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クエリ検索: "父親"
42,605件中 1-20の結果を表示しています
  • 空元 媛怜璃, 井口 なみ, 磯 日菜多, 重水 彩音, 島尾 梨音, 関 暖菜, 堤田 瞳, 屋敷 久美
    大阪母性衛生学会雑誌
    2024年 59 巻 1 号 35-39
    発行日: 2024/12/31
    公開日: 2025/02/03
    ジャーナル 認証あり

    第1子妊娠中のパートナーを持つ男性が

    父親
    意識を持つことに関連する要因を明らかにすることを目的に、A病院で『親になる移行期の
    父親
    らしさ』尺度と
    父親
    意識に関連する因子についてwebアンケートを実施した。探索的因子分析の結果、
    父親
    意識に関連する因子は3因子に分類され、この3因子と「
    父親
    らしさ尺度」得点についてpearmanの順位相関係数を算出した結果、男性パートナーの年代によって相関を認める項目が異なり、20代は「知覚環境因子」、30代は「胎児因子」「母子責任因子」「知覚環境因子」、40代は「母子責任因子」に強い正の相関が認められた。

  • 小崎 恭弘
    子ども家庭福祉学
    2011年 11 巻 25-34
    発行日: 2011/12/25
    公開日: 2024/10/11
    ジャーナル フリー

    本研究は,全国の地域子育て支援センターにおける「

    父親
    支援プログラム」の実施状況の把握を目的としておこなった。またプログラム実施施設と非実施施設の要因の違いについて分析を行った。対象とした施設は全国の地域子育て支援センターである。そのうち1,160施設に対して,自記式無記名の質問紙調査を郵送法により実施した。期間は2009年4月1日~30日であり,回答数は512ヶ所(回収率44.14%)。調査の結果
    父親
    支援プログラムを実施している施設は44ヶ所(9.3%) であった。実施プログラムの具体的な内容は「関わり方や遊び方」(27%)「行事やイベント」(27%) 「講演会・学習会」(17%) で多くを占めた。実施施設と非実施施設では「育児の主体は
    父親
    である」「子育てに積極的な
    父親
    が増えている」「
    父親
    の子どもへのかかわり方に不安を感じる」の3項目の意識の違いについて有意差が認められた。支援施設の
    父親
    に対する意識の違いが,プログラム実施に影響を与えることが明らかになった。

  • 牛尾 禮子
    日本重症心身障害学会誌
    2010年 35 巻 1 号 131-136
    発行日: 2010年
    公開日: 2025/05/31
    ジャーナル フリー
    在宅で、重症心身障害のある子を育てる高齢になった
    父親
    の理解や支援方法を考える一助となることを目的とし、
    父親
    6名の養育態度や心情を検討した。その結果、
    父親
    の多くは、子の障害にショックを受けながらも在宅で養育を行う決心をするが、その後は、仕事を理由に子の養育に参加していなかった。しかし、退職後は、子の世話を積極的に行うようになる。それにより、子の世話の多さや負担の大きさが認識でき、妻への詫びの気持ちをもつようになった。さらに、子との積極的な関わりは、子に対する愛情が深まり、子の存在に対して、「夫婦の絆が強くなる」、「健康が維持できる」と感謝の気持ちが生まれた。これは「
    父親
    となる」ことであり、人間的な成長であると言える。一方では、
    父親
    は、親亡き後の子の生活に不安をもち、現行の障害者福祉に不満をもつことも明らかになった。
  • 山本 智子, 市江 和子
    日本小児看護学会誌
    2019年 28 巻 120-125
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル フリー

     本研究は、在宅生活をする重症心身障害児の

    父親
    10名を対象に養育体験を調査し、
    父親
    への看護支援の示唆を得ることを目的とした。半構成的面接を実施し、質的帰納的分析を行った。結果、
    父親
    は【子どもの誕生に対する複雑な胸中】、を抱き、養育を始めていた。【子どもが受ける医療に対する苦悩】から【重症心身障害児の成長・発達への感動】を強みにし【周囲の支えによる在宅生活の成立】をしていた。
    父親
    は、【重症心身障害児のきょうだいへの心掛け】、【配偶者へ心配り】を行い、【
    父親
    として現状を見極めた上での判断】をし、
    父親
    役割を遂行していた。これらの体験は【在宅生活をする重症心身障害児の養育での
    父親
    自身の変化】、【在宅生活をする重症心身障害児の将来への見据え】になっていた。看護支援として、看護者は
    父親
    と重症心身障害児の成長・発達を共有すること、
    父親
    の養育体験を尊重し、
    父親
    とその家族を支える必要性が示唆された。

