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クエリ検索: "加速度脈波"
755件中 1-20の結果を表示しています
  • 藤田 雅巳, 今野 千秋, 四宮 由香理, 久保井 幸代, 北上 美鈴, 山嵜 強志, 佐藤 亀壽, 太田 喜夫, 高沢 謙二
    臨床薬理
    1996年 27 巻 1 号 113-114
    発行日: 1996/03/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 本間 幸子, 伊藤 昭治, 古藤 高良, 池上 晴夫
    体力科学
    1992年 41 巻 1 号 98-107
    発行日: 1992/02/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    加速度脈波と血圧の関係および加速度脈波
    の各波の生理的な意義を明らかにすることを目的として, 男子学生5名を対象に, 上腕圧迫によって末稍血流が変化する際の指尖容積脈波, その二次微分波および指動脈圧波をbeat-by-beatに測定した.得られた結果は以下の通りであった.
    1.収縮期血圧の上昇によって
    加速度脈波
    のa波は上昇し, bおよびe波は下降するのに対して, 拡張期血圧の増大によってa波は下降し, bおよびe波は上昇する傾向にあった.また
    加速度脈波
    は細動脈弾性率によっても大きな影響を受け, 弾性率がノ1丶さいほどa波は上昇し, bおよびe波は下降する傾向にあった.
    2.
    加速度脈波
    のcおよびd波は収縮期血圧の上昇によって下降し, 拡張期血圧および細動脈弾性率の増大によって上昇する傾向があるが, それらの3要因では十分に説明できず, ほかに影響をおよぼす要因の存在が示唆された.
    3.収縮期血圧が上昇する場合でも, それが血流量の増加に起因する場合には
    加速度脈波
    の波形パターンはG→Aに変化するのに対し, それが末梢抵抗の増加に起因する場合にはA→Gに変化するものと考えられた.
    これらの結果から
    加速度脈波
    と血圧の関係は単純でなく, 血圧構成因子である血流量や末梢抵抗によって大きく影響される.したがって
    加速度脈波
    と血圧を併せて測定することが末稍循環状態をより正しく評価する上で有効であると考えられる.
  • 曽根 郁夫
    杏林医学会雑誌
    1997年 28 巻 4 号 485-497
    発行日: 1997/12/31
    公開日: 2017/02/13
    ジャーナル フリー
    指尖
    加速度脈波
    検査は,未梢循環機能評価法のひとつとして実施され,加齢との関連や自律神経機能との関連についても研究がすすめられている。また,産婦人科の分野でも正常妊娠,妊娠中毒症,更年期障害,不妊症などとの関連が検討されているが詳細については解明されていない。本研究は東京都稲城市立病院産婦人科更年期外来を受診した中高年婦人254名を対象とし,健康の保持増進を目的として指尖
    加速度脈波
    係数(APG index)を測定し,その成績と中高年期における肉体的,精神的なさまざまな障害と関連するとされるエストロゲン(ここではエストラジオール(E_2)で評価)やその他の血清ホルモン値,血清脂質値および更年期障害指数などとの関連について検討し以下の結論を得た。1)中高年婦人においてもAPG indexと年齢との間に有意な関連が認められた。2)APG indexについて年齢階級,月経様態,更年期障害指数,血圧,各血清ホルモン値および各血清脂質値を要因とした分散分析を利用しての検討の結果,年齢,血圧およびE_2による有意の影響が認められた。他の要因の影響を調整しても,E_2が好ましくないと思われる値をとる群は,問題がないと思われる値をとる群と比較してAPG indexは有意に低値であった。3)APG indexを「0以上」,「-40以上0未満」,「-80以上-40未満」,「-80未満」の4群に群別して比較したところ,APG indexが一段階低値の群となるごとに,E_2が好ましくないと思われる値をとる群となることの相対危険度は1.60であり,これは統計的に有意であった。4)指尖
    加速度脈波
    検査は,簡便で非侵襲的に測定が可能であり,APG indexを指標として,血清ホルモンについての推定がある程度可能である。このことから指尖
    加速度脈波
    が中高年婦人の健康管理に際しての手段の一つとして有用であるものと考えられる。
  • 西村 千尋, 今村 裕行, 森脇 千夏, 二神 友美, 宮本 徳子, 内田 和宏, 上濱 龍也, 嶋田 良子, 城田 知子, 中田 健次郎, 今村 英夫
    日本総合健診医学会誌
