工業の進歩と歩調を合わせるために,工業教育を改善する必要のあることはいうまでもない.この必要に応ずるためには,入学資格を引き上げたり年限を延長したり,学生一人あたりの修学目標の数を減らしたりすることが考えられる.工業は広く分布した諸活動のスペクトルであることを認め,それぞれの機能に対する準備を反映するようにわれわれの教育計画を組織化することによつて,われわれは工業界の要求と学生の適応性に沿うような改善された教育訓練を施すごとができる,
「評価の年」(TheYearofEvaluation)に関する報告書の中で,ホリスター学部長(DeanHollister)は工科のカリキユラムが最近40年間余り修正されていないことを指摘して,現在の標準的な工科の教育計画犂注意深く検討し,将来の工業教育に対する要求にそれが役立つものであるかどうかを決定すべきであると提案した。この論文の目的は,工業教育が直面する一つの重大な問題を指摘し,可能な解決策を挙げて,どうしたならば最もよい解決がなされうるかを示そうとするてとである。
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