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クエリ検索: "唯香"
76件中 1-20の結果を表示しています
  • *加瀬
    唯香
    , 甲田 菜穂子
    日本心理学会大会発表論文集
    2021年 85 巻 PD-033
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/03/30
    会議録・要旨集 フリー

    人が動物と関わることにより得られる,身体的,心理的,および社会的に良い効果を狙い,人の活動に動物を介在させることを動物介在介入(AAI)という。本研究は,小型草食動物を用いたAAIについて研究論文のレビューを行い,その効果を整理した。小型草食動物の代表種として,愛らしい外見や温和な性質を持ち,日本における動物介在教育で多く用いられてきたウサギとモルモットを選択した。比較対象には,介在動物として最も一般的なイヌに加え,ウサギとモルモット同様に草食動物であり,学校動物として研究例があるヤギを用いた。最終的に,4種合わせて116件の文献をレビューに含めた。各動物種を用いたAAIについて,事例数ではイヌが多かったものの,種間で重複する効果が複数見られた。また,動物種によって用いられる環境や目的に差が見られた。したがって,AAIの効果について,動物種による大きな質的違いはなく,類似する条件のもとで行えば,動物種が異なっていても同様の効果が得られる可能性が示された。小型草食動物についても,様々な条件設定によるAAIを行い,有効性を提示していくことは,今後のAAIの更なる広がりにおいて有益であろう。

  • 玉城 康四郎
    印度學佛教學研究
    1957年 5 巻 2 号 527-530
    発行日: 1957/03/30
    公開日: 2010/03/09
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  • 柏倉 明裕
    印度學佛教學研究
    2020年 69 巻 1 号 208-213
    発行日: 2020/12/25
    公開日: 2021/09/06
    ジャーナル フリー

    Today, Zhanran is understood to have held an idea of an impure dualism, which is different from that of his master Zhiyi. However, examining Zhanran’s theory of Mind Only, it was not possible to reach such a conclusion. First, Zhanran based himself on Zhiyi’s notion that object and mind are equal. Secondly, Zhanran’s theory of Mind Only is based on the traditional three views. His theories are based on Zhiyi’s “four types of mindfulness” (sinianchu四念處). Zhanran faithfully and concretely inherits Zhiyi’s ideas. Zhanran lists the terms that were popular at that time, and redefines them from a Tiantai perspective. Therefore, his understanding is not an impure duality.

  • 弓場 苗生子
    印度學佛教學研究
    2018年 67 巻 1 号 217-221
    発行日: 2018/12/20
    公開日: 2019/09/07
    ジャーナル フリー

    In the Shanjia/Shanwai 山家山外 debates that arose in the South-era Song period, Hushan Zhiyuan 孤山智円 (976–1022) is known as a monk representative of the early Shanwai group. In his works, he often emphasized that each of the Three Dharmas 三法—namely, mind 心/Buddha 仏/Beings 衆生—, include Three Thousand aspects 三千差別法, and the idea of the Perfect Three Dharmas 円融三法 is based on each including Three Thousand aspects equally. However, even if Zhiyuan adopts the theory of each Dharma including Three Thousand aspects, as did the Zhili 知礼, the theoretical ground is quite different from him.

    This study focuses on the Zhiyuan’s interpretations about the idea that Each of the Three Dharmas includes Three Thousand aspects and how different this idea is from the position of Shanjia and Post Shanwai. Through this, I consider Zhiyuan’s understanding of the Perfect Three Dharmas.

  • 東 知宏, 伊藤 裕之, 須長 正治, 妹尾 武治
    日本バーチャルリアリティ学会論文誌
    2016年 21 巻 3 号 521-524
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/10/31
    ジャーナル フリー

    Motion lines have been studied as expression of motion in static images. We investigated an effect of motion lines in apparent-motion displays. The smoothness of two-frame apparent motion was enhanced by presentation of a motion line between the frames, and even by simultaneous presentation of a motion line attached to an object in the first or the last frame. We additionally proved that the effect of motion lines becomes highlighted with an extended distance between apparent-motion components. The use of motion lines may contribute to production of various types of movies from the point of smoother motion impression with reduced computational load.

