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安田 琢麿, 磯田 恭佑, 加藤 隆史
セッションID: PA41
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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カラムナー液晶性を発現するトルキセン誘導体を設計、合成した。共役コアにレドックス活性官能基を導入することにより、化合物の電子物性や分子構造を制御することができた。
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岸川 圭希, 河野 和起, 幸本 重男
セッションID: PA42
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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分子間水素結合を形成する置換基が複数ある分子は、共有結合では形成できない超分子や超構造を構築できるため、注目されている。本研究では、分子間水素結合によって、主鎖型の超分子ポリマーの構築を期待し、新規ジカルボン酸誘導体の合成を行った。さらに、偏光顕微鏡観察、示差走査熱量測定、X線回折測定から、その超構造についての調査を行った。また、この超分子ポリマーの分子認識についても、同様に調査した。
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小宮 研一郎, 七宮 将人, 平岡 一幸
セッションID: PA43
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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キラリティによる対称性の制御は分子材料の機能設計において重要であり、液晶研究においても非線形光学材料や強誘電性液晶の発展をもたらした。これらの研究において巨視的な対称性の制御は成功しているものの、分子の形やダイナミクスにまで遡った機能発現の議論は未だ研究の途上である。本研究ではキラリティにより自発分極が発現するスメクチックC液晶を取り上げ、
13C-NMR スピン-格子時間(T
1)の測定から、スメクチック相と結晶相における分子ダイナミクスを比較・検討した。
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西立野 将史, 高頭 孝毅, 穐本 光弘
セッションID: PA44
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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本研究室において、液晶材料の螺旋ピッチの方向が従来のTN液晶に対して逆であるリバースツイステッドネマティック(RTN)方式の液晶を開発した。RTN液晶は電圧無印加状態ではスプレイツイスト構造に変化していくが、液晶材料の違いによりある程度安定に存在する事を確認した。RTN液晶の安定性を定量的に測定し、各パラメータと安定性の相関関係を検討した。液晶材料のK
22が大きくK
33が小さいほどRT構造を安定に保持できていた。
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小舘 雄気, 山口 留美子
セッションID: PA45
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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近年、液晶表示素子のバックライト強度の増加,液晶光学素子への応用において,液晶素子の耐光性評価は重要である。しかし,これまで液晶のブレンド技術において,耐光性に関する影響は報告されていない。本研究では,低耐光性および高耐光性液晶それぞれの混合液晶セルを作製し,青紫半導体レーザ光照射によって光劣化を生じさせ,照射量と劣化の進行における液晶材料依存性を検討した。
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深澤 秋人, 牧野 祥央, 久保野 敦史, 秋山 隆一
セッションID: PA46
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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繊維液晶複合素子(Liquid crystal-fiber composites: LCFC)は光散乱型液晶素子のひとつであり、上下基板間に液晶と繊維を挟み込んだ構造をもっている。我々はこれまでに、LCFCの作製手法として、無機繊維を分散させた分散液をホットプレート上で温めた基板上に滴下し、溶媒を蒸発させることで、無機繊維を基板上に堆積させてセルを作製してきた2)。しかし、この手法では無機繊維が基板上に固定されておらず、電場応答における液晶の配向変化によって流れが生じることで無機繊維が動いてしまうため、遅いOFF応答の要因となっているものと考えられる。そこで、無機繊維を基板上に固定するために、糊剤としてポリビニルアルコール(PVA)を分散溶液に溶かし、無機繊維の基板上への固定化を行うことで、電場除去時の応答改善を試みた。
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佐藤 進, 葉 茂, 王 濱
セッションID: PA47
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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二電圧により駆動する液晶レンズはすぐれた光学特性を有していることから撮像デバイスへの応用が試みられている。透明な高抵抗膜を使用することで大口径で且つ低電圧駆動の液晶レンズが提案されている。また、抵抗膜を液晶層側に配置した構造の液晶レンズも発表されている。パターン電極と液晶層の間隔を300μm以下にすることが可能となるため大幅に電圧を低下することができた。本研究では、透明高抵抗膜の効果および印加電圧のレンズパワー依存性について数値解析を行った。すなわち媒質の比抵抗、駆動周波数、のレンズパワーへの効果について、同構造の液晶レンズにおける実験結果と比較検討を行った。
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河村 希典, 後藤 久志, 伊藤 雄平, 佐藤 進
セッションID: PA48
