当研究はghost研究を行うための基礎知識として広く海外の研究活動に着目し、その中で比較的進んでいると言われている欧米の研究例を分析する。まずghostの定義に触れてから、これらの現象の分析を行う。この中で、ghostの特性を抑え、次にそれらの出現例を見てゆく。また近年、高度な機械技術にともなうghost出現の変容について分析する。さらにpoltergeist時に居合せる子供と同現象の関連性を考察する。また海外で行われた一般国民のghost意識を調査、あわせて専門家による多様な考察を調査する。最後にロンドンのゴーストツアー"Ghosts by Gaslight"に自ら参加し、上記の調査と合わせて総合考察を試みる。これによれば英国ではghostに親しみを持ち平和共存しうるという考えも見られた。しかしそのメカニズムは依然として不明確であり、更なる深い研究が必要であると考える。
スプーン曲げの名人、H. A氏(以下敬称略)を被験者とした。念力金属曲げ(PK Metal Bending、以後PKMBと略称する)の素材として形状記憶効果を持つ合金を使用した。今回使用した素材は次のとおりである。 1. ①: 加熱すると原形(直線)に戻る針金状の形状記憶合金を被験者に渡し、スプーン曲げの時の気持ちで曲げるよう指示して、曲げてもらった。その金属を加熱したが、原形には戻らなかった。 ② : ①と同様の金属でコイル状に密着して巻いてあるスプリングをスプーン曲げの時の気持ちで引伸ばしてもらったが、加熱しても原形には戻らなかった。2.力を入れれば曲がるが、力を抜くと、元の形(直線)に戻る針金状の超弾性合金がある。これは、常温でこのような性質を持っている。それを渡し、曲げてもらったが、力を抜いても直線状には戻らず、塑性変形を起こしていた。