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クエリ検索: トリステアリン 結晶多形
13件中 1-13の結果を表示しています
  • 秋田 恭世, 川口 辰也, 金子 文俊, 山室 修, 秋田 弘幸, 尾能 満智子, 鈴木 正夫
    日本結晶成長学会誌
    2003年 30 巻 3 号 27-
    発行日: 2003/07/05
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー
    In order to investigate the influence of the lateral packing modes of hydrocarbon chains on the dynamical properties of lipid compounds, we have studied the dynamics of three polymorphic phases of tristearin by using the quasielastic neutron scattering and the solid state ^<13>C NMR. It is clarified that the mobility of the acyl chains depends significantly on the lateral packing. In the a phase with loose lateral packing, large fluctuations of hydrocarbon chain about their chain axes are activated.
  • 佐藤 清隆
    オレオサイエンス
    2016年 16 巻 9 号 425-432
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー

    ゲル,クリーム,エマルションなどのコロイド分散系の脂質含有食品において,脂質結晶は融解挙動,レオロジー,テクスチャー形成に重要な役割を果たしている。近年,脂質結晶に関する研究が極めて活発になっているが,その駆動力の1つが欧米で喫緊の課題となっている「トランス酸代替」と「飽和酸低減」のための技術開発であろう。本稿では,分子レベルから結晶ネットワークのレベルまで,脂質結晶の構造と物性に関する基礎的知見を,応用と結びつけながら解説する。とくに,脂質の

    結晶多形
    構造,混合挙動および結晶化の制御についての最近の研究をレビューする。

  • *山本 英二, 石本 裕一, 安部 伸宏, 松井 岐美, 村田 哲章, 高橋 俊介
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2007年 2007f 巻 H103
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/03/17
    会議録・要旨集 フリー
  • 竹口 誠也, 本同 宏成, 佐藤 有紗, 青木 美緒, 上原 秀隆, 上野 聡
    日本食品科学工学会誌
    2019年 66 巻 12 号 451-458
    発行日: 2019/12/15
    公開日: 2019/12/26
    ジャーナル フリー

    異なる脂肪酸からなる単一飽和脂肪酸型TAGについて,不安定なαおよびβ'型から安定なβ型への固相転移に着目し,異なる多形から出発した際の結晶形態,熱力学的安定性,結晶化および試料全体が多形転移し終えるまでに要する時間の違いを検証した.αおよびβ'型の異なる結晶から固相転移し,得られた多形はどちらも同じβ型であったが,α型から固相転移したβ型は α型の結晶形態を維持したまま転移するのに対し,β'型から固相転移する際にはβ型が新たに核形成した後に成長し,その結果結晶形態の変化を伴い転移することが明らかとなった.また,LLLのβ'型の結晶化温度を上昇させると結晶形態が変化し,熱力学的安定性が高い β'型が結晶化することがわかった.さらに,β'型の結晶サイズにより,固相転移後の最終的なβ型の結晶サイズが決まること,β'型の固相転移の温度を上昇させると多形転移速度に影響するが,結晶形態への寄与は小さいことが示された.本研究によって,β'型の結晶を結晶化に要する時間と結晶サイズのバランスを鑑みて析出させ,析出後に昇温することでβ型への多形転移を促進し,結晶サイズを制御することで分離効率が高い結晶を得ることができる可能性が示された.また,脂肪酸鎖が長くなると,β'型の転移に必要な活性化エネルギーが大きくなることが示唆されたため,目的の脂肪酸鎖長によって最適な結晶化経路を選択する必要があることが示された.