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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従来の電極構造を有する液晶レンズにおいて凹レンズ特性を示す場合,円形パターン電極の中央から縁付近における電界強度が比較的大きくなり,円形パターン内全体で良好なレンズ特性を示す有効径及びレンズパワーを得ることができない場合がある。そこで,本研究では,液晶レンズにおけるレンズパワーの可変範囲及び有効径の向上を目指し,新たに円形パターン直径が異なる補助円形パターン電極と組み合わせた液晶レンズを提案し,光学位相差分布及びレンズパワーを求めた結果について報告する。
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冨田 綾子, 間宮 純一, 木下 基, 池田 富樹
セッションID: PA49
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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イオン結合により架橋した光運動材料の作製を目的とし, 四級アンモニウム塩を有するアゾベンゼン誘導体及び両末端に四級アンモニウム塩を有するアゾベンゼン誘導体を新たに設計・合成した。得られた四級アンモニウム塩を有するアゾベンゼン誘導体の同定を行い, 光学特性および液晶性を評価した。アゾベンゼン誘導体をポリスチレンスルホン酸ナトリウムとイオン交換させることにより, イオン結合架橋型アゾベンゼン液晶高分子の作製を試みた。
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齋藤 圭佑, 間宮 純一, 宍戸 厚, 池田 富樹
セッションID: PA50
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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周期構造を有する架橋液晶高分子フィルムの作製を目的として, ビニル基を有するアゾベンゼン誘導体およびアゾベンゼン架橋剤, フェニルベンゾエート誘導体, ヒドロキノン架橋剤を設計・合成した。得られた4つの化合物の同定を行い, 光学特性および液晶性を評価した。ヒドロシリル化反応を用いて, ポリヒドロメチルシロキサンとビニル基を有する4つの化合物を結合させ, 架橋ポリシロキサンフィルムの作製を検討した。
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大矢 直人, 山口 留美子
セッションID: PA51
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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配向分割液晶セルにおけるねじれ角の数値解析 -アンカリング力の影響-
*大矢 直人1),山口 留美子1)
1)秋田大学工学資源
面内で容易軸方向を分割したマルチドメインの液晶素子においては,セル厚方向のみならず,分割配向表面近傍において面内方向に大きな配向ひずみが生じる。本研究では,ストライプ状のホモジニアス・TN配向分割セルにおいて,分割周期とねじれ角分布の関係におけるアンカリング力の影響を数値解析的に求めた。
キーワード:液晶,アンカリング,ねじれ角,配向分割
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山岡 裕貴, 安塚 周磨, 山村 泰久, 齋藤 一弥
セッションID: PA52
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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サーモトロピックキュービック液晶において,分子を「剛直なコア」と「溶媒のように振舞うアルキル鎖」に大別する「擬二成分描像」が提案されている.4-シアノ-4'-ヘプチルビフェニル(7CB)は,中間相としてネマチック相のみを発現するサーモトロピック液晶であるが,我々は7CB/ヘプタン二成分系においてスメクチックA(SmA)相も発現することを見出した.SmA相の発現機構を擬二成分描像の観点から議論する.
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宮薗 健一, 伴 信行, 平岡 一幸
セッションID: PA53
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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液晶は結晶と液体の中間相であり、両親媒性物質と溶媒からなるライオトロピック液晶系や、棒状分子を中心としたサーモトロピック液晶系に分けて論じられることが多い。近年、新しい液晶性の物質系として「単体でサーモトロピック液晶性を示す棒状分子」と「鎖状分子などの溶媒分子」との混合系が注目されている。本研究では代表的なスメクチック液晶であるMHPOBCを「棒状分子」として、オクタンなどのアルカン類を「鎖状分子」とし選び、その混合比を変えた系の相転移挙動ならびにスメクチック液晶の構造について研究した。MHPOBCが30wt%、50wt%、75wt%の試料いずれも、結晶相から液晶相への転移に際して層間隔が35Aから60A程度に不連続に増加した。スメクチック液晶相における層間隔は混合比にほとんど依存しなかった。スメクチック相の温度領域では層間隔は温度の増加に伴い減少した。一方、溶媒の混合比の増加に伴い層内メソゲン分子の間隔は広がる傾向を見せた。
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長屋 智之, 池永 暁弘, 奈良 重俊, 羅 亮皓, 折原 宏, Residori Stefania
セッションID: PA54
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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液晶系には様々な自己組織化構造があり,一般に外場の変化によって静的なパターンが不安定化して時間的,空間的に揺らぐパターンへと変化する。これらの構造の運動や揺らぎの特徴をKarhunen-Loeve展開を用いて解析する。
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郭 武宣, Hanrok Chung, Hyukmin Kwon, Daekyung Han, Yoonsun Yi, Jeongho Je ...
