胆道
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総説
超音波内視鏡下胆道ドレナージの安全施行への診療ガイドライン
伊佐山 浩通中井 陽介藤田 直孝乾 和郎
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2020 年 34 巻 4 号 p. 648-656

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抄録

ガイドラインが出版されたばかりの超音波内視鏡ガイド下胆道ドレナージは,保険適応ではあるが,まだ手技としては確立していない.専用のデバイスが少なく,熟練を要し,重篤な偶発症が起きる可能性があるため,広く普及しているとは言い難い.エビデンスが少ないために,ガイドラインは主にエキスパートオピニオンで作成されており,多くの重要課題が残されている.基本的な用語を整理し,手技を分類することがまず必要である.また,適応,デバイス選択,偶発症対策などは臨床試験によるエビデンス作成が急務である.教育や施設への導入に関しても更なるコンセンサスを得る必要がある.今後,残された課題を解決すべく臨床試験を計画・遂行し,得られたエビデンスを速やかに発信していくことが重要であり,本邦が世界をリードして,安全な手技を普及させることが目標と考えている.

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© 2020 日本胆道学会
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