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クエリ検索: "全日本指定自動車教習所協会連合会"
28件中 1-20の結果を表示しています
  • 岩城 直幸
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2023年 43 巻 2 号 147-151
    発行日: 2023/06/30
    公開日: 2023/07/18
    ジャーナル フリー

      当指定自動車教習所は, 高次脳機能障害者に対して, 運転適性検査器と実車評価を行っている。これまで種々の事例を分析したところ, 運転適性検査器は, 神経心理学的検査と実車評価の中間的役割を果たすことが可能な評価であると考えられた。このことから, 高次脳機能障害者に対しては, 神経心理学的検査, 運転適性検査器, 実車評価を関連付けて分析し, 多職種連携のもと, 個々人の運転再開について検討することが, 評価としての妥当性や信頼性を高めることにつながるものといえる。なお, 数十年の運転経験を有しており, 運転について一定の知識や技能を有していることが想定される高次脳機能障害者に対する実車指導は, 経験上, 心理的リアクタンスを低減させ, 指導の効果を持続させるため, GROW モデルを例にした質問による能動的学習が効果的である。

  • 「自動車運転再開」
    佐藤 卓也
    神経心理学
    2020年 36 巻 3 号 119-126
    発行日: 2020/09/25
    公開日: 2020/10/09
    ジャーナル フリー

    自動車運転再開は社会復帰において重要であり,法制度の観点からも一定の病気に関する診断書の提出が求められ社会的必要性も高い.自動車運転再開の流れとしては第一に院内評価での身体機能,認知機能の詳細な評価である.次に自動車教習所での実車評価でありそれらを総合して診断書を作成し,最終的に運転免許センターの臨時適性検査で判断される.症例は軽度感覚性失語と注意分配低下,処理速度低下がみられた左視床梗塞の64歳男性である.発症3カ月の評価では時期尚早との判断であったが本人は納得せず運転免許センターでの臨時適性検査を受けたが,免許停止処分となった.その後もフォローを継続し発症1年2カ月時に運転再開に至った.

  • 武原 格
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2020年 57 巻 2 号 117-120
    発行日: 2020/02/18
    公開日: 2020/03/25
    ジャーナル フリー

    リハビリテーション医療領域においては,障害者の自動車運転再開を安易に許可するでも,中止させるのでもない.どの程度の障害までなら健常者と遜色なく安全運転が可能なのかを判断基準とすべきである.しかし,この領域はまだまだ医学的,社会的に不明瞭な部分が多い.脳卒中は,脳の損傷部位によって生じる障害はさまざまであり,またその重症度も一定ではない.運転再開を検討するにあたり,身体障害,感覚障害,高次脳機能障害,視野障害について評価し,包括的判断により運転再開の可否を検討する.高血圧や糖尿病といった併存疾患の良好な管理や,続発性疾患であるてんかん発作の危険性,治療に必要な薬剤による運転への影響も考慮すべきである.

  • 小濱 啓次
    日本集中治療医学会雑誌
    2018年 25 巻 2 号 101-114
    発行日: 2018/03/01
    公開日: 2018/03/01
    ジャーナル フリー
  • 徳田 克己, 水野 智美
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2000年 42 巻
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 山田 恭平, 佐々木 努, 高木 進也, 鈴木 涼太, 諏訪 翔子, 長澤 茉美, 金谷 匡紘, 仙石 泰仁
    作業療法の実践と科学
    2020年 2 巻 3 号 48-55
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/31
    ジャーナル フリー
    自動車は生活に必要な移動手段であり,作業療法士がその支援に関わる機会が増えている.本研究では,自動車運転や他の移動手段の支援に関する現状把握を目的に,道内650施設に調査を行った.回収率は36. 0%であった.病院群と病院以外の施設(その他群)の支援の比較では,病院群は58/144施設,その他群は14/84施設であり,病院群で支援が 多かった.病院群では運動,認知機能の評価介入が多く,その他群では運転以外の移動手段の評価介入が多かった.自由記載からは,評価,道路交通法関連,教習所との連携に関するものが挙げられ,関連の知見や法制度を理解し,多職種や多機関と連携する必要性が伺われた.
  • —「ミラーリング法」による教育の可能性—
    奥山 祐輔, 太田 博雄
    交通心理学研究
    2020年 36 巻 1 号 22-30
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/08/23
    ジャーナル フリー

    Older drivers view themselves as having better driving skills and attitudes towards driving compared to when they were younger and compared to other drivers. Accidents involving older drivers suggest a strong link to overconfidence. The education program “Mirroring Method” was developed in Finland for improving self-evaluation ability. The aim of this research was to confirm the educational effects of the “Mirroring Method” among older drivers. 404 participants over 75 years of age were trained using this education program on the occasion of their drivers’ license renewal. During the education program, participants were twice required to evaluate their own driving safety at T-type intersections with no signs and poor visibility using a 100-point scale, once before and once after observing other drivers’ behavior recorded on videotape. After the education session, participants were asked to drive cars, and the trainers evaluated their safety. The self-evaluation ability was defined as the difference between self-evaluation and trainers’ evaluation. Findings suggest that the mildly demented participants showed no changes before and after education in regard to self-evaluation ability. However, normal participants showed improved self-evaluation ability.

