米子工業高等専門学校物質工学科
2004 年 51 巻 11 号 p. 572-576
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アセトンを用いて脱脂した4.0gの養殖マダイ鱗を200cm3の塩酸,クエン酸およびEDTA水溶液で15∼30°C,15分∼24時間の条件で脱灰し,コラーゲンを分離した.希塩酸の場合0.25M,20∼30°C,15分の条件で,クエン酸水溶液では1.0M,15∼25°C,24時間で鱗が脱灰され,約45%の収率でコラーゲンが分離できた.しかしながら,EDTA水溶液による脱灰では鱗から無機成分を十分に除去することはできなかった.また,分離したコラーゲンはほぼ純粋で,I型コラーゲンであると考えられた.
農産加工技術研究會誌
日本食品工業学会誌
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