  • 初産と経産の比較
    神宮 舞香, 久保田 隆子
    桐生大学紀要
    2022年 33 巻 33-41
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/04/21
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     生後1ヶ月の児をもつ
    父親
    の,育児不安要因を明らかにし,
    父親
    の育児不安解消のための示唆を得ることを本研 究の目的とする.  調査対象は,1ヶ月乳児健康診査を受診した母親及び
    父親
    とした.分析は,日頃の育児の印象項目について初産・ 経産群別のt検定を行った.解析はSPSS Statistics20を使用した.有意水準は5%未満とした.  調査の結果,有効数は123(有効回答率28.6%)であった.
    父親
    のうち,子育てが難しいと感じる人は90人(73.2%),子育てに色々心配なことがある人は83人(67.5%),子どもへいつも優しく接している人は110人(89.5%),可愛いと思う人は120人(97.6%),イライラしてしまう人は37人(30.1%),地域等に相談できる場がある人は48人(39%),成長や発達のことでわからないことがある人は87人(70.7%),地域子育て支援センターなどを積極的に利用している人は19人(15.5%)であった.  これらのことから,子どもへいつも優しく接している
    父親
    は初産の方が有意に高かった.子育てをわずらわしく 思うことがある
    父親
    は経産の方が有意に高いことが明らかとなった.  結論として,初産の
    父親
    の方が育児に肯定的であり,積極的に育児に参加する
    父親
    が多い.初産の
    父親
    に対して 具体的なアドバイスや手順を示すことが育児不安の軽減に繋がる.経産の
    父親
    は,子育てのことで地域等に相談で きる場がない
    父親
    が多く見られた.このため,
    父親
    同士で語り合うコミュニティや機会づくりが重要であることが 示唆された.
  • 中澤 恵美里, 佐々木 睦子, 小松 千佳, 石上 悦子
    香川大学看護学雑誌
    2022年 26 巻 1 号 37-49
    発行日: 2022/03/30
    公開日: 2022/04/05
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス HTML

    目的

    双子をもつ

    父親
    が,妊娠期から現在に至るまでどのように感じ考えて双子育児をしていたのか,その体験を明らかにすることである.

    方法

    A県内で双子の

    父親
    10名を対象に,半構造化面接法を行い,質的帰納的記述的に内容の分析をした.香川大学医学部倫理委員会の承認後に実施した.

    結果

    分析結果より,19サブカテゴリー,6カテゴリーが得られた.双子をもつ

    父親
    は妻の妊娠が分かった時,夫婦ともに,【双胎妊娠の喜びと育児の不安】を抱いていた.そして,双子育児が始まると,【親のサポートと双子育児の情報で安心】と感じながらも,手に負えない育児をしている妻をみて,あらためて,【大変な双子育児をしている妻へのねぎらい】の大切さに気付き,【協力してやるしかない双子育児】を覚悟した.また,双子をもつ
    父親
    は,【仕事と育児の葛藤】を抱きながらも次第に,【双子の一人一人を大事にした子育てをしたい】という
    父親
    役割を認識する体験をしていた.

    考察

    双子の

    父親
    は,想像していた以上に大変な双子育児を妻とともにすることで,妻の心身への関心と配慮の重要性を実感し,妻へのねぎらいの大切さに気付き,協力してやるしかない双子育児の覚悟を決めていたと考える.また,ワークライフバランスを模索しつつ,
    父親
    なりの双子一人一人の個性を大事にする理想の家族像への期待は,双子をもつ
    父親の価値観の変容と双子の父親
    の役割認識につながっていると考える.

    結論

    双子の

    父親
    は妻とともに双子育児をすることで,ワークライフバランスを模索しつつ,
    父親
    なりに双子の個性を大事にする理想の家族像を描いていた.双子をもつ
    父親
    の体験は,価値観の変容と双子の
    父親
    の役割認識に影響していた.

