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クエリ検索: "遺伝子サイレンシング"
164件中 1-20の結果を表示しています
  • *野坂 実鈴, 佐藤 豊
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2007年 2007 巻
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/13
    会議録・要旨集 フリー
    トランスポゾンはゲノム寄生因子とも呼ばれ、多くの生物においてゲノムの主要な構成因子になっている。宿主ゲノムの安定化には寄生因子を不活性化する宿主側の機構が必要となる。
    遺伝子サイレンシング
    は寄生因子に対し宿主が獲得した防御機構であるということもできる。MicroRNA (miRNA)は転写後
    遺伝子サイレンシング
    のトリガーとして働く低分子RNAの一種である。低分子RNAはしばしばPTGSの誘導に重要な役割を果たしており、特に、寄生因子由来の低分子RNAは宿主側の防御機構による寄生因子の不活性化に関与することが明らかにされている。イネの低分子RNAのライブラリーから見いだされたmiRNAの一種であるmiRJはトランスポゾン様の構造から産出される。miRJはDNAメチル基転移酵素を標的とすることが配列上予想された。DNAメチル基転移酵素は一般に
    遺伝子サイレンシング
    の確立と維持に機能することから、このmiRNAはトランスポゾン中から産出されるにもかかわらずこれまでのケースとは逆に
    遺伝子サイレンシング
    を抑制すると予想される。このことはトランスポゾンが低分子RNAを利用して宿主の
    遺伝子サイレンシング
    機構を回避する経路の存在を示唆している。本研究ではこの経路の存在を明らかにするために、miRJがDNAメチル基転移酵素の発現を制御しているか否を解析した結果を報告する。
  • 元起 寧那, 泊 幸秀, 小林 穂高
    生物物理
    2023年 63 巻 3 号 160-162
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/07/25
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    microRNA(miRNA)は,その小ささとは裏腹に,相補的な配列を持つ遺伝子の発現を抑えるという大きな役割を果たしている.本稿では,これまでの手法とは異なり,miRNAによる

    遺伝子サイレンシング
    を1細胞・1分子レベルで解析することが可能な,新規イメージング法について概説する.

