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クエリ検索: "標準予防策"
1,198件中 1-20の結果を表示しています
  • 前野 里恵, 石田 由佳, 金子 俊之, 森川 由季, 井出 篤嗣, 高橋 素彦
    理学療法学Supplement
    2015年 2014 巻 P3-A-1144
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】疥癬に罹患している患者が入院治療と理学療法介入に伴い,医療従事者へ感染伝播した事例を通して,感染管理室とリハビリテーション部の感染対策について報告する。【方法】高齢女性 平成26年1月上旬 自宅で転倒受傷して入院 診断;恥骨骨折 既往歴;疥癬の診断なし 入院時,全身に掻痒性皮疹 他院で処方されたリンデロンを外用したが,皮疹が拡大した。ADL;食事以外全介助 入院前生活:自宅内杖歩行自立 屋外車いす利用 要介護2 入院5日目 リハビリテーション科併診 理学療法開始 入院4週1日目 皮膚科併診 腋窩の小膿疱より疥癬虫ヒゼンダニ1匹を検出し,通常疥癬と診断 オイラックス外用薬とストロメクトール内服治療開始 主治医,看護師長と感染管理室へ連絡 接触した医療従事者の感染対策開始 入院2.5ヶ月目 患者転院 病棟の最終発症者治癒 担当理学療法士の両上肢と腹部に発疹と掻痒感出現 入院3ヶ月目 近医皮膚科受診し,外用薬処方で経過観察 入院4ヶ月目 理学療法士の皮膚症状増強し,当院皮膚科受診 疥癬虫未検出 入院5ヶ月目 疥癬虫検出診断 治療開始 入院6ヶ月目 治癒 治療終了【結果】1.感染管理室の指導・対応 ①患者基本情報の収集:入院前後の皮膚の状況,生活状況 ②接触者調査:関係部署に情報提供し,患者の同室者,接触した職員に自己申告依頼 接触者は,同室の患者5名と担当理学療法士1名を含めた医療従事者56名で,同室者の発症はなかった。患者の診断日から17日間に手部~腋窩に発疹や掻痒などの皮膚症状があった発症者は看護師9名。③初期対応の指導:患者個室隔離,
    標準予防策
    の徹底,手袋と1患者1手洗い,肘以遠の手洗いとエプロンかガウン着用を強化,同室者患者と接触職員の症状の観察強化,症状発生時の速やかな感染管理室報告と皮膚科受診 ④職業感染;受診費用病院負担 労働災害申請 ⑤有症状者の発生対応;発症者の把握 就業制限の対象者と期間決定 予防投与検討 勤務は,確定診断までと内服翌日から勤務許可とし,確定診断後の投与後24時間までは休職。予防投与は担当理学療法士1名を含めた47名。2.担当理学療法士とリハビリテーション部の対応 ①発症原因の確定;疥癬を伝播するリスクと症状発生時期の一致 ②接触者の調査;理学療法士と接触した入院と退院患者を対象に,時系列に接触頻度や期間,皮膚症状について調査選定 ③接触者へ説明:入院患者は直接,本人や家族に説明,退院患者は説明書を郵送 担当した患者は117名で,発症の疑いのある患者は観察やカルテ所見調査から43名に絞られた。その内,問い合わせと受診対応があったのは,入院患者2/13名中,退院後患者1/30名中であり,最終的に疥癬は否定。④症状発生者の受診や投薬の費用に関する調整:連絡対応は感染管理室,受診対応は皮膚科 受診費用病院負担 ⑤リハビリ部の対応:疥癬の知識習得と場所を病棟に替え,
    標準予防策
     手袋と長袖の勤務服着用,治療の過程での直接接触を避けた治療方法の立案,順番は最後。移乗介助などに必要な濃厚接触をする場合は
    標準予防策
    とガウン着用。職場の混乱を避け,過剰な感染対策の防止 心理的支援など。他の患者のリハビリ治療は,直接皮膚接触禁止,濃厚接触を必要とする患者,易感染者や小児の担当を中止。理学療法士自身も常に身体の位置や症状を意識しながら行ない,疑わしい場合は速やかに感染管理室へ報告する体制にした。【考察】感染管理マニュアルでは,入院時から感染疾患の疑わしい患者は,感染症と診断がつく前から拡大する可能性があるので,入院時から感染予防対策が必要である。その対策は臨床症状で,疑いの時点から「伝播を防止する」ことを目的として,1例の発生で感染管理室への報告を義務付けている。しかし,その疑いの目は正しい知識の下で成り立つものであり,疥癬の特徴,感染伝播のリスクについての職員教育は重要である。今回,入院時から皮膚症状が確認されていたにも関わらず,感染管理室へ報告及び皮膚科の受診に1ヶ月も時間がかかり集団発生へ発展した。また,一般的に直接接触以外は,
    標準予防策
    で対応可能とあるが,担当理学療法士は
    標準予防策
    を講じ,さらに予防投与後も発症したことから,予防着も必要である。原因として手袋と勤務服との境目の皮膚露出,介助時の密着や衣服へのダニの付着などが推察された。しかし,最善は治療開始時から皮膚の状態の観察,報告,対策をして自分自身も注意を払うことが確実である。【理学療法学研究としての意義】理学療法分野における感染症関連の報告は乏しく,この報告が感染対策の一助に成り得る。
  • 浦上 生美, 山口 乃生子
    日本環境感染学会誌
    2011年 26 巻 6 号 339-344
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/03
    ジャーナル フリー
      救急隊員は傷病者の血液や体液に曝露する危険性に直面している.感染防護用具の選定や廃棄方法,手洗い場所など,
    標準予防策
    を中心とした感染防止対策に関する現在の救急隊員の意識や実態については明らかになっていない.
      今回,埼玉県内消防署28か所に勤務する救急隊員384名を研究参加者として,質問紙による
    標準予防策
    に関する理解度や実践度を指標とした意識調査,および救命処置における
    標準予防策
    の実態調査を行った.その結果,救急隊員の資格によって
    標準予防策
    の理解度に違いが認められた.また,救急救命士は
    標準予防策
    の意識が高いにもかかわらず,必ずしも
    標準予防策
    に従って実践しているとは言えないことがわかった.今後は救急現場で
    標準予防策
    を普及していくため,救急隊員に対する
    標準予防策
    の教育を実施して知識を熟知させ,感染防止の意識や行動・態度を高めていくことが重要である.
  • —標準予防策と経路別感染対策—
    森屋 恭爾
    日本義肢装具学会誌
    2022年 38 巻 1 号 90-95
    発行日: 2022/01/01
    公開日: 2023/01/19
    ジャーナル フリー

