日本食品科学工学会誌
Online ISSN : 1881-6681
Print ISSN : 1341-027X
市販香辛料のα-アミラーゼ活性およびα-グルコシダーゼ活性に及ぼす影響
三浦 理代五明 紀春
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 43 巻 2 号 p. 157-163

詳細
抄録

1. 『四訂日本食品標準成分表』搭載の香辛料19種(ラー油を除く)25品目について,α-アミラーゼ,α-グルコシダーゼの活性に及ぼす影響を調べた.
2. 香辛料の磨砕水抽出物に人工基質Starch Azure (α-アミラーゼ),p-nitrophenyl-α-D-glucoside(α-グルコシダーゼ)を加えて酵素反応試験を行った.
3. オールスパイス,シナモン,タイムは加熱処理の有無によらずα-アミラーゼ,α-グルコシダーゼのいずれに対しても強い阻害作用を示した.
4. オールスパイス,シナモン,タイムは加熱処理の有無によらずα-アミラーゼ,α-グルコシターゼのいずれに対しても強い阻害作用を示した.
5. 他の香辛料は対象酵素の種類,加熱処理の有無によって多様な阻害作用,活性化作用を示した.
6. 香辛料の適切な選択による糖尿病予防・治療食への香辛料の応用可能性が示唆された.

著者関連情報
© 社団法人 日本食品科学工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top