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クエリ検索: "生活習慣病予防健診"
180件中 1-20の結果を表示しています
  • 宮崎 あゆみ, 五十嵐 登, 村上 美也子, 青木 真智子
    日本小児科医会会報
    2021年 62 巻 222-229
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/07
    ジャーナル 認証あり

    【背景,目的】肥満児の急増を背景に1980年代から各地で始まった小児

    生活習慣病予防健診
    の全国調査を行って現状を把握し,今後のあり方を検討する。

    【方法】2019年5~7月に,全国815の郡市区医師会を対象に地元自治体での小児

    生活習慣病予防健診
    実施に関するアンケート調査を実施し,現状を把握した上で,健診に関する提言を行った。

    【結果】全国492郡市区医師会(60.4%)から回答があった。うち127医師会(24.8%)の地元で健診が行われており,重複を除いた123の健診に関して集計を行った。健診全体の6割以上に医師会が関与していたが,財源は105(85.4%)が自治体であり,多くが教育委員会主催であった。健診対象は特定学年の70%以上に実施(全員健診)が62(50.4%),肥満児のみ(肥満児健診)が28(22.8%)であった。実施場所は,全員健診のほとんどが学校であるのに対し,肥満児健診の多くが医療機関で,その半数以上が医療保険を利用していた。健診での精査基準は各地様々であった。学校,自治体,医師会などによる事後指導は55(44.7%)で実施されていた。

    【結語】小児

    生活習慣病予防健診
    は未だ全国の実施率が低く,全国レベルでの情報共有に乏しい。今後は情報共有を促進し,健診方法,基準等を検討した上で,先制医療の要と位置づけ,節目の学年全体を対象に健康教育の一環として実施することを提言したい。

  • 菊池 透
    DOHaD研究
    2023年 11 巻 1 号 10
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/02/15
    ジャーナル フリー
  • 青木 雄平
    痛風と尿酸・核酸
    2023年 47 巻 2 号 107-117
    発行日: 2023/12/20
    公開日: 2023/12/20
    ジャーナル フリー HTML

    Hypouricemia and hyperuricemia in children are important clinical problems. Exercise‑induced acute renal injury (EIAKI) is a major complication in patients with renal hypouricemia and is more common in young patients. Hyperuricemia in children has been linked to obesity, metabolic syndrome, hypertension, glucose intolerance, dyslipidemia, and non‑alcoholic fatty liver disease (NAFLD), and is a risk factor for future development of lifestyle‑related diseases. Recently, we conducted a population‑based cross‑sectional study to measure the prevalences of hypouricemia and hyperuricemia, and identify the associated factors based on the results of pediatric health check‑ups in Kagawa prefecture. Among 31,822 9‑10‑year‑old participants, hypouricemia (serum UA ≤ 2 mg/dL) was detected in 122 [0.38%] participants (57 boys [0.35%] and 65 girls [0.41%]), which is consistent with previously reported prevalences in Japanese adults. The prevalence of hypouricemia was not significantly associated with age, sex, or environmental factors, including overweight. Furthermore, the results indicated that the differential diagnosis of renal hypouricemia is better with serum uric acid levels ≤ 2.0 mg/dL than ≤ 2.5 mg/dL in children as in adults. Hyperuricemia (serum UA ≥ 6.0 mg/dL) was detected in 734 [2.3%] participants (437 boys [2.7%] and 297 girls [1.9%]). The prevalence of hyperuricemia was significantly associated with age, sex, overweight, future diabetes risk, hypertriglyceridemia, low high‑density lipoprotein‑cholesterol, and liver damage, but not with high low‑density lipoprotein cholesterol. Further longitudinal studies are needed to determine the long‑term prognosis of children with hypouricemia and hyperuricemia and the effectiveness of interventions.