  • -看護師へのインタビュー調査を通して-
    祐川
    唯香
    , 山口 しおり, 金鞍 幸乃, 矢野 理香
    日本看護研究学会雑誌
    2012年 35 巻 3 号 3_172
    発行日: 2012/06/07
    公開日: 2019/02/15
    ジャーナル フリー
  • -脳神経疾患患者への便秘ケア-
    山口 しおり, 祐川
    唯香
    , 金鞍 幸乃, 矢野 理香
    日本看護研究学会雑誌
    2012年 35 巻 3 号 3_172
    発行日: 2012/06/07
    公開日: 2019/02/15
    ジャーナル フリー
  • *山 佳織, 野口
    唯香
    , 西 瞳, 町田 麻依子, 本間 さと, 本間 研一, 三浦 淳
    日本臨床薬理学会学術総会抄録集
    2021年 42 巻 42_2-P-I-4
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/17
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】睡眠障害は認知症の危険因子とされている。それらの共通の基盤として脳由来神経栄養因子(BDNF)の低下や酸化ストレスの亢進が報告されている。また、レム睡眠行動障害(RBD)はレビー小体型認知症(DLB)に先行して現れることが多い。レビー小体はリン酸化α-シヌクレイン(α-Syn)が凝集したものであるが、DLBに進展していないRBD患者におけるレビー小体や血漿中α-Synについては報告がない。そこで今回、RBDを含めた睡眠障害患者の血漿中α-Syn量、BDNF量及び酸化ストレス指標として8-ヒドロキシ-2'-デオキシグアノシン(8-OHdG)量を測定した。

    【方法】対象は、睡眠障害患者20名(23~86歳)と非認知症高齢者29名(50~88歳)とした。睡眠障害群は、RBD患者(筋活動の低下を伴わないレム睡眠[RWA]のみを認めた患者を含む)(RBD群)8名と、睡眠ポリグラフ検査でRBD/RWAがないことが確認された睡眠障害患者(non RBD群)12名からなる。本研究は、北海道科学大学薬学部の研究倫理委員会より承認を得ている(16-02-010、19-01-010)。血漿中α-Syn量及びBDNF量はELISA法により、血漿中8-OHdG量は電気化学検出高速液体クロマトグラフィーにより測定した。

    【結果・考察】血漿中α-Syn量、BDNF量及び8-OHdG量は、非認知症高齢者群と比較して睡眠障害群において有意に高かった(p<0.01)。また、RBD群とnon RBD群に分けても、非認知症高齢者群と比較して有意に高かった(p<0.01)。一方、RBD群とnon RBD群の間に差は認められなかった。これらの結果から、血漿中α-SynやBDNFが睡眠障害の病態や予後に関連している可能性が示唆されたが、詳細な機序は不明である。一方、血漿中8-OHdG量から、睡眠障害患者全般において酸化ストレスが生じている可能性が考えられる。

    【結論】睡眠障害の病態にα-SynやBDNF、酸化ストレスが関与している可能性が示唆されたが、RBDに特異的な知見は得られなかった。本研究は少人数を対象とした検討に留まったため、今後はさらに対象人数を増やすとともに、重症度や治療内容、合併症との関連性や、経時的変化を含めて検討する必要がある。