    2000年 27 巻 2 号 148-153
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    1日の平均歩数が中高年女性の末梢循環機能に及ぼす影響について検討することを目的として行った。対象は, 平成5~7年に肥満予防教室や糖尿病予防教室等を受講した中高年女性58名であった。受講中の1日の平均歩数が8, 000歩以上であった者をA群 (61.7±6.1歳) , 7, 000歩代であった者をB群 (60.8±6.0歳) , 7, 000歩未満であった者をC群 (65.1±2.5歳) とし, 教室前後で比較を行った。末梢循環機能の評価は,
    加速度脈波
    計を用いて右手第2指の指尖部にて測定した。得られた波形をA~Gに分類, また算出された
    加速度脈波
    形数 (APG-Index) を採用した。その結果, すべての群において教室前後で体重, BMIの低下がみられた。A群ではHDLCの増加とFBSの低下がみられ, B群では最大酸素摂取量の増加とSBP, TC, LDL-Cの低下がみられた。A・B群では, 教室後に
    加速度脈波
    の波形タイプの改善がみられ, さらに
    加速度脈波
    形数の増加もみられた。以上の結果から, 1日7, 000歩, またはそれ以上の歩行により, 中高年女性における末梢循環機能の改善が可能であることが示唆された。
  • 阿保 純一, 佐野 裕司, 村松 園江
    日本航海学会論文集
    2007年 116 巻 219-225
    発行日: 2007/03/25
    公開日: 2017/01/15
    ジャーナル フリー
    The purpose of this study was to examine the relationship between motion sickness and peripheral circulation using Accelerated Plethysmography (APG) before and after a motion-sickness rotation test. Twenty-five healthy males were classified into two age groups. The young group consisted of 16 males 19.1±0.3 years of age, whereas the middle-age group consisted of 9 males 42.6±2.6 years of age. Subjects underwent a chair rotation test designed to induce motion sickness. The procedure included 1 minute of steady rotation (30 RPM), followed by a 5-minute recovery period. A 2^<nd> period (2-minutes) of 60 rotations was then administered. Blood pressure, and APG were measured at rest and during the recovery period that followed 30 rotations. Conscious aggravation was measured using a 2-point scale method after 60 rotations. The APG waveform analyzed for components such as the b/a ratio, c/a ratio, d/a ratio and APG index. 1) Blood pressure, and b/a ratio increased significantly; d/a ratio, and APG index decreased significantly during the recovery period with conscious aggravation. 2) In subjects without the appearance of conscious aggravation, blood pressure and the APG waveform were unchanged during recovery period. These results therefore indicate that APG components obtained from the forehead may be used as an indicator for estimating conscious aggravation.
