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1,944件中 1-20の結果を表示しています
  • *近藤 伸彦
    大学情報・機関調査研究集会 論文集
    2021年 10 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/28
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    学習成果のアセスメントにおいて、ディプロマポリシー等に定められる汎用的能力の間接評価として、
    リッカート尺度
    による自己評価が行われることは多い。この自己評価の回答はしばしば単純な集計・可視化が行われるが、これを読み解くためには、学生がどの程度「適切に」
    リッカート尺度
    での自己評価を行うことができているかを知ることが必要であると考えられる。本研究では、このような汎用的能力の自己評価において、選択肢がどのような根拠で選択されるのか、著者の担当授業における質問紙調査の回答をもとに分析する。
  • *今井 芳昭
    日本心理学会大会発表論文集
    2020年 84 巻 PA-002
    発行日: 2020/09/08
    公開日: 2021/12/08
    会議録・要旨集 フリー

    本研究の目的は,

    リッカート尺度
    項目の抽象度が回答に及ぼす影響を明らかにすることであり,影響力(社会的勢力)認知尺度(Imai, 1993)を対象にデータを収集した。この尺度は,日常,最も影響を与えていると認知している人物を回答者に思い浮かべさせ,報酬,強制(罰),正当,専門,参照,魅力の6影響力(各4項目)について評定させるものである。原型版を抽象条件とし,より具体性の高い表現を用いた具体条件も設定した。

    ネット調査で1,182人(男性601人,女性581人,平均39.41歳(SD=11.82))の回答を得た。条件ごとの6影響力のα係数は比較的高く(min=.697),各合計を分析に用いた。影響力のある人物として父親,母親,配偶者を挙げた回答者のデータ(n=604)を用いて,抽象度×対象人物×影響力要因の繰り返しのある分散分析を行った。その結果,抽象度×対象人物要因の交互作用(F(2, 598)=3.631,p=.027,η2=.012)が認められ,父親(特に参照影響力)の場合に抽象>具体という有意差が認められた。全体的には質問項目の抽象度による回答の差は認められなかったが,具体的な事例を想起しにくい場合は,抽象的な表現の方が評定値の高くなる傾向が示唆された。

  • 林 雅彦, 大井 一弥
    日本老年医学会雑誌
    2014年 51 巻 5 号 466-469
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/09
    ジャーナル フリー
    平成24年度診療報酬改定後の伊勢市の在宅患者訪問薬剤管理指導(在宅指導)に関する優先改善項目を検討する目的で,伊勢市の管理薬剤師に対し在宅指導に関する5段階
    リッカート尺度
    によるアンケート調査を行った.在宅指導を行っていない42店舗から得られたアンケート結果を関連構造(CS)分析で解析した.CS分析上の優先改善項目は,在宅指導の関連情報,他職種との連携及び身近な相談相手の存在であった.
  • 仲山 勉, 久保木 通, 宮嶋 佑, 古川 勉寛
    理学療法学Supplement
    2019年 46S1 巻 OE-20
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/08/20
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】

    本院では,臨床経験年数の浅い理学療法士が多いことから,リスクマネジメント(以下,マネジメント)に関わる学習機会を充実させようと考えている。そのため,マネジメントに関わる当院のプログラムを作成する一助として,臨床1・2 年目の新人群と4 年以上の臨床経験を有する理学療法士群(以下,中堅群)に分け,理学療法実施や指導場面におけるマネジメントの重要性を認識しているのか把握するとともに,臨床経験の違いによって理学療法介入中におけるマネジメントへの不安感に違いがあるのか調査することにした。

    【方法】

    対象は,本院に勤務する理学療法士(女性11 名,男性17 名,平均年齢27 歳)とし,新人群と中堅群に各14 名割り付けた。調査方法は,自己記入式質問紙法とし,用紙を著者が配布し,回収箱から回収した。調査項目は,5 段階の