セッションID: PA55
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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The friction characteristics of VA mode alignment film (AF) by artificial rubbing were studies with AFM/FFM.
The result wa that the frictinal asymmetry was not appeared by the rubbing conditions.
But, the surface frictional force was high by the increase of the strength rubbing.
This was explained by curved structure according to the potential of mutual interaction between the probe and the surface.
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井上 曜, 吉田 浩之, 藤井 彰彦, 尾崎 雅則
セッションID: PB01
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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我々はこれまでに、コレステリック液晶のレーザー応用を目的とし、ラビング処理と厚さ方向の電界印加により、螺旋軸を基板面内方向に配向させてきた。しかし、その際基板表面における液晶分子がラビング軸方向に強く固定され、この界面付近の配向がバルクでの螺旋方向に影響を及ぼした。今回、この配向の不安定性を無くすため、垂直配向処理とインプレーン電極による面内電界を印加することにより面内螺旋軸の配向制御を検討した。
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牧野 祥央, 森本 勝大, 権田 淳二, 久保野 敦史
セッションID: PB02
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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液晶表示素子の応答特性は、バルク液晶の粘弾性のみならず配向膜との界面における粘弾性にも依存していると考えられる。我々は、これまで水晶振動子式マイクロバランス(QCM)法を用いて液晶/高分子界面の粘弾性について検討し、両成分の相互拡散により形成した界面層を確認した。本研究では電圧印加・除去時における透過光強度測定とQCMの同時測定を行い、バルク・界面での電圧印加に伴う粘弾性変化の差異について検討した。
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井上 揚一, 倉本 侑祈, 手島 宏一, 服部 允, 足立 雅志, 木村 宗弘, 赤羽 正志
セッションID: PB03
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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液晶の配向を制御する方法で主に用いられているのはラビング法である。このラビング法の問題点としては、ラビングをすることにより配向欠陥が生じ、結果として光漏れの原因となってしまうことである。これまでの研究で配向欠陥の原因は、ラビング布が配向膜をスクラッチすることで生じると結論付けた。
本研究では、ラビング布のパイル長や太さ、密度の違いが配向処理に及ぼす影響について、様々なラビング布を用いてラビング処理を行い、基板表面観察に於けるラビングスクラッチについて評価と検討を行う。
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橘 和也, 合田 和矢, 都甲 康夫, 木村 宗弘, 赤羽 正志
セッションID: PB04
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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液晶ディスプレイ(LCDs)にとって、プレチルト角、セル厚、ツイスト角は重要なデバイスパラメータである。本研究室で提案された偏光解析法はこれらのデバイスパラメータを同時に測定できる解析手法である。現在まで、偏光解析法は、TNモード、STNモード、HANモードに対して適用されてきた。本発表では双安定 Hybrid TNセルのスイッチング前後の配向状態に対し、本解析法の適用を試み、偏光解析法から得られたデバイスパラメータを用いて定量的な双安定性の評価を行った結果を報告する。
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伊藤 圭亮, 木村 宗弘, 赤羽 正志
セッションID: PB05
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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液晶層の分子配向は界面アンカリングエネルギーとプレチルト角によって決められ、これらのパラメータによって液晶層全体の配向状態を考えることができる。
バルクにおける液晶層の巨視的な配向状態を知るためには連続体理論が用いられる。しかし、連続体理論はネマティック液晶薄膜(以下NLCF)がどのくらいの膜厚まで適用可能であるかは十分に知られていない。そこで、様々な厚さのNLCFを作製し、エリプソメータによる偏光解析を行い、NLCFの膜厚、プレチルト角を決定して、Rapini-Papoularのアンカリングモデルによる理論計算との比較を行った。
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鎌田 洋一, 手島 宏一, 服部 允, 足立 雅志, 木村 宗弘, 赤羽 正志
セッションID: PB07
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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ラビング処理とはラビング布と呼ばれる特殊な布で配向膜表面をこする処理のことであり、工程の単純さと安価により現在のLCD の製造において広く用いられている処理である。しかしラビング処理には配向膜表面を削ってしまっている可能性が指摘されている。そこで本研究ではラビング処理によってポリイミド配向膜がどの程度削られているのかを観測することを試みた。
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浜砂 大地, 田中 祥昭, 杉村 明彦, Luckhurst Geoffrey, Timimi Bakir, Zimmermann Herb ...