  • 篠原 愛子, 要 祐喜, 松田 正文
    人間ドック (Ningen Dock)
    2005年 20 巻 3 号 511-517
    発行日: 2005/09/30
    公開日: 2012/08/20
    ジャーナル フリー
    目的:生活習慣は生涯を通じて健康に大きな影響がある。中でも喫煙は血管障害などを来すといわれ,血管に対する喫煙の影響をみることは重要である。そこで,禁煙教育の充実と健康増進を図るために,若年喫煙者において指尖容積脈波によって動脈弾性を評価し,その有用性を検討した。方法:同志社大学が実施した健康診断で異常が認められず,インフォームド・コンセントの得られた18歳から26歳までの男女学生95名(男性喫煙者27名,男性非喫煙者48名,女性喫煙者2名,女性非喫煙者18名)を対象に,
    加速度脈波
    計Artett(株式会社ユメディカ)を用いて指尖容積脈波と共に,その二次微分波,即ち
    加速度脈波
    (acceleration plethysmogram:APG)を得た。その上で
    加速度脈波
    を構成する五つの要素波の内三つから得られる波形評価のパラメータと喫煙との関連を見た。結果:喫煙者と非喫煙者との
    加速度脈波
    の間に有意差は無かった。対象が若年であったことなどにより,喫煙の影響を見いだせなかったと推定している。しかし,指尖容積脈波から得られる
    加速度脈波
    は,元の脈波に比して波形が安定しているなど波形の定量的な解析に好都合であった。結論:
    加速度脈波
    解析は,喫煙の影響をみるという今回の試みには成功しなかったものの,動脈硬化度を評価する方法として有用であるとの印象を持った。
  • 西村 千尋, 今村 裕行, 森脇 千夏, 二神 友美, 宮本 徳子, 内田 和宏, 上濱 龍也, 嶋田 良子, 城田 知子, 中田 健次郎, 今村 英夫
    日本総合健診医学会誌
    1999年 26 巻 4 号 401-405
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    本研究では, 女性の末梢循環機能について
    加速度脈波
    を用いて評価し, 維持目標値が明確に設定されている最大酸素摂取量との関係について検討した。平成5~7年に健康診断受診時に
    加速度脈波
    の測定を受けた女性446名の記録から, 形態に関しては身長, 体重, BMI, 体脂肪率を抽出した。最大酸素摂取量は間接法による推定値を用いた。末梢循環機能はミサワホーム社製プリケアグラフAPG-200を用いて右手第2指の指尖部にて測定した。その結果,
    加速度脈波
    係数と有意な正の相関を示したものは身長, 最大酸素摂取量であった。逆に有意な負の相関を示したものは年齢, SBP, DBP, BMIであった。そこで, 偏相関分析を用いて年齢の影響を補正して検討したところ,
    加速度脈波
    係数は最大酸素摂取量と有意な正の相関を示した。以上のように, 末梢循環動態の良否を評価する
    加速度脈波
    係数と最大酸素摂取量との間には, 年齢の影響を補正しても, 有意な相関関係が認められた。
  • 劉 超, 町 好雄, 張 永祥
    国際生命情報科学会誌
    2000年 18 巻 2 号 511-520
    発行日: 2000/09/01
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は、気功師の治療効果に関わる生理変化を明確にする目的で、気功師の内気功と治療目的の外気功を測定し、気功師の生理データと治療の被験者のデータを分析した結果について述べる。これらの結果から、内功と動功、外気治療方法の生理データから差異があるかどうかを検討した。その結果、次のことが判った : 1.内功(10秒)の時の呼吸は動功(2秒)よりも長い。 2.LF/HFのデータから、気功師の内功時、体の動きはない、つまり静の状態にあるか、体内の自律神経系は大きく変化して動の状態にある。動功時には逆に、体内の自律神経系は静の状態であった。これは、中国で「内動外静」とか「外動内静」と言う気の鍛錬における一つの技術である。 3.気功師が気功治療の目的において、気功中に開眼と閉眼の状態の変化により生理状態に変化があることが判った。 4.治療の被験者は、治療中に心電図のR点が末梢に伝わった時の遅延時間が減少し、循環が改善されることが判る。
  • 徳高 平蔵, 柿原 俊幸, 倉田 将史, 藤村 喜久郎, 権田 英功, 馬庭 芳朗, 山本 雅司, 李 仕剛, 大北 正昭
    バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
    2009年 11 巻 1 号 49-56
    発行日: 2009/06/20
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    我々が関係する生活習慣病は,喫煙,肥満,運動習慣,さらにストレッサーなどの要因から引き起こされる.しかし,これらの病気の明白な徴候を観る為には,毎日の健康チェックが重要である.我々は,通常の自己組織化マップ(SOM)を使って,視覚的に血管の状態を把握する診断用ソフトウェアを開発した.そこでは,マップ位置(血管の状態),測定データのばらつき,脈拍と脈の安定性の4つの要素を総合的に調べて脈を司る血管の診断を遂行する.更に血管状態に付随する病体例も調べられた.
