オレオサイエンス
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特集総説論文
微粒子による空気-液体分散系の安定化
村上 良
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2010 年 10 巻 8 号 p. 285-290

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抄録
流体から成る分散系はエマルションや泡に代表される。界面活性剤と同様にコロイド粒子は流体界面に吸着することによって流体分散系の安定化剤として働く。流体界面での粒子の濡れ性は流体分散系の性質をコントロールする際の重要な因子の一つであることが明らかにされている。本稿では空気と液体から成る流体分散系を安定化する際の微粒子の濡れ性を調節するためのいくつかの一般的な方法を紹介するとともに, 表面粗さの効果の導入による微粒子濡れ性の制御について述べる。
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© 2010 公益社団法人 日本油化学会
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