  • *原
    唯香
    , 平舘 裕希, 原 健士朗, 北嶋 聡, 菅野 純, 種村 健太郎
    日本繁殖生物学会 講演要旨集
    2020年 113 巻 P-1
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/10/13
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】生殖内分泌系への作用とともに,中枢神経系へのエストロジェン受容体α(ERα)シグナルの作用として,神経突起伸長調節機能,学習記憶機能,神経保護機能への作用が数多く報告されており,さらにERαシグナルの異常は幾つかの精神/神経疾患との関連が疑われている。しかし,ERα欠損マウスは完全不妊かつ重度の肥満となることから,行動解析による脳高次機能影響解析が困難であった。そこで,本研究ではERαの発現制御に関わるとされるERα非翻訳領域に着目し,その遺伝子改変マウスを用いた行動解析からERαの発現制御異常による脳高次機能影響を解析することを目的とした。【方法】生後約12週齢の雄ERα非翻訳領域遺伝子改変マウスについて,脳におけるERαタンパク発現量をウエスタンブロット法によって検討した。さらに自発活動量を測定するオープンフィールド試験,不安関連行動を測定する明暗往来試験,学習および記憶能力を評価する条件付け学習記憶試験を行った。また,行動解析後のERα非翻訳領域遺伝子改変マウス海馬について,網羅的遺伝子発現解析を行った。【結果】生後12週齢のERα非翻訳領域遺伝子改変マウスの脳におけるERαタンパク発現量をウエスタンブロット法によって検討した結果,野生型マウスの約1/5の発現量であった。即ち,本マウスはERαノックダウンマウスと考えられた。また,オープンフィールド試験および明暗往来試験の結果,同腹の野生型マウスとERα非翻訳領域遺伝子改変マウスの自発活動量および不安関連行動において有意な差は認められなかったが,条件付け学習記憶試験から空間-連想記憶能の低下を示唆するすくみ行動率への影響が認められた。よってERα発現低下によって学習記憶不全が誘発されると推察された。また遺伝子発現解析結果に基づくパスウェイ解析から,本マウスは,特に認知症や統合失調症との相関を示唆する遺伝子発現様式を示すことが判明した。

