日本食品科学工学会誌
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食品中の大腸菌群測定のためのコンパクトドライ法と従来法の比較
荻原 博和古川 壮一山崎 眞狩
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2003 年 50 巻 3 号 p. 145-148

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抄録

供試菌と食品検体を用いてコンパクトドライCF法と従来法との大腸菌群検出能の比較検討を行った.
供試20菌株を用いた結果ではコンパクトドライCF法と従来法による顕著な菌数の差はみられなかった.
食品100検体を用いたコンパクトドライCF法と従来法による大腸菌群数の比較では,直線回式y=0.8841x+0.7108,相関係数r=0.91と高い結果が得られた.
以上の結果から,コンパクトドライCF法は大腸菌群の検出の迅速・簡便法として有効に利用できるものと考えられた.

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