2025 年 25 巻 11 号 p. 465-472
我々はGPx4欠損細胞死が,二価鉄を介さない脂質酸化依存的細胞死を誘導することを見出し,リポキシトーシスと名付け,その細胞死実行Lipo遺伝子およびリポキシトーシス誘導剤や阻害剤を見出してきた。このようにGPx4とビタミンEにより制御される脂質酸化依存的細胞死には,少なくとも鉄の依存性の違いから,フェロトーシスとリポキシトーシスの2つの異なる経路が存在することが明らかとなりつつある。今後,病態においても,両者を区別することにより新たな治療法の選択が可能になる。