  • 豊倉 穣, 沼田 歩, 鈴木 美幸
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2022年 42 巻 3 号 301-309
    発行日: 2022/09/30
    公開日: 2022/11/24
    ジャーナル フリー

      脳損傷による身体, 認知, 行動上の障害によって運転能力が損なわれることがある。欧米各国では実車評価にて自動車運転に問題を有する脳損傷例への「driver rehabilitation」が普及し, そのなかでもオンロード運転訓練の重要性が指摘されている。日本では, このようなオンロード運転訓練による介入は一般的に行われていない。福島県郡山地区において我々は, 2017 年からこのような症例に対してオンロード運転訓練 (実車リハ) を開始した。これまで 31 名が実車リハにエントリーし, 2~10 コマの訓練を経て再実車評価を行った。最終的に 30 名で運転再開が実現した。その後の予備的調査で, 実車リハ実施者の運転パフォーマンスは, 初回実車評価合格者とほぼ同等であることが示唆された。海外でもオンロード運転訓練によって運転を再開できる症例は多いが, その効果を示すエビデンスはほとんど得られていない。 ランダム化比較試験による今後の検討が必要である。

  • ─前頭前野に着目したfNIRS研究─
    木村 修豪, 平野 大輔, 野澤 羽奈, 谷口 敬道
    理学療法科学
    2021年 36 巻 3 号 415-419
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/20
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕自動車運転危険予知動画を見た時の前頭前野の脳活動変化について,運転習慣の影響を明らかにする.〔対象と方法〕対象は健常成人11名とし,日常的に運転習慣がある者が5名,運転習慣がない者が6名であった.課題は,眼球運動動画をコントロール課題とし,自動車運転中に自転車を追い越す課題と追い越さない課題である.脳活動は前頭前野領域を機能的近赤外分光法(fNIRS)で計測した.〔結果〕危険予知課題を見た時の前頭前野の活動は,日常的に運転習慣がある群で有意な上昇を認めたが,運転習慣がない群では有意な上昇は認めなかった.〔結語〕自動車運転危険予知動画を見た時の脳活動は,日常的に運転習慣がある群で活性化することが明らかになった.

  • 廣瀬 太一, 内藤 孔哉, 齋藤 真維, 菅原 凛, 広瀬 薫人, 大竹 弘和, 波多野 圭吾
    スポーツ産業学研究
    2023年 33 巻 2 号 2_183-2_186
    発行日: 2023/04/01
    公開日: 2023/04/17
    ジャーナル フリー
  • 小菅 英恵
    東京未来大学研究紀要
    2023年 17 巻 49-60
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/06/01
    ジャーナル フリー

     昨今,障害者の運転再開や運転免許取得など,自動車運転支援の取り組みが,自動車教習所(以下,教習所)で徐々にではあるが始まってきている.

     発達障害者の免許取得支援としては,2018年に

    全日本指定自動車教習所協会連合会
    (以下,全指連)が,全国の教習所に『発達障害者の教習支援マニュアル』を配布している.また,「つばさプラン」と名付けられた発達障害者向けの自動車運転免許教習サービス(栗村,2015)により,発達障害者の運転免許取得の支援に取り組む教習所も存在するが,現状は,発達障害者が全国どこでも,運転免許取得の教習を受講可能な状況では無い.

     教習所における障害者の受け入れや実態については,身体障害者(川口,2000),聴覚障害者(徳田・水野,2000),知的障害者(伊保・田中,2008)の教習受け入れに関する調査研究から,行政対応や支援体制の問題,教習所の設備など環境の問題,教習所における専門家の不在など,多様な課題が挙げられており,発展途上であることが指摘されている.

     発達障害者の教習については,全指連が教習所の積極的な受け入れを推進しているが,実際に受け入れる現場の教習所職員が,発達障害者の教習についてどのような意識を持っているか,また,どのような受け入れの現状や実態であるかを調査する研究は見当たらない.

     そこで本研究では,教習所における発達障害者に対する運転免許取得支援の取り組みに向けて,教習に携わる教習資格を保有する教習所職員を対象に,発達障害者の運転免許取得や教習に関し質問紙調査を実施し,発達障害者の教習実態や,職員の意識を把握することを目的とする.

