オレオサイエンス
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総説
ビタミンAと皮膚改善
高橋 典子今井 正彦
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2026 年 26 巻 3 号 p. 115-123

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抄録

ビタミンAは,生体内の様々な組織で多岐にわたる役割を担う健康維持に不可欠で重要な栄養素(予防剤)である。また,活性型ビタミンAであるレチノイン酸(RA)は,急性前骨髄球性白血病患者に対する治療薬(抗がん剤)として現在臨床で使用されている。近年,ビタミンAの皮膚への作用が脚光を浴び注目が集まっている。そこで本稿では,ビタミンAの皮膚科学について,1)ビタミンAの生体内循環,2)ビタミンAの種類と皮膚以外の組織への作用,3)ビタミンAの皮膚への作用とそのメカニズム,4)β-カロテンとアトピー性皮膚炎,5)ビタミンA欠乏状態のI型糖尿病マウスの皮膚,6)RA誘導体から開発したp-アミノフェノール(p-DDAP, p-DAP)の皮膚改善作用の内容を紹介する。皮膚の健康維持に万能なビタミンAから予防薬・治療薬の開発を行い,健常人や患者のQOLの向上に寄与できる研究を目指す。

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