  • 高沢 謙二, 黒須 富士夫, 斎木 徳祐, 安藤 寿章, 奥秋 勝彦, Ranjeet S BARAL, 田中 信大, 伊吹山 千晴
    動脈硬化
    1999年 26 巻 11-12 号 313-319
    発行日: 1999/10/20
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    Second derivative of photoplethysmogram (SDPTG) or acceleration plethysmogram (APG) is the second derivative wave of the photoplethysmogram. SDPTG has been developed to allow more accurate recognition of the inflection points on the original plethysmographic wave, ie, anacrotic or dicrotic notches. It has been recognized as the independent examination tool for vascular properties.
    SDPTG includes 4 systolic waves and 1 diastolic wave, namely a-wave (early systolic positive wave), b-wave (early systolic negative wave), c-wave (late systolic reincreasing wave), d-wave (late systolic redecreasing wave) and e-wave (early diastolic positive wave).
    The ratio of the height of the each wave to that of the a-wave (b/a, c/a, d/a and e/a) are usually used for wave analyses.
    We previously reported characteristic age related wave changes of SDPTG in 600 subjects (each 50 men and 50 women in each decade from the 3rd to the 8th) in our health assessment center (Hypertension, 1998; 32: 365-370.).
    SDPTG-AI increased with augmentation index of original photoplethysmogram which is known to increase with increasing age, and is defined as the ratio of the amplitude of the late systolic component to that of the early systolic component of the original plethysmogram.
    The b/a increased with age and c/a, d/a and e/a decreased with age. Thus b-c-d-e/a was taken as the aging index of SDPTG (SDPTG aging index: SDPTGAI) which increased with age. SDPTG (Y) increased with age (X) as Y=0.023X-1.515, r=0.80, p<0.001).
    Similar distribution of vascular ages were seen in different districts group, including women in Toba city in Mie prefecture, subjects in shinjuku in Tokyo and patients in Broussias Hospital in Paris.
    SDPTGAI increased with vascular stiffness represented by inceased b/a and increasing reflection wave represented by decreasing d/a. Vascular age estimated by SDPTG=43.5SDPTGAI+65.9.
    SDPTGAI and vascular age were significantly higher in patients with a history of hypertension, diabetes mellitus, and hyperlipidemia than in subjects without any disease (p<0.01).
    The possibility of arteriosclerotic disease can be considered when vascular age is higher than actual age. Though cut-off value of the difference of vascular and actual ages are under examination, the tentative cut-off value is a difference of 15-20 years, which will provide us useful information for screening of arteriosclerotic diseases.
    A new type of apparatus (Fukuda FCP series) provides full automated detection of each indices and prints out within 30 seconds, which will be widely used for noninvasive evaluation of arteriosclerosis through vascular age.