  • 国貞 秀雄, 結城 康夫
    高分子論文集
    1986年 43 巻 12 号 895-900
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
    2-アミノ-4- (p-クロロアニリノ) -6-イソプロペニル-1,3-5-トリアジン (ACIT) は
    結晶多形
    を示し, 142℃ (α型結晶), 130℃ (β型結晶), および137℃ (γ型結晶) の融点を持つ. β型, γ型とも融解後α型へ再結晶化する. α型の融解熱は5.7kcal/molでありβ型の融解熱は4.9kcal/molであった. α型結晶の融解後, 熱重合による発熱が見られる. DSC曲線より得られた重合熱は-11.0kcal/molであり, 溶融状態濃度での天井温度は170℃となった. つぎに143~170℃の温度範囲で等温DSC測定を行い, 平衡モノマー濃度を決定し重合熱, 天井温度を求めた. それぞれ-11.2kcal/mol, 171℃であり昇温法で求めた値とよく一致した.
  • 本同 宏成
    日本調理科学会誌
    2020年 53 巻 3 号 216-219
    発行日: 2020/06/05
    公開日: 2020/06/12
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 清隆, 上野 聡, 三浦 靖
    応用物理
    1993年 62 巻 4 号 368-376
    発行日: 1993/04/10
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
    近年,われわれにとって医薬品とならんで身近なバイオマテリアルである食品の物性を,主要構成成分の分子レベルの構造と関連づけて明らかにし,新しい機能性を付与しようとする研究が盛んである.本稿では,油脂・炭水化物および食品乳化剤を例にとって,食品の材料科学的研究の意義を述べるとともに,最近のいくつかの実験例を紹介する.
  • 玉置 亮, 川井 清司, ビリヤラッタナサク チョティカ, 君塚 道史, 鈴木 徹
    日本食品工学会誌
    2005年 6 巻 4 号 253-258
    発行日: 2005/12/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    バルク状態およびO/Wエマルション状態における脂質2成分混合系の結晶化・融解挙動について検討を行った.組成比が同じであれば, エマルション状態下の結晶化開始温度の方がバルク状態下におけるものよりもはるかに低いことが観察された.また, 共存物質により着目成分の融点が降下することが確認されると同時に, 結晶化開始温度も同様に低下する現象が認められた.この低下の度合いは, 融点・結晶化開始温度ともに組成の対数に対して直線的であり, さらに融点と結晶化開始温度の間にも1次の相関があることが認められた.この相関はこれまで水溶液系について報告されてきたが, 脂質成分にも観察されることが明らかとなり, 本研究結果は過冷却や結晶化といった現象をより詳細に理解するひとつの手がかりとなると考えられる.
  • 長尾 慶子
    日本家政学会誌
    2004年 55 巻 11 号 837-844
    発行日: 2004/11/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    加熱下で食材成分に起こる相転移現象を顕在化させるため, 転移により液化する典型としてO/W型エマルションを含む油脂系, および寒天とゼラチンの高分子水溶液ゲルを, 転移により固化する試料として鶏卵の卵白, 卵黄, これらを混合し均一化した全卵, および馬鈴薯, 米, とうもろこし各デンプン~水懸濁系を対象に, それぞれの温度上昇曲線を測定した.併せて, 各試料の瞬間弾性率と加熱温度との関係を調べた.加熱により試料中各成分に相変化が生じ, それぞれの温度上昇曲線に吸熱による一時的な温度低下や複雑な形状が観察されるが, デンプン系では糊化温度範囲が広く, 各温度に対応した糊化状態が加熱中に連続して現われるため, デンプンの起源に無関係にスムーズな温度上昇曲線が得られ, どの曲線も一定の時定数を持った既報の指数式によく適合する.
    一定応力下で観測される各試料の瞬間弾性率と加熱温度との関係は, 試料成分の相変化に基づく試料全体の状態変化を反映し, 固化や液化による系の弾性率の増減の詳細が観察される. 例えば, 熱凝固した卵黄の瞬間弾性率は卵白のそれの一桁以上大きく, 卵黄と卵白を均一に混合した全卵系の弾性的挙動が卵黄のそれに非常に近いこと, あるいは穀物デンプン系の弾性率は, デンプン分子中の結晶領域の崩壊に対応して温度75℃から80℃の範囲で最大値を示すこと等である.
    本研究を通して, 実用食材全体の温度上昇曲線に対し成分の相変化が如何に影響するのか, あるいは上記曲線の定式化に際してその影響を如何に処理するのかが今後の課題として浮上したと考えられる.また, このような相変化による食材全体の状態変化を追跡するため, 各試料の詳細なレオロジー的性質を測定する方法を改めて検討したい.
  • 蜂屋 巌
    日本結晶学会誌
    2001年 43 巻 4 号 315-322
    発行日: 2001/08/31
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    The modern solid chocolate is consisted of a continuous fat phase (cocoa butter) thickly dispersed with fine particles such as cocoa mass, sugar and milk powder. In crystallization of cocoa butter, the stable and fine Form V is most desirable because the most stable Form VI grows to the coarser crystal which will develop fat bloom. A new seeding of BOB β2 crystal powder preferably induces Form V crystallization, and furthermore inhibits fat bloom formation even after 38 °C due to its higher melting point.
  • その分子構造とカイネティックス
    上野 聡, 矢野 淳子, 佐藤 清隆
    日本食品科学工学会誌
    1998年 45 巻 10 号 579-588
    発行日: 1998/10/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
  • 新谷 〓
    油化学
    1973年 22 巻 9 号 481-492
    発行日: 1973/09/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
  • 有馬 哲史
    オレオサイエンス
    2016年 16 巻 9 号 433-441
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー

    エマルションは,食品,化粧品,医薬品,インクや塗料などの幅広い工業分野で利用されており,その中でもエマルション中の油脂結晶化は古くから非常に大きな課題として認識されている。本稿では油脂結晶とエマルションの物性の関係性について,油脂と乳化剤との相互作用という観点から,基礎から応用まで最近の研究動向を交えつつ述べた。

    基礎的な内容として,エマルション中の各油脂結晶化機構について,エマルションの安定性や油脂結晶について,油脂結晶とエマルション物性の関係性に関する最近の研究報告について述べた。応用的な内容として食品分野にスポットを当て,食品エマルションでも中心的な立ち位置であるクリームについて取り上げ,それらの最近の研究報告について述べ,更にコーヒークリーム,ホイップクリームに関して,それぞれのエマルション安定性,ホイッピング性能に対するショ糖脂肪酸エステル,デカグリセリン脂肪酸エステルの添加効果を油脂結晶の観点から考察した。

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