  • ─全国健康保険協会の生活習慣病予防健診結果から─
    山口 孝子, 松林 重幸, 宮田 明, 小出 靖, 森近 俊彦, 大川 智久, 高野 友爾, 竹内 陽子, 長尾 由紀, 久安 利枝, 折坂 智恵子, 黒沢 洋一
    総合健診
    2018年 45 巻 2 号 366-373
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/01
    ジャーナル オープンアクセス
     大腸がん検診(IFOBT 2日法)が必須の協会けんぽの
    生活習慣病予防健診
    結果から、性別・検体本数別の職域大腸がん検診受診率、精検受診率を比較、検討した。対象は2011年4月から2016年3月までの5年間の当協会での協会けんぽの
    生活習慣病予防健診
    受診者。5年間の健診受診者は延べ218,764人、うち男性158,432人、女性60,332人で、期間中男性85人、女性16人で大腸がんが発見された。5年間で検体2本提出者は健診受診者の男性で69.7%、女性59.2%、1本提出者は男性21.6%、女性24.1%であった。5年間の大腸がん検診受診率は89.1%、要精検率5.1%、精検受診率36.1%、発見率0.052%で、男性の受診率は91.3%、要精検率5.5%、精検受診率33.4%、発見率0.059%、女性の受診率は83.3%、要精検率3.8%、精検受診率47.1%、発見率0.032%であった。
     5年間の男性の検診受診率は各年齢階層とも90%以上であった。女性の30歳台、40歳台の受診率は男性に比較して低く、50歳台から男性に近づいていた。検体1本提出者の検診受診率は男女とも30歳台が最も高く、年齢階層が上がるにつれて減少した。2本提出者では、女性は30歳台、40歳台の受診率が男性よりかなり低く、50歳台以降は男性とほぼ同様の推移をしていた。この要因として生理の影響が考えられた。要精検率は男性が高く、男性の2本提出者が全年齢階層で最も高かった。精検受診率は女性が高く、男女とも40歳台が最も低かった。2本提出者の検診受診率、要精検率、精検受診率は、男女とも1本提出者より高かった。大腸がん検診の啓発とともに、1本提出者にもう1本の提出を勧める事は、精検受診率の向上に効果があると考えた。
  • 長谷 幸治, 林 正俊, 井上 哲志, 上田 晴雄, 戒能 幸一
    日本小児腎臓病学会雑誌
    2023年 36 巻 113-119
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/18
    ジャーナル オープンアクセス

    小児の進行した慢性腎臓病(CKD)の多くが非糸球体性疾患で占められ,その発見は学校検尿では困難である.2020年より愛媛県宇和島市では,小学4年の小児

    生活習慣病予防健診
    に血清クレアチニン(血清Cr)の測定が追加され,血清Crに基づいた推算糸球体濾過量(Cr-eGFR)による小児CKDスクリーニングが行われている.同様に2022年に大洲市でも小学4年と中学1年を対象に開始された.これまで合わせて小学4年1,900名,中学1年352名がスクリーングされている.Cr-eGFRが,小学4年は90 mL/min/1.73 m2未満,中学1年は85未満を陽性基準とし,各々125名と19名が要精密検査とされ,うち85名と11名が当科を受診している.結果,CKD stage 2以上が5名,CKD stage 3の常染色体潜性多発性囊胞腎(autosomal recessive polycystic kidney disease: ARPKD)が1名発見された.一般小児人口におけるCKDの潜在的な有病率と小児
    生活習慣病予防健診
    における血清Cr測定の有効性が示された.

  • 林 辰美, 伊東 るみ, 二宮 正幸, 伊藤 雄平
    栄養学雑誌
    2002年 60 巻 2 号 93-97
    発行日: 2002/04/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    我々は, 先駆的に小児
    生活習慣病予防健診
    を実施しているS県KおよびH地区において, 1999年4月に身長, 体重および血圧測定を高校1年生1,542人 (男子794人, 女子748人) に対して行った。健診の基準値として用いている肥満度が50%以上の生徒および血圧が集団の95パーセンタイル値以上を示し, 二カ月後の血圧測定 (6月) においても基準値以上であった生徒43人 (男子20人, 女子23人) を対象に, 食生活, 生活習慣ならびに疲労自覚症状についての調査を行い, 特性を知るための検討を行った。
    疲労自覚症状と食事摂取との関連については, 精神的自覚症状の訴え得点が高い者には, 脂質, 加工調味食品, 漬物の摂取量が多く, 得点が低い者には味噌, 乳・乳製品の摂取量が多い, という有意な関連性が認められた。
    生活習慣の中では, 就寝時刻が23時以降になるほど, また睡眠時間が7~8時間より長くあるいは短くなるほど身体的, 精神的疲労の自覚症状を訴える傾向にあるが, 休日の過ごし方としてクラブ活動を行っている者の疲労自覚症状は少なかった。
    本調査研究によって, 若年肥満, 高血圧者には, バランスのとれていない食生活や就寝時刻の遅い生活習慣などに問題点を有していることが示唆された。
  • 福田 知恵, 重松 由佳子
    日本看護研究学会雑誌
    2024年 46 巻 5 号 5_813-5_823
    発行日: 2024/01/20
    公開日: 2024/01/20
    [早期公開] 公開日: 2023/11/30
    ジャーナル フリー