    リッカート尺度
    (例:とても重要/ 少しは重要/ どちらとも言えない/あまり重要ではない/ 全く重要ではない)を用いて,第1 項目:職場環境におけるマネジメントの重要度,第2 項目:関節可動域練習(他動運動),関節可動域練習(自動運動),筋力トレーニング,荷重練習,バランス練習,歩行練習,歩行,トイレ動作,靴下着脱動作,シャワー動作,階段昇降動作,床上動作の12 項目を設定し,理学療法介入時および日常生活の方法におけるマネジメントの必要性を聴取した。第3 項目:理学療法介入中におけるマネジメントへの不安感を聴取した。さらに,第3 項目の具体的な内容を聴取するため,自由記載欄を設け,不安感の詳細を聴取した。その後,新人群と中堅群において
    リッカート尺度
    で聴取した項目に差があるか確認するため,ウィルコクソンの符号順位検定を有意水準は5% として実施した。また,自由記載の解析は,表記ゆれの統一をした後,形態素解析ソールを用いて名詞と動詞の単語頻度集計表を作成した。

    【倫理的配慮,説明と同意】

    心身解析研究会倫理審査委員会の承認を得た後(承認番号R:1801),対象者に本研究の主旨,方法,研究協力の任意性と撤回の自由を説明し,同意を得て行われた。なお,連結可能匿名化を実施した。

    【結果】

    回収率は,100% であった。

    リッカート尺度
    で聴取した項目では,第2 項目の筋力トレーニング実施中におけるマネジメントの必要性のみ有意差が認められた(p<0.05)。なお,最頻値は,新人群が「少しは必要」,中堅群は「とても必要」であった。また,理学療法介入中におけるマネジメントへの不安感は,新人群と中堅群に差を認めなかった。単語頻度集計において,新人群では荷重,転倒,外傷,死亡が上位となったのに対し,中堅群では介助,適切,対応,状態が上位を占めた。

    【考察】

    我々は,中堅群の方が新人群よりも,理学療法介入中におけるマネジメントへの不安感が少なくなるのではないかと想定していたが,本研究結果から中堅群と新人群の間に差が認められなかった。単語頻度の結果を踏まえて考えると,中堅群では危険因子に対する対応策に不安を抱え,新人群では危険因子そのものに不安を抱えており,その質が違う可能性が考えられた。それと同様に,第2 項目の筋力トレーニング実施中に有意差が認められたことは,関節可動域練習での脱臼や荷重練習での転倒等のマネジメントに比べ,筋力トレーニングのマネジメントは,疲労感や遅発性筋損傷などを含み新人が想定しづらいことが考えられる。