  • *須藤 慶太, 坪井 秀憲, 和田 正三
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2011年 2011 巻
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/12/02
    会議録・要旨集 フリー
    高等植物では、RNA干渉(RNAi)とよばれる
    遺伝子サイレンシング
    技術が遺伝子機能解析に広く利用されている。我々は、ホウライシダに機能未知遺伝子のDNA断片を細胞内に導入すると、RNAi同様に目的遺伝子の発現抑制により
    遺伝子サイレンシング
    を起こすことを発見し、この現象をDNA干渉 (DNAi)と名付けた。その際、葉緑体光定位運動に関わるNEO1遺伝子を用いて、DNAi効果が目的遺伝子DNAのメチル化によって、次世代まで引き継がれる可能性を示唆した。RNAiではヒストン修飾もDNAのメチル化同様、
    遺伝子サイレンシング
    には重要な役割を果たしている。そこで、今回我々は、前回同様NEO1遺伝子を用いて、DNAiにおけるヒストン修飾をChromatin Immunoprecipitation (ChIP)-PCR法で調べた。その結果、DNAiによりサイレンシングされたシダでは、NEO1遺伝子付近のヒストンH3サブユニットの9番目のリジンが脱アセチル化しており、DNAのメチル化と同様にヒストンの修飾も次世代に引き継がれていた。さらにヒストンの脱アセチル化阻害剤をサイレンシングされたシダに添加するとNEO1の遺伝子発現は回復し、DNAiの効果が打ち消された。したがって、DNAiによる
    遺伝子サイレンシング
    効果はヒストンの脱アセチル化によって引き起こされ、次世代に伝わっていることが示された。
  • 新 眞理子, 梅澤 智佐江
    ビタミン
    2000年 74 巻 9 号 479-481
    発行日: 2000/09/25
    公開日: 2017/12/26
    ジャーナル フリー
  • *須藤 慶太, 坪井 秀憲, 和田 正三
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2010年 2010 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/11/22
    会議録・要旨集 フリー
    遺伝子サイレンシング
    は、機能未知遺伝子の機能解析にとって非常に有効な遺伝子発現制御技術である。高等植物では、二重鎖のRNAを細胞に導入することによって、そのRNAと相同性の高い目的遺伝子の発現が抑制される。これはRNA干渉(RNAi)とよばれ、広く遺伝子機能解析に利用されている。ホウライシダでは、目的遺伝子の一部をDNA断片として細胞に導入するとRNAiと同様に目的遺伝子の発現を抑制できる。この現象を我々はDNA干渉 (DNAi) と呼んでいる。今回、我々は葉緑体光定位運動に関わるNEO1/PHY3遺伝子を用いて、DNAiの
    遺伝子サイレンシング
    機構を解析した。DNAiを行ったシダでは、PHY3の遺伝子発現は抑制され、phy3依存の葉緑体光定位運動も制限された。また、この効果は次世代でも確認された。ところで、DNAのメチル化は世代を超えて保存される。そこで、メチル化したシトシンを特異的に切断するヌクレアーゼとメチル化シトシン感受性の制限酵素を用いたPCR解析を行ったところ、DNAiを行ったシダのPHY3遺伝子がメチル化されていた。また、次世代でもメチル化は確認された。したがって、DNAiによる
    遺伝子サイレンシング
    は目的遺伝子のメチル化を介して引き起こされ、次世代に引き継がれる可能性が高いことが示された。現在、Bisulfite sequencing法により、詳細な解析を行っている。
  • *村田 隆, 堀 孝一, 渡辺 雄一郎, 長谷部 光泰
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2003年 2003 巻
    発行日: 2003/03/27
    公開日: 2004/02/24
    会議録・要旨集 フリー
    微小管はα、β-チューブリンのヘテロダイマーが重合してつくられる。細胞内での微小管重合には微小管の重合核が必要であり、動物では中心体に存在するγ-チューブリン複合体が重合核の役割をしている。一方、高等植物細胞においては、中心体は存在せず、間期の微小管は表層微小管として細胞膜に沿って存在する。演者らはγ-チューブリンが表層微小管の端に存在することを示したが、表層微小管形成に働いていることの証明はできていない。また、植物細胞においてはγ-チューブリンが細胞分裂、細胞伸長に働く実験的証拠はない。本研究では、virus-induced gene silencing によりγ-チューブリンの発現を抑制し、細胞分裂、細胞伸長と微小管構築に対する影響を調べたので報告する。
    Nicotiana benthamiana γ-チューブリンmRNA部分配列を持つトマトモザイクウイルスを作成し、N. benthamiana植物体に感染させた。ウイルスは茎頂分裂組織に入れないため植物体は成長を続けたが、新たに展開する葉の表皮細胞の形態異常、気孔の形成阻害、柵状組織の細胞分裂阻害などさまざまな異常が見られた。ウイルスが感染した葉ではγ-チューブリン量は数分の1以下に減少していた。γ-チューブリンmRNA部分配列を持たないウイルスは影響を与えなかった。微小管の観察結果もあわせて報告する予定である。
  • *村田 隆, 堀 孝一, 渡辺 雄一郎, 長谷部 光泰
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2003年 2003 巻
    発行日: 2003/03/27
    公開日: 2004/02/24
    会議録・要旨集 フリー
    微小管はα、β-チューブリンのヘテロダイマーが重合してつくられる。細胞内での微小管重合には微小管の重合核が必要であり、動物では中心体に存在するγ-チューブリン複合体が重合核の役割をしている。一方、高等植物細胞においては、中心体は存在せず、間期の微小管は表層微小管として細胞膜に沿って存在する。演者らはγ-チューブリンが表層微小管の端に存在することを示したが、表層微小管形成に働いていることの証明はできていない。また、植物細胞においてはγ-チューブリンが細胞分裂、細胞伸長に働く実験的証拠はない。本研究では、virus-induced gene silencing によりγ-チューブリンの発現を抑制し、細胞分裂、細胞伸長と微小管構築に対する影響を調べたので報告する。
    Nicotiana benthamiana γ-チューブリンmRNA部分配列を持つトマトモザイクウイルスを作成し、N. benthamiana植物体に感染させた。ウイルスは茎頂分裂組織に入れないため植物体は成長を続けたが、新たに展開する葉の表皮細胞の形態異常、気孔の形成阻害、柵状組織の細胞分裂阻害などさまざまな異常が見られた。ウイルスが感染した葉ではγ-チューブリン量は数分の1以下に減少していた。γ-チューブリンmRNA部分配列を持たないウイルスは影響を与えなかった。微小管の観察結果もあわせて報告する予定である。
  • microRNAの構造と機能の柔軟性
    井木 太一郎
    化学と生物
    2018年 56 巻 10 号 646-648
    発行日: 2018/09/20
    公開日: 2019/09/20
    ジャーナル フリー
  • RNA interferenceとDNA interference
    表迫 竜也, 西田 宏記, 小沼 健
    比較内分泌学
    2016年 42 巻 157 号 5-6
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/02/24
    ジャーナル フリー
  • 緒方 進, 田口 寛
    ビタミン
    2003年 77 巻 7 号 405-407
    発行日: 2003/07/25
    公開日: 2017/12/26
    ジャーナル フリー
  • 小田原 真樹, Chonprakun Thagun, 沼田 圭司
    植物の生長調節
    2022年 57 巻 2 号 137-140
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/01/04
    ジャーナル フリー

