2020 年 63 巻 6 号 p. 375-379
近年,石油生産および精製のプロセスにおいて,マイクロ波照射による解乳化が,水相のみの選択的加熱と界面での局所加熱の両方の特性から提案されている。ただし,そのメカニズムは完全には理解されていない。本研究では,異なる界面活性剤濃度の条件で,マイクロ波照射中および照射後の液液界面の張力を測定した。界面張力の経時変化によると,界面でのマイクロ波吸収によるエネルギー集中のため,張力の急激な増加が見られた。その界面改質のレベルがエネルギー集中に関する我々が提案の無次元数から議論され,水分子と界面活性剤の極性置換基の両方の回転によって,界面活性剤の脱着が引き起こされたと考察した。今後,マイクロ波はエマルジョンの新たな解乳化手法として期待できる。