日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
Online ISSN : 2434-1495
7 巻, 2 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 堀越 智
    2022 年 7 巻 2 号 p. 1
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    人類は火を用いて文明を発展させてきました。火は熱エネルギーや光エネルギーを人類へ与え、後に燃焼を用いた産業の基本に発展しました。しかし、燃焼はCO2という副産物を生み、この副産物は地球環境の変化を促しています。現在では、CO2フリーで、よりエクセルギー効率の高いエネルギーへの置き換えが必要になり、この候補として電磁波エネルギーが注目されてきました。
  • 朝熊 裕介
    2022 年 7 巻 2 号 p. 2
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    この度、令和4年度(2022年度)より日本電磁波エネルギー応用学会の新理事に就任致しました、兵庫県立大学大学院工学研究科の朝熊裕介と申します。
  • 板垣 篤
    2022 年 7 巻 2 号 p. 3
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    この度、日本電磁波エネルギー応用学会の理事に就任いたしました凌和電子株式会社 研究開発本部の板垣 篤と申します。当学会と関わり合うまでの経緯としまして、凌和電子(株)の事業内容から先に記載させていただきます。1972年に現会長が、東北大学工学部の研究室の実験機材設計製作から始まり、以降近隣各社の生産設備設計から製作納入までを実施して参りました。設備は電気だけにかかわらず、機械、画像、制御へ広げて行きました。
  • 臼井 健二
    2022 年 7 巻 2 号 p. 4
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    この度、令和4年度より理事に就任致しました、甲南大学フロンティアサイエンス学部の臼井健二と申します。この場をお借りしまして、会員の皆さまに就任のご挨拶をさせていただきます。
  • 二川 佳央
    2022 年 7 巻 2 号 p. 5
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    この度、日本電磁波エネルギー応用学会(JEMEA)の理事を仰せつかりました二川です。JEMEAには、その前身となる「マイクロ波応用技術研究会」および「日本電磁波応用研究会」の両団体で活動させて頂いていた関係で、両団体統合によるJEMEA新設時の2006年から4年間理事長を務めさせて頂きました。その後12年間、顧問、監事を経験させて頂きましたが、今年から新たに新理事を拝命いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 吉田 睦
    2022 年 7 巻 2 号 p. 6
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    JEMEAには直火を始めとする古くから有る加熱方法よりも、それ自身は二酸化炭素を排出しない電磁波を何らかの形で利用しようと考え、或いはより具体的な課題が有り社会実装させたいと参加されていらっしゃる方々が多いと思います。その電磁波は既に戦前から利用され、原材料(導体・半導体・絶縁体・ハイブリッド材)などの製造工程や製品の加工工程(加熱・乾燥・焼成・反応)など様々な応用事例が実施されています。しかしながらどの様に電磁波が用いられているかと言うと電子レンジ若しくはIHレンジしか思い浮かばない方が多いのでは無いでしょうか。しくお願いいたします。
  • 堀越 智
    2022 年 7 巻 2 号 p. 7-9
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    今年で56回目となるInternational Microwave Power Institute国際会議(IMPI 56)は、2年ぶりの対面方式で、ジョージア州サバンナのホテルで行われた。実行委員である筆者も渡米し、久々の対面での国際会議を満喫した。オンラインとは異なり、生の議論ができる本会議には150名を超える参加者(アメリカ人参加者60%、海外からの参加者40%)と、48件の口頭発表があった。
  • 山田 徹
    2022 年 7 巻 2 号 p. 10-12
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    私が有機合成化学研究に入門したのは1980年代で,理学部化学科の有機第2講座の卒研生として,指導教授は我が国の有機合成化学を牽引する向山光昭先生でした。それほどの研究室でも,実験機器は現在と比べると極めて貧弱でした。加熱装置はオイルバスですが,食用の白絞油に秋葉原の坂口電熱で調達したニクロム線を投入し,スライダックで電圧調節,というものでした。比熱の大きな水を加熱するときには,100℃にしたければ100 Vに,油を加熱する場合は80℃ならば半分の40 Vに設定,ということが先輩から後輩に受け継がれるノウハウでした。その後の進歩は,アメリカ講演旅行から戻った助教授の先生がサーモスタット式の温調を導入した,という程度でした。有機合成反応に初めてマイクロ波加熱を適用した,歴史的な論文1)が発表されたのは,博士課程の頃ですが,当時は興味もなく知る由もありませんでした。学位取得後は総合化学会社2)に就職したのですが,創立30年事業で立ち上げた基礎研究部門に配属され,千葉県袖ヶ浦に建設された新研究所で実験機器をゼロから調達する機会に恵まれました。ここでは,デジタル温調と熱電対という近代的な加熱装置を使うようになりました。
  • 三谷 友彦
    2022 年 7 巻 2 号 p. 13-14
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    このたび「次世代マイクロ波加熱システムの研究開発および若手研究者ネットワークの形成」という題目にて第4回JEMEA学会賞を賜り、推薦あるいは厳正なる審査を頂いたJEMEA関係者の皆様、これまでの研究を支えて頂いた皆様に心より感謝申し上げたい。今回の受賞にあたり、これまでの研究活動を振り返るとともに異分野間の学際融合研究の在り方について本稿に記す。
  • 太田 和親
    2022 年 7 巻 2 号 p. 15-17
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    ミスコンテストは、ほとんどの日本人が、西洋で始まったと信じているようですが、それは間違いです。世界最初のミスコンテストは、平安時代末期の京都で行われました。ウィッキペディアも間違っていて、ミスコンテストは、1888年にベルギーで行われたコンクール・ド・ボーテ(Concours de Bauté = 美人コンクール)が世界最初で、日本で最初に行われた美人コンテストは、明治時代だとしています。しかし、これらは、いずれも間違いです。本拙文は日本最初、ひいては世界最初の美人コンテストは、平安時代に書かれた「平治物語」に出てくるというお話と、絶世の美女常盤御前にまつわるお話をいたします。
  • 杉山 順一
    2022 年 7 巻 2 号 p. 18
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    岡本さんと初めて会ったのは当時顧問をされていた東京電子株式会社が五反田にあった頃だ。岡本さんは誘電率の測定方法、特に温度依存性がマイクロ波加熱には重要であることを認識していて、そのための装置開発を行っていた。私といえばマイクロ波の挙動について何一つ知識もなく、ただ先人の示した数式を出典も知らずに使い始めたばかりだった。円筒空洞共振器内になぜモードというものがあるのか、その形が何に起因しているのか、まるで分らない。合成化学しかしてこなかった私に、「電界は0次ベッセル関数、磁界は1次ベッセル関数なんですよ」「マクスウェルの方程式のこれはベクトル演算子です」「損失式は複素数で表されますね」「導波管で穴を開けて良いのは表面電流の方向だけです」と、原理を教えてくれた。電磁気学の基礎と実用をとてもよくご存じであり、そして教え方も要を得た方だった。
  • 日本電磁波エネルギー応用学会
    2022 年 7 巻 2 号 p. 19-20
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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    日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。新型コロナウイルスの影響により日程変更やオンライン/ハイブリッド開催への変更が出ていますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。
  • 日本電磁波エネルギー応用学会
    2022 年 7 巻 2 号 p. 21-22
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/08/02
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