セッションID: PB08
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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液晶セルを重水素化核磁気共鳴(DNMR)装置に設置し、磁場に加え電場を重複印加する測定手法を用いることにより、液晶ダイレクタの回転緩和過程を調べることができる。
本研究では、磁場と電場がほぼ直行する系において、液晶セル(5CB-d
2液晶)に電場を印加し、初期ダイレクタ配向分布がその回転緩和に与える影響を調べた。電場印加後に観察される、特異なダイレクタ配向分布は、電場印加前の配向緩和時間に依存することを確認した。
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李 国植, Jeong Hyun-Chul, 荒岡 史人, 石川 謙, Kang Kyung-Tae, 竹添 秀男
セッションID: PB09
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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部分的にプレキシブルな脂肪族炭素鎖を導入されたアキラルな非対称屈曲型液晶分子において、表面処理剤を用いたときに上述の液晶分子が示すアンカーリング転移特性について述べる。垂直配向用のポリイミドの場合、その液晶分子は不連続的な複屈折変化を示している。一方で、サイトップにおいては連続的な複屈折変化を示している。
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近藤 友惟, 田代 徹, 平岡 一幸
セッションID: PB10
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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主鎖型高分子液晶を含むポリマーネットワークは液晶性と高分子性が直接カップリングするため高性能な機能発現が期待され、例えば、等方相-液晶相転移において300%程度の伸縮が報告されている。一方、Bibenzoateをメソゲン基とする主鎖型高分子液晶のBB-nは、ある温度範囲でサーモトロピック液晶を形成し、それらがスメクチック相を呈することが知られている(nはBibenzoate基間を結ぶアルキル鎖の炭素数を表す)。本研究では、BB-4*(2Me)/6をUV架橋することにより液晶相を有するポリマーネットワークを合成するとともに、得られた試料の自発的な変形挙動の観察を試みた。
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福田 邦男, 東口 顕士, 樋口 博紀, 安井 圭, 小澤 雅昭, 大土井 啓祐, 菊池 裕嗣
セッションID: PB11
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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液晶に様々な材料のナノ微粒子を分散させることで、液晶を高機能化させる研究が現在行われている。しかしナノ微粒子の粒子サイズ、表面あるいは粒子自体の特性など、どの要素が液晶の特性に影響を与えているのか切り分けが必要である。本研究では液晶基とアルキル基で表面化学修飾された金属微粒子を液晶中に分散させ、ネマチック相およびブルー相における電気光学特性の向上を目的とし検討を行った。
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亀井 優一, 萬代 淳彦, 金子 光佑, 花崎 知則
セッションID: PB12
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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ER効果とは、流体に外部から電場をかけることで、その流動特性が大きく変化する現象である。一般に、高分子液晶は、高いER効果を示すが電場印加に対する応答速度が遅い。一方、低分子液晶は、電場印加に対する応答速度が速いがER効果が小さいという問題点がある。そこで本研究では、低分子液晶と高分子液晶との中間的な分子量を持つ化合物に注目し、シロキサンを骨格としたダイマー液晶と、これと類似の骨格をもつシロキサンテトラマー液晶を合成し、そのER効果の測定を行った。
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鳥海 裕貴, 佐々木 健夫
セッションID: PB13
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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高分子安定化コレステリック液晶の種々の電気光学特性を観察した。
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竹林 久恵, 守山 雅也, 氏家 誠司
セッションID: PB14
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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脂肪族ヘテロ環構造を有する新規液晶を合成し,それらの熱的性質および配向挙動について調べた.合成した液晶化合物は,スメクチックA,C,B,およびF相などを形成した.X線回折測定によって,液晶状態の配向構造を検討した.