    【結論】

    マネジメントに関わる教育は,新人にのみ適用するのではなく,比較的経験がある中堅群についても内容を変えて実施することが望ましい可能性が示唆された。

  • 疫学研究で見かける検定方法の誤用
    波多江 崇
    ファルマシア
    2022年 58 巻 8 号 782-786
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/01
    ジャーナル フリー
    筆者を含め、薬学部や大学院の学生時代に基礎的な実験研究は経験しているものの、ヒトを対象とした研究を経験したことがない者にとって、疫学研究で最も苦労するのが統計であろう。「統計について相談したい」と言えば、「検定方法の選択」を意味することが一般的である。
    そこで本稿では、筆者が疫学研究に関する投稿論文を査読する際に見かける統計学的仮説検定法の誤用について紹介する。
  • 豊村 和真
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2015年 57 巻 PC054
    発行日: 2015/08/19
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • *清水 裕士, 柏原 宗一郎
    日本行動計量学会大会抄録集
    2023年 51 巻 S42A-1
    発行日: 2023/08/28
    公開日: 2023/11/10
    会議録・要旨集 フリー
  • 島田 真理恵, 恵美須 文枝, 長岡 由紀子, 高橋 弘子, 森 朋子, 遠藤 優子
    日本助産学会誌
    2002年 16 巻 2 号 36-45
    発行日: 2003/02/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 産褥期の母親が新たな生活に適応していく過程において, 自己の育児を中心とした新生活に対して抱く肯定的感情の程度を知るための尺度として開発した尺度 (旧尺度) を, さらに褥婦の回答負担が少なく, かつ状況把握を行うのにより適切な質問項目で構成された尺度に改訂することである。
    旧尺度3カテゴリー (親役割, 生活ストレス, 子どもと自己の肯定感), 28項目の9段階の
    リッカート尺度
    に, 新たな16の質問項目を付加した質問紙を作成した。この質問紙を都内2か所の総合病院で分娩し, 産褥1か月健診に来院した褥婦321名に配布し, 有効回答の得られた309名の回答をもとに分析を行った。
    改訂尺度は, 4カテゴリー (親としての自信, 自己肯定感, 生活適応, 夫のサポートに対する認識), 19項目5段階の
    リッカート尺度
    となった。各カテゴリーの信頼性 (Cronbach's α) は, 0.63-0.80であった。
    改訂尺度は, 今までより項目数が少ないにもかかわらず, 対象特性が明確に示される尺度であり, 目的は達成されたと考えられる。
  • 稲垣 佑典, 前田 忠彦
    日本行動計量学会大会抄録集
    2016年 44 巻 S-9-5
    発行日: 2016/08/30
    公開日: 2021/05/13
    会議録・要旨集 フリー
  • 学生の結果との比較を通して
    島谷 康司, 井関 茜, 沖田 一彦, 甲田 宗嗣
    理学療法の臨床と研究
    2016年 25 巻 37-41
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2018/02/16
    ジャーナル フリー
    「目的」本研究では、質問紙を用いて理学療法士のプロフェッショナリズムについて調査し、学生のそれと比較する。 「方法」5段階
    リッカート尺度
    の質問紙(46項目)を用いて、「理学療法士としてプロであるためには、どの程度当てはまる必要があるか」を質問し、各項目に対して学生との差異を統計学的に比較した。 「結果」有意差のあった組み合わせで、5 つのパターンが認められた。 「結論」プロフェッショナリズムは臨床経験を通して学習され、その学習には hidden curriculum の影響が大きいことがわかった。
  • ―幼児のスマホ利用の状況―
    水野 智美, 西館 有沙, 西村 実穂, 徳田 克己
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2019年 61 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/03/21
    会議録・要旨集 フリー
  • 甲田 宗嗣, 上川 紀道, 伊藤 祥史, 平岩 和美, 馬屋原 康高, 沖本 優明, 大塚 彰, 富樫 誠二
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 O-ED-05-1
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】臨床実習に関する学生への意識調査は,満足度,ストレスや不安,性格・気質特性について検討したものが多いが,成果についての報告はほとんど見当たらない。本研究の目的は,臨床実習終了後の学生が何にどの程度成果を感じているか明らかにすることである。【方法】対象は,全ての臨床実習を終了した専門学校最終学年の学生34名であった。成果に関する意識調査は,無記名アンケートにて実施した。内容は,臨床実習全体の成果と具体的成果11項目を5段階
    リッカート尺度