  • 大石 孝雄, 大口 秀司, 榊原 徳造
    動物血液型蛋白多型研究情報
    1989年 1989 巻 17 号 21-24
    発行日: 1989/03/15
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    中国から導入された梅山豚を含む4~6頭の雄豚と雌豚 (梅山豚) との間で, 一発情期に重複して交配を行った2つの事例につき, 血液型によって産子の
    父親
    を決定した。事例1では4頭の雄 (M2421, L198, D179, W156) が交配されたが, 産子11頭の
    父親
    はL198かD179のいずれかであることが血液型によって確認された。L198は6頭の子豚, D179は5頭の子豚のそれぞれ
    父親
    であった。事例2では6頭の雄 (M2421, L198, D754, W156, M3429, D179) が交配されたが, 産子10頭の
    父親
    はD754とW156のいずれかであることが血液型によって確認された。1頭の産子については, 血液型だけで
    父親
    を絞ることができなかったが, 毛色, 外貌からD754が
    父親
    であると思われた。そしてD754は5頭の子豚, W156は6頭の子豚のそれぞれ
    父親
    であった。父権の否定に関係した座位は, 事例1ではE, K, Pa, Hp, PHI, 6PGD, ADA座位, 事例2ではE, H, K, Pa, Hp, PHI, 6PGD, ADA座位であった。
  • 親役割認知および性役割態度との関連
    桑名 行雄, 桑名 佳代子
    こころの健康
    2006年 21 巻 1 号 42-54
    発行日: 2006/06/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 1歳6カ月児をもつ
    父親
    の親役割認知および性役割に関する態度と育児ストレスとの関連を明らかにすることである。18カ月児健診の
    父親
    346名を対象に質問紙調査を行い, 有効回答198 (57.2%) について分析し, 以下の結果を得た。1) 育児ストレス得点の平均は63.6±13.9であり, 先行研究と同程度であった。ストレス下位項目「子どもの特徴/
    父親
    能力」では, 20歳代と第1子の
    父親
    にストレスが高いことが認められた。「
    父親
    であることの喜び」では, 高学歴群にストレスが低かった。2) 母親役割認知については, 上位から順に「愛情」「健康」「子どもの気持ちの理解」「明るい」「笑顔」があげられた。母親役割認知と母親としての妻とが一致する
    父親
    は約8割であり, “一致する”
    父親
    は “一致しない” ものよりストレス得点が有意に低かった。3)
    父親
    役割認知については, 上位から順に「愛情」「経済力がある」「健康」「家庭を守る」「父としての自覚」があげられた。
    父親役割認知と父親
    としての自己が一致する
    父親
    は54.6%であり, “一致する”
    父親
    のストレス得点は有意に低いことが示された。4)
    父親
    の多くは男性の家庭役割分担に理解を示しているものの, 「3歳までは母親は育児に専心すべき」を肯定するものが8割であった。5) 性役割分業に肯定的な態度の
    父親
    は, 否定するものよりストレス得点が高いことが認められた。6) 重回帰分析の結果, 育児ストレスに影響を及ぼす要因は, 母親役割認知と妻との一致度,
    父親
    役割認知と自己との一致度であることが認められた。
  • 生涯発達心理学的アプローチ
    佐々木 保行
    教育心理学年報
    1996年 35 巻 137-146
    発行日: 1996/03/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    本論文は,
    父親の育児関与とそれが父親
    におよぼす影響についての概観を試みたものである. これまでわが国の発達研究者の多くは,
    父親
    の子どもへの影響についてほとんど考慮してこなかった. 親子関係に関する大部分の研究は, 主として母子関係の研究に集約されている. そのため父性や父子関係の研究は, 大変少ないのが現状である. 他方, 欧米の研究者では, 家族を社会システムとしてとらえる見方が次第に濃厚になっている. その理由は, 母親,
    父親
    , 子ども, の家族メンバーが, お互いに直接あるいは間接に影響しあう存在だからである. 近年,
    父親
    の文化的イメージは, 養育する
    父親
    として, また子どもと同様, 発達する
    父親
    としてとらえられている.
  • 清水 いづみ, 浅野 みどり
    日本小児看護学会誌
    2023年 32 巻 18-25
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー

     研究の目的は、Parenting Stress Index-Short Form(PSI-SF)を用いて第1子の乳児をもつ

    父親
    の育児ストレスにおける数値を得て、サポートニーズの現状を明らかにすることである。1,147名の
    父親
    に調査を依頼し、有効回答数239名(21%)を分析対象とした。育児ストレスは日本版PSI-SFにより測定した。
    父親
    のPSI-SFの平均得点は、総点37.3(±8.8)点、子どもの側面18.3(±4.7)点、親の側面19.0(±5.3)点で、先行研究における母親や
    父親
    の平均得点よりやや低かった。また、会社や国に対する子育て支援の満足度の平均値は、5点満点中2.8(±1.0)であった。子育て支援におけるサポートニーズは、
    父親
    のフレキシブルな育児休業取得の要望という、現在国が力を入れている施策に関する内容と、経済的支援や保育所の充実など以前から存在している継続した課題に関する要望があった。