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高位 博明, 柴野 雄樹, 安武 幹雄, 廣瀬 卓司
セッションID: PB15
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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チオフェン構造を導入したピレン誘導体を合成し、液晶性の評価をPOM観察, DSC測定, およびXRD測定を用いて行った。4つの誘導体では幅広い温度範囲で液晶相を発現した。それらのうち3つの誘導体ではディスコチックカラムナー相を示した。このカラムナー相のディスクは3つの分子を含んでいることが予想され、これはヘキサカテナー分子と分類される。
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野崎 祐一郎, 樋口 博紀, 上地 一郎, 山田 淳, 菊池 裕嗣
セッションID: PB16
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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棒状の金ナノ微粒子は金ナノロッド(GNRs)と呼ばれている。近年、GNRsの興味深い光学特性の応用研究が進められており、中でもGNRsの配向により光学特性を制御しようとする試みは非常に興味深い。GNRsに液晶の特性を付与することができれば、より簡便な配向制御が可能となる。本研究ではGNRsが異方的形状を有していることに着目した。排除体積効果に基づいてGNRs水溶液にリオトロピック液晶相を発現させることを目的とし、種々の検討を行った。
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鈴木 克明, 内田 幸明, 田村 類, 山内 淳
セッションID: PB17
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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これまで我々は、キラル有機ラジカル液晶性化合物の、液晶相における電気・磁気物性について研究を行ってきた。今回、液晶分子の磁場応答性の向上を目的として、キラル有機ビラジカル化合物を設計、合成し、N*-SmA*相系列を示すことを明らかにした。温度可変EPR測定を用いて常磁性磁化率の温度依存性を評価し、モノラジカル化合物と比較したところ固相-液晶相転移に伴う常磁性磁化率の上昇率は、ビラジカル化合物の方が大きいと分かった。
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大井 友裕, 成田 大河, 久保田 直樹, 齊藤 進, 高橋 泰樹
セッションID: PB18
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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紫外線硬化型液晶性モノマーは液晶性を有することから配向膜上に塗布し紫外線照射をしてポリマー膜に形成したものを配向膜として用いることでプレチルト角の制御が可能と思われる。そこで、本研究では紫外線硬化型液晶性モノマーによるポリマー膜の形成条件の検討と同膜を配向膜としてセルを作製したときのネマティック液晶のプレチルト角の制御を目的とした。
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小林 康宏, 今井 恵二, 三代 達也, 齊藤 進, 高橋 泰樹
セッションID: PB19
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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アルミを陽極酸化すると微細孔が垂直に成長し垂直配向膜として用いることができると報告されている。本研究室では、このアルミの陽極酸化時に電解液に流れを起こすことにより、微細孔の成長する向きを変化させることができるのではないかと考え、セルの試作を行った。その結果、ある程度傾いた配向をしていることを確認した。
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塚田 和成, 高橋 泰樹, 齊藤 進
セッションID: PB20
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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本研究では、LC分子配向方向が90deg.異なる二領域を周期的に混在させることによって、双安定界面を形成する新しい方法を提案する。即ち、偏光UV光照射による分解反応によってLC分子を直交方向に配向させる配向材と、二量化反応によって平行方向に配向させる配向材を混合したものを基板表面に成膜後、まず極小幅のストライプパターンのマスクを重ねて高エネルギーのUV照射を行い、マスクされない部分を偏光方向に対して直交方向に配向させ、次に配向層全面に低エネルギーのUV照射を行い、マスクされていた部分を偏光方向に配向させる方法である。
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設樂 恒司, 小林 孝資, 高橋 泰樹, 齊藤 進
セッションID: PB21
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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ベンド配向ネマティックLCセルにおけるフロー、プレティルト角、バイアス電圧、高分子安定化の影響を考慮した新しい過渡応答時間の表現式を求め、それから得られる計算結果と実験結果が傾向として良く一致することを示す。
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後藤 久志, 河村 希典, 佐藤 進
セッションID: PB22
