2012 年 36 巻 Suppl. 号 p. 165-168
本研究の目的は,多様な形態をとるゼミナールに対して学部3,4年生が感じている魅力および不満を検証することであり,そのために自由記述回答文にテキストマイニングを適用した.クラスター分析の結果,魅力については「構成員間(教員-学生,学生-学生)の仲や雰囲気の良さ」,「学生間のかかわり」,「先生の人柄や話の面白さ」など11個,不満については「不活発な発言や議論」,「学生のやる気と教員の指導」など7個の特徴が析出され,ゼミナールの授業評価に向けた示唆を得た.