  • 西村 千尋, 今村 裕行, 森脇 千夏, 二神 友美, 城田 知子, 今村 英夫, 嶋田 良子, 内田 和宏
    日本総合健診医学会誌
    1998年 25 巻 2 号 160-166
    発行日: 1998/06/30
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    耐糖能異常と判定された地域住民を対象に運動・食事併用療法が
    加速度脈波
    に及ぼす効果について検討した。NIDDM患者で1日の平均歩数が7, 000歩未満を1群 (n=6) , 7, 000歩以上をII群 (n=12) として糖尿病教室前後で比較したところ, 体重, BMI, HbA1c, AIおよびCrが有意に低下し, 最大酸素摂取量およびHDL-Cが有意に上昇した。すなわち, II群においてHbA【1c】, が有意に正常域まで低下したことから, II群でのみ血糖コントロールが改善された。糖尿病教室終了後に
    加速度脈波
    係数の有意な変化は認められなかったが, 1群では悪化傾向を示し, II群では改善傾向を示した。また, II群でのみ
    加速度脈波
    波形パターンが改善する傾向を認めた。
    以上のように, 耐糖能異常者でも運動・食事併用療法により末梢循環機能が改善されることが示唆された。また, その改善のためには少なくとも7, 000歩以上の運動量が必要であることも示唆された。
  • 鈴木 尚紀, 水野 (松本) 由子, 川崎 由記, 橘 銀平, 押川 千穂, 蓮池 由起子, 中西 健
    日本透析医学会雑誌
    2014年 47 巻 11 号 671-677
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/28
    ジャーナル フリー
    本検討は, HD施行前のSDPTG波形パターンの違いによる患者因子の特徴と, HD施行中に反復測定したSDPTG波形と血圧との関連性について検討した. HD患者81名を対象とした. 二次微分脈波の波形より正常型 (Ⅰ型) と異常型 (Ⅱ型) に, さらにⅡ型を, 心拍出量と関連するとされるc波の有無よりⅡ-a型とⅡ-b型に分けた. HD施行前のSDPTGがⅡ型波形を示す患者では, Ⅰ型波形患者に比較して血管石灰化やPADの合併率が高かった. HD施行中の血圧は, Ⅰ型に比較してⅡ-a型で有意に低く, Ⅱ-a型に比較してⅡ-b型で有意に低値を示した. 血圧低下発生率は, Ⅰ型群で4.7%, Ⅱ-a型群で15.8%, Ⅱ-b型で40.7%であった. HD施行中のSDPTG波形はさまざまに変化し, 血圧低下発生と関連することが示唆された. HD施行中のSDPTG波形によって, 血圧低下発生を発見できる可能性が考えられる.
  • 大和 孝子, 青峰 正裕
    総合健診
    2005年 32 巻 6 号 493-499
    発行日: 2005/11/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    本研究では末梢血液循環機能を測定することで, 冷え症であるのか否かの客観的判断が可能ではないかと仮定して, 指先の
    加速度脈波
    を測定し, “冷え”との関連を調べた。被験者は女子学生414名で, 自己申告により“冷え”を訴える者をその度合いにより3段階 (弱冷え, 中冷え, 強冷え) に分類し,
    加速度脈波
    の波形とスコアにより冷え症との関連性を正常者のそれと比較した。対象者のうち約半数 (200名) が冷えを自覚しており, その内訳は, 弱冷え80.5%, 中冷え15%, 強冷え4.5%であった。
    加速度脈波
    の波形とスコアによる末梢血液循環機能の分類から, 波形およびスコアともにそれらの評価が低いほど冷え症者の割合が多く, 逆に波形およびスコアともに高いほど正常者の割合が多かったことから,
    加速度脈波
    の波形とスコアを用いることで冷え症の有無とその度合いをある程度推察することは決して不可能ではないと思われた。
  • 坂口 俊二, 宮下 和久
    日本温泉気候物理医学会雑誌
    2001年 64 巻 2 号 76-86
    発行日: 2001年
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    The purpose of this study was to examine the effects of silver spike point (SSP) therapy on peripheral circulatory function in workers exposed to hand-arm vibration by analyzing the second derivative of photoplethysmogram (SDPTG). Seventy-seven male subjects including public service workers and forestry workers volunteered for the present study. After the SSP therapy on LI4 (Hege) and LI10 (Shousanli) at 1Hz for 10 minutes, the SDPTG-index was significantly increased among the subjects whose SDPTG-index was below the 50th percentile curve of the normal aging curve. The result suggests that the SSP therapy is useful in the improvement of peripheral circulatory function in workers exposed to hand-arm vibration.