    で質問した。具体的成果は介入の知識,介入の技術,評価の知識,評価の技術,医学的知識,レポート等の作成スキル,マナー,患者との人間関係,指導者との人間関係,理学療法士志向,実習施設への就職希望とした。
    リッカート尺度
    の選択肢は,とても思う,どちらかといえば思う,どちらでもない,あまり思わない,ほとんど思わないとした。また,自由記述にて,最も成果があったこと1つと,成果が上がらず最も悔やまれること1つを質問した。分析は,臨床実習全体の成果の大小で2群に分け,具体的成果11項目の群間比較をウィルコクソンの順位和検定にて分析した。統計解析はR 3.2.2 for Macを用い,有意水準は1%とした。自由記述は,質的分析によりカテゴリー化,ラベル付けして,各群の特徴を検討した。【結果】臨床実習全体の成果は,とても思うが24名(成果大群),どちらかと思うが10名(成果中群),他の選択肢は0名であった。具体的成果の群間比較で有意差が認められた項目は,介入の知識(effect size:r=0.52),介入の技術(0.48),評価の知識(0.61),評価の技術(0.45),理学療法士志向(0.52),実習施設への就職希望(0.55)であった。一方,医学的知識(0.26),レポート等の作成スキル(0.14),マナー(0.23),患者との人間関係(0.33),指導者との人間関係(0.35)では群間差は認められなかった。最も成果があったことの各群の特徴は,成果大群は,トップダウン式の評価ができるようになったが29%,学校での勉強との関連を実感できたが17%と多く,成果中群は,コミュニケーションを含めた患者との接し方に慣れたが60%,評価や治療を経験できたが20%であった。成果が上がらず最も悔やまれることは,各群の特徴を認めなかった。【結語】成果大群では,介入や評価の知識と技術が身についたと認識しており,理学療法業務の根幹で成果を感じていることが示された。また,理学療法士志向と実習施設への就職希望が高値であり,これらは成果を実感した結果として高まった可能性が示唆された。成果中群における自由記載の成果内容は,患者との接し方に慣れたが60%を占めており,理学療法業務の根幹について成果を感じるまでには至っていないことが明らかとなった。
  • 島谷 康司, 井関 茜, 沖田 一彦, 甲田 宗嗣
    理学療法学Supplement
    2016年 2015 巻 P-ED-05-3
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/28
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】プロフェッショナリズム(以下,プロ)とは「仕事の編成あるいは仕事への志向の一形態,つまり固有の職業的活動への取り組み方ないしその遂行に関する共有の志向である。理学療法士(以下,PT)のプロは如何なるものなのか,それについての研究は乏しい。本研究では,臨床のPTのプロを調査し,その結果を学生と比較することで,臨床経験によるPTのプロの形成について考察する。【方法】日本理学療法士協会が作成した倫理規定,職業倫理ガイドライン等を参考に,井関らが作成した46項目の質問項目を使用した。回答方法は5段階の
    リッカート尺度
    とした。対象は,卒後3~4年の臨床を経験した理学療法士を基準とし,広島県士会に所属する25歳以上のPTが,少なくとも1名以上勤務する413施設をピックアップして郵送した。アンケートは170部回収され(回収率41.2%),166名(有効回答率40.2%)を分析の対象とした。一方,理学療法学生は4年制大学理学療法学科に在籍する学生115名(長期実習経験群27名,長期実習未経験群88名)であった。統計処理は,Excel統計2010(SSRI社)のKruskal-Wallis検定(Steel-Dwassによる多重比較)を用いてすべての質問項目別の
    リッカート尺度
    の点数を,PTと学生間で比較した。有意水準は5%未満とした。【結果】未経験群,経験群,PTの各項目の中央値と最頻値を算出した結果,分類1は,実習の経験に関わらずPTと学生で有意差が生じる項目,分類2は,経験群とPTとの間でのみ有意差が生じる項目,分類3は,未経験群とPTとの間でのみ有意差が生じる項目,に大別出来た。【結論】今回,実習経験や臨床経験を経験する前後の母体間での有意差については,その経験によってプロフェッショナリズムが変化したと考え,この学習体系の存在を前提として考察する。分類1は,時間や労力,金銭の自己犠牲が求められる内容仕事として賃金を得ているPTが,学生よりもよりシビアに捉えている結果である。分類2は,医療事故の対応など,PTが経験群よりも高く評価した内容であり,経験群には事故に対する慣れが生じた可能性が考えられる。分類3は,臨床実習により十分に学習されたと解釈される項目で,PTは臨床現場に身を置くことで,能動的な学習の姿勢の必要性を高く評価するようになることが示唆された。また,PTが臨床を経験することで学生よりも医療者としての行動規範を高く評価し,各職場や施設での社会人研修や,社会生活で学ばれる社会人としての意識の変化と捉えることが出来る。今回の結果より,実習生が臨床実習を経験し,PTが臨床現場に身を置くことで,生涯学習や能動的な学習の重要性などをプロとして高く評価するようになった項目が多く見受けられた。このことは,卒前・卒後教育の成果とも捉えられる,ポジティブな学習の存在を窺えさせた。
  • 大橋 久美子, 縄 秀志, 佐居 由美, 矢野 理香, 樋勝 彩子, 櫻井 利江
    日本看護技術学会誌
    2017年 16 巻 41-50
    発行日: 2017/12/20
    公開日: 2017/12/20
    ジャーナル フリー