  • 平野 美幸
    日本小児看護学会誌
    2004年 13 巻 1 号 18-23
    発行日: 2004/03/29
    公開日: 2017/03/27
    ジャーナル フリー
  • ―性別役割分業意識の変化を中心に―
    趙 碩
    教育学研究ジャーナル
    2017年 20 巻 21-30
    発行日: 2017/03/20
    公開日: 2017/04/18
    ジャーナル フリー

    This paper focuses on changes in gender-role attitudes through studies on fathering support lectures, and thus obtains feedback which can improve future lectures. The primary attention falls on men's gender-role attitudes, and how the attitudes initiated in the 1960s underwent significant changes between the 1970s and 2000s. This paper concludes that in the high economic growth period of the 1960s, the concept of fathering support lectures did not exist. Men's attitudes began to change in the following decades and the possibility that men should fill a supporting role for women had caused concern. At this time, people also recognized the importance of the child care issue. The findings in this study indicate the potential demand for fathering support lectures. In the 1990s, fathers' influences on infant development became a topic of concern. Meanwhile, many studies began paying more attention to the phenomenon. This period can be termed the growing stage. In the coming Act on Advancement of Measures to Support Raising Next-Generation Children, the government gets involved in the lectures. As a result, future lectures about fathers' lifestyles are required. In addition, lectures about father-child activities are also important in the future.

  • 阿部 洋子
    感情心理学研究
    2018年 26 巻 Supplement 号 ps11
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/06/08
    ジャーナル フリー
  • 年長組児とのインタビュー資料から
    *岡野 雅子, 井田 彩織
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2008年 60 巻 2K6
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/11/10
    会議録・要旨集 フリー
    目的  わが子と関わりたいと願いながら、時間が取れずにできない
    父親
    は多い。
    父親
    は子どもの社会性の獲得と深く関係していることは先行研究より指摘されているが、良い影響を及ぼすためには子どもとの信頼関係の形成が重要であると考えられ、
    父親
    と子どもの関わりが充実していると子ども自身が捉えていることが必要ではなかろうか。本研究は、
    父親
    と子どもの交流の実態と、
    父親
    に対するイメージや父子関係の捉え方との関連を探った。
    方法  面接法。対象児は長野県下の町立保育園・幼稚園の年長児組幼児92名(男児47、女子45)で、面接者と対象児の1対1の面接を行った。質問項目は導入として生活について(食事や風呂)の後に「
    父親
    とのかかわりの実態(遊びや会話の頻度とそれは好きか、ほめられるか)」「父子関係の捉え方(仲がよいか)」「
    父親
    に対するイメージ(優しい、面白い、元気、こわいなど10語)」「
    父親
    が好きか」の計26項目で、調査時期は平成18年10~12月である。
    結果と考察  性と「
    父親
    とのかかわりの実態」には関連は認められず、女児は「優しい」イメ-シ゛が高率である。「遊ぶ頻度」は「
    父親
    が好き」と関連がないが、「
    父親
    との遊びが好き」と「
    父親
    が好き」とは関連し、
    父親
    と「仲がよい」、「優しい・面白い・威張っていない」のイメ-シ゛も「
    父親
    との遊びが好き」と関連がある。「
    父親
    との会話が好き」と「
    父親
    が好き」「仲がよい」は関連し、「ほめられる」頻度は「優しい・元気」のイメ-シ゛と関連していて、頻度の低い場合は「わがまま」と捉える割合が高い。しかし「ほめられる」と「
    父親
    が好き」は関連がなく、ほめられることで
    父親
    を好きになるとは言えない。これらの結果から、
    父親
    との遊びや会話を子どもが楽しんでいるか否かが、
    父親との信頼感の形成や父親
    に対する肯定的なイメージにつながるといえるようである。
  • 賈 彦徳
    中国語学
    1981年 1981 巻 228 号 120-125
    発行日: 1981/11/07
    公開日: 2010/12/16
    ジャーナル フリー
    Geoffrey Leech の“Semantics”を参考にして, 現代漢語の常用親属呼称語を意義素分析法によって分析する。まず, 最も基本的な語である“丈夫”と“妻子”については,“丈夫”:+(近親属性)↔(配偶関係)+(男性)“妻子”:+(近親属性)↔(配偶関係)-(男性)と図式化される。同様に,“
    父親
    ”,“母親”,“儿子”,“女儿”,“哥哥”,“弟弟”,“姐姐”,“妹妹”についても分析を試みる。
    このほか,“祖父”すなわち“‘
    父親
    ’の‘
    父親
    ’”のごとき二層構造をなすもの,“伯母”すなわち“‘
    父親
    ’の‘哥哥’の‘妻子’”のごとき三層構造をなすものがあることを分析した上で, それらの関係を考えてみた。
  • 鳳﨑 茉梨亜, 葉久 真理, 竹林 桂子, 佐藤 浩子, 森内 洋美
    四国医学雑誌
    2025年 80 巻 5.6 号 205-214
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/02/18
    ジャーナル フリー