  • 藤田 佳男
    リハビリテーション連携科学
    2020年 21 巻 1 号 2-10
    発行日: 2020/06/30
    公開日: 2020/12/01
    ジャーナル フリー

    近年, 交通事故は減少しているが, 高齢者や病気を持つ免許保有者の交通事故が注目されている. 道路交通法の制定は障害者の運転への道を開いたが, 昨今の交通事故対策として病気の申告義務や75歳以上の免許更新者に認知機能検査を課すなどさまざまな改正が行われている. 本邦の運転支援は, 国立障害者リハビリテーションセンターから始まり, 当初は更生訓練が中心であったが2000年以降作業療法士などの医療系専門職が多く関与している. また, 教習指導員も以前から関わっている専門職であり, 医療機関と教習所の連携が進んでいる. 免許行政には高齢免許保有者などへの対応として看護師を中心に医療系専門職の配置がみられる. 北米では運転リハビリ専門家協会や米国作業療法協会が運転に大きく関与しており, 限定免許が運用されている地域もある. 今後この分野の連携を深めるには医療と免許行政の協力による制度構築が必要であり, 今後の動きが期待される.

  • 鈴木 美緒
    都市計画論文集
    2020年 55 巻 1 号 11-18
    発行日: 2020/04/25
    公開日: 2020/04/25
    ジャーナル フリー

    高齢ドライバーによる事故の甚大化を受け,2017 年の道路交通法改正により,高齢ドライバーの免許更新の際に認知機能検査を実施する仕組みを導入した.そこで本研究は,65 歳以上の認知症,軽度認知障害(MCI),健常の高齢ドライバーを教習所内で走行させ,特にMCI の状態で発現する危険挙動を観測する他,運転挙動と認知機能,さらには免許返納を含む自動車運転への意識の関連性を調査した.その結果,MCI あるいは認知症の疑いのある高齢ドライバー独特の危険挙動はウィンカー操作や安全確認で発現しやすいが,一方で,健常ドライバーにも危険挙動が見られることがわかった.また,アルツハイマー型認知症の特徴である単語記憶の衰えが,運転技能よりも他者とのコミュニケーションに関するルール遵守の欠落と関連する可能性があること,運転を続けたい意向は認知機能そのものや運転技能より自身の性格やライフスタイルと関連していることがわかった.

  • 小澤 常徳, 齋藤 真由美
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2022年 42 巻 3 号 296-300
    発行日: 2022/09/30
    公開日: 2022/11/24
    ジャーナル フリー

      脳卒中センターである当院では, 個々の脳卒中患者に適切な自動車運転再開支援ができるよう, 電子化した脳卒中パスに支援を組み込んで, 急性期から回復期・外来までの切れ目のない支援システムを構築した。支援情報が共有可能となったことで, リハビリの通常業務として支援の標準化が進んだ。急性期から運転再開評価を行うことで, 早期退院となる患者の運転再開が円滑になった。回復期のみではなく急性期と回復期早期にも評価を行うことで, 脳卒中後の運転再開評価の必要性を患者自身と家族に認識させ, 再開基準をクリアすべくリハビリを行うよう指導することが運転再開支援に必要であり, 外来までの切れ目のない支援は, 実車評価や免許返納などの退院後の円滑な指導に繋がると考えられた。支援の電子化によって脳卒中後の運転再開支援結果の分析が初めて可能となり, 退院時に運転再開となったのは全退院患者の 18% であったが, 支援患者では 43% , 急性期退院では 56% であった。

  • 飯田 涼太, 海老根 雅人, 五十嵐 仁, 村上 龍, 日下部 雅之, 黒木 尚長
    次世代移動体技術誌
    2023年 4 巻 7 号 95-104
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/09
    ジャーナル オープンアクセス
    近年,比較的安価かつ技術力の進歩により,様々な分野で無人航空機が活用されている。ドローンの活用が進む一方で,無人航空機による事故件数も増加傾向にあり,国土交通省に報告された無人航空機による事故件数は,2020年度で71件であったが,2021年度では139件と倍増した。無人航空機による事故件数が増加している背景には,過去の事故事例から効果的な対応策が検討されていないことが一因として挙げられる。本研究は,医療業界で使用されているインシデントレポートの手法を用いて,リスクアセスメントを実施するために必要な,事故原因の分類とインシデントレベルの設定を行い,インシデントレポート様式の作成を試みた。
  • 武原 格, 本田 有正, 牛場 直子, 安保 雅博
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2022年 59 巻 1 号 86-91
    発行日: 2022/01/18
    公開日: 2022/04/13
    [早期公開] 公開日: 2022/01/14
    ジャーナル フリー

    はじめに:ドライビングシミュレーターの結果から運転再開許可となった群と不許可になった群を比較し,机上の高次脳機能評価結果との関係について検討した.

    対象:2014年4月1日~2018年12月31日に当院入院中または外来にて運転再開支援を行った脳損傷者203人を対象とした.