     目的 : 「気持ちよさ」をもたらす看護ケアならびに対象者に生じる反応 ・ 効果とその測定指標を明らかにする.  
     方法 : 医学中央雑誌webで「気持ちいい」「気持ちよい」「気持ちがいい」「気持ちがよい」「気持ちよさ」をキーワードに検索した52件の文献を対象に, Cooperの統合的文献レビューを行った.   
     結果 : 効果の測定時期は, 実施中, 実施直後, 実施後, 翌日以降の4つに分類された. 気分 ・ 心理行動的側面の効果要素として, 基礎研究で【気分のよさ】【症状の緩和】【活力の高まり】が, 臨床研究で【気分のよさ】【症状の緩和】【活力の高まり】【関係性の広がり】【生活行動の拡大】【生活リズムが整う】のカテゴリーが抽出された. 測定指標は, 質的指標では言動や表情と語りが, 量的指標では独自に作成した尺度が主に用いられていた. 生理学的側面は【体温上昇】【自律神経活動の安定】【循環動態の安定】であった.   
     考察 : ケア後の変化に視点を移したとき「気持ちよさ」をもたらす看護ケアの可能性の広がりと価値に気が付いた. 「気持ちいい」のその後の効果の推移に目を向けることが重要である.

  • *隋 適存, 細谷 多聞
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2023年 70 巻 PA-10
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/13
    会議録・要旨集 フリー

    中国社会における過度の競争現象と日本社会における低欲望社会の現象に直面して、筆者は以前の研究で、若者の達成感不足の問題が生じる可能性を指摘した。本研究では、「他者とのコミュニケーションや情報共有を通じて、若者の植物栽培の達成感を高めることができる」という仮説を提出した。この仮説を検証するために、対照実験と

    リッカート尺度
    などの方法を用いた。

  • *牧野 晴太, 澤田 桂舟, 片山 正純
    日本認知心理学会発表論文集
    2023年 2023 巻 O_C04
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/18
    会議録・要旨集 フリー
    身体意識(運動主体感と身体所有感)は運動イメージによっても促進される可能性がある.この観点から,本研究では,運動イメージした身体運動と一致した映像を提示する一致条件と一致していない映像を提示する不一致条件とを比較した結果,不一致条件と比較して一致条件における身体意識が有意に高くなった(p <0.05).さらに,運動イメージによって身体意識が促進されたとき,手の身体モデル(脳内の身体表現)が変容するかどうかを調査した.変形した手を仮想空間に表示して訓練課題を繰り返し実行した後に,最大指先幅と最大把持サイズによって手の身体モデルの変容度合いを調べた結果,手の変形前と比較して有意に変化した(p <0.05).これらの結果は,自身の身体を動かしていない状態において,運動イメージと一致した映像を観察することによって映像内の身体に対する身体意識が促進され,さらに脳内の身体モデルが変容することを示唆している.
  • 北條 大樹, 二瓶 正登, 岡田 謙介
    日本行動計量学会大会抄録集
    2019年 47 巻 SB17-4
    発行日: 2019/09/03
    公開日: 2021/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 異なる調査を用いた場合
    尾崎 幸謙, 石橋 敬介, 鈴木 貴士, 前田 忠彦
    日本行動計量学会大会抄録集
    2019年 47 巻 CA2-3
    発行日: 2019/09/03
    公開日: 2021/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 宮田 潤, 阪本 直人, 二川 真子, 新野 青那, 新野 保路, 大濱 弘光, 鈴木 友輔, 武藤 理, 此下 尚寛, 楠川 加津子
    日本プライマリ・ケア連合学会誌
    2019年 42 巻 1 号 70-74
    発行日: 2019/03/20
    公開日: 2019/03/28
    ジャーナル フリー

    第30回学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナーで,本ワークショップ(WS)を開催した.参加者は,健康情報の信頼性の評価やヘルスリテラシー(HL)に配慮した医療面接などを実践し,「満足した」,「理解できた」などの反応を示した.本邦の医療界ではHLの概念が十分に浸透していないこともあり,このようなWSのニーズは高いと考えられた.本WSで得られた知見をもとに改良を重ね,HLの普及と発展につなげたい.