  • 張 成林
    印度學佛教學研究
    2009年 57 巻 2 号 786-789
    発行日: 2009/03/20
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
  • *板井 啓明, 早瀬 大輔, 平田 佐和子, 兵部
    唯香
    , 熊谷 道夫, 田辺 信介
    日本地球化学会年会要旨集
    2010年 57 巻 1D06 12-06
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    近年琵琶湖では、温暖化に伴う湖底の貧酸素化が顕著であり、これに伴う微量元素動態の変化が生態系に及ぼす影響が懸念されている。本研究では、琵琶湖北湖の底泥中微量元素の鉛直分布を調べ、1976年との比較により、貧酸素化が微量元素動態に及ぼす影響を考察した。
  • 非ランダム化比較研究
    林 大二郎, 八並 光信, 湯藤 裕美, 沼波 香寿子, 澤田 絵里佳, 中村 友
    唯香
    , 伊藤 晃範, 鷲頭 由宜, 松浦 芳和, 江渡 奈保子, 内田 学
    理学療法学Supplement
    2010年 2009 巻 P1-176
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/05/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    がん患者が行う化学療法は身体的侵襲が強く、副作用により臥床期間が長期化することも少なくない。その結果、基礎体力やADLの低下が問題となる。しかし、抗がん剤と体力や身体機能に関する報告は散見する程度である。そこで、我々は、血液疾患患者に対し、化学療法の身体的影響と非ランダム化比較試験による理学療法効果について考察した。
    【対象】
    2009年4月から10月までに化学療法を受け、歩行可能な男性14名(64.9±12.3歳)、女性11名(68.8±9.5歳)の計25名。原疾患は、非ホジキンリンパ腫13名、非ホジキンリンパ腫再発3名、急性骨髄性白血病4名、急性リンパ性白血1名、成人T細胞白血病2名、多発性骨髄腫2名であった。また、適応された化学療法のタイプは、多剤併用療法であるR・CHOP 6名、CHOP 1名、R・THP-COP 3名、THP-COP 2名、R・ESHAP 3名、R・Flu+MIT 1名、IDA+Ara-C 2名、ALL202 1名、CAG 2名、LSG15 2名、VAD 2名であった。
    【方法】
    各コース化学療法試行前に、体重、理学療法実施の有無、Barthel Index、等尺性筋力計ミュータス(μTas F-1:ANIMA)による膝伸展筋力、握力、上腕周径、Time Up & Go Test(TUG)、指床間距離、開眼片脚立位、白血球等の血液データを測定した。なお、測定時期が、1-2クール目7名、2-3クール目6名、3-4クール目8名、4-5クール目4名であり、理学療法を受けたもの(treatment group:T群)13名、受けていないもの(control group:C群)12名である。統計学的検討は、量的パラメーターに関して化学療法前後の変化率(施行後-試行前)/試行前×100)を求め、相関分析およびKruskal Wallis 検定を行った。使用した統計パッケージは、SPSSver11.0Jである。
    【説明と同意】
    本研究の対象患者には、ヘルシンキ宣言に基づき、研究内容を説明し同意を得た。
    【結果】
    クール別(測定期間の違い)にみた筋力・TUG・指床間距離、開眼片脚立位、白血球等の血液データに差はなかった。理学療法の有無により各パラメーターに対して、Kruskal Wallis 検定を行い、左膝伸展筋力変化率(T群平均6.8%、C群平均-3.9%:p=0.02)と有意な増加を認め、右膝伸展筋力(T群平均2.8%、C群平均-5.5:p=0.07)、TUG(T群平均-5%、C群平均1.1%:p=0.05)に改善の傾向が認められた.ADLに関しては、素点で初回T群平均90.8点、C群平均95.8点、2回目 T群平均94.0点、C群平均96.3点、変化率T群平均3.7%、C群平均0.5%:p=0.09)であった。
    【考察】
    今回の結果から、理学療法効果としては、下肢筋力および動的バランス能力の改善に寄与することが示唆された。アウトカムとして重要なADLに関しては、初回時より90点以上が大部分を占めており、天井効果によって明らかな差違が生じなかったものと考えられた。また、治療期間に影響を受けなかった点は、治療方法の改善、副作用を抑制する制吐剤の向上などが考えられた。
    【理学療法学研究としての意義】
    医療技術の進歩に伴いがんの死亡率は減少傾向にある。しかし、長期間の治療による体力、ADLの低下は著しい。多くの場合、廃用症候群が進行し、ADLの低下が表面化してから理学療法が処方される。この点は、理学療法士の科学的効果が認知されていないことが誘因と考えられる。理想的には、化学療法早期から予防的理学療法が重要である。癌研究における理学療法の介入研究で、ランダム化比較研究を臨床現場で行うことは非常に難しいため、本研究のように非ランダム化比較研究での研究結果は重要であると考える。
  • 下肢筋力や自覚的歩行限界時間を用いた移動手段の評価と運動療法の目標値について
    伊藤 晃範, 鷲頭 由宜, 松浦 芳和, 江渡 奈保子, 高田 尚幸, 大野 正博, 林 大二郎, 中村 友
    唯香
    , 澤田 恵里香, 沼波 香寿子, 湯藤 裕美, 古井 秀典, 久木田 和丘
    理学療法学Supplement
    2010年 2009 巻 Sh2-017
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/05/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    維持血液透析(HD)患者の運動機能は同年代の健常者と比較して著しく低下している。また、HD患者の高齢化に伴い、杖や歩行器などの歩行補助具を使用しているHD患者や、院内歩行が困難となり車椅子を使用しているHD患者も増加している。そこで本研究は、HD患者の移動手段における下肢筋力値と自覚的歩行限界時間を調査し、下肢筋力値と自覚的歩行限界時間から移動手段の評価や運動療法の目標値設定が可能か否かを検討した。

