京都大学化学研究所
2016 年 16 巻 3 号 p. 129-136
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パーフルオロアルキル(Rf)基をもつ有機フッ素化合物は,炭化水素化合物では実現し得ない独特なバルク物性を示す。しかし,その物性が発現する機構を分子の一次構造と関連付けて理解することは長年の課題であった。本稿では,階層双極子アレー(SDA)理論と電磁気学によりこれまでの混乱を取り除き,Rf化合物の物性を,1分子とバルクに分けて統一的に理解可能にする新しい考え方について述べる。
日本油化学会誌
油化学
油脂化学協会誌
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