抄録
アスペクト指向プログラミングの概念を応用した、ネットワーク共有機能の実装・運用支援システムであるWhiteDog Systemの開発を行った。アスペクト指向プログラミングでは、複数のメソッドに散在する類似コードを単一のアスペクトにモジュール化し、保守性や拡張性を向上させる方法論である。WhiteDog Systemはそれを応用し、既存のJavaアプリケーションに対して、通常各アプリケーションで独自に実装する必要があるネットワーク共有機能を、GUI操作のみで追加できる。本論文では、WhiteDog SystemでのGUIを用いたアスペクトコード生成手法について記述する。