    【方法】
    対象は、切断や脳卒中を合併していない当院HD患者53例(男性24例・女性29例、平均年齢71.3±13.71歳)。
    方法は、下肢筋力として等尺性膝伸展筋力を、等尺性筋力計ミュータス(μTas F-1:ANIMA)を用い測定し、体重比(%BW)を算出した。また自覚的歩行限界時間については、「頑張って休みなしで何分間歩けるか」について聞き取り調査をした。移動手段については、歩行ができない「車椅子群」、杖や歩行器などの歩行補助具を使用している「杖・歩行器群」、手放しで歩行をしている「独歩群」の3群に分け、%BWと自覚的歩行限界時間について比較・検討をした。
    統計学的処理については、Non-repeated Measures ANOVA、Student-Newman-Keuls test、regular correlationを用い、有意水準は1%未満とした。

    【説明と同意】
    対象に対して、本研究の趣旨を説明し、同意を得て実施をした。

    【結果】
    %BWの平均値は、29.44±20.06%。自覚的歩行限界時間の平均値は、24.72±28.86分であった。%BWと自覚的歩行限界時間において正の相関を認めた(r=0.77)。
    移動手段別の比較において、%BWは、「車椅子群」4.74±5.15%、「杖・歩行器群」22.24±8.62%、「独歩群」42.54±14.79%で、有意な差を認めた(p<0.01)。自覚的歩行限界時間は、「車椅子群」0.38±1.39分、「杖・歩行器群」12±5.87分、「独歩群」39.5±30.58分で、有意な差を認めた(p<0.01)。
    %BWが15%未満で自覚的歩行限界時間が5分以下の対象においては、歩行が困難で車椅子を使用しており、%BWが40%未満で自覚的歩行限界時間が20分以下の対象においては、杖や歩行器を使用している結果であった。
    %BWと自覚的歩行限界時間との関係おいては、%BWが15%未満では自覚的歩行限界時間は5分以下が93.33%を占めており、%BWが40%未満では自覚的歩行限界時間は30分以下が97.37%を占めていた。%BWが40%以上では、自覚的歩行限界時間は30分以上が88.34%占めていた。

    【考察】
    膝伸展筋力が40%BWを下回り自覚的歩行限界時間が30分以下の場合は、杖や歩行器の検討が必要で、膝伸展筋力が40%BWを下回り自覚的歩行限界時間が20分を下回る場合は、杖や歩行器が必要であることが示唆された。HD患者を対象とした先行研究においても、膝伸展筋力が39%BWを下回ると73%の患者が移動能力の低下を示すと報告されており(忽那ら、2009)、今回の結果は妥当と思われる。また、%BWが15%BW未満で自覚的歩行限界時間が5分以下を示す場合は、歩行困難で車椅子を使用しており、HD患者における移動手段の評価や運動療法の目標値として膝伸展筋力「15%BW」と「40%BW」は有用である可能性が示唆された。