    SARSCoV-2による感染症(COVID-19 : 2019年に発生した新型コロナウイルス感染症)の流行は医療従事者にとって

    標準予防策
    と経路別感染対策を十分理解し実践することがいかに重要であるかを思い知らされることとなった.日常医療の現場では薬剤耐性 ; AMR (Antimicrobial Resistance)も問題となっている.日常医療現場で静かに拡大する薬剤耐性微生物は新型コロナウイルス同様,目に見えるものではなく,意識して適切な手指消毒や個人防護具の選択,さらには患者が触れた環境,器物に対する注意も必要となることをもう一度医療者は確認しておく必要がある.

  • 下村 清隆, 田中 治美, 加藤 正哉
    日本臨床救急医学会雑誌
    2019年 22 巻 5 号 697-702
    発行日: 2019/10/31
    公開日: 2019/10/31
    ジャーナル フリー

    救急救命士は傷病者の体液などに接触する機会が多く,

    標準予防策
    を実践することは重要な課題である。今回,救急救命士の
    標準予防策
    の現状を調査し,今後の課題を検討した。伊都消防組合消防本部(以下,当消防本部)の救急救命士8名を対象に,
    標準予防策
    の理解度と実践状況のアンケート調査を行ったところ,
    標準予防策
    を理解し実践しようと努力していると考えられた。しかし,実際の現場活動ではその実践は不十分であることがわかった。救急救命士は,養成機関で感染対策を学んでいるが,その教育体制は十分でなく,再教育もほとんど受けていない。また,災害現場や救急車内といった,危険の多い劣悪な環境下での活動を強いられるため,
    標準予防策
    を実践するためには,より高度な意識づけが必要である。消防本部における感染対策マニュアルの作成をはじめ,病院前救護活動における感染対策をよりよいものにするために,医療機関との連携を活用することが効果的である。

