オレオサイエンス
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特集総説論文
油絵具を用いた表現技法について―変遷と展望―
桶田 洋明
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キーワード: painting, vehicle, oil painting, oil paint
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2019 年 19 巻 9 号 p. 379-385

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抄録

油彩画における表現技法は,油絵具の性質との関わりが深く,特に媒材である乾性油,揮発性油等の特徴を生かしたものが多い。それらはテンペラ絵具やアクリル絵具には見られない,透明度の高さと可塑性の高さによる技法であり,それぞれ「透層技法」と「アラプリマ」が該当する。今後も油彩画は,油絵具と他の描画材との混合などにより,独創的な表現が可能となることで,さらなる発展が期待できる。

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© 2019 公益社団法人 日本油化学会
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