研究では, イヌ感染根管モデルにおいて, この超音波ナノバブル薬剤導入法による根管内無菌化を検討し, さらに抜髄の際と同様の細胞移植法により歯髄が再生されることを明らかにする.
     材料と方法 : 直径1μm以下のナノバブルを使用し, 薬剤浸透を検討することにより最適な超音波条件を決定した. 次いで, イヌ抜髄後の根管を14日間開放することにより感染根管モデルを作製した. この根管内に超音波とナノバブルを併用してビブラマイシンを1週ごとに導入し, 細菌数の変化を測定した. なお, 対照としてはビブラマイシンの貼薬のみとした. 4回薬剤導入後, 根管内に自家の歯髄幹細胞を移植し, 2週間後に形態観察を行った.
     結果 : 電圧32V, 周波数1.12MHzで120秒間超音波照射した場合, 根管壁から約1,000μm以上の深さまで薬剤は浸透した. イヌ感染根管モデルにおいて, 超音波とナノバブルを併用し薬剤導入を2回行うと細菌数は検出限界まで減少し, 貼薬のみに比べて有意な差がみられた. 超音波とナノバブル併用群においては, 細胞移植2週間後には歯髄および根尖部歯周組織の再生が非併用群に比べて有意にみられ, 炎症性細胞浸潤はほとんどみられなかった.
     結論 : 超音波ナノバブル薬剤法は, 感染根管における歯髄再生や根尖性歯周炎の治療に有用である可能性が示唆された.
  • 会誌編集委員会
    電気設備学会誌
    2005年 25 巻 7 号 463-527
    発行日: 2005/07/10
    公開日: 2015/07/29
    ジャーナル フリー
  • 小児歯科学雑誌
    2005年 43 巻 1 号 122-173
    発行日: 2005年
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 会誌編集委員会 年報小委員会
    電気設備学会誌
    2007年 27 巻 7 号 482-544
    発行日: 2007/07/10
    公開日: 2015/04/04
    ジャーナル フリー
  • 一般社団法人 日本老年歯科医学会
    老年歯科医学
    2013年 28 巻 2 号 88-237
    発行日: 2013/09/30
    公開日: 2023/06/26
    ジャーナル フリー
  • 中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2022年 65 巻 Proc_138th_Congress 号 ps1-ps268
    発行日: 2022/04/01
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル 認証あり
  • 燃料協会
    燃料協会誌
    1956年 35 巻 4 号 178-256
    発行日: 1956/04/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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