    Introduction of foreign DNA into plant genomes to create genetically engineered plants not only requires a lengthy testing period and high developmental costs but also is not well-accepted by the public due to safety concerns about its effects on human and animal health and the environment. We have developed methods to modify plant by using functional peptides, and here, we present a high-throughput nucleic acids delivery platform for plants using peptide nanocarriers applied to the leaf surface by spraying. The translocation of sub-micrometer-scale nucleic acid/peptide complexes upon spraying varied depending on the physicochemical characteristics of the peptides and was controlled by a stomata-dependent-uptake mechanism in plant cells. We observed efficient delivery of DNA molecules into plants using cell-penetrating peptide (CPP)-based foliar spraying. Moreover, using foliar spraying, we successfully performed gene silencing by introducing small interfering RNA molecules in plant nuclei via siRNA-CPP complexes and, more importantly, in chloroplasts via our CPP/chloroplast-targeting peptide-mediated delivery system. This technology enables effective nontransgenic engineering of economically important plant traits in agricultural systems.

  • 福重 香
    ホソカワ粉体工学振興財団年報
    2020年 28 巻 74-81
    発行日: 2021/05/25
    公開日: 2021/05/25
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

    LPD(liposome-protamine-DNA complex)は,プラスミドDNAやsmall interfering RNA(siRNA)などの機能性核酸を効率的に送達するカチオン性脂質ナノキャリアである.LPDにヒアルロン酸コーティングを施したLPDHは,内封siRNAのサイレンシング効果を維持しつつ,細胞毒性が低い.本研究では,肺へのsiRNA送達キャリアとして,LPDおよびLPDHを含有するスプレーフリーズドライ粒子(LPD-SFDPおよびLPDH-SFDP)を開発した.LPD-SFDPおよびLPDH-SFDPを合成し,物性および機能評価を行った.LPDHの粒子径は,SFDPからの再分散後の粒子においても変化がなく,このLPDHに内封されている安定なsiRNAの量は,LPDよりも多かった.LPDH-SFDPとLPD-SFDPのin vitro肺吸入特性はほぼ同じであった.ヒト臍帯静脈内皮細胞に対するLPDH-SFDPの細胞毒性は,LPD-SFDPと比較して大幅に減少した.さらに,LPDH-SFDPに含有するBcl-2 siRNAはヒト肺癌細胞において有意な

    遺伝子サイレンシング
    効果を示したが,LPD-SFDPでは,ほぼ効果がみられなかった.これらの結果から,LPDと比較して,LPDHがsiRNA肺吸入用のSFDPの開発に有用であることが示された.