  • 権田 英功, 宮田 仁志, 馬庭 芳朗, 大北 正昭
    バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
    2006年 8 巻 1 号 81-91
    発行日: 2006/10/20
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    指尖
    加速度脈波
    は,透過型光学センサで検知された指尖脈波波形から得ることができ,生体に非侵襲で観測することができる。そのため,動脈硬化や血管年齢の評価に主として使用されている。
    加速度脈波
    の評価,分類において,従来手法では
    加速度脈波
    の形状抽出が不十分であり,正確な分類ができないという問題がある。本論文では,脈波データの分類において,正確な
    加速度脈波
    形状情報を取り入れるためにファジィ・ニューラルネットワークを応用した。最急降下法を用いたファジィルールの自動調整に遺伝的アルゴリズムの手法を用いたメンバーシップ関数の形状選択を付加して,時系列
    加速度脈波
    ,
    加速度脈波
    カオスアトラクタのモデリングを行なった。また,そのモデリングデータから形状特徴量をベクトルとして取り出し,自己組織化マップに入力することにより脈波データの分類を行なった。さらに従来手法との比較を行い,その有効性を示した。
  • ―加速度脈波のTaeがTeaと等しいときの脈拍数の意義―
    高田 晴子, 高田 和夫
    総合健診
    2005年 32 巻 5 号 415-422
    発行日: 2005/09/10
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    背景:
    加速度脈波
    (APG) とは指先容積脈波の二次微分波である。APGはa-, b-, c-, d-, e波の5つの成分波を持ち, a波頂点から次のa波頂点までの時間をTaa, a波頂点からe波頂点までの時間をTaeという。Taeは心臓の左室駆出時間 (LVET) に等しい。Taa-TaeはTeaと表現され, 前駆出時間を含む拡張時間に相当する。目的: 1) Taeと脈拍数の回帰式から心拍周期の男女の特徴と加齢変化を示し, 2) APGのTaeとTaeが等しくなるときの脈拍数である「交差脈拍数」を予測し, 予測された交差脈拍数が運動耐容能評価の新しい指標となり得るかを検討すること。対象: 20歳から69歳までの男性1, 461名, 女性724名の計2, 185名。方法: 1) 各対象について安静時のAPGを18秒間指先で測定して, 得られた波形のTaa, Tae, Teaを求めた。2) APGのパラメータを男女別, 年代別に比較した。3) Y軸をTae, X軸を脈拍数として男女別, 年代別に回帰式を求めた。4) 得られた回帰直線からTae=Teaとなる脈拍数, すなわち「交差脈拍数」を予測した。5) 予測された「交差脈拍数」と既存の運動強度簡易式および予測最大心拍予備能との関係を検討した。結果: 1) APGのTaeで表現したLVETは脈拍数にかかわりなく女性は男性よりも長い。2) 加齢に伴って同じ脈拍数におけるLVETは延長するが一方, 60歳を過ぎるとLVETの心拍周期における割合は低下する。3) 安静時のAPG測定により予測した「交差脈拍数」は年代別目標心拍数を算出する簡易式において, 各年代の運動強度70%の時の目標脈拍数に相当し, カルボーネンの式から求められる年齢ごとの予測最大心拍予備能の約52%の運動強度の目標心拍数に相当する。4) 予測された「交差脈拍数」は加齢により減少し, 運動耐容能の指標となり得る。結論: 交差脈拍数はAPGの安静時短時間測定で個々に得られるので, 年齢一律ではない個別に対応した運動目標心拍数設定や運動耐容能評価の指標となり得ると考えられる。
  • 宮原 洋八, 押川 武志, 松谷 信也, 小浦 誠吾, 岸川 由紀, 山口 裕嗣
    理学療法さが
    2021年 7 巻 1 号 29-33
    発行日: 2021/02/26
    公開日: 2021/04/16
    ジャーナル フリー

    [目的]2 種類の測定機器を用いて血管老化度,糖化最終産物を測定し,生活習慣によって測定値に違いがあるかを比較検討した。[対象]ウォーキングイベントに参加した住民71名が対象であった(平均年齢46.2歳)。[方法]性別,年齢,生活習慣を尋ねた。APG(Acceleratuon Plethysmography),AGEs(Advanced Glycation Endproducts)機器を用いて血管老化度や糖化最終産物を測定した。[結果]血管老化度は,男性群が女性群より有意に高値であった。また血管老化度は若年群より中年群や高年群,中年群より高年群が有意に高値であった。糖化最終産物は性,年代,生活習慣のすべての項目で有意差がなかった。[結論]血管老化度,糖化最終産物ともに生活習慣のすべての項目で有意差がみられなかった。血管老化度と糖化最終産物の測定精度や信頼性を検証するためには検査項目が不足していることが考えられた。

  • 鈴木 里実, 小栗 宏次
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    2010年 130 巻 2 号 261-266
    発行日: 2010/02/01
    公開日: 2010/02/01
    ジャーナル フリー