    方法:診療録および運転再開支援結果より,性別,年齢,各種高次脳機能検査結果について調査し,ドライビングシミュレーターにて運転再開可能と判断された群と運転再開困難と判断された群の比較を行った.

    結果:運転再開許可群は165人,机上の高次脳機能評価を通過したもののドライビングシミュレーターの結果で運転再開不可群は34人,机上の高次脳機能評価も通過せずドライビングシミュレーターの結果でも運転不可群は4人であった.FIMについては,3群に有意差を認めなかった.高次脳機能評価結果は,WMS-Rの視覚性再生以外の項目で運転再開許可群は運転再開不許可群に比し有意に良好であった.

    結論:ドライビングシミュレーターなどによる実際の自動車運転の評価は重要であると考えられた.運転再開にはさまざまな高次脳機能が必要であり,安全運転にはより高いレベルの能力が要求されることが示唆された.

  • 谷口 綾子, 根本 美里, 渡邊 芳樹
    交通工学論文集
    2022年 8 巻 1 号 59-67
    発行日: 2022/01/01
    公開日: 2022/01/01
    ジャーナル フリー

    本研究は、認知機能検査のメタメッセージ効果を緩和させるコミュニケーションツールとして、結果通知書の記載文章を検討し緩和策を提案するものである。具体的には、筆者らとコピーライターやグラフィックデザイナーとの議論を通じて、現行の結果通知書の問題点を抽出し、変更案を作成した。その結果、例えば第3分類の結果通知書で使用されている「記憶力・判断力に心配ありません」という文章には、「運転についても心配ありません」というメタメッセージが生じている可能性が示唆された。そこでこの文章を「検査時点での、記憶力・判断力は平常です」のように、限定的であることを示す言葉の追加とニュートラルな表現への変更をすることにより、メタメッセージを生じにくくする工夫の必要性が示された。

  • ─ケースコントロール研究─
    小渕 浩平, 務台 均, 矢口 優夏, 小宮山 貴也, 中村 裕一
    作業療法
    2023年 42 巻 3 号 279-288
    発行日: 2023/06/15
    公開日: 2023/06/15
    ジャーナル フリー

    急性期病床入院中の脳損傷者に対して,ドライビングシミュレーター(以下,DS)を用いた評価と,自動車運転再開・非再開の関係性を調査し,急性期病床におけるDSの下位検査項目のカットオフ値と予測精度を検討した.対象は,当院に入院した脳損傷者のうち,評価を完遂した88名であった.分析の結果,誤反応合計,発信停止合計,全般合計,判定得点合計でカットオフ値が算出され,3つ以上カットオフ値を上回った症例は,非再開となる精度が77%であった.また,決定木分析の結果から,神経心理学的検査を含めた複合的な判断が必要である一方,DS評価は急性期病床においても運転再開可否の判定に有用な可能性が示唆された.

  • 生田 純一, 山田 恭平
    作業療法
    2019年 38 巻 2 号 238-246
    発行日: 2019/04/15
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    本研究では,実車評価時の運転可否結果と具体的な運転行動の関連性について,神経心理学的に分析を行った.当センターで,自動車教習所における実車評価を実施した脳血管障害者の運転適性について,群間比較を行った.結果,神経心理学的検査に有意な差は認められず,危険であると評価された運転行動の合計数のみが有意差を認め,適性なし群で有意に多かった(p=0.007).運転適性との関連から,カーブ走行時の走行位置,進路変更時の合図の有無,後退時のコースのとり方が運転可否結果に影響しており,実車評価時に着目すべき運転行動が明らかになった.運転行動は,神経心理学的検査のみではとらえにくい,複雑な活動であることが示唆された.
  • 渡邊 芳樹, 谷口 綾子, 張 詠皓
    交通工学論文集
    2023年 9 巻 3 号 24-36
    発行日: 2023/04/01
    公開日: 2023/04/01
    ジャーナル フリー

    高齢ドライバー向け認知機能検査の結果通知の場面において、メタメッセージの存在が懸念されている。本研究では、メタメッセージを緩和させるべくデザイン・レイアウトを変更した結果通知書の効果計測の為、65歳以上の高齢ドライバー2,000名を対象として、事前アンケート/模擬認知機能検査/結果通知書の提示/事後アンケートから成るWeb調査実験を行った。第一に、メタメッセージの影響を受け易い個人属性について探索的に分析した結果、女性や年齢が高い人ほど、「運転に対する自信」や「運転の自己評価」の点数が増加していた。このことは、調査設計者の意図せぬ副作用と言える。第二に、メタメッセージ緩和策を講じた改訂案結果通知書は、旧版結果通知書と比して検査後の「運転に対する自信」を有意に減少させる効果を有していることが示された。

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