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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これまで八分割円形パターン電極及び外部制御電極を有する液晶デバイスを提案し、円形パターン開口部における楕円形状の光学位相差分布について研究を行ってきた。本研究では正及び負のレンズパワー特性を有する楕円形状光学位相差分布における回転制御の過渡応答特性について実験を行った。その結果、負のレンズパワー特性を有する位相差分布の回転速度は、正のレンズパワー特性の場合に比べて約48%高速に制御すること可能となった。
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山本 景太朗, 藤澤 香織, 堤 治, 橋新 剛, 与儀 千尋, 小島 一男
セッションID: PB23
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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いろいろな長さのスペーサーを介してアゾベンゼン液晶を金ナノ微粒子表面に結合し,液晶性や光応答性を議論した。ナノ微粒子の凝集構造についても検討する。
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野口 信次, 樋口 博紀, 福島 誠治, 岡田 顕, 菊池 裕嗣
セッションID: PB24
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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「高分子」と「液晶」という異質な物質同士の複合化によって形成される(高分子/液晶)複合膜は、電場のOFF-ONによる光散乱-光透過の可逆的なスイッチング(光シャッター)機能を有している。本研究では、光通信波長域である近赤外域で高い光シャッター機能を有する(高分子/液晶)複合膜の開発を目的として、種々の二色性色素を添加した(高分子/液晶)複合膜を作製し、電気光学特性及び高分子ネットワーク構造の検討を行った。
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田頭 健司, 吉田 浩之, 久保 等, 藤井 彰彦, 尾崎 雅則
セッションID: PB25
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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1次元フォトニック結晶の欠陥層に液晶分子をパターン配向させ、欠陥層面内において液晶分子のねじれ角の分布を作り出した。ねじれ角により欠陥モード波長が決定されるため,この素子の欠陥モード波長にも分布がみられる。この素子を用いてレーザー発振を試みた場合、欠陥モード波長においてレーザー発振が起こるため、素子面内の発振させる場所により発振波長が異なる。すなわち、発振波長を制御することができることを明らかとした。
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熊谷 孝幸, 伊東 良太, 竹家 啓, 久保 等, 吉田 浩之, 藤井 彰彦, 能勢 敏明, 尾崎 雅則, 斗内 政吉
セッションID: PB26
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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本研究では、テラヘルツ帯にストップバンドを持つような一次元フォトニック結晶にネマティック液晶を導入することでテラヘルツ波スイッチング素子の実現を試みた。無水合成石英と空気からなる一次元フォトニック結晶中に液晶欠陥層を導入した構造を作製し、テラヘルツ帯において液晶欠陥に起因する欠陥モードピークの発現を確認した。更に液晶の配向を制御することで、屈折率異方性を用いて欠陥モードピークが発現する周波数の制御を試みた。
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前村 紘太, 樋口 博紀, 菊池 裕嗣
セッションID: PB27
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
会議録・要旨集
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自己組織化とは生物のように構造や秩序が自発的に形成される現象であり、ボトムアップ型のナノテクノロジーの根幹をなす方法論として注目されている。本研究では生物の示す知的な自己組織化を現象論的に模倣し、人工材料の自己組織化に応用することを目的として原理検証を行っている。そのモデル実験として液晶の粘弾性場における微粒子の自己組織挙動を特に液晶のチキソトロピー性と微粒子の並進運動に着目して観察した。
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岡本 哲弥, 小島 正寛, 浦山 健治, 瀧川 敏算
セッションID: PB28
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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巨視的配向を持つモノドメイン液晶エラストマーは、温度変化に伴い配向方向に大きく伸縮するという独特の性質を持つが、そのミクロなダイナミクスについてはこれまであまり調べられていない。その主な理由として、その大きな形状変化が種々の物性測定をする際の障害となることが挙げられる。本研究では、液晶エラストマーの熱変形を妨げることなく誘電緩和スペクトルの温度依存性を調べる方法を考案し、液晶の配向方向の違いが液晶エラストマーの誘電緩和特性に及ぼす影響について検討した。
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淺木 大明, 尾島 正禎, 野間 健史, 吉田 浩之, 藤井 彰彦, 尾崎 雅則, 菊池 裕嗣
セッションID: PB29
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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コレステリックブルー相(BP)は、高速表示素子やフォトニック結晶への応用が期待されているが、従来、その発現温度範囲は1K程度しかない。過去に我々は、ネットワーク構造体と液晶との複合系においてBPの発現温度範囲が拡大することを報告した。本研究では、界面ネットワークとしてセルロース混合エステルメンブレン (MCEM) を導入し、その表面をポリマーでコートすることにより、界面状態がBPの発現温度範囲に与える効果について検討を行った。