    目的:生後2~3か月の児を育てる

    父親
    が,日々の生活の中で悩んだ状況を明らかにする。

    方法:生後2~3か月の児を育てる男性を対象に,電話による半構造化面接調査を実施し,質的記述的に分析した。

    結果:参加者は14名であった。生後2~3か月の児を育てる

    父親
    が日々の生活の中で悩んだ状況は,【日々変化する子どもへの対応】,【産後の妻との関係】,【
    父親
    になって変化した生活】であった。

    結論:本研究結果で示された

    父親
    が悩む具体的な状況は,
    父親
    が自分自身のメンタルヘルスに留意しながら育児を遂行していくための一助になると共に,子育てに悩む
    父親
    支援事業の展開に貢献するものと思われる。子育ては,夫婦の相互理解と協働が重要であることから,日々の生活の中で悩んだ状況は,時間的余裕が持てない子育ての日々の中で,妻が夫を理解する一助となると考えられる。

  • *岡野 雅子, 西堀 加奈子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2011年 63 巻 3P-3
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/03
    会議録・要旨集 フリー
    目的 近年,育メンが注目されているように,育児をする男性が増えている.一方では,児童虐待などの病理的現象も増加しており,育児ストレスは無視することができない問題といえよう.本研究は,幼児をもつ母親・
    父親
    の「親性」に着目し,母親・
    父親
    の「親性」と「育児ストレス」の関連について明らかにすることを目的とする.
    方法 長野市内の幼稚園・保育所に在園(所)する幼児をもつ母親・
    父親
    を対象に質問紙調査を行い,母親回答・
    父親
    回答を1組として536組に配布し,有効回答280組を資料とした.質問項目は先行研究(及川2005,森永2010,堤2000,長津1991)を参考に母親・
    父親
    の親性,育児ストレス,
    父親
    の母親(妻)へのサポ-ト度,
    父親
    のジェンダ-意識等についてである.調査時期は2010年10月~11月である.
    結果と考察 (1)母親の親性得点と
    父親
    の親性得点には相関が認められた(r=.311,p<.01).(2)母親の親性得点と母親および
    父親
    の育児ストレス得点は,ともに負の相関があり(r=-.554,p<.01, r=-.174,p<.01),
    父親
    の親性得点も同様にそれぞれに対して負の相関が認められた(r=-.159,p<.01, r=-.432,p<.01).さらに,親性得点をもとに3群化(高・中・低)したところ,母親の育児ストレスは,
    父親
    の親性高群が最も低く(p<.05),
    父親
    の育児ストレスは,母親の親性高群が最も低かった(p<.01).(3)
    父親
    のサホ゜-ト得点は母親および
    父親
    の親性得点とそれぞれ相関が認められ(r=.323,p<.01,r=.308,p<.01),
    父親
    のシ゛ェンタ゛-意識得点は,
    父親
    の親性得点と負の相関が認められた(r=-.183,p<.01).(4)したがって,育児ストレスは本人の親性のみならず配偶者の親性が高い場合に低いことが明らかとなり,母親・
    父親の親性が高いほど父親
    (夫)の母親(妻)へのサポ-ト度は高く,
    父親の親性が高いほど父親
    のジェンダ-・バイヤスは低いことが明らかとなった.
  • 蛭田 由美, [チョウ] 裕美, 西野 英子
    日本保健福祉学会誌
    2005年 11 巻 1-2 号 65-77
    発行日: 2005/03/31
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    大阪を中心とした日本人の
    父親
    100名、在日韓国・朝鮮人の
    父親
    74名を対象に子育てと家庭生活に関する意識調査を行い、民族的な特徴について分析した。その結果は次のようであった。1)家庭生活全般にわたって、日本人と在日韓国朝鮮人の
    父親
    に大きな違いはみられず、子育ての多くを母親が担っていた。2)日本人は在日韓国朝鮮人に較べて、子供との関わりは多いが心理的な距離感を持っている
    父親
    が多かった。3)在日韓国朝鮮人は日本人に較べて、子供との関わりは少なかったが、子供との心理的な距離感を持つ
    父親