    目的:身体活動がもたらす多様な効果は明確であるが,本邦でも運動習慣者の割合は低く,取り組みの成果は出ていない。本研究では運動の動機づけに着目し,一般的な就業者を対象に運動の動機づけに影響を与える要因を明らかにすることを目的とした。方法:2018年度に35〜74歳の

    生活習慣病予防健診
    受診者を対象に,運動の自己決定動機づけ(尺度)に関する無記名自記式アンケート調査を行った。結果:回答者は1,822名,うち有効回答は1,321名(72.5%)であった。自己決定動機づけ(尺度)の下位概念は運動習慣の有無と有意に関連があった。基本属性については,下位概念の内発的調整は喫煙・飲酒習慣と,同一視的調整は年代・喫煙習慣と,取り入れ的調整は糖尿病現病歴と,無調整は性別・喫煙習慣とそれぞれ有意に関連があった。結論:運動の自己決定動機づけ尺度の下位概念と対象者の個別性に応じた保健指導介入の必要性が示唆された。

  • ~全国健康保険協会東京支部CKD受診勧奨と受診動向アンケート調査から~
    岡本 康子, 尾川 朋子, 馬場 武彦, 田島 哲也, 矢内 邦夫, 角田 徹, 近藤 太郎, 高橋 俊雅
    総合健診
    2016年 43 巻 6 号 649-656
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル オープンアクセス
    【目的】
    生活習慣病予防健診
    で慢性腎臓病(CKD)が疑われる受診勧奨者の受診動向を調査し、より有効なCKD対策を検討する。
    【方法】全国健康保険協会東京支部で実施した
    生活習慣病予防健診
    を2012年度と2013年度の2年連続で受診した586,766人(平均年齢50.6歳、男性63.6%)において、血清クレアチニンによるeGFRと試験紙法による尿タンパク定性検査区分の結果をもとにCKD重症度分類を行い、2年連続「赤」「オレンジ」および「黄」に分類された受診者でeGFRが前年度から1.0mL/min/1.73m2 以上低下した健診受診者をCKD高リスク群とし、直近1年間のレセプト情報から医療機関の受診歴がない未治療者を受診勧奨者として抽出した。この受診勧奨者の受診先の動向を調査する目的で、東京都内在住者に対して、東京都医師会の協力を得て受診受付医療機関を対象に無記名アンケート調査を施行した。また、腎機能を視覚的に示すeGFRグラフを作成し、受診勧奨文書に添付した群と添付しなかった群のアンケート返送率を比較検討した。
    【結果】586,766人のうち、CKD高リスク群の未治療者は5,210人(0.83%)であり、そのうちの東京都内在住者2,468人(CKD重症度分類「赤」94人(3.8%)、「オレンジ」501人(20.3%)、「黄」1,873人(75.9%))に対して受診勧奨文書と受診先医療機関に記入・返送してもらうアンケート調査用紙を送付した。受診医療機関から345人分(14.0%)の返送を得た。アンケート回答の分析から、62.0%が「初診」で、直近1年間に高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満症・腎臓病でない疾患で受診している再診者が38.0%と推定された。受診先が腎臓専門医は31.9%(110名)、かかりつけ医は68.1%(235人)であった。かかりつけ医は、受診者の66.0%(235人中155人)を「自院で治療継続または経過観察する」、8.9%(21人)を「腎臓専門医に紹介する」と回答した。アンケート返送率はeGFRグラフの添付群が非添付群より有意に高かった。
    【結論】かかりつけ医は、健診後のCKD対策に重要な役割を担っている。かかりつけ医の活躍と腎臓専門医との連携と役割分担でCKD対策が進むことが期待される。
  • 山口 孝子, 松林 重幸, 宮田 明, 小出 靖, 森近 俊彦, 大川 智久, 高野 友爾, 竹内 陽子, 長尾 由紀, 久安 利枝, 折坂 智恵子, 黒沢 洋一
    総合健診
    2020年 47 巻 2 号 334-344
    発行日: 2020/03/10
    公開日: 2020/09/05
    ジャーナル オープンアクセス

     2012年4月から2017年3月までの5年間に、当協会で協会けんぽの

    生活習慣病予防健診
    を受診した35歳~74歳の男性の大腸がん検診(IFOBT 2日法)成績を職業別に比較・検討した。職業分類は日本標準職業分類の大分類をもとにした。職業欄が「未記入」を除いた健診受診者は164,652人、このうち大腸がん検診受診者は150,688人で、期間中92人に大腸がんが発見された。5年間の全体の大腸がん検診受診率は91.5%、要精検率5.5%、精検受診率35.6%、発見率0.061%であった。