  • 森実 真
    西日本皮膚科
    2019年 81 巻 5 号 367-371
    発行日: 2019/10/01
    公開日: 2019/10/17
    ジャーナル 認証あり
  • *佐藤 和人, 松井 恭子, 光田 展隆, 瀧口 裕子, 石塚 徹, 安田 奈保美, 槌田(間山) 智子, 飯田(岡田) 恵子, 堀川 明彦, 市川 裕章, 高木 優
    日本作物学会講演会要旨集
    2010年 230 巻
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/02
    会議録・要旨集 フリー
  • 平津 圭一郎, 梅村 佳美, *高木 優
    日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
    2006年 2006 巻
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    会議録・要旨集 フリー
    全ゲノムの配列が決定され、現在ポストシークエンスにおける植物科学の課題は、個々の遺伝子の機能解析にある。特に植物では、転写因子が植物の機能調節に他の因子以上に重要な役割を果たしていることから、転写因子の機能解析が、最優先の課題となってきている。しかしながら、植物には重複遺伝子が数多く存在し、遺伝子破壊株やアンチセンス形質転換体を単離しても、表現型が現れない場合が多く、このことが転写因子の機能解析を困難なものにしてきた。そのため、我々は、転写抑制機能を利用した新規な
    遺伝子サイレンシング
    法(CRES-T)を開発した。これは、EARモチーフと名付けた10アミノ酸からなるリプレッションドメインを任意の転写因子のコード領域と融合させ転写抑制因子に機能変換したキメラリプレッサーを植物体内で発現標的遺伝子の発現をドミナントに抑制するシステムである。結果としてそのキメラリプレッサーを発現する植物体は、目的とする転写因子の欠損株(Loss-of-function allele)と同様の表現型をドミナントで示す。
    ここでは、主にシロイヌナズナを中心に転写因子の機能解析におけるCRES-T法の有効性と実例について述べ、また、EARモチーフを介した転写抑制の分子機構について考察する。
  • ペプチド修飾核酸を用いた効率的なsiRNA発現ユニットの開発
    池田 豊, 多比良 和誠
    Drug Delivery System
    2004年 19 巻 4 号 364-372
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    RNAiによる
    遺伝子サイレンシング
    の配列特異性と発現抑制効果の高さから, 現状では治療が困難なさまざまな疾患に対しての遺伝子治療への期待が高まっている. しかし, 実際に遺伝子治療に応用するためには, siRNAのデリバリー方法, 効果の持続性, 安全性など検討されるべき問題も多い. DNAをさまざまな手法で化学修飾することによって, これらの問題を解決しようという試みがされている. 本稿では, 核酸とペプチドや蛋白などの異分子とを共有結合でつなぐ, DNAコンジュゲートケミストリーの立場からの遺伝子デリバリーへの取り組みについて紹介する.
  • 石川 冬木
    化学と生物
    2010年 48 巻 8 号 550-554
    発行日: 2010/08/01
    公開日: 2011/09/12
    ジャーナル フリー
    前回は,テロメアの概念が成立した経緯と,テロメアDNAおよび結合タンパク質がつくるテロメアクロマチンの基本構造について概説した.テロメアは,固有のDNA配列に特徴的なタンパク質が結合する単なる微視的な染色体ドメインではない.今回は,テロメアが巨視的な構造をもつ巨大な機能ドメインであることを概説したい.
  • 「品質管理」にとどまらず器官サイズや遺伝子サイレンシングなど様々な現象を制御
    佐古 香織
    化学と生物
    2012年 50 巻 4 号 232-234
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2013/04/01
    ジャーナル フリー
  • 藤井 政幸
    MEDCHEM NEWS
    2016年 26 巻 1 号 22-28
    発行日: 2016/02/01
    公開日: 2018/07/02
    ジャーナル フリー

    核酸医薬を実現するためには、生物学的な分子基盤に立脚した合理的分子デザインにより、生体内で化学的にも生物化学的にも十分に安定で、免疫誘導を起こさず、非特異的な結合や毒性もなく、狙った特定の細胞だけにデリバリーされて、細胞内に効率よく侵入し、細胞核、ミトコンドリア、細胞質など細胞内の所定の箇所に能動輸送されて、細胞内の標的分子と親和性良く特異的に結合して、副作用なく目指した作用だけを発揮する核酸分子を構築することが必要である。化学修飾、コンジュゲート、複合体、それぞれに積み上げられた成果のエッセンスを組み合わせることにより、これらの難題が克服されると信じる。

  • 池谷 美幸, 山田 宏哉, 宗綱 栄二, 勅使川原 篤志, 安藤 嘉崇, 景山 斎, 野内 佑起, 市川 勇斗, 山崎 未来, 水野 元貴, 石川 浩章, 鈴木 康司, 大橋 鉱二
    DOHaD研究
    2022年 10 巻 2 号 78-
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー
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