    は少なかった。4)在日韓国・朝鮮人3世は2世に比べて子育てに積極的であった。5)在日韓国朝鮮人は儒教精神を受け継ぎ、儒教的家族における確たる
    父親
    像を持っていた。6)日本人は明確な
    父親
    像を持たず、新しい
    父親
    像を模索していると推測された。日本人と在日韓国朝鮮人の
    父親
    の子育ては変化しており、この変化は一層進むものと考えられる。
  • 蛭田 由美, 平山 宗宏
    日本保健福祉学会誌
    2000年 7 巻 1 号 19-30
    発行日: 2000/10/31
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    今後の
    父親
    の子育て支援の検討に資することを目的に、首都圏を中心とした勤労者家族の
    父親
    777名を対象に、生活意識及び子育て参加の実態について調査を行なった。調査内容は、著者らが作成した
    父親
    の生活と子育てに関する質問紙調査と妻及び子どもに対する愛着の測定であった。調査結果から、次のように
    父親
    の子育て参加に影響する要因を分析した。すなわち、年代の若い
    父親
    は、子どもや妻への愛着が強く、家族関係は親密である。しかし、疲れやすくゆとりが無い。子育て支援として、経済的支援と休暇やゆとりを望んでいた。
    父親
    の年代があがるに従って、子供や妻への愛着は弱くなり、子供や家族との関係は希薄になる。
    父親
    としての役割不足を感じながら、仕事に打ち込んでいる。子育て支援として教育問題で支援を望む声が多くなった。職種別では、営業職の
    父親
    は企業の最前線で仕事に打ち込む一方で、子供や家族に対する家長的な強い愛着を持ちながら、仕事の厳しさの間で葛藤する姿が伺えた。以上の分析から、
    父親
    の子育て支援を促進する施策として、子育てのための経済的支援、
    父親
    の働き方の改善政策、企業の子育て支援の取り組みを勧奨・評価するシステムの構築などの必要性が示唆された。
  • -長野県千曲市の調査から-
    寺澤 茜, *杉岡 さとる, 草野 篤子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2005年 57 巻 2Ha-5
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/12/08
    会議録・要旨集 フリー
    目的 女性の社会進出が進む今日、女性は仕事・家事・育児に追われている。その女性の負担を軽減させる役割担当者として男性が挙げられるが、家庭の中の男性、主に
    父親
    は依然として「不在」である。この背景のもと、現代の
    父親像や父親
    の実態を子どもの
    父親
    評価や、先行研究と比較することで検討する。また、
    父親
    が「存在」する家庭・社会を築くために、これからの
    父親
    に求められるもの、必要なものは何かを考察する。
    方法 先行研究を参考に独自な調査票を作成し、質問紙による配票調査を行った。2004年10月に長野県千曲市内の公立小学校4_から_6年生を対象とした。調査当日に出席した児童全232名から回答を得た。その内、
    父親
    のいる児童からの回答は215票であった(有効率92.7%)。分析にはSPSS統計パッケージを用いた。先行研究(総務庁調査,1986年)の集計値と比較し、本調査集計値においてクロス集計、カイ2乗検定等を行うなどして、
    父親の実態や子どもが抱く父親
    像とそれに影響を与える要因を探り、考察を加えた。
    結果 (1)
    父親
    の子どもと過ごす時間は短い。特に仕事のある平日は30分未満の
    父親
    が6割を越す。
    父親
    の仕事が子どもとのコミュニケーションを阻害している現状がある。(2)先行研究との比較より、子どもが
    父親
    に抱くイメージはより好感的になっている一方、
    父親
    が子供をどう思っているかはわからない傾向にある。また、
    父親
    の威厳は消失の方向に向かっている。更に子どもは
    父親
    に対する思いやりの気持ちが薄くなっている。(3)
    父親
    の家事参加が進んできており、
    父親
    の家事労働について7割の子どもは「よいことだ」と評価している。また、
    父親
    が家事に協力する理由、協力しない理由について、男子の方が
    父親
    に対して寛容である。(4)男女間で
    父親
    の家庭内の地位に対する評価に違いがみられた。
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