日本医療マネジメント学会雑誌
Online ISSN : 1884-6807
Print ISSN : 1881-2503
ISSN-L : 1881-2503
事例報告
湘南鎌倉方式脳卒中地域連携クリティカルパスの運用実績
千葉 のぞみ
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 21 巻 4 号 p. 205-209

詳細
抄録

 平成20年度診療報酬改定で新設された地域連携診療計画管理料の算定要件として、計画管理保険医療機関(以下:計画管理病院)は地域連携診療計画(脳卒中地域連携クリティカルパス(以下:連携パス))を作成し、連携医療機関(以下:連携病院)への転院時に携行させ、連携病院退院時情報の報告を受ける必要があった。湘南鎌倉総合病院脳卒中診療科(以下:当科)を計画管理病院とする地域連携は、当科責任医師と連携病院の責任医師とで転院対象条件・必要情報と運用方法を事前に決め、連携パス用紙携行と退院時報告を互いの義務とした。算定対象期間(2008年4月1日から2016年3月31日)における湘南鎌倉方式での運用実績を調査した。

 同期間に当科に緊急入院した脳卒中患者は4,119人、連携病院へ転院した患者は2,109人、転院患者の当科平均入院日数9.8日と早期に転院でき、転院時連携パス用紙携行率は100.0%だった。連携病院からは1,944人の退院時報告を受け、連携パス完結率は92.1%で、在宅復帰率は80.2%だった。8年間当初の取り決め通りの運用ができていた。

著者関連情報
© 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top