    【理学療法学研究としての意義】
    2008年末の慢性透析患者数は28万人を越えており、歩行能力の低下を認めるHD患者も増加傾向にあります。その中で、膝伸展筋力から移動手段の評価や運動療法の目標値を検討することは、HD患者に対する運動療法を確立していく上で重要であると考えます。
  • *鳴重 泰, 岡田 浩史, 甲斐 昌一, 今崎 正秀
    液晶討論会講演予稿集
    1983年 9 巻 2J18
    発行日: 1983年
    公開日: 2017/11/10
    会議録・要旨集 フリー
  • 伊藤 晃範, 鷲頭 由宜, 林 大二郎, 後藤 詩織, 高田 尚幸, 大野 正博, 近藤 正道, 湯藤 裕美, 沼波 香寿子, 松浦 芳和, 中村 友
    唯香
    , 澤井 将太郎, 古井 秀典, 久木田 和丘
    理学療法学Supplement
    2011年 2010 巻 PI2-355
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    透析後にフラツキ感や歩行不安定感を訴える血液透析(以下HD)患者は少なくない。一般的に筋肉量が十分であるほどバランスも良好と考えるが、HD患者のHD後歩行不安定感を観察していると、決して筋肉量が十分であるほど安定して歩けている印象はない。そこで今回、当院HD患者を対象に透析前後の重心動揺検査を実施し、HD患者の筋肉量とHD前後の立位バランスとの関連性について検討をした。
    【対象】
    切断や脳卒中を合併していない当院維持透析患者21名(平均年齢64.14±13.69歳、男性14名・女性7名、DM患者11名・非DM患者10名、平均HD期間3.74±7.31年)。
    【方法】
    筋肉量の指標として、%クレアチニン産生速度(以下%CGR)を用い、100%以上を「筋肉十分群」、100%未満を「筋肉不十分群」とした。また、重心動揺計(グラビコーダーGS-7:アニマ社製)による重心動揺検査(開眼30秒・閉眼30秒、計1分)を透析直前と透析直後の計2回実施し重心の総軌跡長を算出した。筋肉量と総軌跡長を比較し、筋肉量とHD前後の立位バランスについて比較検討をした。その他、透析量(以下KT/Vsp)や除水率(除水量/ドライウェイト)についても比較検討をおこなった。
    統計学的処理は、Unpaired t-test 、Mann-Whitney U-test 、regular correlation、Spearman correlationを、統計ソフトDr. SPSS II for Windowsから解析をした。有意水準は5%未満とした。
    【説明と同意】
    対象に対して、本研究の趣旨、個人情報の保護、結果の公表に関し文章および口頭にて説明をし、同意を得て実施をした。
    【結果】
    HD前の総軌跡長は、筋肉十分群 141.18±43.55cm・筋肉不十分群 159.6±51.45cm で有意差は認めないものの筋肉十分群の方が重心動揺が小さい結果であった。HD後の総軌跡長は、筋肉十分群 172.72±64.38cm・筋肉不十分群 149.8±62.6cm で有意差は認めないものの筋肉十分群の方が重心動揺が大きい結果であった。HD後の総軌跡長悪化率については、筋肉十分群の中央値13.22%(25%-75%:-1.19-58.94)・筋肉不十分群の中央値 -2.78% (25%-75%:-24.39-0.86)で筋肉十分群の方が有意に悪化率が高い結果であった(P<0.05)。%CGRとHD後の総軌跡長悪化率においては正の相関を認めた(rs=0.484,P<0.05)。%CGRとKT/Vspにおいても正の相関を認めた(r=0.623,P<0.01)。KT/Vspは、筋肉十分群 1.47±0.24・筋肉不十分群 1.23±0.13で有意に筋肉十分群の方が透析量が高い結果であった。除水率については、筋肉十分群 3.96±1.33%・筋肉不十分群 2.98±1.95%で有意差は認めないものの筋肉十分群の方が高い傾向にあった。
    【考察】
