自治医科大学心臓血管外科
2015 年 24 巻 2 号 p. 91-94
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
要旨:症例は基礎疾患に20 年来の糖尿病治療歴を持つ59 歳の男性で,急速に拡大する感染性腕頭動脈瘤の診断にて緊急入院した.待機的な治療を行う方針としたが,腕頭動脈瘤の拡大による気管圧排,それに伴う呼吸困難を認めたため,緊急で非解剖学的に左-右総頸動脈バイパス,感染瘤切除と大網充填を施行した.術後腕頭動脈末梢側断端閉鎖部に仮性動脈瘤の形成を認めたため血管内治療としてcoiling を施行し,良好な結果を得たので,若干の文献を含めて報告する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら