2021 年 2021 巻 8 号 p. 67
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東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて,主食であるコメの安心・安全を確保するために,様々な取り組みが行われてきた.本章ではまず,玄米の放射性セシウム濃度を低減するために実施された対策と低減対策に関する研究を概観する.次いで,水田の周辺環境における放射性セシウムの動態とともに,農地土壌において植物が吸収しやすい形態の放射性セシウムを評価する手法を紹介する.最後に,放射性セシウムが水稲により土壌から吸収され,玄米に蓄積されるまでの経路について明らかになってきたことを解説する.
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