    Blood Pressure (BP) is a very important factor for monitoring the cardiovascular condition. In general, non-invasive BP measurements need a cuff. However, such measurement techniques can hardly monitor BP continuously. Recently it has gotten easier to measure biological signals daily because sensor technologies have well-developed, and because of availability of many kinds of miniaturized measurement instruments consuming less power. This study suggests a method of estimating Systolic Blood Pressure (SBP) with a wearable sensor instead of a cuff. In particular, our study depends on only one pulse wave signal detected by a Photoplethysmograph (PPG) sensor since the PPG sensor is very small. Moreover, the human subject just wears the sensor on the surface of the body to measure the signal. Cardiovascular peculiarities keep changing as people get older. Additionally, the peculiarities vary among individuals according to the advanced rate of arteriosclerosis. Hence, it is necessary for estimating the SBP to divide the data into several classes, by parameters that relate to individual cardiovascular peculiarities. In this study, the regression equation of SBP was calculated from individual information and from features of the PPG signal in each class. As a result, the estimation accuracy was improved. This technique would make cuffless SBP monitoring become more convenient and helpful as only one device is required for monitoring, which is smaller than traditional measurements.
  • 権田 英功, 長尾 健, 宮田 仁志, 徳高 平蔵
    バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
    2012年 14 巻 2 号 51-59
    発行日: 2012/10/10
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    近年,多次元データの解析手法の一つとして自己組織化マップ(SOM:Self-Organizing Maps)が注目されている.従来のSOMによるクラスタリングでは,入力した多次元データを二次元のマップに圧縮することで,類似度に応じたデータの分類を可能にしている.しかしこれには,分類結果を正しく評価するための解析を別途行わなければならないという問題点がある.そこで,従来のSOMに独立成分分析(ICA:Independent Component Analysis)を取り入れ,データをいくつかの成分に分解し,入力データの特徴を含んだ独立成分の抽出および解析を行えるようにする.これにより,上記の問題を解決した高レベルなクラスタリングを行うことが可能になると考えられる.本研究では,このSOMとICAを組み合わせたICASOMを開発し,簡単な混合信号モデルや
    加速度脈波
    という生体計測信号にそれぞれ適用することで有効性の検証を行った.その結果,ICASOMは従来のSOMよりも高レベルなクラスタリングが可能であることを実証できた.
  • 関 博人, 森 純子, 佐藤 順子
    日本健康医学会雑誌
    1994年 3 巻 1 号 32-39
    発行日: 1994/09/01
    公開日: 2017/12/28
    ジャーナル フリー
    加速度脈波
    は指先容積脈波の2次微分波形であって、その波形分析ならびに、波高計測値の解析は、加齢の効果、循環動態を推測する指標として有用であることは多くの研究者により証明されている。本研究では臨床的な立場から、その
    加速度脈波
    の応用方法につき解説した。まず
    加速度脈波
    の波形を分析し、A,B,C,Eの4種類の波に分類し、A波形は、若年健康者に見られる波形で、B波形は健康な中年の波形、C波形は初期の動脈硬化に多発する波形で、E波形はある程度以上進行した動脈硬化、あるいは心機能低下で出現する。
    加速度脈波
    の計測値から循環動態を知るために、図1と図2に示すように、a,b,c,d,eの5種類の波に分解し、その波高比を求めた。その結果a/bは大動脈硬化の指標で、数値が増加すれば大動脈の硬化度が高い。d/aは後負荷の増加を意味する。100×c/eは一回心拍出量の指標で、数値が増大すれば、一回心拍出量の増加を意味する。より詳しい心拍出量を知るためにインピーダンスカルヂオグラムからえた一回心拍出量を目的変数とし、
    加速度脈波
    波高比を説明変数として重回帰方程式を求めた。その相関係数はR=0.848であって、この重回帰方程式は、臨床的に有用と考えられた。また
    加速度脈波
    の波形の変化は、老化にしたがいA波形から順にE波形に変化するなど老化の指標としての応用価値も考えられた。
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