  • 照屋 勝治
    日本内科学会雑誌
    2008年 97 巻 11 号 2710-2717
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/08/02
    ジャーナル フリー
    本邦のHIV患者数は増加の一途をたどっており,歯止めがかからない状態となっている.これに伴い,今後,国内の各医療機関においてHIV患者を診療する機会(確率)は加速的に増加することが予想される.HIVは血液媒介感染症であり,針などの鋭利物を用いた医療行為では注意が必要であるが,一般診療に必要な感染対策は「
    標準予防策
    」である.日本におけるHIV診療を考えるうえで最も問題となるのは,その当然なされるべき
    標準予防策
    がまだ徹底されていないという点につきる.
  • 久田 友治
    日本環境感染学会誌
    2014年 29 巻 5 号 350-353
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/05
    ジャーナル フリー
      医学生に対する臨床実習の重要度は,教育の国際的評価に耐えうる為にも更に増しているが,感染対策教育における臨床実習についての検討は少ない.本研究の目的は医学生に対するシミュレータを用いた感染対策の教育について評価することである.手術部での実習前後における
    標準予防策
    と洗浄・消毒・滅菌の知識を評価するため,医学生94名を対象にアンケートを実施した.実習前は,学生の91%が
    標準予防策
    について聞いたことはあるが,68%が「意味をあまり知らない」と答えた.実習後は,学生の97%が
    標準予防策
    を理解できたと答え,「実践できそうか」との質問に対して95%が「そう思う」と答えた.実習後は実習前に比較して,洗浄の意義についての知識が定着し,知っている滅菌法および消毒法の数が有意に増加した.
    標準予防策
    が客観的臨床能力試験の学習目標に記載されていないので,追加を検討すべきだと考えられた.
    標準予防策
    を理解させる為のシミュレータを用いた教育の効果が示唆された.また,洗浄・消毒・滅菌についての教育効果が示された.
    標準予防策
    は,内容が多岐にわたり,臨床現場における実践の困難性が示されているので,その継続的な教育が必要である.
  • *野里 美江子, *伊東 修一, *中松 典子
    九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
    2017年 2017 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/01
    会議録・要旨集 フリー
  • 斎藤 厚
    日本内科学会雑誌
    2004年 93 巻 11 号 2297-2302
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
  • 中村 造, 清水 博之, 福島 慎二, 水野 泰孝, 早川 司子, 奥川 麻美, 阿部 幸恵, 村瀬 訓生, 天野 景裕, 松本 哲哉
    医学教育
    2013年 44 巻 3 号 147-151
    発行日: 2013/06/25
    公開日: 2015/07/06
    ジャーナル フリー
      感染対策を主眼とした症例基盤型のシミュレーション教育に関する報告はない.
    標準予防策
    と接触感染予防策の概念,個人防護具(PPE)の選択と着脱の理解と実施をコースの目標とした.
    ・受講した225人に受講前後でアンケートを実施し,感染予防策の理解と確実な実施,PPEの着脱と選択について検討した.コースの満足度も調査した.
    ・回収率は受講前88.4%,受講後95.1%.全質問項目において受講前に比較し受講後に有意に改善を認めた.コースの満足度は94.7±9.4点だった.
    ・症例基盤型でのシミュレーション教育は主観的評価で
    標準予防策
    と接触感染予防策,PPEの着脱と選択の教育に有用であると考えられた.
  • 長尾 美紀
    日本内科学会雑誌
    2021年 110 巻 9 号 2109-2112
    発行日: 2021/09/10
    公開日: 2022/09/10
    ジャーナル フリー
  • 玉木 彰
    理学療法学
    2011年 38 巻 8 号 644-645
    発行日: 2011/12/20
    公開日: 2018/08/25
    ジャーナル フリー
  • 平潟 洋一
    理学療法学Supplement
    2006年 2006.33.3 巻
    発行日: 2006/10/05
    公開日: 2018/03/08
    会議録・要旨集 フリー
  • 佐々木 康太
    日本放射線技術学会雑誌
    2021年 77 巻 1 号 94-98
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/01/20
    ジャーナル 認証あり
  • 土橋 ルミ子, 内海 文子
    日本環境感染学会誌
    2008年 23 巻 5 号 338-342
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/02/16
    ジャーナル フリー
      本研究では,長崎県内の設置主体の異なる3施設の看護師590名を対象に,
    標準予防策
    における知識・態度・実践に関する質問紙調査を実施した.
    標準予防策
    における知識・態度・実践のレベルおよび関連性,さらに基本的属性ごとに分析を行った.
      その結果,知識得点—態度得点(rs=0.17, p<0.01),知識得点—実践得点(rs=0.057, p>0.05)には関連がなかった.態度得点—実践得点(rs=0.412, p<0.01)には関連性があり,態度は実践に結びつく重要な因子であると考えられる.看護師の
    標準予防策
    における知識得点は,平均値8.9(SD1.5)であった.実践得点は,中央値(25~75パーセンタイル値) 84.5(78~91)で,態度得点92(87~97)に比べ低かった.知識や態度を身につけていても,実践に結びついていないと考えられる.基本的属性による分析では,看護師経験年数や年齢が増すごとに,態度,実践得点は優れており(p<0.01),経験年数や年齢に応じた教育・訓練が効果的であると考えられる.また,副看護師長や感染管理に関する委員会に所属している看護師では,態度・実践得点が高く(p<0.01),職位や委員会の所属が
    標準予防策
    の知識・態度・実践に影響を及ぼすと考えられる.研修会に参加している看護師は,知識・態度・実践得点が高く(p<0.01)教育の重要性が示唆された.
  • 吉田 正樹
    耳鼻咽喉科展望
    2013年 56 巻 1 号 38-43
    発行日: 2013/02/15
    公開日: 2014/02/15
    ジャーナル フリー
  • 砂川 光宏, 松本 宏之, 原澤 秀樹, 月川 和香奈, 高木 裕三, 須田 英明
    口腔病学会雑誌
    2006年 73 巻 2 号 184-191
    発行日: 2006/06/30
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
    Factors affecting infection are the existence of infectious microorganisms, sensitivity of hosts, number of microorganisms, and infectious routes. Efforts to prevent infection focus on not allowing these factors to reach the threshold level. Inspection by an infection control team (ICT) of a hospital is one countermeasure for preventing nosocomial infection. We summarize here the problems for complete prevention of nosocomial infection based on the results of inspection by our ICT, so that staff working in the hospital can recognize the importance of preventing nosocomial infection.
    The following were commonly observed problems in our clinics found by the ICT : 1) incomplete practice of standard precautions and/or isolation precautions, 2 ) noncompliance with guidelines for the prevention of cross-infection, and 3 ) inappropriate management of medical rejectamenta.
    Infection control can be accomplished by strictly observing the standard precautions and isolation precautions. The ICT inspection round in the hospital could be an effective method to clarify and overcome the problems involved in infection.
  • 荒牧 まいえ, 人見 重美
    日本内科学会雑誌
    2009年 98 巻 11 号 2843-2848
    発行日: 2009年
    公開日: 2012/08/02
    ジャーナル フリー
    針刺し防止対策には,
    標準予防策
    の徹底,安全機材の活用,適切な廃棄システムの確立などが有効である.針刺しが起こった場合に速やかに対応できるよう,各施設でマニュアルを作成し,全職員に周知しておく必要がある.曝露者に特別な背景(妊娠,B型肝炎,腎障害など)がある場合や,薬剤耐性HIVの曝露を疑う場合は,予防内服用の抗ウイルス薬を注意して選択する必要がある.
  • 切替 照雄
    医療
    2004年 58 巻 6 号 374-377
    発行日: 2004/06/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 福井 幸子, 矢野 久子, 安岡 砂織, 大西 香代子
    日本環境感染学会誌
    2021年 36 巻 1 号 66-71
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/07/21
    ジャーナル フリー