    筋肉十分群は、筋肉不十分群に比べHD前の重心動揺が少ない傾向にあるものの、HD後においては筋肉不十分群よりも重心動揺が大きい傾向にあり、HD後の重心動揺悪化率が有意に高い結果であった。透析量については、筋肉十分群は筋肉不十分群に比べ有意に高い傾向にあった。日本透析医学会・統計調査委員会の報告でも、%CGRの高いHD患者ほどKT/Vspも高い傾向にあると報告されている。以上より、筋肉量が多いHD患者は、HD前においては重心動揺が少なく立位バランスも良好であるものの、透析量が高い傾向にあることから不均衡症候群や血圧変動による身体的負担が強く、HD後の重心動揺悪化率も高い結果であったと考察した。よってHD後の転倒予防を行なう際、筋肉量のような身体機能評価のみではなく透析量の評価も重要であることが示唆された。
    【理学療法学研究としての意義】
    日本におけるHD患者の増加は著しく、HD患者に対する運動療法も注目されている。筋肉量や筋力をターゲットにしている運動療法を実施していく理学療法士にとって、HD患者の筋肉量と立位バランスの評価は重要と考える。特にHD後の立位歩行バランス不良による転倒回避を実践していく上で基礎的なデータを集めることは、HD患者に対する運動療法を確立していく上で重要であると考える。
  • *板井 啓明, 兵部
    唯香
    , 熊谷 道夫, 田辺 信介
    日本地球化学会年会要旨集
    2012年 59 巻 3D08
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    貧酸素化にともなう琵琶湖湖底底泥からのMn・Asの溶出量推定を目的に、琵琶湖北湖の7地点でコア試料と間隙水を採取し、化学分析を実施した。底泥中のMn・Asは、表層0- 2 cmに顕著な濃集層を形成していた。間隙水中のMn・Asの鉛直プロファイルにもとづき、拡散フラックスを推定したところ、拡散フラックスは濃集層厚に依存して変化し、今後貧酸素化が進行すると、湖底からの溶出量が増加することが示唆された。
  • 木下 淺吉
    日本釀造協會雜誌
    1929年 24 巻 9 号 8-12
    発行日: 1929/09/15
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
  • *板井 啓明, 兵部
    唯香
    , 早瀬 大祐, 田辺 信介
    日本地球化学会年会要旨集
    2011年 58 巻 3A16
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 フリー
    2007年12月、琵琶湖北湖で固有魚種イサザの大量へい死が発生した。琵琶湖は近年貧酸素化しており、当時の最低溶存酸素濃度は1 mg/Lを下回っていた。しかし、へい死個体を化学分析すると、MnとAsが高濃度で検出されたことから、貧酸素化にともなうMnとAsの溶出とへい死の関連が疑われた。本発表では、Mn・Asの地球化学的動態調査に基づき、曝露リスクについての考察を示す。
  • 林 大二郎, 八並 光信, 伊藤 晃範, 鷲頭 由宜, 後藤 詩織, 湯藤 裕美, 沼波 香寿子, 松浦 芳和, 中村 友
    唯香
    , 澤井 将太朗, 内田 学, 藤本 望
    理学療法学Supplement
    2011年 2010 巻 PF2-053
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/26
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    造血器腫瘍患者に対する治療は、化学療法、造血幹細胞移植、放射線療法などが行われるが、薬物の毒性や放射線による身体侵襲は、患者の体力や免疫力を低下させる。また、治療中の副作用として、少なからず嘔気、嘔吐、下痢などがあり、体力低下をもたらし、臥床時間の延長へとつながる。我々は第44回、第45回理学療法士学術大会において、造血器腫瘍患者の身体機能について、理学療法の必要性を報告してきた。今回、がん治療後の造血器腫瘍患者に対して、体力とADLを中心にアンケート調査を行い、入院後の体力やADLの主観的低下時期、リハビリテーション(以下:リハビリ)の状況を把握することを目的とした。