     年齢調整後の大腸がん検診成績は、検診受診率は専門的職業、管理的職業、農林漁業の順で高く、運輸・通信、保安、サービスの順で低かった。要精検率は運輸・通信、販売、サービスの順で高く、保安、事務、生産工程・労務の順で低かった。精検受診率は管理的職業、専門的職業、農林漁業の順で高く、運輸・通信、保安、サービスの順で低かった。発見率は農林漁業、運輸・通信、事務の順で高く、保安、管理的職業、専門的職業の順で低かった。健診受診者の深夜業務の割合は、保安73.9%、運輸・通信45.7%、サービス44.0%、生産工程・労務13.9%の順で多かった。

     深夜業務の有る職業では検診受診率、精検受診率、検体2本提出者の割合が低い傾向が見られた。長時間の座位作業、深夜業務等の有る職業では要精検率、発見率が高い傾向が見られた。特に深夜業務と長い座位時間があり、喫煙者の割合も多い運輸・通信は検診受診率、精検受診率が最も低く、要精検率は最も高く、発見率は高かった。深夜業務の有る職業を中心に事業所や産業医と連携し、検体2本提出や精検受診の勧奨をする事で、大腸がん検診受診率、精検受診率向上に繋がる可能性が考えられた。

  • 日本小児科医会会報
    2022年 64 巻 135-136
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/31
    ジャーナル 認証あり
  • 宮崎 あゆみ, 小栗 絢子, 市田 蕗子
    日本小児循環器学会雑誌
    2014年 30 巻 1 号 66-73
    発行日: 2014/01/01
    公開日: 2014/01/31
    ジャーナル フリー
    背景:成人ではnon-HDLコレステロール(non-HDL-C)は今や心血管危険因子として重要であると認識されており,『動脈硬化性疾患予防ガイドライン』の管理目標脂質ともなった.しかし,小児における有用性の検討は少ない.
    方法:2010,2011年の2年間に高岡市内の小学4年生,中学1年生計5,853名に対し小児
    生活習慣病予防健診
    を実施し,身体計測および総コレステロール(TC),HDLコレステロール(HDL-C),トリグリセリド(TG),LDLコレステロール(LDL-C)測定を行った.肥満度や各脂質間の相関を検討するとともに,スクリーニング基準にTCの97パーセンタイル値220mg/dLとnon-HDL-C 152mg/dLを用いた場合の抽出結果を比較検討した.さらに二次検診に抽出された肥満児150名について小児メタボリックシンドロームとnon-HDL-Cとの関連を検討した.
    結果:non-HDL-CはTCより良好に肥満度,TGと相関した(r=0.273, 0.360 vs 0.118, 0.179すべてp<0.001).TCによるスクリーニングでは高HDL-Cが少なからず過剰抽出され,高LDL-Cの検出感度はnon-HDL-Cより低率となった(80.8% vs 98.3%).二次検診肥満児ではnon-HDL-Cレベルが高いほど小児メタボリックシンドローム診断率が有意に高率となった(p=0.009).
    結論:小児
    生活習慣病予防健診
    におけるスクリーニング基準としてnon-HDL-CはTCより有用である.
  • 冨田 理絵, 小谷野 薫, 小西 行彦, 西田 智子, 山本 真由美
    小児の精神と神経
    2020年 60 巻 3 号 239-245
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/10/01
    ジャーナル 認証あり
    自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder : ASD)の患者は成人期に生活習慣病を高率に発症し,その背景に偏食,運動不足,睡眠障害などASD特有の問題との関連が近年報告されている.一方,小児期のASD児の生活習慣病のリスクについての報告は少ないため,本研究ではASD児の生活習慣病のリスクおよび生活習慣における問題点,小児期からの介入方法を検討した.対象は2012年4月~2017年3月の間に小豆島町で
    生活習慣病予防健診
    を受けた小学校4年生(ASD児38 名,正常発達(normal development : ND)児478名).メタボリックシンドロームはASD児4名(10.5%),ND児4名(0.8%),また肥満度20%以上はそれぞれ10名(26.3%),40 名(8.4%)であり,ASD児では小児期の時点で生活習慣病のリスクが高かった.ASD児では小児期より生活習慣についての支援が必要である.
  • 総合健診
    2018年 45 巻 1 号 241-243
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/04/10
    ジャーナル オープンアクセス
  • DOHaD研究
    2023年 11 巻 1 号 0
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/02/15
    ジャーナル フリー
  • 北澤 健文, 坂巻 弘之
    医療と社会
    2007年 17 巻 2 号 181-194