  • ─患者が重要視している項目の優先順位について─
    植松 寿志, 山下 輝昭, 逆井 孝之, 山本 純一郎, 築山 裕子, 新藤 恵一郎
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 脳卒中発症患者は年間約35万人といわれ,その中でプラスティック短下肢装具(以下P-AFO)を処方される患者は多い.そのほとんどがP-AFOに適した靴が必要となり,装具作成とともに購入している.P-AFOに履く靴は歩行能力や歩容,ADLの自立度にも影響しうるもので慎重に処方されるべきものと考える.当院での靴の処方は理学療法士(以下PT)に任されており,処方時の留意点や患者のニーズを知る必要性を感じている.しかし,過去にこのような患者に対してアンケートを示す報告は少ない.また,多くの病院や施設ではP-AFOの処方にはPTが深く介入しているにも関わらず,靴に関しては義肢装具士に任されていたり,既存の少ない種類から処方されているようである.PTが靴の処方の重要性を理解し,今後靴の処方にも深く関わっていくきっかけになる事が,本研究の大きな目的の一つである.そこで前回は,屋外歩行レベル(屋外を歩く)(以下屋外)の患者を対象に「PTと患者の靴に対する考え方の違いを明らかにする事」を目的に報告した.今回は屋内歩行レベル(屋内や施設のみ歩く)(以下屋内)の患者を対象に追加調査を行い,屋内と屋外の結果を比較したところ統計的な差が認められなかった.そこで今回は全体の傾向をみる事とし,「患者が重要視している項目の優先順位を明らかにする事」を目的に考察したので以下に報告する.【方法】 靴選択の項目を明確にする為,予備調査として当院PT19名を対象に質問紙法による自由記載の形式で調査を実施し,「安定性,着脱のしやすさ,材質,外観,フィット感,重さ,値段,入手のしやすさ,左右別売り」という9項目を抽出した.この結果をもとに患者アンケートを作成した.前回の調査は,当院外来リハビリ科及び装具外来受診のP-AFOを装着した脳卒中片麻痺患者を対象に質問紙法にてアンケートを実施した.調査内容は,性別,年齢,原因疾患,麻痺側,歩行レベル,9項目に対して重要と思われる度合い(以下重要度)について5段階
    リッカート尺度
    にて回答を求めた.段階は,5大変重要だと思う,4まあまあ重要だと思う,3どちらともいえない,2あまり重要でない,1重要でない,の5段階に分けて行った.今回の調査は,過去5年間の当院退院患者の中から,屋内の患者を対象に郵送にてアンケートを実施した.調査内容は前回と同様で行った.【倫理的配慮、説明と同意】 予備調査における当院PTへのアンケートではPT全員へ説明をし,同意を得た上で実施した.前回の患者アンケートでは,研究目的,内容について説明をし,同意書にサインをもらった上で実施した.今回の患者アンケートは事前に電話連絡し,研究目的,内容について説明と同意をもらった上で郵送を行った.郵送書類の中に同意書を同封しサインをもらい,それが返信されたもののみ研究対象とした.なお,本研究は当院の安全倫理委員会にて承認を得ている.【結果】 総計60名の回答が得られたが,欠損値のあるものを除外し56名の対象であった.内訳は男性38名,女性16名,無回答2名,平均年齢61.9±13.3歳,原因疾患,脳梗塞22名,脳出血28名,くも膜下出血3名,無回答3名,右麻痺20名,左片麻痺34名,無回答2名,屋内25名,屋外31名であった.9項目の重要度の結果について5段階
    リッカート尺度
    を数値化し,その平均値にて順位づけをした.重要度が高い順に並べると「1安定性,2着脱のしやすさ,3左右別売り,4フィット感,5材質,6重さ,6入手のしやすさ,8値段,9外観」であった.各項目間の有意差の検定には,ノンパラメトリックによる多重比較法としてSteel‐Dwass法を用い,有意水準5%として行った.「安定性と外観」「安定性と値段」「着脱のしやすさと外観」「外観とフィット感」「外観と左右別売り」の間に有意差が認められた (P<.05).結果から,安定性,着脱のしやすさ,フィット感,左右別売りに比べて外観は重要視されていない事,また安定性に比べて値段が重要視さていない事が統計的に示された.【考察】 患者は外観,値段といった項目より,安定性や着脱のしやすさ,フィット感などを重要視していることから,機能性を求めている事が考えられる.また,われわれPTが靴を選択する際には,外観や値段より安定性や着脱のしやすさ,フィット感などの機能性を十分考慮する必要性がある事が示唆された.左右別売りが重要視されている結果から,今後靴の開発にあたっては,左右別売りも重要な条件の一つになると思われる.【理学療法学研究としての意義】 本研究結果が,PTにとって靴を選択する際の一つのヒントになればと考える.本研究を継続することにより,理学療法士が靴の選択の重要性を理解し,患者個別の靴の選択がなされる事が望まれる.また,このような研究活動が,今後より良い靴の研究開発の一助になればと考えている.
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