日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
免疫関連有害事象による胃炎の5例
岩室 雅也 田中 健大平田 翔一郎河野 吉泰川野 誠司河原 祥朗大塚 基之
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2024 年 66 巻 3 号 p. 266-272

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抄録

免疫チェックポイント阻害薬投与後の免疫関連有害事象(immune-related adverse events:irAE)として胃病変を呈した5症例(男性1例,女性4例)を経験したので報告する.原疾患は全例が悪性黒色腫であった.内視鏡検査では粗造粘膜,白色浸出物,発赤,易出血性をそれぞれ4例に認めたほか,浮腫が1例,小潰瘍が1例でみられ,拡大観察を行った4例では腺管構造が消失していた.CT検査では胃前庭部の壁肥厚を1例に認めたが,他の4例では上部消化管に異常所見はみられなかった.治療として全例でプレドニゾロンを用い,自覚症状の改善が得られ,うち3例では内視鏡所見の改善も確認した.上記の内視鏡所見に着目し,irAE胃炎と診断し治療にあたることが重要と考えられた.

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© 2024 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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