    発行日: 2007年
    公開日: 2009/06/17
    ジャーナル フリー
    目的 政府管掌健康保険(以下「政管健保」とする)の被保険者本人を単位とし,
    生活習慣病予防健診
    結果と診療報酬明細書(レセプト)データを接合したデータセットを用いてリスク曝露状況が10年後の医療費に与える影響について検討した。
    方法 北海道,長野県,福岡県の政管健保被保険者本人うち,平成6年度から平成16年度のすべての健診を受けていたものを対象とし,その間のリスク曝露状況と平成16年度の医療費発生状況との関係を分析した。医療費は対数に変換し,リスクとの関係の検討においては性,年齢,検査項目,県で調整した共分散分析を実施した。
    結果 性,年齢,検査項目,県を調整したリスク曝露年数と医療費との関係では,リスク曝露年数区分別に平成16年度患者1人当たり医療費をみると,血圧,代謝系では,リスク曝露年数が多くなるにしたがって,医療費が高くなっていた。BMIでは血圧,代謝系ほど顕著ではないが,リスク曝露年数が多くなると医療費が高くなっていた。脂質でリスク曝露年数区分別に医療費の差がみられたのは「1-3年」と「7-9年」の群の間だけであった。
    結論 BMI,血圧,代謝系のリスク曝露蓄積年数と医療費に関係があることが示唆され,医療費予測の視点から検査結果を継続的に観察することに意義があると考えられる。
  • 総合健診
    2019年 46 巻 1 号 154-156
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/20
    ジャーナル オープンアクセス
  • ―東京都 S 区平成 19 年度と 20 年度の健診成績とアンケート調査より―
    阿部 百合子, 岡田 知雄, 原 光彦, 斎藤 恵美子, 黒森 由紀, 宮下 理夫, 鮎澤 衛, 麦島 秀雄, 岩由 紀夫
    日大医学雑誌
    2010年 69 巻 5 号 293-297
    発行日: 2010/10/01
    公開日: 2010/12/22
    ジャーナル フリー
    一般学童を対象とした従来の
    生活習慣病予防健診
    に,腹囲の測定を加えたメタボリックシンドローム (MetS) 健診を追加し健診後の指導を希望した学童を対象に,小児期における MetS や関連する事象について検討を行った.その結果,第二度近親者における 2 型糖尿病の家族歴を有する学童は,その家族歴のない者と比較して腹囲 (p = 0.0136), 腹囲 /身長比 (p = 0.017), ALT (p = 0.0019), 中性脂肪 (TG) 値 (p = 0.0683) のいずれも有意に高値かその傾向を示した.また,MetS を構成するリスクファクターの数が増加するにつれ内臓脂肪蓄積の指標となる腹囲が増大していた.休日における屋外 (体育館を含む) での運動時間が長い群は短い群と比較して腹囲の平均が有意に小さいことも示された (運動時間 1 時間未満の群:5 時間以上の群,72.9 ± 11.6 v.s. 60.3 ± 11.7 cm, p = 0.0322).MetS の予防や改善について運動の習慣が重要であることが示唆された.
  • -3年後の追跡調査から-
    荒木田 美香子
    日本看護研究学会雑誌
    2003年 26 巻 3 号 3_268
    発行日: 2003/06/24
    公開日: 2020/06/19
    ジャーナル フリー
  • 宮崎 あゆみ, 小栗 絢子, 市村 昇悦
    日本小児循環器学会雑誌
    2019年 35 巻 2 号 112-118
    発行日: 2019/05/01
    公開日: 2019/10/10
    ジャーナル フリー

    背景:幼少期から動脈硬化が進行する家族性高コレステロール血症(FH)に関し,小児

    生活習慣病予防健診
    結果から小児の頻度を考察する.

    方法:2006~2015年度の10年間に高岡市健診を受診した小4児14,609名(男7,461名,女7,148名)を対象に,non-HDLコレステロール(non-HDL-C)値の分布から超高値児を抽出し,小児FHの頻度との関連を考察した.

    結果:対象のnon-HDL-Cと肥満度とは弱く相関した(r=0.30)が,散布図上概ね200 mg/dL以上に関連の弱い超高値児が散在し,その多くがFHと推察された.Non-HDL-C 200 mg/dLはほぼ+4SD値,かつガイドライン上の小児FH治療閾値に相当した.10年間でnon-HDL-C 130 mg/dL以上の高値児割合は減少したが,超高値児割合には有意な変化なく,全体での0.38%は小児の要治療FH頻度に近似する値と考えられた.

    結論:Non-HDL-C測定は小児要治療FH抽出に有用である可能性が示唆され,その頻度は日本成人FHの推定頻度とも矛盾しない.

  • 総合健診
    2017年 44 巻 1 号 230-232
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
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