    わが国では,長い間,疾患特異的感染対策が実践されていたが,現在は,疾患非特異的感染対策である

    標準予防策
    が,医療関連感染制御を支えている.
    標準予防策
    は,本来,患者および医療者双方の感染リスクを低減するために実施されるものであるが,感染症の有無にかかわらず,全ての患者に適応し実施されるため,感染症の患者にとっては差別的扱いを感じることなく医療が受けられるという副次的な効果が予測される.今回,
    標準予防策
    の実施が,感染症患者の人権尊重に影響しているかを明らかにするため,HBVキャリアが体験した医療者の倫理的行動について調査した.
    標準予防策
    の普及年を2003年とし,普及前群124名,普及後群37名が回答した医療者の倫理的行動24項目の点数をMann-WhitneyのU検定により比較した(有意水準α=0.05).その結果,HBV感染に伴う区別や,医師による病気についての説明と告知後のサポートに関する8項目は,普及後群が有意に高く,倫理的行動に改善がみられた.

    標準予防策
    の実践は,感染予防のみならず,HBVキャリアが受ける差別や偏見,そして周囲の人に感染させるという不安の軽減にもつながり,倫理上の価値をもつことが示唆された.

  • 長尾 美紀
    日本内科学会雑誌
    2023年 112 巻 3 号 438-441
    発行日: 2023/03/10
    公開日: 2024/03/10
    ジャーナル フリー
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