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小林 親司, 高西 陽一, 山本 潤
セッションID: PB30
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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液晶におけるフォトニック効果は自発的に構造が作られる点や外部からの刺激によって物理的性質に変調が得られる点において興味深く、研究が盛んである。本研究では水に数パーセントの界面活性剤を添加した2成分系の膨潤リオトロピックラメラ相をフォトニックデバイスとしての応用を目標に研究を行っている。ラメラ相の中でも数百nmに亘る周期構造は限られた試料にしか現れず、この周期構造を安定化することが本研究の要点である。
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神戸 啓太, 飯村 靖文
セッションID: PB31
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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有機材料を用いたTFTはフレキシブル性、印刷プロセスの点で優れた特徴を持つ。しかし移動度が低く、ヒステリシスといった素子が不安定な動作をする弱点が残されている。そこで我々は、TFTの構成要素であるゲート絶縁体に紫外線による重合性液晶高分子材料を適用した。これは液晶性の高誘電率、膜上の有機半導体分子の配向制御の2つの可能性を持ち、駆動電圧の低減及び結晶性の向上が期待できる。今回は作製した絶縁膜及びTFTの電気的評価特性の結果を報告する。
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岡添 顕太郎, 田村 公則, 古江 広和
セッションID: PB32
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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高分子安定化は重合時の液晶配向を安定化し得る技術である。高分子安定化を行った際にFLC材料の特性の維持や改善が求められる。検討事項としては重合条件、モノマー試料などが挙げられる。本研究では、異なるモノマー試料を用いて解析を行った。チルト角、応答速度の変化から、結合手数やカイラリティの有無などが強誘電性液晶の特性にどのように影響するのかを解析した。
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鳥飼 正志
セッションID: PB33
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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冠球円柱剛体棒や回転楕円剛体などに代表される一軸性分子の、とくに分子が配向している相について、排除体積から対相関関数を近似的に求めて自由エネルギーを計算し相転移を議論する。
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宇佐美 清章, 坂本 謙二, 田村 典央
セッションID: PB34
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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ジアミノアゾベンゼンとオキシジフタル酸無水物(ODPA)から合成したポリアミック酸を用いると、ピロメリット酸二無水物を用いた場合に比べ同じ照射量でも大きな異方性を有するポリイミド光配向膜が得られると以前報告した。これらの膜の分子配向を詳細に解析した結果、ODPAを用いることで、ポリアミック酸膜への光照射で誘起される異方性は~1.7倍、熱イミド化時の異方性の増強は~1.2倍増加することがわかった。
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柿沼 大作, 戸泉 涼太, 古江 広和, 岩端 一樹, 坂口 謙吾
セッションID: PB35
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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生体内に液晶が存在することは良く知られているが、我々に身近な生体成分が添加された液晶場が、どのような構造や物性を示すのかという報告はほとんどされていない。本研究ではシングルストランドDNAとダブルストランドDNAが添加された液晶場についての知見を得ることを目的とした。液晶は5CB、生体分子にはDNAを用いて円二色性(CD)およびFT-IRの測定から液晶場の構造及び特性の解析を行った。
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萩原 祥子, 藤森 裕基
セッションID: PB36
発行日: 2009年
公開日: 2011/04/01
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4-Octyloxy-
N- (4-cyanobenzylidene)aniline (CBOOA)は高温側からI-N-S
Ad-Cの相転移列を持つが、異なる液晶相を示し、類似の分子構造を有する
N-
p-hexyloxybenzylidene-
p-aminobenzonitrile (HBAB)を混合すると大気圧下でRN相が出現する。これらの系は液晶におけるメゾスコピック構造の変化が巨視的な相の出現を支配している例の一つである。そこで、液晶相形成に関与する分子構造および分子ダイナミクスを解明する事を目的として、高分解能
13C NMRを用いスピン‐格子緩和時間測定を行った。
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