    【方法】
    対象は、2000年9月から2010年10月までの期間で治療を終えた造血器腫瘍患者32名(男性19名、女性13名)であった。疾患内訳は急性骨髄性白血病7名、慢性骨髄性白血病1名、急性リンパ性白血病5名、多発性骨髄腫4名、非ホジキンリンパ腫13名、ホジキンリンパ腫1名、成人T細胞白血病1名であった。質問項目は、性別、年齢、診断名、治療方法(移植の有無)、リハビリの実施状況、頻度、副作用症状、食事量、体力やADL低下の有無などで、無記名式アンケート調査を実施した。対象は、化学療法群(Chemo therapy:C群)、移植群(Hematopoietic stem cell transplantation:H群)の2群に分けた。集計は単純集計、クロス集計を行い、カイ2乗検定を行った。

    【説明と同意】
    対象患者には本研究の目的・方法、個人情報の保護、結果の公表に関し文章および口頭にて説明し、同意を得た。

    【結果】
    治療方法はC群:59.4%、H群:40.6%であった。リハビリの実施状況は理学療法士と実施37.5%(C群:31.6%、H群:46.2%)、自主的に実施40.6%(C群:47.4%、H群:30.7%)、非実施21.9%(C群:21.1%、H群:23.1%)であった。副作用でつらかったことに関しては嘔気が最も多く34.4%、次に腹部症状31.3%、筋力低下・倦怠感28.1%であった。体力の低下は全体の84.4%(C群:73.7%、H群:100%)が自覚し、体力低下の自覚時期は入院直後から1カ月以内で87.5%(C群:92.9%、H群:69.2%)が自覚していた。また、C群では体力低下時期は1クール後に64.3%が体力低下を自覚していた。H群では化学療法実施時よりも移植後に61.5%がより強く体力低下を自覚していた。体力低下の内訳としては、持久力の低下が最も多く81.5%、その他は下肢筋力低下44.4%、上肢筋力低下29.6%の順であった。ADLの低下は75%が自覚していると回答した。ADLの低下自覚時期は、入院直後から1カ月以内で83.4%(C群:91.7%、H群:75%)であった。ADL低下の内訳は、階段昇降が70.8%と最も多く、次いで歩行の58.3%であった。体力の回復は87.5%(C群:89.5%、H群:84.6%)が改善していると回答し、改善率は体力回復者の約6割が、80%以上改善した(C群:70.6%、H群:36.4%)と回答した。ADLの回復も87.5%が改善したと回答し、改善率はADL回復者の約7割が、80%以上改善した(C群:82.4%、H群:45.5%)と回答した。なお2群間の比較による有意差は認められなかった。

    【考察】
    今回の結果から、リハビリは「理学療法士と実施」が37.5%と低く「自主的に実施」および「非実施」が多いことが分かる。我々の先行研究からもリハビリの実施は体力改善に効果が期待できるため、体力低下の予防的リハビリという観点から、再検討すべきものと考える。副作用に関しては嘔気が最も多く34.4%であったが、全体的に副作用の影響は低く、近年の薬物療法のレジメン進歩や制吐剤の進歩が、著しいことがうかがわれた。体力低下の自覚は、C群で70%以上、H群で100%であり、治療そのものが、体力へ大きな影響を持っていることが確認された。体力低下時期は入院1カ月以内、1クール後に自覚している割合が高い。体力低下の種類は持久力が最も多く次いで下肢筋力、上肢筋力であり、ADL低下では階段昇降、歩行の順になっている。どちらも歩行と下肢筋力の要素が低下していることが分かる。したがって、リハビリプログラムも、持久力増強運動や抗重力筋を中心とした運動療法が重要と考える。体力、ADLの改善率はアンケート結果では高いが、健常者と比較すると先行研究からも疑わしく、退院後も定期的に客観的な評価ができるようなシステムの構築が重要であると考える。今回の結果からも、改めて造血器腫瘍患者に対しては入院初期から理学療法を実施することが重要と考えられた。

    【理学療法学研究としての意義】
    今年度よりがん患者のリハビリテーション料の算定が認められた。がんのリハビリテーションを構築するには、量的・質的データが不足しており、リハビリテーションに関する質的データから、そのニーズや効果を分析することが重要であると考える
  • 徳永
    唯香
    , 伊原  久裕
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2016年 63 巻 B2-02
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/06/30
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    近年、大人がアニメを視聴することは一般的になり、それに伴い大人向けにデザインされたアニメグッズが増加している。大人用アニメグッズの特徴は、元のアニメ作品が認識し難いデザインになっている点である。これはアニメを楽しむ大人の需要を反映したものだと考えられる。本研究では、30人の被験者に対して、アニメグッズのデザインにおける元作品の認識しやすさの度合いを調査するための課題を課し、その結果に基づきデザインを分類した。結果として6段階に分類することができ、各段階のグッズデザインには固有の特徴を確認できた。本研究で得た各段階の特徴は、元作品の認識しやすさを制御することが求められるアニメグッズのデザインにとって、有効な知見となると考えられる。今後の展望として、消費者に求められる元作品の認識しやすさの調査が挙げられる。これを明らかにすることで、消費者の需要に沿う具体的なデザイン指針となることが期待される。
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